JPS63279476A - ディスクプレ−ヤの情報読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はディスクプレーヤの情報読取装置に関する。

背景技術 第１１図に従来のディスクプレーヤの情報読取装置の概
略を示す。図示した如く、ディスク５１の記録面にレー
ザビームを照射するための対物レンズ５２を含む光学式
ピックアップを担持したキャリッジ５３が設けられてい
る。キャリッジ５３はターンテーブル５４のディスクｔ
ｕ持面５４ａと平行であるように配置された案内部材と
してのガイドシャフト５５により摺動自在に支持されて
いる。また、図示されてはいないが、キャリッジ５３を
移動せしめる駆動手段が設けられている。

かかる情報読取装置においては、レーザビームの方向を
ディスク５１の記録トラック５１ａに対して、該記録ト
ラックの接線方向（タンジエンシャル方向）及びディス
ク半径方向（ラジアル方向）の２方向において調整する
必要がある。このため、キャリッジ５３若しくはターン
テーブル５４を、該接線方向及びディスク半径方向に夫
々対応する矢印Ｔ及びＲ方向において回動可能とし、こ
の回動角度位置を調整することが行われている。この調
整作業は、例えば矢印Ｔ方向における角度位置を調整し
た後に矢印Ｒ方向の角度位置の調整をなすというように
行われる。従来の情報読取装置においては、一方向、例
えば矢印Ｔ方向における調整をなした後に矢印Ｒ方向の
調整をなすと、一旦調整された矢印Ｔ方向の角度位置か
ず争かなから正規位置から再びずれてしまい、該両方向
の調整を何回も繰返さなければならず、調整作業に長時
間を費さねばならなかった。また、一方向の調整をなす
際に他方向の位置ずれを予め見込んで行なう見込み調整
もなされているが、この調整作業は熟練を必要としてい
た。

発明の概要 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは記録トラック接線方向及びディス
ク半径方向の角度位置調整を迅速且つ簡単に行うことの
できるディスクプレーヤの情報読取装置を提供すること
である。

本発明による情報読取装置は、光学式ピックアップを担
持して一対の平行な案内部材上を移動するキャリッジが
、一方の案内部材に２点で係合する第１担持部材と、光
学式ピックアップを担持して一側端部にて該第１担持部
材に回動可能に取り付けられ且つ他側端部が他方の案内
部材に当接する第２担持部材とにより構成され、該第２
担持部材の回動軸が上記案内部材の長手方向に直角で且
つ両案内部材を含む案内面に平行であり更に該第２担持
部材と上記他方の案内部材との当接点を通るようになさ
れていることを特徴としている。

実施例 以下、本発明の実施例としての情報読取装置を添付図面
を参照しつつ説明する。

第１図及び第２図に示すように、当該情報読取装置は互
いに平行に配置されたメカシャーシ１及びベースプレー
ト２からなる支持機構を有している。メカシャーシ１は
後述する各部品を担持するものであり、ベースプレート
２は該メカシャーシ１にねじなどにより結合されて主と
して当該情報読取装置全体としての質量を増大せしめ、
且つ、重心位置を低くするためのバラストウェイトとし
て作用するものである。故に、ベースプレート２は比較
的厚い鋼板から成る。なお、ベースプレート２はゴムか
らなる防振部材３を介してプレーヤハウジングに対して
取り付けられている。第３図にも示す如く、メカシャー
シ１にはスピンドルモータ４とこれによって直接回転駆
動せしめられるターンテーブル５が取り付けられており
、メカシャーシ１及びベースプレート２は該ターンテー
ブルのディスク担持面に対して直角な方向において所定
距離だけ離間して配置されている。

メカシャーシ１とベースプレート２の間にはターンテー
ブル５のディスク担持面と平行にウオーム６が配置され
ており、且つ、メカシャーシ１に回転自在に取り付けら
れている。メカシャーシ１にはウオーム６の側方にモー
タ７が設けられている。モータ７の出力軸にはプーリ７
ａが嵌着されており、ウオーム６の端部に嵌着されたプ
ーリ６ａとこのプーリ７ａとにベルト８が架設されてい
る。

ウオーム６と平行に単一の案内部材としてのガイドシャ
フト１０が設けられており、且つ、メカシャーシ１によ
り両端部にて支持されている。第４図ないし第６図にも
示すように、ガイドシャフト１０により第１担持部材１
１が摺動自在に支持されている。第１担持部材１１はガ
イドシャフト１０に２点１１ａ、ｌｌｂで係合している
。第３図ないし第６図に示すように、第１担持部材１１
には突起１１ｃが形成されており、第２担持部材１４が
その一側端部にてこの突起１１ｃに回動可能に取り付け
られている。第４図及び第５図がら特に明らかなように
、第２担持部材１４の他側端部には互いに反対向きに一
対の小さな半球状突起１４ａ、１４ｂが切欠部を隔てて
形成されており、メカシャーシ１にガイドシャフト１ｏ
と平行に形成された案内路１ａ（第１図に図示）に対し
て該一対の半球状突起が該メカシャーシを厚み方向にお
いて挾むように摺接している。すなわち、メヵシャーシ
１は第２担持部材１４を案内する案内部材としても作用
しているのである。また、上記一対の半球状突起１４ａ
及び１４ｂは極めて近接して設けられ、且つ、互いに反
対向きであるため、第２ｔ！１持部材１４の他側端部は
このメカシャーシ１の案内路１ａに対して実質的に１点
にて当接する形となっている。

