JPS63312486A - ドアの煽り止め - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は出入口のドアと床等に取付けられ、永久磁石
の吸着力を利用して扉を開放状態に保持させ、ドアが使
い込むにつれて自体の重さで当初の取付位置からずれを
おこしても戸当りが自動的に吸着位置調整を行って確実
に吸着するようにしたドアの煽り止めに関する。

（従来技術） 従来扉を開放した状態に維持するために開いた扉と対向
する筒端を有する戸当りを床等に固着し、この戸当りに
設けた鈎を扉面に取付けた金具に引掛けて係止するよう
にしたもの等が一般的に用いられていたが、扉を係脱す
る度に体を曲げたり、しゃがむ等する必要があり、又、
扉が風にあおられた時にはガタつき、場合によっては鈎
が金具から外れるなどの問題点があったため、永久磁石
の吸着力を利用した雌雄一対の吸着具を扉と戸当りとに
取付は扉を開放状態に保持させるようにし、扉を戸当り
位置まで開放するだけで自動的に保持され、閉止する時
も戸当りから引放すだけで済むようにしたものがあった
。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら扉の使用期間が長くなるにつれて扉の取付
位置が扉の重さ等により次第にすり下ってくるため扉と
戸当りとに取付けられた雌、雄の吸着具の位置がずれて
正しく対応しないので吸着力が低下し、扉の開放状態の
保持が不確実となる等の問題点があった。

（問題点を解決するための手段） この発明は上記の問題点を解決するために提供されたも
のであって、一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向け
た穴１ａを有する永久磁石１と該永久磁石１の磁極面ａ
に添設される強磁性板２とよりなる雌具Ａと、該雌具Ａ
の磁極面すに当接される強磁性板３よりなる雄具Ｂとか
らなり、該雌具Ａ、雄具Ｂにおける強磁性板２又は３の
双方又は何れか一方より突設された強磁性突起２ａ、３
ａが前記雌具Ａの穴１ａを介して相互に又は前記強磁性
板２又は３に着脱自在に吸着される吸着具の雄具Ｂが扉
りの面に取付けられ、雌具Ａが頽廃りの面に対向する戸
当りＣの筒体５内に該筒体５の端部５′から少なくとも
前記磁極面す側を突出させ、且つ該筒体５内に設けられ
た隔壁６の中心の穴６ａに前記雌具Ａの磁極面ａ側から
突出する取付桿７が前記隔壁６の穴内を全方向に向けて
移動自在に挿通されて取付けられ、前記筒体５の開口方
向に進退可能に弾発係着されている構成としたドアの煽
り止めである。

（作用） 上記のように構成されたドアの煽り止めは雌具Ａの取付
桿７が筒体５の隔壁６の全方向に向けて移動自在に挿通
されて取付けられており、雌具Ａが全方向へスライドで
きるので扉りが使用するにつれて取付位置がすり下って
きてもその変化した位置に対応してスライドするので常
に正しい吸着状態を保つ。又、首振り可能で開口方向に
進退可能に弾発されているので吸着面を正しく扉りに取
付けられている雄具Ｂの吸着面と対向させて吸着し、風
等にあおられても扉によく追随する。

（実施例） 以下この発明の一実施例について図面によって説明する
。

５は扉りの開扉時の面に向けた戸当りＣの筒体であって
、該筒体５内には端部５′から所定の距離に隔壁６が設
けられており、該隔壁６の中心に穴６ａが開設されてい
る。

Ａは一対をなす吸着具の一方の雌具であって、一方の磁
極面ａから他方の磁極面すに向けた穴１ａを有する環板
状の永久磁石１の磁極面ａに円板状の強磁性板２が添着
され、底部に穴ｌａに連通ずる穴４ａを有する倒皿状の
非磁性ケース４内に永久磁石１の磁極面すを内方にして
嵌入され、ケース４の開口縁に設けられた係止爪４ｂに
よって永久磁石１と強磁性板２とを一体に保持されてい
るものであり、雌具Ａの強磁性板２には一端に細径の取
付桿７を一体に設けられた短稈状の強磁性突起２ａが該
取付桿７を強磁性板２に貫挿されてカシメられ、或は強
磁性板２の穴に螺合させることにより穴１ａに向けて突
設され、取付桿７には挿着座８ａと当座８ｂとを両端に
有するコイルばね８が挿着され、前記穴６ａに取付桿７
が遊挿され、突出した先端部が螺桿とされてナラ）７ａ
が螺着され、或はカシメられて膨大頭部とされることに
より雌具Ａが磁極面す側を筒体５の端部５°から突出さ
せて筒体５内に弾発取付けされている。

こへで雌具Ａと筒体５の内壁面との間には余裕間隙があ
る大きさとされ、又穴６ａは取付桿７に対して余裕のあ
る大径となっており、前記ナラ）７ａ又は膨大頭部等と
隔壁６との間に当座として座金９が嵌着され、取付桿７
が穴６ａの全方向に移動自在とされている。尚座金９が
省略され、ナラ）７ａ或は膨大頭部が当座とされる場合
がある。

又、雄具Ｂは円板状の強磁性板３とその中心に突設され
た強磁性突起３ａとよりなるものであり、強磁性突起３
ａの一端に延設された木ねじ状の細径秤部３ａ’を強磁
性板３に貫挿すると共に扉りに螺入して取付けられるよ
うになっている。雌具Ａと雄具Ｂとは強磁性板３が磁極
面す側に、強磁性突起２ａと３ａは穴ｌａ内で互に吸着
するようになっており、強磁性突起２ａ、３ａが第１図
のように穴ｌａ内で互に吸着する長さとされる場合と第
２図（ａ）のように雌具Ａの強磁性突起２ａのみを設け
て直接雄具Ｂの強磁性板３に吸着するようにする場合及
び第２図（ｂ）のようにこれと逆に強磁性突起３ａのみ
を設ける場合とがある。

