JP2000054714A - 磁石式戸当り金具 - Google Patents

磁石式戸当り金具

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JP2000054714A
JP2000054714A JP10260819A JP26081998A JP2000054714A JP 2000054714 A JP2000054714 A JP 2000054714A JP 10260819 A JP10260819 A JP 10260819A JP 26081998 A JP26081998 A JP 26081998A JP 2000054714 A JP2000054714 A JP 2000054714A
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metal fitting
floor
fitting
yoke
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Kamenosuke Fukui
亀之助 福井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床面に突起物を設けることなく、扉の開放に
応じて、自動的に係止鈑が立ち上がって、扉を開放の位
置に係止保持し、扉を引けば、係止が外れて、すべてが
元に復するような、便利な戸当り金具、を供給する。 【構成】 下面を下方に開放した扉金具の内腔には、不
飽和ヨークと、該ヨークの下面に吸着させた永久磁石よ
りなる吸着体を、該金具の側方より内腔に挿入してな
る、扉金具と、床金具の上面中央には、床金具に水平に
軸支された磁性金属鈑製の係止鈑を有し、かつ、該係止
鈑の先端に近い一部を、係止鈑に蝶番回動自在に軸着し
た、床金具と、より成る、磁石式戸当り金具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石を用い
て、解放した扉をその位置に有効に保持する、戸当り金
具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、永久磁石を用いた戸当り金具に
は、床または巾木に固定した柱状の支持体の先端に永久
磁石を固定し、扉を開いた位置で、扉に取り付けた鉄片
を該永久磁石に吸着させて、以て扉を解放の位置に固定
保持するようにしたもの、
【0003】または、床面に面一(つらいち)に設置し
た戸当り金具の起立蓋が、磁力によつて上昇して、扉の
下枠に固定した係合溝に係合し、以て、扉を係止するよ
うにしたもの(実開平3−31679号公報)、などが
あつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の例では、扉、ま
たは巾木、に固定した柱状の支持体が通行や床掃除の邪
魔になる、と言う欠点があり、第2の例では、内蔵した
永久磁石の形状が特殊なため、製造原価が高くなるばか
りでなく、内蔵永久磁石の磁力を十分に発揮することが
できない、という欠点があつた。
【0005】また、扉金具の下面に永久磁石を内装し
て、床金具の軟鉄製係止鈑をこれに吸着させて扉を係止
するようにした、従来の構造の金具では、扉と床との間
隔の大小と、係止鈑の長さの大小と、の関係で、係止鈑
の前端だけが永久磁石に吸着されて、係止鈑と磁石とは
線接触するだけにとどまり、係止鈑の上面全体が吸着さ
れるように取り付けることは、ほとんど不可能であつ
た。従って、少しでも吸着力を大きくするために、永久
磁石の前端を下げて、「予定吸着角度」に近い角度に、
永久磁石を装着して、この欠点をカバーすることが、普
通に行われていた。しかし、それでも、実際の施工現場
では、扉と床との間隔が一定でなく、現場毎にいろいろ
と変化するので、係止鈑を磁石に完全に吸着させること
は殆ど不可能であつた。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような欠点を無く
して、作用効果の確実な磁石式戸当り金具を、安価に提
供するため、次のような手段を講じた。扉金具下面の内
腔には、内腔の深さ方向(即ち、上下)に着磁した永久
磁石の上面に、不飽和ヨーク(永久磁石の磁力線が飽和
しない厚さの磁性金属製ヨーク)を載せることにより、
使用永久磁石の磁力を最も有効に発揮できるようにし
