JP2000204824A - 磁石式戸当り金具の扉金具 - Google Patents

磁石式戸当り金具の扉金具

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JP2000204824A
JP2000204824A JP11040456A JP4045699A JP2000204824A JP 2000204824 A JP2000204824 A JP 2000204824A JP 11040456 A JP11040456 A JP 11040456A JP 4045699 A JP4045699 A JP 4045699A JP 2000204824 A JP2000204824 A JP 2000204824A
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JP
Japan
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door
yoke
permanent magnet
metal fitting
holding piece
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JP11040456A
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Kamenosuke Fukui
亀之助 福井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石を用いて、解放した室内扉をその解
放位置に最も確実に保持するような、戸当り金具の扉金
具を供給する。 【構成】 扉金具の突出部の内腔に、断面L字形のヨー
クと永久磁石とを内装し、ヨークの短片と永久磁石との
間に保持片を嵌装して、一定の空隙を保持し、扉を解放
したときに、床金具の吸着鈑の先端が永久磁石のN極と
S極とに跨がって吸着されるようにすることにより、最
大の磁着力を得たものである。また、永久磁石を接着剤
でヨーク長辺の下面に接着固定することにより、保持片
を廃して、所要の空隙を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築における、解
放した室内扉をその解放の位置に保持する戸当り金具の
扉金具、の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種類の金物には、 特殊な形状の永久磁石を用いたもの(実開平3−3
1679号) 磁力により吸着片を吸い上げて、扉を保持するもの
(特開平10−121817号) 可動ヨークを用い、ペダルを踏むことにより磁着を
解除するようにしたもの(特開平3−28480号)な
どがあつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、は、異形
の永久磁石を用いるため、製造原価が極めて高くなる、
と言う欠点があり、は、磁力により保持した扉をその
位置に保持するための『停止保持機構』が無いため、扉
の保持が不確実である、と言う欠点があった。
【0004】また、とも、永久磁石にヨークを添え
て組立ていないため、十分な磁着力を発揮出来ない、と
言う欠点もあつた。
【0005】また、は、扉を閉めるためには、必ずペ
ダルを踏んで、磁石の吸着力を無くする、と言う操作が
必要であり、従って構造も複雑で、製造原価も高く、ま
た、長期にわたる使用中に故障を起こす確立が高いと思
われるものであつた。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような欠点を無く
して、構造が簡単で作用効果が確実な、磁石式戸当り金
具の扉金具を、安価に供給するために、次のような手段
を講じた。扉金具は、取付座と、取付座より同体に突出
した突出部と、に造り、該突出部の下面には、下方に解
放した内腔を設け、該内腔に、断面L字形のヨークを、
ヨークの短辺を取付座側に、ヨークの長辺を内腔底に接
して、内装し、ヨークの長辺の下面には、永久磁石を装
着し、永久磁石とヨークの短辺との間に保持片を介在さ
せることにより、永久磁石とヨーク短辺との間に空隙を
保持し、該保持片の下面は永久磁石の下面より上方に引
き込んでおり、ヨークの短片の下端は永久磁石の下面よ
り僅かに下方に突出するごとく、永久磁石の下面と、保
持片の下面と、ヨークの短片の下端と、の関係位置を定
めた。
【0007】
【実施例】図について、本発明の1実施例を説明する
と、(1)は扉金具、(2)は床金具、(3)は扉金具
(1)の突出部、(4)は取付座、(5)は扉、であ
る。
【0008】扉金具(1)の突出部(3)の下面には内
腔(6)が下方向に開口しており、断面L型のヨーク
(7)が、その長辺(8)を内腔(6)の底に接するご
とく、かつ、ヨーク(7)の短辺(9)を内腔(6)の
後壁に接するごとくにして、内装されている。
【0009】次に、永久磁石(10)がヨークの長辺
(8)下面に磁着保持されており、永久磁石(10)と
ヨークの短辺(9)との間には、保持片(11)が挟持
されており、永久磁石(10)とヨーク短辺(9)との
間に空隙(12)を保持している。保持片(11)の両
端には止め軸(13)が突出しており、該止め軸(1
3)は側板(14)の止め軸孔(15)に嵌挿固定され
ている。
【0010】永久磁石(10)とヨークの短辺(9)と
の間に保持片(11)が介在しているので、永久磁石
(10)とヨーク短辺(9)との間には、保持片(1
1)の大きさの空隙(12)が保持されている。また、
ヨーク短片(9)の下端は永久磁石(10)の下面より
僅かに下方に突出させてある。
【0011】保持片(11)の下面(16)は、図5に
示したように、永久磁石(10)の下面(17)より上
方に引き込んでおり、永久磁石(10)の下面(17)
と保持片(11)の下面(16)との間に、段差(1
8)を設けてある。
【0012】扉(5)を開いて扉金具(1)が床金具
(2)に近づくと、吸着鈑(19)が磁力により引き寄
せられて挙上し、吸着鈑(19)の先端は永久磁石(1
0)の下面に吸着される。(図3参照)続いて扉(5)
を開くと、吸着鈑(19)の先端は段差(18)内に落
ち込み、吸着鈑(19)の先端が、ヨークの短辺(9)
と永久磁石(10)との間に橋を掛けた状態になる。
(図4参照) ヨーク(7)は磁石(10)のN極であ
り、吸着鈑(19)は磁石(10)のS極になつている
