JPS63280178A - ドアキヤツチヤ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は部屋のドア、キャビネットのドア、家具の扉と
床等に取付けられ、永久磁石の吸着力を利用して扉を開
放し又は閉止した状態に確実に保持し、扉を閉め又は開
ける時には扉を戸当りから引放すだけの簡単な操作で済
むようにしたドアキャツチャ−に関する。

（従来技術） 従来、引き扉を開放した状態に維持するために、開いた
扉と対向する桿端を有する戸当りを固着し、この戸当り
に併設した鈎を扉面に取付けた金具に引掛けて係止する
ようにしたものが一般的に用いられていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかし上記のような従来のドアキャツチャ−にあっては
開いた扉を戸当りの鈎によって係止するために体を曲げ
たり、し壱がむ等して鈎を扉の金具に引掛ける必要があ
った。

又、扉の係止金具の穴は鈎を掛は易くするため通例余裕
をもたせて大きくされており、扉が風にあおられた時に
はガタつき、場合によっては鈎が金具から外れるなどの
問題点があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたドア
キャツチャ−であって一方の磁極面ａから他方の磁極面
すに向けた穴１ａを有する永久磁石１の磁極面ａに添設
される強磁性板２と、磁極面すに当接される強磁性板３
との双方又は何れか一方より突設された強磁性突起２ａ
、３ａが前記穴１ａを介して相互に又は前記強磁性板２
又は３に着脱自在に吸着される一対の吸着ＭＡ、Ｂの何
れか一方が扉りの面へ取付けられ、他方がこの扉りの面
に対向する桿端５°を有する戸当りＣの該桿端５゛に設
けられた開口部６ａ内に吸着面を該開口部６ａの端縁６
ａ’より稍突出させて出没自在に取付けられ、且つ該開
口端縁６ａ’はゴム、発泡樹脂その他の緩衝材７により
被覆されているように構成したものである。

（作用） 上記のように構成されたドアキャツチャ−は扉りを開い
て戸当りＣに当てると、扉りの面とこの面に対向する戸
当りＣとに取付けられた一対の吸着具Ａ、Ｂが吸着して
扉りはその位置で保持され、吸着具Ａ、Ｂは永久磁石ｌ
の磁力線が両磁極面ａ、ｂに当接された強磁性板２．３
と１強磁性板２．３に突設されて穴ｌａ内で吸着する強
磁性突起２ａ、３ａとを磁気路として集中して通り、外
部へ漏洩する磁力線が極めて少くなるため特に吸着力が
強くなる。

又、扉りを戸当りＣに保持させるために戸当りＣの桿端
５゛へ当接させた時に吸着具は開口部６内に押込まれ扉
りは開口端縁６′を被覆している緩衝材７によって緩衝
され、扉りや戸当りに強い衝撃がなく、衝突音も発生し
ない。

又、吸着具が出没自在であるので、欠溝りが風等にあお
られても追随するので磁力による吸着の弱点とされる吸
着面にその一端を支点とするテコ状の力が作用すること
がなく吸着が外れ難い。

（実施例） 以下本発明に係るドアキャツチャ−の典型的な一実施例
について図面により説明する。

Ａは吸着具、Ｂは被吸着具であって一対をなし、被吸着
具Ｂが扉り面に取付けられ、吸着具Ａが扉り面に対向し
て設けられた戸当りＣの桿端５′に取付けられている。

前記吸着具Ａは一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向
けた穴１ａを有する頂板状の永久磁石１の磁極面ａに円
板状の強磁性板２が添着され、底部に穴１ａに連通する
穴４ａを有する倒皿状の非磁性ケース４内に永久磁石１
の磁極面すを内方にして嵌入され、ケース４の開口縁に
設けられた係止爪４ｂによって永久磁石ｌと強磁性板２
とを一体に保持されているものである０戸当りＣは本体
５がプラスチック、非磁性金属等よりなる桿状であって
基部５″は拡径さ、　　れ床面等への取付用孔５ａが複
数個設けられ、木ねじ等で床面等に取付けられ自由端部
は床面に平行状で桿端５°は開放（又は閉止時）の扉り
面に向けて取付けられるようになっている。

