JP2001138910A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2001138910A
JP2001138910A JP32785999A JP32785999A JP2001138910A JP 2001138910 A JP2001138910 A JP 2001138910A JP 32785999 A JP32785999 A JP 32785999A JP 32785999 A JP32785999 A JP 32785999A JP 2001138910 A JP2001138910 A JP 2001138910A
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JP
Japan
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outside air
air conditioner
vehicle
air temperature
ventilation
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Tsuguo Adachi
次生 安達
Keiji Yoshimura
圭二 吉村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、外気温度センサが換気通風路に設置
されて車内空気温度の影響を受け誤検知してしまい、結
果的に空調機を過剰に運転し乗客に不快感を与えるなど
の問題があった。 【解決手段】 この発明は、圧縮機21、室外熱交換器
23、室外送風機22、室内熱交換器7および室内送風
機8を外気取入れ口と車内メインダクト9とで形成した
換気通風路内に配置し車両上に搭載した空調機におい
て、換気通風路25に第1外気温度センサ14aを設置
し、かつ車両外表面換気通風経路24以外に第2外気温
度センサ14cを設置した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用空調装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載された空調装置による
冷房制御および客室ヒータによる温度制御は、それぞれ
の制御の目的のための温度センサ(または温度サーモ)
により各機器を制御する方式がほとんどである。外気温
度センサは、車両の外表面(床下等)または空調装置外
気取入口に設置していた。
【0003】図12は例えば、特開平9−207541
号公報に示された従来の車両用空調システムの構成図で
あり、1は車両、2はこの車両1の乗客の乗降時に開く
側引戸、3は前記車両1の座席、4は前記車両1の座席
3に収納された暖房用電気ヒータ、5は前記車両1の車
内空気の撹拌を行う客室天井に取付けられた電気扇、6
は車両用空調装置、7はこの車両用空調装置に設けたリ
ターン空気を冷却又は加熱する一対の室内熱交換器、8
は前記車両用空調装置6の調和空気を送風する室内送風
機、9はこの室内送風機からの調和空気を車両全長へ分
配するためのメインダクト、10はこのメインダクト9
で分配された客室へ配風する一対のサブダクト、11は
前記車両1の客室からのリターン空気を清浄にするリタ
ーンエアフィルタ。
【0004】12a、12bは車内温度を代表し、前記
車両用空調装置6の運転を制御するためのリターン空気
温度を検出する一対のリターン空気温度検出用温度セン
サ、13a、13bは客室内で床上近傍の温度を検出す
る一対の床上近傍温度検出用温度センサ、14a、14
bは前記車両用空調装置6内の内に収納され外気温度を
検出する右外気温度検出用温度センサ、及び左外気温度
検出用温度センサ、15はこれらリターン空気温度検出
用温度センサ12a、12b、床上近傍温度検出用温度
センサ13a、13b、右外気温度検出用温度センサ1
4a及び左外気温度検出用温度センサ14bの各センサ
からの温度情報、運転指令情報の他を入力するマイクロ
コンピュータ、16はこのマイクロコンピュータ15を
構成し、前記各温度センサ12a、12b、13a、1
3b、14a、14bの温度情報、車両用空調装置6を
制御するための各種情報を入力する入力装置、17はこ
の入力装置16からの情報を一時格納するRAM、18
はあらかじめ作られた制御プログラムを格納している格
納しているROM、19は前記RAM16の入力情報と
前記ROM18のプログラムにより演算処理をするCP