ので、吸着鈑(19)はN極に強く引かれ、N極とS極
とを結ぶ掛け橋となる。その状態で吸着板(19)はそ
れ以上回動することが出来ず、扉金具(1)はその位置
に停止する。即ち、扉(5)はその位置に停止する。
【0013】なお、使用する永久磁石(10)は、磁力
の強さと、磁力線の到達距離の長さとの点で、アルニコ
磁石が最も適当であるが、フエライト磁石を用いること
もできる。但し、フエライト磁石を使用する場合は、磁
石の体積をアルニコ磁石の場合より大きくしないと、同
じ吸着力は得られない。
【0014】ヨーク(7)は、その厚さが1ミリメート
ル前後の軟鉄を用いて、所要の磁吸着力が得られた。
【0015】また、永久磁石(10)を強力な接着剤で
ヨーク長辺(8)の下面に接着固定すれば、保持片(1
1)を省略することができる。
【発明の効果】
【0016】本発明の、磁石式戸当り金具の扉金具は、
図面および上記説明のように構成され、作動するので、
次のような効果がある。
【0017】起立式吸着板(19)を有する皿状の床金
具(2)と組み合わせて用いると、扉係止金物として、
そのバリアー・フリーな作用効果は極めて良好であつ
た。即ち、扉を開いて、扉金具(1)が床金具(2)に
近づくと、吸着板(19)は磁力により自動的に瞬時に
吸い上げられて、吸着鈑(19)の先端が永久磁石(1
0)の下面に吸着される。扉の解放に伴って、吸い上げ
られた吸着板(19)は、その先端を磁石面に吸着当接
されたまま、磁石面を滑り動き、その先端がヨーク短辺
(9)に衝当して扉は停止する。このとき、該先端部は
磁石のN極とS極とに跨がって吸着されているので、最
大の磁着力を受けて保持されている。
【0018】扉(5)の保持は、永久磁石の磁力のみで
行なわれるため、扉、床、柱に電気配線や機械構造の掘
込などの手間が要らない。
【0019】扉金具の構造が簡単で、可動部分が全く無
いため、故障が極めて少なく、長期の使用に耐える。
【0020】構造が簡単で、部品数が少ないため、極め
て安価に供給することができる。
【0021】扉を解放の位置に保持する場合、吸着鈑の
先端がN極とS極とに跨がって吸着されるので、磁着力
が最大に発揮され、保持力が大きく、屋内風などによっ
て吸着保持がはづれることがほとんど無い。
【0022】本金具は、扉への取付位置を変えることに
より、引きはづしの力を変えることができる。
【0023】即ち、扉の下端に取り付けた本金具は、錠
前側立て框(タテカマチ)に近い位置に取り付ければ、
磁着保持された扉を引き離すために最も大きな力を要す
るのに対して、本金具の取り付け位置を蝶番側立て框
(タテカマチ)に近づけるほど、引き離すために要する
力が小さくてすむようになる。従って、扉の重さ、屋内
風の有無、その部屋の使用目的、などに応じて最も適当
な取付位置に取り付ければ良い。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本金具の側断面図
【図 2】 同じく、組立斜視図
【図 3】 作用を説明するための側断面図で、吸着鈑
を吸い上げた状を示したもの
【図 4】 同じく、扉が開いて、磁力によりこれを係
止した状態を示したもの
【図 5】 磁着要部の拡大断面図
【図 6】 従来の金具の断面図
【図 7】 本金具の使用状態を示した斜視図
【符号の説明】
1・・・・・・扉金具 2・・・・・・床金具 3・・・・・・突出部 4・・・・・・取付座 5・・・・・・扉 6・・・・・・内腔 7・・・・・・ヨーク 8・・・・・・ヨークの長辺 9・・・・・・ヨークの短辺 10・・・・・・永久磁石 11・・・・・・保持辺 12・・・・・・空隙 13・・・・・・止め軸 14・・・・・・側板 15・・・・・・止め軸孔 16・・・・・・保持片の下面 17・・・・・・永久磁石の下面 18・・・・・・段差 19・・・・・・吸着板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築における、解放した室内扉をその解
    放の位置に保持する戸当り金具の扉金具であつて、 該扉金具(1)は、取付座(4)と、取付座(4)より
    同体に突出した突出部(3)と、より成り、 該突出部(3)の下面には、下方に解放した内腔(6)
    を設け、 該内腔(6)に、断面L字形のヨーク(7)を、ヨーク
    の短辺(9)を取付座(4)側に、ヨークの長辺(8)
    を内腔(6)底に接して、内装し、 ヨークの長辺(8)の下面には、永久磁石(10)を装
    着し、 永久磁石(10)とヨークの短辺(9)との間に保持片
    (11)を介在させることにより、永久磁石(10)と
    ヨーク短辺(9)との間に空隙(12)を保持し、 該保持片(11)の下面(16)は永久磁石(10)の
    下面(17)より上方に引き込んでおり、ヨークの短片
    (9)の下端は永久磁石(10)の下面より僅かに下方
    に突出するごとく、永久磁石(10)の下面(17)
    と、保持片(11)の下面(16)と、ヨークの短片
    (9)の下端と、の関係位置を定めたこと、 を特徴とする、磁石式戸当り金具の扉金具。
  2. 【請求項2】永久磁石(10)を、接着剤でヨーク長辺
    (8)の下面に接着固定することにより、保持片(1
    1)を廃して空隙(12)を保持した、請求項1記載の
    磁石式戸当り金具の扉金具。
JP11040456A 1999-01-08 1999-01-08 磁石式戸当り金具の扉金具 Pending JP2000204824A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100339550C (zh) * 2001-11-08 2007-09-26 池尻重喜 门掣装置
KR100821931B1 (ko) * 2000-11-08 2008-04-14 가부시키가이샤 닛쇼 도어스톱장치, 도어스톱장치의 바닥면용부재 및 도어용부재
JP2015132129A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 大紀金属株式会社 扉磁着装置

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CN100339550C (zh) * 2001-11-08 2007-09-26 池尻重喜 门掣装置
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