た。
【0007】また、使用する磁性金属製ヨークを、磁石
面の前方、及び後方に突出させてあり、かつ、この突出
部を内腔のヨーク溝に入れてあるので、ヨークは下方に
落下することが無く、従って、ヨークに自己の磁力で吸
着している永久磁石は、接着剤などを用いなくても、下
方に落下脱落することは無い。
【0008】また、不飽和ヨークを永久磁石の上面に載
置して吸着体を構成したので、下方向への磁力が増大し
て吸着力を増しただけでなく、僅かではあるが、ヨーク
の突出方向に、磁力線の到達距離を伸ばす事が出来た。
【0009】また、床金具の係止鈑の、先端に近い一部
を、係止鈑の基部に対して蝶番回動自在に軸着して吸着
片としたので、扉金具の永久磁石により吸引されて浮き
上がつた係止鈑の吸着片は、蝶番回動して、必ず永久磁
石の下面に密着し、吸着されるので、従来のような、線
接触の場合に較べて、吸着力が大きい。従って、扉の保
持も確実である。また、吸着片が係止鈑の基部に対して
蝶番回動するので、扉と床との間隔が変化しても、吸着
片は確実に永久磁石の下面に密着することができる。
【実施例】
【0010】図について、本発明の1実施例を説明する
と、(1)は扉、(2)は床、(3)は扉金具、(4)
は床金具、である。
【0011】扉金具(3)は、取付座(5)と突出部
(6)とより成り、非磁性物質、例えば、プラスチツ
ク、アルミニウム、亜鉛などで造られている。扉金具
(3)の突出部(6)には、下面と1側面に開放した内
腔(7)が設けてある。この内腔(7)の形状は、図1
及び図2に示したように、ヨーク(8)を挿入するため
の水平のヨーク溝(9)と、ヨーク溝(9)下面に連通
して、下方及び側方に開口した、永久磁石(10)を収
容するための磁石溝(11)と、より成つている。
【0012】扉金具(3)を組み立てるには、永久磁石
(10)の上にヨーク(8)を吸着載置した吸着体(1
2)をを、扉金具(3)の側方より内腔(7)に挿入
し、ヨーク(8)をヨーク溝(9)に入れ、側板(1
3)で突出部(6)の側面を覆うだけでよい。こうする
と、ヨーク(8)がヨーク溝(9)に嵌合しているの
で、ヨーク(8)に吸着している永久磁石(10)は、
下に落ちることは無い。
【0013】なお、永久磁石(10)の落下をより確実
に止めるために、内腔(7)の後部下端に掛段(14)
を設けてもよい。
【0014】床金具(4)は、床(2)の表面に、また
は床(2)に彫り込んで、取り付けられる金具で、非磁
性物質、例えばプラスチツク、アルミニウム、亜鉛など
で造られている。
【0015】床金具(4)の上面中央には、磁性金属
(例えば軟鉄鈑)で造られた係止鈑(15)が、上方の
みに回動自在に軸着されている。係止鈑(15)の先端
部分は、独立の吸着片(16)を構成し、係止鈑(1
5)に蝶番結合されている。係止鈑(15)と吸着片
(16)との結合軸筒(蝶番軸筒)は、係止鈑(15)
と吸着片(16)とを一直線にしたとき、両者の表面が
一平面になるように、蝶番軸筒を捲曲してある。
【0016】吸着片(16)の大きさは、係止鈑(1
5)の2分の1、または3分の1、とするのが適当で、
吸着片(16)を大きくすれば吸着保持力が大きくな
り、また、係止鈑(15)を大きくすれば、扉(1)と
床(2)との間隔が大きい場合にも、これに対応でき
る。(17)は吸着片(16)の表面である。
【0017】扉(1)を引いて、吸着していた扉金具
(3)が離れると、係止鈑(15)と吸着片(16)と
は自重で下降して、床金具(4)の上面に納まる。この
際、扉金具(3)の永久磁石(10)は、最後まで、吸
着片(16)を吸い付けながら離れるので、吸着片(1
6)が折れ下がつて、床金具(4)への収納を邪魔する
ことはない。
【0018】床金具(4)は、図に示したように、床
(2)の表面に取り付けても良いし、また、床(2)に
彫り込んで、床(2)の表面と金具(4)の表面とが同
一平面になるように、取り付けてもよい。
【発明の効果】本発明の磁石式戸当り金具は、図面およ
び上記説明のように構成され、作動するので、次のよう
な効果がある。
【0019】従来の戸当り金具のように、床や巾木に固
定した柱状の支持体が外方に突出しないので、廊下の通
行や、床掃除の邪魔にならない。
【0020】特殊な形状の永久磁石を必要としないの
で、永久磁石(10)の価格が安く、従って、製品を安
価に供給できる。
