JP6228467B2 - 扉磁着装置 - Google Patents

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本発明は、戸当りやマグネットキャッチとして利用可能な、扉を所定位置で磁着保持するための扉磁着装置に関する。
下記の特許文献1には、扉を開放位置まで開いたとき、床面に上下揺動可能に取り付けた磁性体プレート(吸着板)の先端部が、磁石の下部(S極)とヨーク(N極)とに跨がって吸着されるように、磁石の下面と、保持片の下面と、ヨーク短片の下端との関係位置を定めた、建築物の室内扉用の戸当り金具が開示されている。
特開2000−204824号公報 特開2010−59759号公報
しかし、上記従来の戸当り金具では、磁着状態において磁性体プレートが磁石に対して斜めに立ち上がり、その先端部が磁石とヨークとの間の隙間に係止されるように構成されているため、扉を磁性体プレートから引き離す方向に回動させる力に対する保持力が比較的弱く、開放位置で扉を保持しておくためには別途扉係止金具を設ける必要がある。
一方、特許文献2には、被押圧部を押圧することによって磁性体プレートが係合する鉤部を磁石の筐体に設けた戸当りが開示されており、かかる戸当りによれば被押圧部の押圧操作によって確実に扉を全開位置に保持可能であるが、圧縮コイルバネなどの押圧操作機構を内蔵する必要があり、部品点数の増加によりコスト増となるとともに、被押圧部を操作することが煩雑であるという問題がある。
さらに、上記従来の戸当りの構造を、扉を全閉位置で保持するマグネットキャッチとして利用しようとした場合、上記特許文献1の構造では磁着保持力が弱いという問題があり、また、上記特許文献2の構造では扉の反対側から被押圧部の押圧操作を行うことができないため、棚の扉などのマグネットキャッチとして利用することはできない。
そこで、本発明は、特定の操作を行うことなく扉を所定の位置で自動的に比較的強い力で磁着保持することが可能な扉磁着装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、扉を有する構造物の底面に上下揺動可能に取り付けられた磁性体プレートと、扉の側面に取り付けられた装置本体とを備え、該装置本体に備えられた上下面を有する磁石によって扉を所定位置で磁着保持する扉磁着装置であって、前記装置本体は磁性体ヨークをさらに備え、該ヨークは、前記磁石の上面に磁着された第1構成片と、該第1構成片の扉側縁部から下方に延設された第2構成片とを備え、該第2構成片の下端部は前記磁石の下面よりも下方に延設されており、前記磁性体プレートは、前記底面に沿う収納姿勢と、磁性体プレートの上面が前記磁石の下面に面接触した状態で磁着され且つ磁性体プレートの先端部が前記ヨークの第2構成片の下端部に磁着される磁着姿勢との間で上下揺動可能に底面に取り付けられていることを特徴とするものである。
かかる本発明の扉磁着装置によれば、扉を所定位置まで回動させたとき、磁石によって磁性体プレートが収納姿勢から磁着姿勢まで持ち上げられて、ヨークと磁性体プレートが磁石の上下面に面接触した状態で磁着されるとともに、このヨークの第2構成片に磁性体プレートの先端部が磁着されるため、ヨーク及び磁性体プレートが全体として磁石の上下面(S極とN極)を接続するコ字状のヨークとして機能して、磁性体プレートとヨークとの間に強い磁着力が生じ、扉を所定位置に比較的強い磁力によって保持することができる。
上記本発明の扉磁着装置において、前記磁性体プレートの先端部には折り曲げ片が設けられ、前記磁着姿勢のとき前記折り曲げ片の先端面が前記第2構成片の側面に面接触するものとすることができる。これによれば、磁性体プレートの先端部とヨークとの間の磁着力を一層増大させることができる。