又、雌具Ａは第１図に示すようにケース４に磁極面す側
も覆われている場合、第３図（ａ）に示すようにケース
４が短寸の円筒状であって磁極面すが露出している場合
、或は同図（ｂ）に示すようにケース４の磁極面す側の
面の周縁が突周縁４Ｃとされて雄具Ｂの吸着位置のずれ
を防止すると共に該磁極面すに誤ってキャッシュカード
等の磁気記録物が接触した場合に該突縁４Ｃによって磁
極面すとの雀着かないようにし、磁気記録への磁気の悪
影響を防止するようにする場合がある。

第４図は磁気シールドタイプとした雌具Ａの各種実施例
で同図（ａ）はケース４と磁極面す間に強磁性の磁気シ
ールド板１０を介装すると共にケース４の磁極面す側に
突周縁４ｃを併設したもの、同図（ｂ）は筒状のケース
４により磁極面す側に添装した磁気シールド板１０の周
縁を係止したものであり、同図（Ｃ）はモールディング
により磁極面すに磁気シールド板１０を添装し何れも非
吸着時における磁極面すからの磁気漏洩を防止するよう
にしたものである。

第５図は（ａ）永久磁石１を硬質磁性粉末を含有した合
成樹脂により成形したプラスチック磁石として、ケース
４を省略して強磁性板２は永久磁石１の磁極面ａ側へ埋
設したものである。

又第５図（ｂ）は磁極面すにプラスチック磁石自体によ
る突周縁ｌｂを形成したものである。

第６図は雄具Ｂの前記以外の各種実施例であって、同図
（ａ）は強磁性突起３ａを短い細径秤部３ａ’によって
強磁性板３にカシメ付けたもの、同図（ｂ）は吸着具Ａ
の磁極面と対向する大きさの強磁性板３と該強磁性板３
より大径の座板３″　（特に強磁性材でなくともよい）
とにカシメ付けたもの、同図（ｃ）は（ｂ）と同様な形
状に強磁性材にて一体に成形して雄具Ｂとしたものであ
り、両面接着シートにより或は接着剤により扉面に接着
し、或は強磁性板３．座板３゜或は雄具Ｂの外周縁をボ
ルト、木ねじ、釘等で止めるようになっているものであ
る。

（効果） 本発明に係るドアの煽り止めは以上のように構成される
ので扉を戸当り設置位置まで開放するだけの簡単な操作
で扉が戸当りと吸着して開放状態が維持され、永久磁石
を使用した雄雌一対の吸着具は上記の構造から永久磁石
の穴の中で吸着する強磁性突起に磁力線が集中して吸着
するので強力な吸着力が得られる。又戸当りに設けられ
る雌具は全方向に向けて移動自在に隔壁の穴に係着され
、又、首振り可能に弾発取付されているので扉が使用に
よって最初の取付位置からずれても雌具の位置が調整さ
れて扉に取付けられた雄具に正対して吸着し、又、扉が
動いても扉の動きに追随して動き、常にお互いの吸着面
が正対した状態を保ち、磁着力の弱点である吸着面に一
方の端から引放すような力が係ることがなく、且つ扉が
風等にあおられてもガタ付いて音を立てたりすることが
ない。

又、扉の開放状態が不要となった場合は扉を戸当りから
引放せば簡単に閉めることができ、従来のようにあふり
止めのフックを掛は外し等する動作が不要である。

更に、内部が見えずスッキリとした外観でデザイン的に
もすぐれており、且つ堅牢であり、出入口のドアの煽り
止めの外にタンス等の家具の扉、流し吾等台所下部の扉
、キャビネットの扉等の閉扉した状態で保持させる仮止
め用ドアキャツチャ−としても最適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るドアの煽り止めの一実施例の断面
図、第２図は一対の吸着具の各種実施例を示す断面図、
第３図乃至第５図は吸着具の各種実施例を示す断面図、
第６図は被吸着具の各種実施例を示す断面図である。 Ａ・・・吸着具、Ｂ・・・被吸着具、Ｃ・・・戸当り、
Ｄ・・・扉、ｌ・・・永久磁石、ｌａ・・・穴、２．３
・・・強磁性板、２ａ、３ａ・・・強磁性突起、４・・
・ケース、５・・・筒体、５°・・・端部、６・・・隔
壁、６ａ・・・穴、７・・・取付桿、７ａ・・・ナツト
、８・・・コイルばね、８ｂ・・・当座、９・・・座金
、ｉｏ・・・磁気シールド板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の磁極面ａから他方の磁極面ｂに向けた穴１ａを有
   する永久磁石１と該永久磁石１の磁極面ａに添設される
   強磁性板２とよりなる雌具Ａと、該雌具Ａの磁極面ｂに
   当接される強磁性板３よりなる雄具Ｂとからなり、該雌
   具Ａ、雄具Ｂにおける強磁性板２又は３の双方又は何れ
   か一方より突設された強磁性突起２ａ、３ａが前記雌具
   Ａの穴１ａを介して相互に又は前記強磁性板２又は３に
   着脱自在に吸着される吸着具の雄具Ｂが扉の面に取付け
   られ、雌具Ａが該扉の面に対向する戸当りの筒体内に該
   筒体の端部から少なくとも前記磁極面ｂ側を突出させ、
   且つ該筒体内に設けられた隔壁の中心の穴に前記雌具Ａ
   の磁極面ａ側から突出する取付桿が前記隔壁の穴内を全
   方向に向けて移動自在に挿通されて取付けられ、前記筒
   体の開口方向に進退可能に弾発係着されていることを特
   徴とするドアの煽り止め。