U、20はこのCPU19により演算処理した結果によ
り前記車両用空調装置6内の各機器である電気ヒータ
4、電気扇5等に指令を出す出力装置である。
【0005】また、外気温度センサ検出値は、例えば冷
房時は特開昭56−25013号公報に外気温度による
設定値の補正(あらかじめ決められた温度以上に外気温
度が上がると、車内・車外温度差を小さくするコールド
ショックを防止する)ことを目的として設定温度を変更
する技術が開示されている。図12に冷房時の温度変化
グラフを示す。外気温度センサーを空調装置の換気通風
経路(外気取入口)に設置した場合は、夏期冷房時には
圧縮機・室外送風機と共に室内送風機が運転されてお
り、換気通風経路に設置した温度センサは外気が流入す
るため正常な外気温度を検出できる。
【0006】また暖房時は、特開平9−159246号
公報に外気温度が換気下限温度より低い場合、暖房装置
の最大の暖房能力に対する現在の暖房能力の割合が所定
値以上であるかを判定し、所定値以上である場合には外
気との換気運転を停止し、所定値以下である場合には外
気との換気運転を行う技術が開示されている。図13に
暖房時の温度変化グラフを示す。冬期暖房時には空調装
置に設置された室内送風機が停止しており、車内の空気
が自然対流により上昇し、リターンエアフィルタを通っ
て空調装置の外気取入れ口を通過し、車外へ流出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用空調装置
は、車両用の外気温度センサーを換気通風経路(空調装
置外気取入口等)または換気通風経路以外(床下を含む
車両外表面)に設置していたため、換気通風経路に設置
された外気温度センサが車内空気温度の影響により誤検
知(高い温度を検知)してしまい、外気を導入しても暖
房能力不足にならないと判定し必要以上に室内送風機を
運転し、外気流入により車内温度が低下し、結果的に乗
客へ「寒い」等の不快感を与えサービス低下となってい
た。
【0008】また、外気温度センサーを換気通風経路以
外(空調装置内の換気通風経路以外または車両外表面)
に設置した場合は、冬期暖房時には日射の影響が少なく
正常な外気温度を検出できるが、夏期冷房時には、日射
の影響で高い温度を検出する。従って外気温度による設
定値の補正により、冷房設定温度を必要以上に上昇さ
せ、結果的に乗客へ「暑い」等の不快感を与えサービス
低下となっていた。
【0009】この発明は、年間を通じて正常な外気温度
を検出し良好な空調制御を実現することにより、乗客の
快適性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用空調装
置は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、室内熱交換
器および室内送風機を外気取入れ口と車内メインダクト
とで形成した換気通風経路内に配置し車両上に搭載した
空調機において、前記換気通風経路に外気温度センサを
設置し、かつ車両外表面換気通風経路以外に外気温度セ
ンサを設置したものである。
【0011】請求項2の車両用空調装置は、第1外気温
度センサーと第2外気温度センサーとの検出値を比較
し、低い方の外気温度検出値により空調装置を制御する
ものである。
【0012】請求項3の車両用空調装置は、室内送風機
運転時は換気通風経路に設けた第1外気温度センサーの
検出値により空調装置を制御し、室内送風機停止時は換
気通風経路以外に設けた第2外気温度センサーの検出値
により空調装置を制御するものである。
【0013】請求項4の車両用空調装置は、第1外気温
度センサを換気通路に設けると共に、第2外気温度セン
サを換気通路以外に備え、冷房時は前記換気通風経路に
設けた第1外気温度センサの検出値を空調装置の制御に
用い、かつ暖房時は前記換気通風経路以外に設けた第2
外気温度センサの検出値を空調装置の制御に用いるもの
である。
【0014】請求項5の車両用空調装置は、換気通風経
路を備えた車両用空調装置において、この換気通風経路
に第1外気温度センサーを備え、室内送風機停止中は、
一定時間毎に室内送風機を運転し外気温度を検出すると
共に、検出された外気温度検出値により空調装置を制御
するものである。
【0015】請求項6の車両用空調装置は、換気取入機
能を備えた車両用空調装置において換気通風経路に第1
外気温度センサを設け、かつ室外熱交換器冷却通風経路
に第2外気温度センサを備え、室内送風機停止中には、
一定時間毎に室外送風機を運転し外気温度を検出し、そ