上記した第１担持部材１１と第２担持部材１４とによっ
て、対物レンズ１６を含む光学式ピックアップ１７を担
持するキャリッジが構成されている。但し、光学式ピッ
クアップ１７は第２担持部材１４上に搭載されている。

第１図及び第４図に示すように、第１担持部材１１と第
２担持部材１４とには夫々対応するねじ孔１１ｄ及び１
４ｄが形成されており、第１図ないし第３図並びに第６
図に示す如く互いに異なるピッチを有する差動ねじ１９
が該両ねじ孔１１ｄ。

１４ｄに螺合している。また、各ねじ孔ｌｉｄ及び１４
ｄの間にはコイルスプリング２０が縮設されており、且
つ、差動ねじ１９に嵌挿されている。

すなわち、差動ねじ１９を回すことによって第２担持部
材１４がその回動支持軸である第１担持部材１１の突起
１１ｃを中心として第１担持部材１１に対して回動し、
以て、該第２担持部材上の光学式ピックアップ１７が傾
斜し、情報記録ディスク２１（第７図に図示）の記録ト
ラックに対するレーザビームのディスク半径方（ラジア
ル方向）における角度位置調整がなされるように構成さ
れているのである。

差動ねじ１９に螺刻された各ねじ部のピッチは例えば各
々０．　５　（ｍｍ）及び０．　７　（ｌｌＩｍ）であ
り、差動ねじ１９を一回転することによって、該差動ね
じが螺合する第１担持部材１１及び第２担持部材１４の
各螺合部分は０．　２　（＋ｎｕ）ずつ接近若しくは離
間する。なお、第１図、第３図、第４図及び第６図に示
す如く、第２担持部材１４を第１担持部材１１に対して
圧着するためのねじ２３及び板バネ２４が設けられてい
る。

第１図ないし第５図に示す如く、光学式ピックアップ１
７のボディ部分の側端部にねじ挿通孔が形成されており
、該ねじ挿通孔に調整ねじ２６が挿通せしめられている
。この調整ねじ２６は第２担持部材１４に形成されたね
じ孔１４ｅ（第１図に図示）に螺合している。また、第
１図及び第５図に、示すように、光学式ピックアップ１
７のボディ部分と第２担持部材１４との間にはコイルス
プリング２７が縮設されている。すなわち、この調整ね
じ２６を回すことにより、光学式ピックアップ１７が傾
斜し、情報記録ディスク２１（第７図に図示）の記録ト
ラックに対するレーザビームの記録トラック接線方向（
タンジエンシャル方向）における角度位置調整がなされ
るように構成されているのである。

第４図及び第５図から明らかな如く、第２担持部材１４
の回動軸１４ｆは、案内部材であるガイドシャフト１０
並びにメカシャーシ１の案内路１ａ（第１図に図示）の
長手方向に直角で、且つ、該ガイドシャフト及び案内路
１ａの双方を含む仮想案内面に平行であり、更に、第２
担持部材１４と案内路１ａとの当接点を通る。この構成
によって、情報記録ディスクの記録トラックに対するレ
ーザビームの角度位置調整を、上記タンジェンシャル方
向およびラジアル方向の２方向において夫々影響を及ぼ
すことなく各々独立して行うことが出来る。

第１図、第３図ないし第５図に示されるように、第１担
持部材１１にはハーフナツト（半割りナツト）３０がね
じ３１及びコイルスプリング３２により取り付けられて
いる。該ハーフナツトはウオーム６に螺合せしめられて
おり、モータ７の回転に伴うウオーム６の回転によって
、該第１担持部材１１を含むキャリッジ（前述）がガイ
ドシャフト１０に沿って移動せしめられる。第８図にも
示されるように、第２担持部材１４には尖頭突起１４ｇ
が突設されており、ハーフナツト３０に形成された底部
が円錐状である凹部３０ａ内に該尖頭突起が係合してい
る。これにより、ハーフナツト３０は、第１図において
Ｕ及びＷにて示す２つの円弧を含む球面に沿って揺動自
在となっている。

また、第２担持部材１４には上記の尖頭突起１４ｇと平
行にもう１本の尖頭突起１’４ｈが形成されており、こ
の尖頭突起１４ｈはハーフナツト３０に上記の円弧Ｕに
沿うように伸長して形成されて底部が屋根形の凹部３０
ｂ内に係合している。この四部３０ｂの幅寸法、すなわ
ち、上記の円弧Ｗに沿った方向における寸法は尖頭突起
１４ｈの径よりも作かに大きいだけであり、これによっ
て、ハーフナツト３０は円弧Ｗに沿った移動を規制され
、円弧Ｕに沿った動きのみをなす。すなわち、ハーフナ
ツト３０は、少なくとも、ガイドシャフト１０とウオー
ム６の各中心軸を含む面に沿って移動可能となっている
のである。