桿端５°には中央部に端面と平行状の仕切板６゛を有し
、前記吸着具Ａの外径より大径の内径を有するカラー６
が嵌着され、仕切板６°の中心には小径の穴８が設けら
れ、カラー６の扉り面に向けた開口部６ａの開口端縁６
ａ’はゴム、合成ゴム、発泡樹脂その他の緩衝材７によ
って被覆され、且つ被覆された開口端縁６ａ’の内径は
吸着具Ａの外径との間に余裕がある大きさとなっている
。

又、前記吸着具Ａの強磁性板２には一端に細径秤部２ａ
’が設けられた短稈状の強磁性突起２ａが、該細径秤部
２ａ’を強磁性板２に貫挿することにより穴１ａに向け
て突設され、強磁性板２より突出した細径秤部２ａ’に
はコイルばね９が緩挿され、前記穴８に紋穴８の内径よ
り小径の細径秤部２ａ’の先端部が遊挿され、突出した
先端部がカシメられて膨大頭部２ａ”とされることによ
り吸着具Ａが磁極面す側を稍突出させて穴７内に首振り
可能に弾発取付けされている。１０はコイルばね９の軸
線上に細径桿部２ａ’があるようにするための座金であ
る。尚、コイルばね９、座金１０は装着されない場合も
ある。

又、被吸着具Ｂは円板状の強磁性板３とその中心に突設
された強磁性突起３ａとよりなるものであり１強磁性突
起３ａの一端に延設された木ねじ状の細径秤部３ａ’を
強磁性板３に貫挿すると共に扉りに螺入して取付けられ
るようになっている。吸着具Ａと被吸着具Ｂとは強磁性
板３が磁極面す側に、強磁性突起２ａと３ａは穴ｌａ内
で互に吸着するようになっており、強磁性突起２ａ、３
ａが第１図のように穴ｌａ内で互に吸着する長さとされ
る場合と第４図（ａ）のように吸着具Ａの強磁性突起２
ａのみを設けて直接被吸着具Ｂの強磁性板３に吸着する
ようにする場合及び第４図（ｂ）のようにこれと逆に強
磁性突起３ａのみを設ける場合とがある。

第２図は戸当りＣが直押状であって壁面等に止着して桿
端５゛を扉り面に向けるようにした実施例であり、第３
図はタンス等の扉用戸当りの実施例であり脚部を設けず
直接桿端部に止着板Ｃ°を一体に設けて取付スペースの
小さい場合に便利なようになっている。

又、吸着具Ａは第１図に示すようにケース４に磁極面す
側も覆われている場合、第５図（ａ）に示すようにケー
ス４が短寸の円筒状であって磁極面すが露出している場
合、或は（ｂ）に示すようにケース４の磁極面す側の面
の周縁が突周縁４Ｃとされて被吸着具Ｂの吸着位置のず
れを防止する　（特に被吸着具Ｂに強磁性突起３ａがな
い場合に有効）と共に該磁極面すに誤ってキャッシュカ
ード等の磁気記録物が接触した場合に該突縁４Ｃによっ
て磁極面すとの密着がないようにし、磁気記録への磁気
の悪影響を防止するようにする場合がある。− 第６図は磁気シールドタイプとした吸着具Ａの各種実施
例で（ａ）はケース４と磁極面す間に強磁性の磁気シー
ルド板１１を介装すると共にケース４の磁極面す側に突
周縁４Ｃを併設したもの、（ｂ）は筒状のケース４によ
り磁極面す側に添装した磁気シールド板１１の周縁を係
止したものであり、（Ｃ）はモールディングにより磁極
面すに磁気シールド板１１を添装し何れも非吸着時にお
ける磁極面すからの磁気漏洩を防止するようにしたもの
である。

第７図は（ａ）永久磁石１を硬質磁性粉末を含有した合
成樹脂により成形したプラスチック磁石として、ケース
４を省略して強磁性板２は永久磁石１の磁極面ａ側へ埋
設したもので、前記第７図ＣＣ）　　も同様プラスチッ
ク磁石を使用したものである。又第７図（ｂ）は磁極面
すにプラスチック磁石自体による突周縁１ｂを形成した
ものである。

