JPS6327852B2 - - Google Patents
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- JPS6327852B2 JPS6327852B2 JP54134576A JP13457679A JPS6327852B2 JP S6327852 B2 JPS6327852 B2 JP S6327852B2 JP 54134576 A JP54134576 A JP 54134576A JP 13457679 A JP13457679 A JP 13457679A JP S6327852 B2 JPS6327852 B2 JP S6327852B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
- H01L21/18—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
- H01L21/26—Bombardment with radiation
- H01L21/263—Bombardment with radiation with high-energy radiation
- H01L21/265—Bombardment with radiation with high-energy radiation producing ion implantation
- H01L21/2654—Bombardment with radiation with high-energy radiation producing ion implantation in AIIIBV compounds
Landscapes
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- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は半導体装置の製造方法に関し、特に
高周波デイバイス、発光デイバイス、機能デイバ
イス、高速論理回路として用いられているGaAs
などの−族化合物半導体において、半導体装
置の製造に必要な半絶縁領域を形成する方法に関
するものである。
高周波デイバイス、発光デイバイス、機能デイバ
イス、高速論理回路として用いられているGaAs
などの−族化合物半導体において、半導体装
置の製造に必要な半絶縁領域を形成する方法に関
するものである。
従来より、GaAsをはじめとする、−族化
合物半導体が広く半導体デイバイスに応用されて
いるが、シリコンを用いた場合の半導体プロセス
技術に比較して化合物半導体を用いた場合のプロ
セス技術は未開拓の分野が多い。その一つは、化
合物半導体においては、酸化シリコンのような安
定な絶縁膜が容易に得られないことである。ま
た、さらに化合物半導体基板では、シリコン基板
のように良質な基板が得られないことも大きな問
題である。従来、GaAs基板に高抵抗領域を形成
する方法としては、プロトンを1012個以上イオン
注入する方法があるが、約400℃以上の熱処理で
抵抗値が変化し、不安定である。また、−族
化合物半導体中で深い準位を形成する酸素、クロ
ム、鉄などのイオンをイオン注入することによつ
て、高抵抗領域化することはよく知られていて、
Crイオンとプロトンの2重注入によつて800℃の
熱処理においても安定な高抵抗領域を形成する方
法が提案されている。しかるに、この様な2重注
入は、再現性および制御性に大きな問題がある。
合物半導体が広く半導体デイバイスに応用されて
いるが、シリコンを用いた場合の半導体プロセス
技術に比較して化合物半導体を用いた場合のプロ
セス技術は未開拓の分野が多い。その一つは、化
合物半導体においては、酸化シリコンのような安
定な絶縁膜が容易に得られないことである。ま
た、さらに化合物半導体基板では、シリコン基板
のように良質な基板が得られないことも大きな問
題である。従来、GaAs基板に高抵抗領域を形成
する方法としては、プロトンを1012個以上イオン
注入する方法があるが、約400℃以上の熱処理で
抵抗値が変化し、不安定である。また、−族
化合物半導体中で深い準位を形成する酸素、クロ
ム、鉄などのイオンをイオン注入することによつ
て、高抵抗領域化することはよく知られていて、
Crイオンとプロトンの2重注入によつて800℃の
熱処理においても安定な高抵抗領域を形成する方
法が提案されている。しかるに、この様な2重注
入は、再現性および制御性に大きな問題がある。
本発明は、形成された、格子欠陥領域に、熱処
理を加えることによつてこの格子欠陥領域が半絶
縁領域となる現象を見い出したことに基づいたも
のである。この方法によれば、格子欠陥領域は任
意のイオンを注入することによつても得られる。
この格子欠陥領域が半絶縁領域となるのは、Cr
ドープ半絶縁性GaAs基板中に含まれる不純物が
この格子欠陥領域に集中再分布するものと考えら
れる。これら不純物の中で主なものはクロムイオ
ンであると考えられる。
理を加えることによつてこの格子欠陥領域が半絶
縁領域となる現象を見い出したことに基づいたも
のである。この方法によれば、格子欠陥領域は任
意のイオンを注入することによつても得られる。
この格子欠陥領域が半絶縁領域となるのは、Cr
ドープ半絶縁性GaAs基板中に含まれる不純物が
この格子欠陥領域に集中再分布するものと考えら
れる。これら不純物の中で主なものはクロムイオ
ンであると考えられる。