また、前記磁性体プレートは、底面に対して所定の遊びを持って軸支されていることが好ましい。これによれば、扉を所定位置から若干量回動させたときに磁性体プレートが磁石下面に面接触状態で磁着したまま磁性体プレートの先端部がヨークから離反するようになるため、扉を所定位置から回動させるためには、磁性体プレートとヨークとの間の磁着力、及び、磁性体プレートと磁石との間の摩擦力の総合磁着力を超える力が必要となり、扉の保持力を一層増大することができる。すなわち、磁性体プレートの軸支に遊びがない場合には、扉を所定位置から回動させようと外力を加えただけで磁性体プレートの上面が磁石下面に対して回転してしまい、面接触状態が解除されることにより磁着保持力が大きく低下してしまうが、本発明では、磁性体プレートが磁石下面に面接触した状態で磁石に対して前後にスライド可能とすることによって扉の保持力を増大することができる。
また、前記所定位置は、扉の閉じ位置であってよく、本発明の扉磁着装置は家具やその他の棚や収納庫などにおいて扉を全閉位置で保持するマグネットキャッチとして利用可能である。
本発明の扉磁着装置によれば、戸当りのみならずマグネットキャッチとして利用することができ、扉を全開位置若しくは全閉位置に特定の操作を必要とすることなく比較的強い力で自動的に磁着保持させることができ、該磁着保持力よりも強い力で扉を開閉させることにより自動的に磁着保持力を解除させることができる。
扉が全閉位置のときの扉磁着装置の作用説明断面図である。 扉が全閉位置から若干開いた位置のときの扉磁着装置の作用説明断面図である。 扉が全閉位置から大きく開かれたときの扉磁着装置の作用説明断面図である。 扉磁着装置の装置本体の前側から視た分解斜視図である。 扉磁着装置の装置本体の後側から視た分解斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施形態に係る扉磁着装置1を示しており、該扉磁着装置1は、家具(扉を有する構造物)の開口部に開閉自在に設けられた扉2を全閉位置で保持するためのマグネットキャッチとして用いられている。
扉磁着装置1は、家具の底面(底板3の上面)に台座4を介して上下揺動可能に取り付けられた磁性体プレート5と、扉2の内側側面の下部近傍に取り付け固定された装置本体6とを備えている。
台座4は取付ビス(図示省略)によって底板3に固定されており、この台座4には、磁性体プレート5を軸支するための係合凹部41が磁性体プレート5の左右両側に互いに対向して設けられている。
磁性体プレート5は、平面視略長方形板状の鉄などの強磁性体材料からなる硬質部材であって、基端部(前端部)には左右に突出する軸部51が設けられており、この軸部51が上記係合凹部41に係合することによって、磁性体プレート5の先端部(後端部)が上下揺動可能に軸支されている。係合凹部41は軸部51の断面形状よりも大きな開口形状となされており、これによって所定の遊びを持って磁性体プレート5が軸支されている。なお、軸支構造は図示実施例のものに限定されるものではなく、別途支軸を設けてもよく、また、台座4側から突出させた軸部を磁性体プレート5の基部に係合させてもよい。
また、磁性体プレート5の先端部は下方に折り曲げられて折り曲げ片52が形成されており、該折り曲げ片52の下端面は、プレート5の基部の下面と略面一な位置関係となされている。
装置本体6は、扉2に取付ビス(図示省略)によって固定される筐体61を備えている。該筐体61は、取付座部61aと、該取付座部61aから扉内方に突出された磁石収納部61bとを一体に備える合成樹脂材料などの非磁性体材料からなる。磁石収納部61bは、扉内方(前方)に移行するにしたがって下方に傾斜された構造とされ、その下面に磁石収納凹部61cが設けられている。また、装置本体6は、後方(扉側)が開口された空洞状に構成されており、磁石収納凹部61cは磁石収納部61bの下面から空洞部にまで貫通形成されている。装置本体6の空洞部には、後方側から断面L字状の強磁性体材料からなるヨーク62が嵌め込まれるとともに、該ヨーク62を保持する合成樹脂製の保持部材63がヨーク62の後側から嵌め込まれている。
本実施例では磁石収納凹部61cは円柱状とされ、該磁石収納凹部61c内に円柱状の磁石64が内嵌され、該磁石64の下面が磁石収納部61bの下面と面一とされ、磁石64の上面が磁石収納部61bの上面と面一とされており、磁石64の下面も前側に至にしたがって下方に傾斜するように取付けられている。