の外気温度検出値を空調装置の制御に用いるものであ
る。
【0016】請求項7の車両用空調装置は、換気取入機
能を備えた車両用空調装置において、外気取入口にダン
パーを設け、このダンパーの外側に外気温度センサを備
え、室内送風機停止中は、一定時間毎にダンパーを強制
的に閉じて外気温度を検出し、その検出された外気温度
検出値を空調装置の制御に用いるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の実
施の形態1について説明する。図1はこの発明の実施の
形態1による車両空調装置の平面図、図2はこの発明の
実施の形態1による車両空調装置の側面図、図3はこの
発明の実施の形態1による車両空調装置を断面で示した
空調システム構成図、図4はこの発明の実施の形態1に
よる車両空調装置の要部を示す上面図である。1は車
両、2はこの車両1の乗客の乗降時に開く側引戸、3は
前記車両1の座席、4は前記車両1の座席3に収納され
た暖房用電気ヒータ、5は前記車両1の車内空気の撹拌
を行う客室天井に取付けられた電気扇、6は車両用空調
装置、7はこの車両用空調装置に設けたリターン空気を
冷却又は加熱する室内熱交換器、8は前記車両用空調装
置6の調和空気を送風する室内送風機、9はこの室内送
風機からの調和空気を車両全長へ分配するためのメイン
ダクト、10はこのメインダクト9で分配された客室へ
配風するサブダクト、11は前記車両1の客室からのリ
ターン空気11aを清浄にするリターンエアフィルタ、
【0018】12a、12bは車内温度を代表し、前記
車両用空調装置6の運転を制御するためのリターン空気
温度を検出するリターン空気温度検出用温度センサ、1
3a、13bは客室内で床上近傍の温度を検出する床上
近傍温度検出用温度センサ、14aは前記車両用空調装
置内の換気通風経路(外気取入口24含む)に配置した
外気温度を検出する第1外気温度センサ、14cは前記
車両用空調装置6内の換気通風経路24以外の場所、例
えば車両用空調装置6の室外熱交換器22の風上側の室
外熱交換器冷却通風経路に設けられた外気温度を検出す
る第2外気温度センサ、14dは車両床下面に設けた外
気温度を検出する第3外気温度センサ、15はこれらリ
ターン空気温度検出用温度センサ12a、12b、床上
近傍温度検出用温度センサ13a、13b、第1外気温
度センサ14a及び第2外気温度センサ14cの各セン
サからの温度情報、運転指令情報の他を入力するマイク
ロコンピュータ、16はこのマイクロコンピュータ15
を構成し、前記各温度センサ12a、12b、13a、
13b、14a、14cの温度情報、車両用空調装置6
を制御するための各種情報を入力する入力装置、17は
この入力装置16からの情報を一時格納するRAM、1
8はあらかじめ作られた制御プログラムを格納している
格納しているROM、19は前記RAM16の入力情報
と前記ROM18のプログラムにより演算処理をするC
PU、20はこのCPU19により演算処理した結果に
より前記車両用空調装置6内の各機器である電気ヒータ
4、電気扇5等に指令を出す出力装置である。21は前
記車両用空調装置6の冷媒を圧縮する圧縮機、22は前
記車両用空調装置6の外気と熱交換して冷媒を凝縮させ
る室外熱交換器、23は前記車両用空調装置6の前記室
外熱交換器で熱交換した空気(熱風)を通風させる室外
送風機、24は前記車両用空調装置6の換気を取り入れ
る開口を設けた外気取入口、25は換気が流れる換気通
風経路である。なお、図中実線矢印は、空調停止時の車
内暖気空気の流れを示す。
【0019】次に、この実施の形態1の動作を説明す
る。車両用空調装置6を運転すると、車両空調システム
において、マイクロコンピュータ14に電源が供給され
動作を始め、まず各温度センサ12a、12b、13
a、13b、14a、14cの検出温度情報を読み取
り、その情報によりあらかじめ決められた温度制御プロ
グラムにより演算処理し把握する。この演算処理した結
果により車両用空調装置6に収納された各機器に指令を
出し必要な冷房(暖房)能力にて運転を開始する。
【0020】図5はこの発明の実施の形態1による車両
用空調装置の制御フローチャートである。始めにステッ
プS1でスタートし、ステップS2で第1外気温度セン
サ14aの検出温度A℃を入力し、ステップS3で第2
外気温度センサ14cの検出温度B℃を入力する。そし
て、ステップS4で第1温度センサ14aの検出温度A
℃と第2外気温度センサ14cの検出温度B℃とを比較