【0021】また、不飽和ヨーク(永久磁石の磁力線が
飽和しない程度のヨーク)(8)を永久磁石(10)の
上に載せて、吸着体(12)を構成しているので、内装
磁石の最高の磁力を発揮できる。従って、従来のものに
比べて、より小型の永久磁石を用いることができるの
で、製造原価を引き下げることができ、より安価に製品
を供給することができる。
【0022】永久磁石(10)は自己の磁力でヨーク
(8)に吸着・保持されるので、従来のように扉金具
(3)の内腔(7)に、永久磁石(10)を接着剤で張
り付けるなどの手間が要らない。従って、製造・組立が
簡単で、安価に供給できる。
【0023】床金具(4)の係止鈑(15)と吸着片
(16)とを、回動可能に蝶番結合したので、吸着片
(16)は氷久磁石(10)の表面に必ず密着し、線接
触の状態になることがないので、扉(1)の保持力が大
きく、少しの風で扉(1)の保持が外れることがない。
【0024】構造が簡単で、使用方法に特別な制約がな
いので、使用に違和感がない。即ち、扉(1)を開けれ
ば、所定位置で自動的に停止し、扉(1)はその位置に
係止される。係止された扉(1)を引けば、永久磁石
(10)が吸着片(16)から離れ、扉(1)を閉じる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本発明金具の側面図で、要部を断面で示し
たもの、
【図 2】 扉金具の組み立て要領を示した斜視図、
【図 3】 全体の使用状態を示した斜視図、
【図 4】 従来の磁石式戸当り金具の1例の側断面
図、
【符号の説明】
1・・・・・・扉 2・・・・・・床 3・・・・・・扉金具 4・・・・・・床金具 5・・・・・・取付座 6・・・・・・突出部 7・・・・・・内 腔 8・・・・・・ヨーク 9・・・・・・ヨーク溝 10・・・・・・永久磁石 11・・・・・・磁石腔 12・・・・・・吸着体 13・・・・・・側板 14・・・・・・掛け段 15・・・・・・係止鈑 16・・・・・・吸着片 17・・・・・・吸着片の表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築における、解放した扉を解放の位置に
    保持する戸当り金具において、 扉(1)の開き側面の下端に取り付ける扉金具(3)
    と、 扉(1)の解放係止位置で、扉金具(3)の直下の床
    (2)に取付ける床金具(4)、とより成り、 扉金具(3)の突出部(6)には、その下面と1側面と
    に解放した内腔(7)を設け、この内腔(7)を、ヨー
    ク(8)を挿入すべき、水平のヨーク溝(9)と、ヨー
    ク溝(9)下面に連通して、下方に開口した磁石腔(1
    1)とに造り、ヨーク溝(9)の平面形状を、磁石腔
    (11)の平面形状より大とし、 ヨーク(8)を載置した吸着体(12)を、突出部
    (6)の側面より内腔(7)に挿入して成る、扉金具
    (3)と、 床金具(4)の上面中央には、床金具(4)に水平に軸
    支され、上方のみに回動自在な、磁性金属鈑製の係止鈑
    (15)を有し、かつ該係止鈑(15)の先端に近い一
    部を吸着片(16)となし、該吸着片(16)を係止鈑
    (15)に蝶番回動自在に軸着した、床金具(4)と、 より成ること、を特徴とする、磁石式戸当り金具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6321411B1 (en) * 2000-06-05 2001-11-27 Shigeki Ikejiri Doorstop device
EP2093358A1 (de) * 2008-02-20 2009-08-26 Jos. Berchtold AG Vorrichtung zum Feststellen von Türen mittels magnestischer Anziehung
US8051535B2 (en) * 2009-04-29 2011-11-08 Donido Enterprise Co., Ltd. Magnetic doorstop
CN107355158A (zh) * 2017-08-18 2017-11-17 苏州升德精密电气有限公司 一种隐形式吊门下止座

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