上記ヨーク62は、磁石64の上面に面接触状態で磁着された第1構成片62aと、該第1構成片の扉側縁部(後側縁部)から下方に延設された第2構成片62bとを一体に備えて断面L字状に構成されている。第2構成片62bは、磁石収納部61bの後側側面に当接されるとともに、磁石収納部61b及び磁石64の下面よりも下方に延設されている。
筐体61の磁石収納部61bの下面と取付座部61aとの間には開口部61dが形成されており、上記ヨーク62の第2構成片62bの先端部の前面が開口部61dから前面側に露呈されている。
そして、上記プレート5は、図3に示すように底板3の上面(底面)に沿う収納姿勢と、図1に示すようにプレート5の上面が磁石64の下面に面接触した状態で磁着され且つプレート5の先端部がヨーク62の第2構成片62bの下端部に当接した状態で磁着される磁着姿勢と、の間で上下揺動可能に底板3の上面に台座4を介して取付けられている。また、磁着姿勢のとき、プレート5の先端部の折り曲げ片52の先端面が第2構成片62bの前側側面に面接触状態で磁着されるようになっている。
本実施形態に係る扉磁着装置1によれば、図3に示す状態から徐々に扉2を閉めていくと、図2に示すようにプレート5が磁石64の磁力によって吸着されて上方に揺動して、プレート5の上面が磁石64の下面に面接触状態で磁着される。これにより、磁石64とプレート5との間に摩擦抵抗が生じるため、勢いよく扉2を閉めたときでもクッション作用を生じさせることができる。
さらに扉2を閉めていくと、図1に示すようにプレート5の先端部がヨーク62の第2構成片62bの下端部に磁着され、ヨーク62及びプレート5が全体として磁石64のS極とN極とを短絡させるコ字状ヨークとして機能して、ヨーク62とプレート5との間に強力な磁着力が生じる。かかるヨーク62とプレート5との間の磁着力と、プレート5と磁石64との間の磁着による摩擦力とによって扉2を閉じ位置で比較的強い力で保持することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく適宜設計変更できる。例えば、建築物(扉を有する構造物)の底面、すなわち床面に磁性体プレートを取付けて、扉を全開位置で磁着保持するための戸当りとして扉磁着装置を用いることも可能である。また、ヨークの第1構成片と第2構成片とを別部材として筐体に組み付けることも可能である。

Claims (2)

  1. 扉(2)を有する構造物の底面に上下揺動可能に取り付けられた磁性体プレート(5)と、扉(2)の側面に取り付けられた装置本体(6)とを備え、該装置本体(6)に備えられた上下面を有する磁石(64)によって扉(2)を所定位置で磁着保持する扉磁着装置(1)であって、
    前記装置本体(6)は磁性体ヨーク(62)をさらに備え、該ヨーク(62)は、前記磁石(64)の上面に磁着された第1構成片(62a)と、該第1構成片(62a)の扉側縁部から下方に延設された第2構成片(62b)とを備え、該第2構成片(62b)の下端部は前記磁石(64)の下面よりも下方に延設されており、
    前記磁性体プレート(5)は、前記底面に沿う収納姿勢と、磁性体プレート(5)の上面が前記磁石(64)の下面に面接触した状態で磁着され且つ磁性体プレート(5)の先端部が前記ヨーク(62)の第2構成片(62b)の下端部に磁着される磁着姿勢との間で上下揺動可能に底面に取り付けられているとともに、扉(2)を所定位置から若干量回動させたときに磁性体プレート(5)が磁石(64)に面接触状態で磁着したまま磁性体プレート(5)の先端部がヨーク(62)から離反するよう前記磁性体プレート(5)は底面に対して所定の遊びを持って軸支されていることを特徴とする扉磁着装置。
  2. 請求項1に記載の扉磁着装置において、前記磁性体プレート(5)の先端部には下方に折り曲げられてなる折り曲げ片(52)が設けられ、前記磁着姿勢のとき前記折り曲げ片(52)の先端面が前記第2構成片(62b)の側面に面接触することを特徴とする扉磁着装置。
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