第３図に示すように、メカシャーシ１の下面には光学式
ピックアップ１７が情報記録ディスク２１のリードイン
トラツクに対応する位置に達したことを検知するための
検知スイッチ３４が設けられている。また、第１図にも
示す如く、光学式ピックアップ１７が情報記録ディスク
２１の所定位置（映像エリア）に対応する範囲にあるこ
とを検知するエリアセンサ３５が設けられており、且つ
、配線基板３６を介してメカシャーシ１に取り付けられ
ている。

第１図、第２図及び第７図に示す如く、ターンテーブル
５には情報記録ディスク２１のセンタ孔に嵌合して該デ
ィスクの芯出しをなす調心リング３７が突出収納自在に
設けられており、また、該調心リングに対して突出方向
へのパイアスカを付与するコイルスプリング３８が設け
られている。

また、第７図において参照符号３９は、情報記録ディス
ク２１をターンテーブル５に押圧してディスククランプ
作用をなす円盤状押圧部材を示している。なお、該円盤
状抑圧部材３９は環状のマグネット３９ａを有し、ター
ンテーブル５に設けられた環状磁性部材５ａと吸着する
ことによりディスククランプがなされる。

第９図は当該実施例の一部変形例を示すものである。図
示される如く、情報記録ディスク２１のセンタ孔に嵌合
して該ディスクをターンテーブル４１に対して芯出しす
る調心リング４２が円盤状押圧部材４３に設けられてい
る。また、ターンテーブル４１に環状マグネット４１ａ
が設けられ、抑圧部材４３に該マグネットと吸着する環
状磁性部材４３ａが設けられている。

なお、上記の実施例では第２担持部材１４に光学式ピッ
クアップを固定したが、寸法的に許容されれば第２担持
部材１４は光学式ピックアップと一体としてもよい。こ
の場合、第１０図に示すように、調整ねじ２６の先端が
直接案内路１ａに当接する。ここで、この調整ねじ２６
の先端が第１担持部材１１の突起１１ｃの回転軸上に配
置されていることは勿論である。

発明の効果 以上詳述した如く、本発明による情報記録装置において
は、光学式ピックアップを担持して一対の平行な案内部
材上を移動するキャリッジが、一方の案内部材に２点で
係合する第１担持部材と、光学式ピックアップを担持し
て一側端部にて該第１担持部材に回動可能に取り付けら
れ且つ他側端部が他方の案内部材に当接する第２担持部
材とにより構成され、該第２担持部材の回動軸が上記案
内部材の長手方向に直角で且つ両案内部材を含む案内面
に平行であり更に該第２担持部材と上記他方の案内部材
との当接点を通るようになされている。

かかる構成の故、情報記録ディスクの記録トラックに対
するレーザビームの角度位置調整を記録トラック接線方
向（タンジェンシャル方向）及びディスク半径方向（ラ
ジアル方向）の２方向において夫々影響を及ぼし合うこ
となく全く独立して行ない得るのである。従って、該２
方向の角度位置調整を迅速に、且つ、熟練を要すること
なく簡単に行なうことが出来るのである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の実施例としての情報読取
装置の各々拡散分解図、平面図及び一部所面図を含む底
面図、第４図ないし第８図は一部詳細図、第９図及び第
１０図は該実施例の一部変形例を示す図、第１１図は従
来の情報読取装置を示す図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・メカシャーシ １ａ・・・・・・案内路 ２・・・・・・ベースプレート ４・・・・・・スピンドルモータ ５・・・・・・ターンテーブル ６・・・・・・ウオーム ７・・・・・・モータ １０・・・・・・ガイドシャフト １１・・・・・・第１ｔ！１持部材 １２・・・・・・第２担持部材 １７・・・・・・光学式ピックアップ １９・・・・・・差動ねじ ２１・・・・・・情報記録ディスク ２６・・・・・・調整ねじ ３０・・・・・・ハーフナツト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 案内手段と、光学式ピックアップを担持して前記案内手
   段により案内されるキャリッジと、前記キャリッジを移
   動せしめる駆動手段とを含むディスクプレーヤの情報読
   取装置であって、前記案内手段は一対の平行な案内部材
   から成り、前記キャリッジは前記案内部材の一方に２点
   で係合する第１担持部材と、一側端部にて前記第１担持
   部材に回動可能に取り付けられ且つ他側端部が前記案内
   部材の他方に当接する第２担持部材とを有し、前記第２
   担持部材の回動軸が前記案内部材の長手方向に直角で且
   つ前記案内部材双方を含む案内面に平行であり更に前記
   第２担持部材と他方の案内部材との当接点を通ることを
   特徴とする情報読取装置。