して、A℃>B℃であった場合には、ステップS5で車
内温度の影響を受けていると判断し、ステップS7で演
算し、第2外気温度センサ14cの温度センサ情報をス
テップS8で空調機器の運転指令を出し、車両用空調装
置の運転制御をする。また第1外気温度センサ14aの
検出温度A℃と、第2外気温度センサ14cの検出温度
がB℃とがA℃<B℃であった場合には、ステップS6
で日射の影響を受けていると判断し、ステップS7で演
算し、第1外気温度センサ14aの温度センサ情報をス
テップS8で空調機器の運転指令を出し、車両用空調装
置の運転制御をする。
【0021】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2による車両用空調装置の制御フローチャートであ
る。図に従って説明すると、始めにステップS9でスタ
ートし、ステップS10で換気機能を有する室内送風機
8が運転中には、車両用空調装置6内の換気通風経路2
5(外気取入口24含む)に収納され外気温度を検出す
る第1外気温度センサ14aは正常な外気温度を検出し
温度A℃を入力する。次に、ステップS11において第
2外気温度センサ14cで検出された温度B℃を入力す
る。ステップS12で換気機能を有する室内送風機が停
止中には、車両用空調装置内の換気通風経路25(外気
取入口24含む)に収納され外気温度を検出する第1温
度センサ14aは、車内温度の影響を受ける可能性があ
ることから、ステップS13で車両用空調装置6内の換
気通風経路25以外の場所に設けられた第2外気温度セ
ンサ14cで検出された外気温度B℃を選択し、ステッ
プS15で演算しステップS16で空調機器運転指令を
出し、車両用空調装置の運転制御に使用する。
【0022】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による車両用空調装置の制御フローチャートであ
る。図に従って説明すると、始めにステップS17でス
タートし、冷房時には、必ず換気機能を有する室内送風
機8が運転しており、ステップS18で車両用空調装置
6内の換気通風経路25(外気取入口24含む)に収納
され外気温度を検出する第1外気温度センサ14aは、
正常な外気温度を検出し温度A℃を入力する。次に、ス
テップS19において第2外気温度センサ14cで検出
されたB℃を入力する。ステップS20において暖房運
転かどうか判断し暖房運転中であれば、室内送風機8が
停止する可能性があることから、車両用空調装置内の換
気通風経路25(外気取入口24含む)に収納され外気
温度を検出する第1外気温度センサ14aは、車内温度
の影響を受ける可能性がるため、ステップS21で第2
外気温度センサ14cで検出された外気温度B℃を選択
し、ステップS23で演算し、ステップS24において
車両用空調装置6内の換気通風経路25以外の場所に設
けられた第2外気温度センサ14cの温度情報を基に空
調機器運転指令を出し、車両用空調装置の運転制御をす
る。
【0023】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4による車両用空調装置の制御フローチャートであ
る。この発明に係わる車両用空調装置は、車両用空調装
置6内の換気通風経路25以外の場所に設けられた外気
温度を検出する第2外気温度センサ14cを使用させな
いこと以外は、実施の形態1と同一の構成である。図に
従って説明すると、始めにステップS25でスタート
し、ステップS26で車両用空調装置内の換気通風経路
25(外気取入口24含む)に収納され外気温度を検出
する第1外気温度センサ14aで検出し温度A℃を入力
する。次に、次にステップS27で換気機能を有する室
内送風機8が運転中には、車両用空調装置内の換気通風
経路25(外気取入口24含む)に収納され外気温度を
検出する第1外気温度センサ14aは、正常な外気温度
を検出し温度A℃を入力し、ステップS29に行き外気
温度A℃を選択し、ステップS30で演算し、ステップ
S31で空調機器運転指令を出し車両用空調装置の運転
制御に使用する。
【0024】また、ステップS27で換気機能を有する
室内送風機8が停止中には、車両用空調装置内の換気通
風経路25(外気取入口24含む)に収納され外気温度
を検出する第1外気温度センサ14aは、車内温度の影
響を受ける可能性があることから、ステップS28で、
換気機能を有する室内送風機8を一定時間(例えば30
分毎)に短時間(例えば1分間)運転し、室内送風機8
