JPS63279047A - 空気調和機のファン制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主にヒートポンプ式空気調和機以外の暖房器を
使用している被空調空間の空気循環用として空気調和機
の送風装置を利用する場合のファン制御装置に関するも
のである。

従来の技術 従来、空気循環用として空気調和機の送風装置を利用す
る場合、送風装置を作動させる運転装置は、被空調空間
温度を検知する温度検出手段の検出結果が、検知温度判
別手段に記憶された、ある設定温度と比較して、大であ
れば、作動され、小であれば、停止されるものであった
。また運転装置作動後の送風状態は、設定ファン速を記
憶するファン速記憶手段の内容に従うものであった。

発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術によれば、室温が、設定温度よシも小で
ある場合は、送風装置は停止されているため、温度検出
手段を構成する温度サーミスタ周辺の空気の対流が極め
て少なく、暖房器等により被空調空間の温度が上昇し、
設定温度よυも大となった状態でも、温度サーミスタ周
辺の空気の対流が極めて少ないため、検知温度判別手段
が温度サーミスタの検知する室温が設定温度よシも大で
あると判別するまでの間に実際の室温は設定温度よりも
、かなり大となっておシ、被空調空間の温炭分布は上方
の温度が高く下方の湿度が低いという、不均一な状態と
なり、空気調和機の使用者にとっては、極めて不快な状
態が継続される事になる。さらに、送風装置作動後は、
ファン速は、操作者が設定した任意のファン速となるが
、暖房器として燃焼器等を使用し、ファン速最大で使用
する場合、燃焼器に当る吹出風により燃焼器の炎がゆら
ぎ、不完全燃焼を引き起こし易くなシ、また被空調空間
の循環風量が過大となり、上方の空気中に存在するＣｏ
２が下方まで行き渡り、被空調空間のＣｏ／ＣＯ２比が
増加し、安全上、人体に悪影響を及ぼす状況となり易い
ものであった。

本発明は、従来技術の問題点である検知温度精度と安全
性を改善し、快適なファン制御装置を提供することを目
的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の空気調和機のファ
ン制御装置は、室温を検知する室温検知手段と、あらか
じめ設定された温度を記憶する設定温度記憶手段と、前
記室温検知手段により検知した室温と前記設定温度記憶
手段に記憶された設定温度とを比較判別する室温比較判
別手段と、室温比較判別手段の判別結果に基き、室内機
のファン駆動装置を駆動させ、ファン速を設定温度と室
温との差に応じて停止、超微風、微風と段階的に切換え
、かつ連続送風運転とする風量制御手段を設けたもので
ある。

作　　用 本発明は上記した構成により、室内ファン速は、室温が
設定温度に達した場合、微風運転固定で運転され、かつ
室温が設定温度以下、設定温度−１°Ｃ以上となった状
態でも、超微風運転となシ、さらに室温が設定温度−１
°Ｃ以下となると停止となる。その結果、室温を検知す
るサーミスタの周辺の空気流は、精度よく室温を検知す
る事が可能となり、かつ、室温が設定温度−１°Ｃ以下
となると送風運転を停止する。さらに室温が設定温度よ
シも大となった場合でも、７アン速は微風固定であるた
め、被空調空間の室温分布は均一化された快適な状態が
実現可能となり、さらに、ファン速を微風固定とする事
により、暖房燃焼器等に吹出風が当ることによる不完全
燃焼の発生を解消でき、使用者に対す、る安全性の向上
が図れることとなる。

かつ設定温度−１°Ｃ以下となると送風運転停止となる
ことにより、冷風の送風が解消でき、被空調空間の快適
性が向上できる。

実施例 以下、本発明をその一実施例を示す添付図面を参照しな
がら説明する。

第１図は本実施例におけるファン制御装置の構成とブロ
ック図を示すものである。

同図において、１は空気調和機の室内〜熱交換器、２は
送風用多翼ファン、３は送風用多翼７アン２を駆動する
７アンモータである。本実施例の空気調和機のファン制
御装置は空気調和機の室内ユニット１１を冬期の空気循
環用として送風のみで使用する場合のものであり、空気
循環用としてｊ　　　　　　空気調和機を利用する場合
、第２図に示す室内ユニット１１の操作部Ｂ中のモード
選択スイッチ５２〜Ｓ４の空気循環スイッチＳ４を選択
する事により使用可となる。４は室温検知手段で、室内
ユニット１１の室内熱交換器１の前面（吸込側）に設け
られている。５は設定温度記憶手段で、ここに記憶され
ている設定温度よりも、室温検知手段４で検知した温度
が、大であるか（設定温度−１°Ｃ）よりも室温が大で
あるか（設定温度−１°Ｃ）よりも小であるかが、室温
比較判別手段６にて判別される。室温比較判別手段６に
て判別された結果は演算器７にて処理される。室温検知
手段４にて検知された室温が、設定温度記憶手段５に記
憶された（設定温度−１°Ｃ）以下である場合送風運転
は行われず、停止状態を継続する。また設定温度記憶手
段５に記憶された（設定温度−１°Ｃ）よりも大である
場合、演算器７は、ファン駆動装置。

８を駆動させると同時に、第１〜第３出力部９．１０、
または１２において、ファン速が超微風に相当する第３
出力部１２へ出力し、７アンモーク３と送風用多翼ファ
ン２を超微風状態にて運転させる。

次に室温検知手段４にて検知された室温が、設定温度記
憶手段５．に記憶された設定温度よりも犬である場合、
演算器７はファン速を超微風に相当する第３出力部１２
の通電を停止させ、第２出力部１０へ出力してファンモ
ータ３と送風用多翼ファン２を微風状態にて運転させる
。

