JPS63278926A - ポリウレタン組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリウレタン組成物、更に詳しくは、特に自動
車車体へ窓ガラスを接着する場合のシーリング材として
有用で、塗装鋼板に対しその塗膜　′を膨潤、軟化また
は溶解させるのを抑制したポリウレタン組成物およびそ
の主成分であるウレタンプレポリマーに関する。

自動車車体へ窓ガラスを接着する、いわゆるダイレクト
グレージング工法において１通常シーリング材を窓ガラ
スの周縁部分ヘビード状に塗布し、次イテ車体の塗装フ
ランジ部へ上記の窓ガラスヲ押し付け、これを接着固定
する工法が採用されている。シーリング材として、過剰
量のポリイソシアネートトポリアルキレンエーテルポリ
オールを反応させて得られるウレタンプレポリマーに、
可塑剤や充填材、その他添加剤を配合したポリウレタン
組成物が用いられ、またその可塑剤として、特にウレタ
ンプレポリマーとの相溶性を考這してフタル酸エステル
化合物や芳香族オイルが多用されている。しかしながら
、これらの可塑剤は極性が強く、塗装面の塗膜を膨潤、
軟化または溶解させるといった塗膜浸蝕の問題を有し、
塗装面とシーリング材の接着力およびその耐久性の低下
を招くことがある。このため、かかる塗膜浸蝕の可能性
の少ない可塑剤として脂肪族炭化水素油や植物油の使用
が試みられているが、これらは上述のウレタンプレポリ
マーとの相溶性が悪く、分離して接着性能、貯蔵安定性
に難点があった。

そこで、本発明者らは、塗膜浸蝕のないもしくは少ない
可塑剤およびこれと相溶しうる新規なウレタンプレポリ
マーについて鋭意研究を進めたところ、ポリブテン系の
可塑剤が塗膜浸蝕の問題に適合すること、かつポリオー
ル成分としてポリブタジェンポリエーテルポリオールを
用いれば、得られるポリウレタンプレポリマーは上記ポ
リブテン系可塑剤と良好に相溶しうることを見出し、本
発明？完成させるに至った。

発明の構成と効果 すなわち、本発明は、過剰量のポリイソシアネートとポ
リブタジェンポリエーテルポリオールを反応させて渇ら
れることを特徴とするウレタンプレポリマー、並びに該
ウレタンプレポリマーにポリブテン系可塑剤を添加して
成ることを特徴とするポリウレタン組成物を提供するも
のである。

本発明で用いるポリインシア不一トトシては、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンメチルエステルジイソ
シアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート類、水添ジ
フェニルメタンジインシアネート、インホロンジインシ
アネートｓ　水添）リレンジイソシアネートなどの脂環
式ポリイソシアネート類、トリレンジインシアネート（
ＴＤＩ）、ジフェニルメタンジイソシアネートＣＭＤＩ
ノ、ナフチレンジインシアネート、キシリレンジイソシ
アネートなどの芳香族インシアネート類、およびこれら
の混合物が挙げられる。とくに好ましいポリイソシアネ
ートは芳香族ポリイソシアネート類であって、例えばＴ
ＤＩ％ＭＤＩなどが好適に用いられる。

本発明で用いるポリブタジェンポリエーテルポリオール
としては、末端水酸基含有ポリブタジェンポリオールに
アルキレンオキサイド（エチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド）全開環重合したものを指称し、その中で
ジオールが好ましい。

かかるポリブタジェンポリエーテルポリオールにおいて
、そのポリブタジェン骨格が後記ポリブテン系可塑剤と
の相溶性に寄与し、またその両末端のポリエーテル側鎖
は、ポリアルキレンゲリコールの特長である軟かく伸び
のある特性を付与する。

従って、アルキレンオキサイド全開環重合しない末端水
酸基含有ポリブタジェンポリオールでは、この柔軟性と
伸びは得られない。

本発明に係るウレタンプレポリマーは、上記過剰量のポ
リイソシアネートとポリブタジェンポリエーテルポリオ
ール金反応させることにより製造される。ポリイソシア
ネートを過剰量とするには、通常両成分の官能基（ＮＣ
Ｏ，ＯＨ）割合が、１．３≦Ｎ　Ｇ　Ｏｌｏ　Ｈ≦ｌＯ となるように選定すればよい。反応は常法に従い、要す
れば触媒および溶媒の存在下、７０〜１００℃で数時間
の条件で行われてよく、また得られるウレタンプレポリ
マーの残留活性ＮＣＯ量が１，０〜１０，０％、好まし
くは２．０〜５．０％となるように調整する。