を一定時間運転中は、第1外気温度センサ14aで外気
温度を検出し、ステップS29で検出後は検出した温度
A℃を外気温度情報としてマイクロコンピュータに記憶
しておき、ステップS30で演算し、ステップS31で
空調機器運転指令を出し車両用空調装置の運転制御に使
用する。
【0025】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5による車両用空調装置の制御フローチャートであ
る。この発明の実施の形態5係わる車両用空調装置は、
車両用空調装置6内の室外熱交換器22の風上側の室外
熱交換器冷却通風経路に第2外気温度センサ14cを設
け、第2外気温度センサ14aを使用させないこと以外
は、実施の形態1に示す同一の構成である。図に従って
説明すると、始めにステップS33でスタートし、ステ
ップS34で車両用空調装置内の換気通風経路25(外
気取入口24含む)に収納され外気温度を検出する第1
外気温度センサ14aで検出し温度A℃を入力する。次
に、ステップS35で車両用空調装置6内の換気通風経
路25以外の場所に設けられた外気温度を検出する第2
外気温度センサ14cで検出し温度B℃を入力する。
【0026】そして、ステップS36で換気機能を有す
る室内送風機8が運転中には、ステップS37で車両用
空調装置内の換気通風経路(外気取入口24含む)に収
納され外気温度を検出する第1外気温度センサ14aは
正常な外気温度を検出し、外気温度A℃を認識して、ス
テップS40で演算し、ステップS41で空調機器運転
指令を出し、車両空調装置の運転制御をする。
【0027】また、換気機能を有する室内送風機が停止
中には、ステップS38で車両用空調装置内の換気通風
経路25(外気取入口24含む)に収納され外気温度を
検出する第1外気温度センサ14aは、車内温度の影響
を受ける可能性があることから、室外熱交換器冷却用の
室外送風機22を一定時間(例えば30分毎)に短時間
(例えば1分間)運転し、室外送風機22運転中は外気
温度B℃を検出し、ステップS40で検出後一定時間
(例えば30分間)は検出した外気温度B℃を外気温度
情報としてマイクロコンピュータに記憶演算して、ステ
ップS41で空調機器運転指令を出し、車両用空調装置
の運転制御に使用する。
【0028】実施の形態6.図10はこの発明の実施の
形態6による車両用空調装置の拡大断面図であり、図1
1は制御フローチャートである。実施の形態6を図に従
って説明する。図において、1は車両、5は前記車両1
の車内空気の撹拌を行う客室天井に取付けられた電気
扇、6は車両用空調装置、7はこの車両用空調装置に設
けたリターン空気を冷却又は加熱する室内熱交換器、8
は前記車両用空調装置6の調和空気を送風する室内送風
機、9はこの室内送風機からの調和空気を車両全長へ分
配するためのメインダクト、10はこのメインダクト9
で分配された客室へ配風するサブダクト、11は前記車
両1の客室からのリターン空気11aを清浄にするリタ
ーンエアフィルタ、12aは車内温度を代表し、前記車
両用空調装置6の運転を制御するためのリターン空気温
度を検出するリターン空気温度検出用温度センサ、14
aは前記車両用空調装置6内の換気通風経路25に配置
した外気温度を検出する第1外気温度センサ、24は前
記車両用空調装置6の換気を取り入れる開口を設けた外
気取入口、25は換気が流れる換気通風経路、26はダ
ンパーで、前記換気通風経路25を遮断するよう、第1
外気温度センサ14aの室内熱交換器7側に設けてい
る。
【0029】次に、図11に示す実施の形態6の制御フ
ローチャートを説明する。図において、ステップS32
でスタートし、ステップS33において、車両用空調装
置内の換気通風経路25(外気取入口24含む)に収納
され外気温度を検出する第1外気温度センサ14aで検
出し温度A℃を入力する。次に、ステップS34で、換
気機能を有する室内送風機8が運転時中、または、でス
テップS35でダンパー26閉時には、ステップS36
において正常な外気温度を検出して、外気温度A℃をス
テップS36に送りステップS37において演算しステ
ップS38で空調機器運転指令を出し、車両用空調装置
の運転制御に使用する。
【0030】また、ステップS34で換気機能を有する
室内送風機8が停止し、ステップS35でダンパー26
が閉時には、ステップ39で車両用空調装置内の換気通
風経路25(外気取入口24含む)に収納され外気温度
を検出する第1外気温度センサ14aは、車内温度の影