第８図は被吸着具Ｂの前記以外の各種実施例であって、
（ａ）は強磁性突起３ａを短い細径秤部３ａ’によって
強磁性板３°にカシメ付けたもの、（ｂ）は吸着具Ａの
磁極面と対向する大きさの強磁性板３と強磁性板３より
大径の座板３”（特に強磁性材でなくともよい）とにカ
シメ付けたもの、（Ｃ）は（ｂ）と同様な形状に強磁性
材にて一体に成形して被吸着具Ｂとしたものであり、両
面接着シートにより或は接着剤により扉面に接着し、或
は強磁性板３′、座板３”或は被吸着具Ｂの外周縁をボ
ルト、木ねじ、釘等で止めるようになっている。

尚、上記の実施例は吸着具Ａを戸当りＣに被吸着具Ｂを
扉りに設けるものであるが、これ等はすべて第９図に示
す一例のように吸着具Ａを扉りに被吸着具Ｂを戸当りＣ
に設けてもよい。

その場合強磁性突起の細径秤部の長さ、形状等も適宜変
更される。

又、前記のドアキャツチャ−はキャビネ−、トの扉の仮
止め用のドアキャツチャ−として使用することもできる
。

（効果） 本発明に係るドアキャツチャ−は以上のように構成され
るので扉を戸当り設置位置まで開放するだけの簡単な操
作で扉が戸当りと吸着して開放状態が維持され、永久磁
石を使用した一対の吸着具は上記の構造から永久磁石の
穴の中で吸着する強磁性突起に磁力線が集中して吸着す
るので強力な吸着力が得られ、又戸当りに取付けられる
一方の吸着具は開口部内に出没自在に取付けられている
ので扉の動きに追随して動き、常にお互いの吸着面が正
対した状態を保ち、磁着力の弱点である吸着面に一方の
端から引放すような力が掛ることがなく、開口端縁を被
覆する緩衝材によって扉と開口端縁とが直接接触するこ
とがないので異音を発することがない。

又、実施例のように吸着具をコイルばねその他の弾発性
部材によって弾発取付けすれば開口端縁を被覆する緩衝
材と相俟って扉が弾発的に保持され扉が風にあおられた
時等にもガタつくことがない。

又、扉の開放状態が不要となった場合は扉を戸当りから
引放せば簡単に閉めることができ、従来のようにあふり
止めのフックの掛は外し等の動作が不要である。

更に、内部が見えずスッキリとした外観でデザイン的に
もすぐれており、且つ堅牢であり、出入口のドア、タン
ス等の家具の扉、流し吾等台所下部の扉等のドアキャツ
チャ−として、又閉扉した状態で保持させるキャビネッ
ト等の仮止め用ドアキャツチャ−としても最適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るドアキャツチャ−の一実施例の断
面図、第２図は他の実施例の断面図、第３図は他の実施
例の斜視図、第４図は一対の吸着具の各種実施例を示す
断面図、第５図乃至第７図は吸着具の各種実施例を示す
断面図、第８図は被吸着具の各種実施例を示す断面図、
第９図はドアキャツチャ−の他の実施例の断面図である
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の磁極面ａから他方の磁極面ｂに向けた穴１ａを有
   する永久磁石１の磁極面ａに添設される強磁性板２と、
   磁極面ｂに当接される強磁性板３との双方又は何れか一
   方より突設された強磁性突起２ａ、３ａが前記穴１ａを
   介して相互に又は前記強磁性板２又は３に着脱自在に吸
   着される一対の吸着具の何れか一方が扉の面へ取付けら
   れ、他方がこの扉の面に対向する桿端を有する戸当りの
   該桿端に設けられた開口部内に吸着面を該開口端縁より
   稍突出させて出没自在に取付けられ、且つ該開口端縁は
   ゴム、発泡樹脂その他の緩衝材により被覆されているこ
   とを特徴とするドアキャッチャー。