JPS63280174A - ドアキヤツチヤ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は部屋のドア、キャビネットのドア、家具の扉と
床等に取付けられ、永久磁石の吸着力を利用して扉を開
放した状態に確実に保持し、扉を閉める時には扉を戸当
りから引放すだけの簡単な操作で済むようにしたドアキ
ャツチャ−に関する。

（従来技術） 従来、引き扉を開放した状態に維持するために、開いた
扉と対向する押輪を有する戸当りを固着し、この戸当り
に併設した鈎を扉面に取付けた金具に引掛けて係止する
ようにしたものが一般的に用いられていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかし上記のような従来のドアキャツチャ−にあっては
開いた扉を戸当りの鈎によって係止するために体を曲げ
たり、し轡がむ等して鈎を扉の金具に引掛ける必要があ
った。

又、扉の係止金具の穴は鈎を掛は易くするため通例余裕
をもたせて大きくされており、扉が風にあおられた時に
はガタつき、場合によっては鈎が金具から外れるなどの
問題点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたドア
キャツチャ−であって一方の磁極面ａから他方の磁極面
すに向けた穴１ａを有する永久磁石１の磁極面ａに添設
される強磁性板２と、磁極面すに当接される強磁性板３
との双方又は何れか一方より突設された強磁性突起２ａ
、３ａが前記穴１ａを介して相互に又は前記強磁性板２
又は３に着脱自在に吸着される一対の吸着具Ａ、Ｈの何
れか一方が扉りの面に対向して設けられる戸当りＣの面
へ取付けられ、他方が前記扉りの面へ首振り可能に取付
けられ、且つ戸当りＣ方向に弾発支持された構成とした
ものである。

（作用） 上記のように構成されたドアキャツチャ−はｌルＤを開
いて戸当りＣに当てると、扉りの面とこの面に対向する
戸当りＣとに取付けられた一対の吸着具Ａ、Ｂが吸着し
て扉りはその位置で保持され、吸着具Ａ、Ｂは永久磁石
１の磁力線が両磁極面ａ、　　ｂに当接された強磁性板
２．３と、該強磁性板２．３に突設されて穴ｌａ内で吸
着する強磁性突起２ａ、３ａとを磁気路として集中して
通り、外部へ漏洩する磁力線が極めて少くなるため特に
吸着力が強くなる。

又、扉りに取付けられた一方の吸着具は首振り可能で且
つり１発されて取付けられており、常に戸当りＣの吸着
具と正しく対向することができるので正確に吸着し、又
扉りが風等にあおられても追随することができるので磁
力による吸着の弱点とされる吸着面にその一端を支点と
するテコ状の力が作用することがなく吸着が外れ難い。

（実施例） 以下本発明に係るドアキャツチャ−の実施例について図
面に従って説明する。

Ａは吸着具、Ｂは被吸着具であって、吸着具Ａが扉りの
面に取付けられ、被吸着具Ｂが扉り面に対向して設けら
れた戸当りＣの前面に取付けられている。

前記吸着具Ａは一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向
けた穴１ａを有する振板状の永久磁石ｌの磁極面ａに円
板状の強磁性板２が添着され、底部に穴１ａに連通ずる
穴４ａを有する倒皿状の非磁性ケース４内に永久磁石１
の磁極面すを内方にして嵌入され、ケース４の開口縁に
設けられた係ＩＦ爪４ｂによって永久磁石１と強磁性板
２とを一体に保持されているものである。５は皿状のフ
レームであってプラスチック、非磁性金属等よりなり、
前記吸着具Ａの外周面との間に間隙が得られる大きさの
内径を有し、底部５°の外面をゴム系のクッション材、
発泡系のクッション材その他の適宜の弾発性部材よりな
る両面粘着板６により扉りに接着され、底部５′の中心
には穴５°ａが開けられている。

又、前記吸着具Ａの強磁性板２には一端に細径押部２ａ
’を有する強磁性突起２ａが、該細径押部２ａ’を強磁
性板２に貫挿突設されて穴ｌａ内に位置し、強磁性板２
より突出した細径押部２ａ’にはコイルばね７が嵌挿さ
れ前記穴５°ａより細径の先端部を穴５°ａに遊挿され
、突出した先端部はカシメられて膨大頭部２ａ″とされ
、吸着具Ａが磁極面す側を稍突出してフレーム５内るた
めの座金である。

又、被吸着具Ｂは円板状の強磁性板３の中心に一端を雄
ねじとされた細径押部３ａ’を有する強磁性突起３ａが
挿入されて構成され、細径押部３ａ’を床面に止着立設
するようにした適宜の形状の戸当りＣに設けた雌ねじ孔
Ｃに螺入して扉りの面に取付けられるものであり、吸着
具Ａと被吸着具Ｂとは強磁性板３が磁極面す側に、強磁
性突起２ａと３ａは穴ｌａ内で互に吸着するようになっ
ており、強磁性突起２ａ、３ａが第１図のように穴ｌａ
内で互に吸着する長さとされる場合と第２図（ａ）のよ
うに吸着具Ａの強磁性突起２ａのみを設けて直接被吸着
具Ｂの強磁性板３に吸着するようにする場合及び第２図
（ｂ）のようにこれと逆に強磁性突起３ａのみを設ける
場合とがある。

又、前記強磁性突起２ａ、強磁性板２、フレーム５との
組付けにおいては、強磁性板２と細径押部２ａ’とはカ
シメにより固着されており、細径押部２ａ’の先端を雄
ねじとしてフレーム５の底板５°より突出した先端にナ
ツトを螺着し、フレーム５へ首振り自在に取付ける場合
がある。