響を受ける可能性があることから、ダンパーを一定時間
毎(例えば30分毎)に短時間(例えば1分間)閉じ、
ステップS40で一定時間外気温度を検出し、検出温度
A℃を検出後一定時間(例えば30分間)は外気温度情
報としてマイクロコンピュータに記憶し、ステップS3
7で演算しステップS38で空調機器運転指令を出し、
車両用空調装置の運転制御に使用する。
【0031】
【発明の効果】請求項1による発明の車両用空調装置
は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、室内熱交換器
および室内送風機を外気取入れ口と車内メインダクトと
で形成した換気通風経路内に配置し車両上に搭載した空
調機において、前記換気通風経路に外気温度センサを設
置し、かつ車両外表面換気通風経路以外に外気温度セン
サを設置した構成としたから、室内送風機運転・停止に
係わりなく外気温度を正常に検出できるようになる。
【0032】請求項2による発明の車両用空調装置は、
第1外気温度センサーと第2外気温度センサーとの検出
値を比較し、低い方の外気温度検出値により空調装置を
制御する構成としたから、外気温度センサーの検出値を
比較し、高い方の外気温度検出値は外乱(日射または車
内温度)の影響を受けていると判定し、正常な外気温度
検出値を空調制御に使用できるようになり、乗客の快適
性を向上させる効果がある。
【0033】請求項3による発明の車両用空調装置は、
室内送風機運転時は換気通風経路に設けた第1外気温度
センサーの検出値により空調装置を制御し、室内送風機
停止時は換気通風経路以外に設けた第2外気温度センサ
ーの検出値により空調装置を制御する構成としたから、
室内送風機運転・停止に係わりなく正常な外気温度を空
調制御に使用できるようになり、乗客の快適性を向上さ
せる効果がある。
【0034】請求項4による発明の車両用空調装置は、
第1外気温度センサを換気通路に設けると共に、第2外
気温度センサを換気通路以外に備え、冷房時は前記換気
通風経路に設けた第1外気温度センサの検出値を空調装
置の制御に用い、かつ暖房時は前記換気通風経路以外に
設けた第2外気温度センサの検出値を空調装置の制御に
用いる構成としたから、暖房・冷房に係わりなく正常な
外気温度を空調制御に使用できるようになり、乗客の快
適性を向上させる効果がある。
【0035】請求項5による発明の車両用空調装置は、
換気通風経路を備えた車両用空調装置において、この換
気通風経路に第1外気温度センサーを備え、室内送風機
停止中は、一定時間毎に室内送風機を運転し外気温度を
検出すると共に、検出された外気温度検出値により空調
装置を制御する構成としたから、正常な外気温度を検出
できるようになり、乗客の快適性を向上させる効果があ
る。
【0036】請求項6による発明の車両用空調装置は、
換気取入機能を備えた車両用空調装置において換気通風
経路に第1外気温度センサを設け、かつ室外熱交換器冷
却通風経路に第2外気温度センサを備え、室内送風機停
止中には、一定時間毎に室外送風機を運転し外気温度を
検出し、その外気温度検出値を空調装置の制御に用いる
構成としたから、正常な外気温度を検出できるようにな
り、より一層乗客の快適性を向上させる効果がある。
【0037】請求項7による発明の車両用空調装置は、
換気取入機能を備えた車両用空調装置において、外気取
入口にダンパーを設け、このダンパーの外側に外気温度
センサを備え、室内送風機停止中は、一定時間毎にダン
パーを強制的に閉じて外気温度を検出し、その検出され
た外気温度検出値を空調装置の制御に用いる構成とした
から、正常な外気温度を検出できるようになり、乗客に
快適な車内を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車両空調装置
の平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による車両空調装置
の側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による車両空調装置
を断面で示した空調システム構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による車両空調装置
の要部を示す上面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による車両空調装置
の制御フローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2による車両空調装置