本発明に係るポリウレタン組成物は、上記ウレタンプレ
ポリマーにポリブテン系可塑剤を添加し、更に必要に応
じて通常の充填材（カーボンブラック、沈降性シリカ、
炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化亜鉛、水添ヒマ
シ油、ガラス繊維などハ接着付与樹脂（フェノール樹脂
、エポキシ樹脂など）、顔料、老化防止剤、紫外線吸収
剤等を適量配合することにより調製される。

上記ポリブテン系可塑剤は、たとえば出光石油化学（株
〕製のｒ　Ｐｏ１ｙ　　ｂｕｔｅｎ　　ＯＨＪ汀同５Ｈ
」。

「同１０Ｈ」等が市販されている。添加量は通常、ウレ
タンプレポリマー１００部（重量部、以下同様）ＶＣ対
して１０〜２０部、好ましくは１５〜２０部の範囲で選
定すればよい。１０部未満であると塗膜に対する浸蝕性
の効果が少なく、また２０部を越えると、ポリマーとの
相溶性が悪くなる傾向にある。

欠に参考例および実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明する。

参考例１（可塑剤の塗装面に対する軟化性〕１４０℃で
３０分塗膜焼付したメタリック塗板（塗膜のエンピッ硬
度４Ｈ）ｆｆ各種可塑剤の浴（８０″Ｃ）に１０日間浸
漬せしめた後、浴から取出してエンピッ硬度を測定する
。結果を第１表に示す。

第１表 注〕表中、捧〕の化学構造式と性状を以下に示す。

化学構造式 ％式％ 第１表の結果から、ポリブテン系可塑剤が他の可塑剤に
比べて、塗膜に対して軟化性の小さいことが認められる
。

参考例２（ポリブタジェンポリエーテルポリオールの合
成〕 末端水酸基含有ポリブタジェンポリオール（出光石油化
学（株〕製、ｒＰｏｌｙ　　ｂｄ　　Ｒ−４５ＨＴＪ、
平均分子量２８００）にアルカリ性触媒下、プロピレン
オキサイドを８０℃にて開環重合せしめ、下記式のポリ
ブタジェンポリエーテルポリオール（平均分子量４００
０）を得る。

〔式中、ｎは５〜６、ｘ、ｙは８〜１２）なか、このポ
リオールのＯＨ価は２２〜３１で、）ランス１．４　６
０％、シ、ｃ１．４　２０％、ビニル１．２２０％であ
った。

実施例１（ウレタンプレポリマー１ ００部２で合成し次ポリオール５００ｇ１８０℃で２〜
３時間減圧攪拌し％温度が７５℃になったとき錫系触媒
の存在′下、ＭＤＩ９０ｇ１に加え２〜３時間反応を行
って、残留活性ＮＣ０ｆｆ１３．１％のウレタンプレポ
リマーヲ得る。

なお、比較のために上記ポリオールの代ゎｔ）ニ同量の
ポリアルキレンエーテルジオール（平均分子１５０００
）を用いる以外は、同様にして残留活性ＮＣＯ量３．２
％のウレタンプレポリマーヲ得る。

実施例２（シーリング材〕

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、過剰量のポリイソシアネートとポリブタジエンポリ
   エーテルポリオールを反応させて得られることを特徴と
   するウレタンプレポリマー。 ２、ポリブタジエンポリエーテルポリオールがジオール
   である前記第１項記載のウレタンプレポリマー。 ３、残留活性ＮＣＯ量１．０〜１０．０％を有する前記
   第１項記載のウレタンプレポリマー。 ４、残留活性ＮＣＯ量２．０〜５．０％を有する前記第
   １項記載のウレタンプレポリマー。 ５、過剰量のポリイソシアネートとポリブタジエンポリ
   エーテルポリオールを反応させて得られるウレタンプレ
   ポリマーに、ポリブテン系可塑剤を添加して成ることを
   特徴とするポリウレタン組成物。 ６、ポリブテン系可塑剤の添加量がウレタンプレポリマ
   ー１００重量部に対して１０〜２０重量部である前記第
   ５項記載のポリウレタン組成物。 ７、シーリング材として用いる前記第５項記載のポリウ
   レタン組成物。