又、吸着具Ａは第１図に示すようにケース４に磁極面す
側も覆われている場合、第３図（ａ）に示すようにケー
ス４が短寸の円筒状であって磁極面すが露出している場
合、或は（ｂ）に示すようにケース４の磁極面す側の面
の周縁が突周縁４ｃとされて被吸着具Ｂの吸着位置のず
れを防止する　（特に被吸着具Ｂに強磁性突起３ａがな
い場合に有効）と共に該磁極面すに誤ってキャッシュカ
ード等の磁気記録物が接触した場合に該突縁４Ｃによっ
て磁極面すとの密着がないようにし、磁気記録への磁気
の悪影響を防止するようにする場合がある。

第４図は磁気シールドタイプとした吸着具Ａの各種実施
例で（ａ）はケース４と磁極面す間に強磁性の磁気シー
ルド板９を介装すると共にケース４の磁極面す側に突周
縁４ｃを併設したもの、（ｂ）は筒状のケース４により
磁極面す側に添装した磁気シールド板９の周縁を係止し
たものであり、（Ｃ）はモールディングにより磁極面す
に磁気シールド板９を添装し、何れも非吸着時における
磁極面すからの磁気漏洩を防止するようにしたものであ
る。

第５図は（ａ）永久磁石ｌを硬質磁性粉末を含ゾ■した
合成樹脂により成形したプラスチック磁石として、ケー
ス４を省略して強磁性板２は永久磁石１の磁極面ａ側へ
埋設したもので、前記第４図（ｃ）も同様プラスチック
磁石を使用したものである。又第５図（ｂ）は磁極面す
にプラスチック磁石自体による突周縁１ｂを形成したも
のである。

第６図は被吸着具Ｂの各種実施例であって、（ａ）は強
磁性突起３ａを短い細径押部３ａ’によって強磁性板３
′にカシメ付けたもの、（ｂ）は吸着具Ａの磁極面と対
向する大きさの強磁性板３と強磁性板３より大径の座板
３″　（特に強磁性材でなくともよい）とにカシメ付け
たもの、（Ｃ）は（ｂ）と同様な形状に強磁性材にて一
体に成形して被吸着具Ｂとしたものであり、両面接着シ
ートにより或は接着剤により戸当りＣの面に接着し、或
は座板３”或は被吸着具Ｂの外周縁をボルト、木ねじ、
釘等で止めるようになっているものである。

第７図は前記フレーム５の底部５°をビスにより扉り面
に固着し、磁極面ａを内側とした吸着具Ａと内部底面と
の間に両面を粘着剤付きとした前記の弾発性部材６より
なる両面粘着板を介在させて接着し、吸着具Ａの強磁性
板２と強磁性突起２ａとを一体に成形し、磁極面ａ側は
ケース４で全面を覆われているものであり、吸着具Ａは
前記両面粘着板６の弾性変形により首振り自在に弾発さ
れているようにしたものである。

尚、前記のコイルばね７に代えてゴム系のクック１ン材
、発泡系のクッション材その他の適宜の弾発性部材を使
用することができる。

尚、上記の実施例は吸着具Ａを扉りに被吸着１４　Ｂを
戸当りＣに設けるものであるが、これ等はすべて第８図
に示す一例のように吸着具Ａを戸当りＣに被吸着具Ｂを
扉りに設けてもよい。

その場合強磁性突起の細径押部の長さ、形状等も適宜変
更される。

又、キャビネットの扉の仮止め用のドアキャツチャ−と
して使用する場合がある。

（効果） 本発明に係るドアキャツチャ−は以上のように構成され
るので扉を戸当り設置位置まで開放するだけの簡単な操
作で扉が戸当りと吸着して開放状態が維持され、永久磁
石を使用した一対の吸着具は上記の構造から永久磁石の
穴の中で吸着する強磁性突起に磁力線が集中して吸着す
るので強力な吸着力が得られ、又扉に取付けられる一方
の吸着具は首振り可能且つ弾発支持されているので扉の
動きに追随して動き、常にお互いの吸着面が正対した状
態を保ち、磁着力の弱点である吸着面に一方の端から引
放すような力が掛ることがない。

又、扉の開放状態が不要となった場合は扉を戸当りから
引放せば簡単に閉めることができ、従来のようにあふり
旧めのフックの掛は外し等の動作が不要である。

更に、内部が見えずスッキリとした外観でデザイン的に
もすぐれており、且つ堅牢であり、出入口のドア、タン
ス等の家具等の扉、流し金環台所下部の扉等のドアキャ
ツチャ−として、又キャビネットの仮止め用ドアキャツ
チャ−としても最適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るドアキャツチャ−の一実施例の断
面図、第２図は一対の吸着具の各種実施例を示す断面図
、第３図乃至第５図は吸着具の各種実施例を示す断面図
、第６図は被吸着具の各種実施例を示す断面図、第７図
、第８図はドアキャツチャ−の他の実施例の断面図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の磁極面ａから他方の磁極面ｂに向けた穴１ａを有
   する永久磁石１の磁極面ａに添設される強磁性板２と、
   磁極面ｂに当接される強磁性板３との双方又は何れか一
   方より突設された強磁性突起２ａ、３ａが前記穴１ａを
   介して相互に又は前記強磁性板２又は３に着脱自在に吸
   着される一対の吸着具の何れか一方が扉に対向して設け
   られる戸当りの面へ取付けられ、他方が前記扉の面へ首
   振り可能に取付けられ、且つ戸当り方向に弾発支持され
   ていることを特徴とするドアキャッチャー。