次に第２図により電子制御回路構成について説明する。

第２図において、Ａは室内ユニット１１内に収納されて
いる制御部、Ｂは室内ユニット１１の外部に設けられて
いる操作部である。制御部Ａにおいて、１３は交流電源
部であり、降圧トランス１４により交流電源は降圧され
、整流回路１５により直流電源電圧となり制御部Ａに供
給される。

第１図中の室温検知手段４に相当するのは第２図中では
具体的にサーミスタ１６でありサーミスタ１６よシ発す
る室温信号はＡ／Ｄ変換装置内蔵型の集積回路１７（以
下マイコンと称する）の２０番ポートに入力されている
。第１図中の設定温度記憶手段５、室温比較判別手段６
、演算器７、ファン駆動装置８は全てマイコン１７内部
に収納さ・れて機能している。１８は出力部であり、Ｒ
１は室外ユニット中の圧縮機と室外ファンモータを駆動
するリレー、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４は、室内ユニット１１内
のファンモータ３の速度を選択するリレーであり、本実
施例の空気循環用の送風を実現するために必要なリレー
である。空気循環用として室内ユニット１１を使用する
場合において、送風運転を行うときは前記出力部１８の
リレーＲ２、Ｒ３は常時通電させ、リレーＲ４を通電も
しくは停電させて、設定温度よシも室温が低く、（設定
温度−１°Ｃ）よりも室温が高い場合の超微風、設定温
度よりも室温が高い場合の微風運転を実現させている。

また送風運転停止の場合リレーＲ５を停電し送風機を停
止させる。

次に第３図により空気調和機のファン制御装置の制御内
容について説明する。

第３図において、ステップ１では操作部Ｂのモード選択
スイッチＳ４により空気循環運転を選択し、運転停止ス
イッチＳ１を投入する事により運転を開始する。運転開
始と同時に制御部Ａの出力部１８内のりレーＲ６が停電
される。ステップ２に移ると室温検知手段４により室温
ｔが検知される。次にステップ３にて設定温度記憶手段
５に設定された設定温度（本実施例の場合２５°Ｃ）と
検知温度ｔとが室温比較判別手段６により比較される。

ここで室温が（設定温度−１°Ｃ）よりも低い場合はそ
れまでの状態が保持される。室温ｔが（設定温度−１°
Ｃ）よりも高い場合はステップ４に移る。ステップ４で
は制御部Ａの出力部１８内のりレーＲ５が通電状態とな
る。ステップ５にてリレーＲ２、Ｒ３、Ｒ４が通電され
、ステップ６にて室内ユニット１１は超微風運転状態と
なる。

ステップ７では再度室温を検知しステップ８にて設定温
度と比較判別される。ステップ８では、室温が（設定温
度−１°Ｃ）よりも低い場合は、ステップ１に戻り送風
運転が停止される。また高い場合はステップ９に移り再
度室温ｔを検知し、ステップ１０に移り設定温度と室温
とを比較判別する。

室温が設定温度よりも低い場合、それまでの状態が保持
され、高い場合は、ステップ１１へ移る０ステツプ１１
へ移るとリレーＲ４が停電され微風運転となる。そして
ステップ１１まで実施されると、ステップ３まで戻シ、
運転停止までは、以上の動作が繰り返される。

発明の効果 以上のように本発明は、暖房器により被空調空間の温度
が上昇して〈′ると常時送風運転している空気調和機に
設けた温度サーミスタ周辺の空気温度は、時間のずれが
なく、常時正確にその温度を温度サーミスタにより感知
される。その結果、空気調和機の送風運転が空気温度二
股定温度となると正確に動作を開始するため、暖房器使
用者にとって居住空間の立面温度分布の上方が熱く下方
が冷たいという不快な状態が防止できる。またファン速
を空気温度が（設定温度−１）°Ｃよりも低い場合の停
止状態、空気温度が（設定温度−１°Ｃ）よシも高く設
定温度よシも低い場合の超微風運転と、空気温度が設定
温度よシも高い場合の微送風運転との３速に固定したた
め、石油ストーブ等の燃焼器等に送風が当シ、炎のゆら
ぎ等による不完全燃焼を防止し、安全性が確保できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるファン制御装置を有
する空気調和機（室内側）のファン制御回路を示すブロ
ック図、第２図は同ファン制御回路を有する電子回路図
、第３図は同ファン制御装置の制御内容を示すフローチ
ャートである。 ３・・・・・・７アンモータ、４・・・・・・室温検知
手段、５・・・・・・設定温度記憶手段、６・・・・・
・室温比較判別手段、７・・・・・・演算器、８・・・
・・・ファン駆動装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名７−
−−室内慾交換器 ２−一一室吋フアン ３・−ファンモータ ４−−一室温検知子挾 ５−−一般定邊魔記憶手交 ６−一一皇溢比較判別手段 ７・−演算器 ６・−ファン邸動碧ピ！ ｑ−−一第１出力部 １０−ｍ−第２出２７部 第１図　　　　　１２−第３出力都 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　室内空気温度を検知する室温検知手段と、あらかじめ
   設定された温度を記憶する設定温度記憶手段と、前記検
   知温度と設定温度とを比較、判別する判別手段と、この
   室温比較判別手段により検知温度が設定温度に達するま
   では微風運転に、設定温度以下の時は超微風運転になる
   よう室内側ファン速を２段階に変速しかつ、停止、超微
   風、微風運転を設定温度と室温との温度差により送風運
   転を行う風量制御手段を備えた空気調和機のファン制御
   装置。