の制御フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3による車両空調装置
の制御フローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態4による車両空調装置
の制御フローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態5による車両空調装置
の制御フローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態6による車両空調装
置の要部断面構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態6による車両空調装
置の制御フローチャートである。
【図12】 従来の車両空調装置を断面で示す空調シス
テム構成図である。
【図13】 従来の車両空調装置の暖房時の温度変化を
示す温度特性図である。
【図14】 従来の車両空調装置冷房時の温度変化を示
す温度特性図である。
【符号の説明】
7 室内熱交換器、8 室内送風機、9 メインダク
ト、14a 第1外気温度センサ、14c 第2外気温
度センサ、21 圧縮機、22 室外送風機、23 室
外熱交換器、24 外気取入口、25 換気通風経路、
26 ダンパー。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、室
    内熱交換器および室内送風機を外気取入れ口と車内メイ
    ンダクトとで形成した換気通風経路内に配置し車両上に
    搭載した空調機において、前記換気通風経路に外気温度
    センサを設置し、かつ車両外表面換気通風経路以外に外
    気温度センサを設置したことを特徴とする車両用空調装
    置。
  2. 【請求項2】 第1外気温度センサーと第2外気温度セ
    ンサーとの検出値を比較し、低い方の外気温度検出値に
    より空調装置を制御することを特徴とした請求項1記載
    の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 室内送風機運転時は換気通風経路に設け
    た第1外気温度センサーの検出値により空調装置を制御
    し、室内送風機停止時は換気通風経路以外に設けた第2
    外気温度センサーの検出値により空調装置を制御するこ
    とを特徴とした請求項1記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 第1外気温度センサを換気通路に設ける
    と共に、第2外気温度センサを換気通路以外に備え、冷
    房時は前記換気通風経路に設けた第1外気温度センサの
    検出値を空調装置の制御に用い、かつ暖房時は前記換気
    通風経路以外に設けた第2外気温度センサの検出値を空
    調装置の制御に用いることを特徴とした請求項1記載の
    車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 換気通風経路を備えた車両用空調装置に
    おいて、この換気通風経路に第1外気温度センサーを備
    え、室内送風機停止中は、一定時間毎に室内送風機を運
    転し外気温度を検出すると共に、検出された外気温度検
    出値により空調装置を制御することを特徴とした車両用
    空調装置。
  6. 【請求項6】 換気取入機能を備えた車両用空調装置に
    おいて換気通風経路に第1外気温度センサを設け、かつ
    室外熱交換器冷却通風経路に第2外気温度センサを備
    え、室内送風機停止中には、一定時間毎に室外送風機を
    運転し外気温度を検出し、その外気温度検出値を空調装
    置の制御に用いることを特徴とした車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 換気取入機能を備えた車両用空調装置に
    おいて、外気取入口にダンパーを設け、このダンパーの
    外側に外気温度センサを備え、室内送風機停止中は、一
    定時間毎にダンパーを強制的に閉じて外気温度を検出
    し、その検出された外気温度検出値を空調装置の制御に
    用いることを特徴とした車両用空調装置。
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