第1図はこの様な現象を本発明者らが実験的に
確かめたものであつて、半絶縁性基板に、Ne+イ
オンを、250KeV、1×1016cm-2注入した後、
Si3N4膜を保護膜として熱処理を行つた。その
後、この基板を、約3000Åステツプで階段状にエ
ツチングして、不純物となるSiを注入し、Siの活
性化を調べた結果である。これより、表面から約
6000Åまでの領域、即ちNe+イオンが注入された
領域ではSiの活性化はまつたく起きていない事、
さらにこの領域では良効な半絶縁性を持つている
事が確かめられた。
確かめたものであつて、半絶縁性基板に、Ne+イ
オンを、250KeV、1×1016cm-2注入した後、
Si3N4膜を保護膜として熱処理を行つた。その
後、この基板を、約3000Åステツプで階段状にエ
ツチングして、不純物となるSiを注入し、Siの活
性化を調べた結果である。これより、表面から約
6000Åまでの領域、即ちNe+イオンが注入された
領域ではSiの活性化はまつたく起きていない事、
さらにこの領域では良効な半絶縁性を持つている
事が確かめられた。
以下、本発明を図面を参照しながら実施例をも
つて詳細に説明する。使用した基板1はCrドー
プの半絶縁性GaAs基板で、第2図aに示すよう
に、活性化領域としたい部分だけをマスク2によ
つておおいNe+イオンを250KeVで1×1016cm-2
注入する。このNe+イオン注入によつて注入され
た領域3は、ほとんど非晶質状態になつているこ
とが予想できる。
つて詳細に説明する。使用した基板1はCrドー
プの半絶縁性GaAs基板で、第2図aに示すよう
に、活性化領域としたい部分だけをマスク2によ
つておおいNe+イオンを250KeVで1×1016cm-2
注入する。このNe+イオン注入によつて注入され
た領域3は、ほとんど非晶質状態になつているこ
とが予想できる。
次に、Si3N4膜を保護膜として、750℃で16時
間アルゴン雰囲気中で熱処理を行つた。この熱処
理によつて、非晶質領域3以外の領域に混入して
いる不純物が、非晶質領域3に集中再分布してく
ると考えられる。即ちこの時、基板1中に含まれ
る不純物は少なくなり、ゲツターの効果を有す
る。さらにマスク2を除去した後、第2図bのご
とくSiイオンを150KeVで3×1012cm-2注入し、
Si3N4膜を保護膜として、850℃,30分の熱処理
でSiを活性化せしめる。
間アルゴン雰囲気中で熱処理を行つた。この熱処
理によつて、非晶質領域3以外の領域に混入して
いる不純物が、非晶質領域3に集中再分布してく
ると考えられる。即ちこの時、基板1中に含まれ
る不純物は少なくなり、ゲツターの効果を有す
る。さらにマスク2を除去した後、第2図bのご
とくSiイオンを150KeVで3×1012cm-2注入し、
Si3N4膜を保護膜として、850℃,30分の熱処理
でSiを活性化せしめる。
この時、Ne+注入領域3に注入されたSiイオン
は、第1図に示すようにまつたく活性化されない
ので、領域3は依然と半絶縁特性を維持する。し
たがつて、第2図cに示す領域3をのぞいた基板
1の所定領域5のみが活性領域となる。この活性
領域5は、従来の方法でSi注入した場合よりも高
い活性化率が得られる。この様にして得られた半
絶縁領域3は、850℃で安定で、しかも良効な絶
縁特性を示す。
は、第1図に示すようにまつたく活性化されない
ので、領域3は依然と半絶縁特性を維持する。し
たがつて、第2図cに示す領域3をのぞいた基板
1の所定領域5のみが活性領域となる。この活性
領域5は、従来の方法でSi注入した場合よりも高
い活性化率が得られる。この様にして得られた半
絶縁領域3は、850℃で安定で、しかも良効な絶
縁特性を示す。
第3図は、Crドープの半絶縁性GaAs基板上1
に、さらにGaAs単結晶、1′をエピタキシヤル
成長させた基板を用いた場合の実施例である。活
性化領域として使用する領域のみをマスク材料2
でおおい、第3図aのごとくNe+イオンを
250KeV、1×1016cm-2注入した。この時、注入
領域3が、半絶縁性基板1に達する様に加速エネ
ルギーを決定したが、この様にすることは、エピ
タキシヤル成長層1′を確実に絶縁分離するため
でもある。さらに、格子欠陥領域3に不純物の再
分布を行なわせるに際し、不純物の少ないエピタ
キシヤル層1′からの不純物の移動よりも、不純
物の多く含まれる半絶縁性基板1からの不純物の
移動を主として行わせるため、上述のごとき注入
を行つた。
に、さらにGaAs単結晶、1′をエピタキシヤル
成長させた基板を用いた場合の実施例である。活
性化領域として使用する領域のみをマスク材料2
でおおい、第3図aのごとくNe+イオンを
250KeV、1×1016cm-2注入した。この時、注入
領域3が、半絶縁性基板1に達する様に加速エネ
ルギーを決定したが、この様にすることは、エピ
タキシヤル成長層1′を確実に絶縁分離するため
でもある。さらに、格子欠陥領域3に不純物の再
分布を行なわせるに際し、不純物の少ないエピタ
キシヤル層1′からの不純物の移動よりも、不純
物の多く含まれる半絶縁性基板1からの不純物の
移動を主として行わせるため、上述のごとき注入
を行つた。
その後マスク材2を除去し、Si3N4膜を保護膜
として、750℃、16時間アルゴン雰囲気中で熱処
理を行つた。この熱処理の間に半絶縁性基板1中
に混入されている不純物が、Ne+注入した格子欠
陥領域に集中してくるため、格子欠陥領域3は半
絶縁性となり、エピタキシヤル成長した活性領域
5は半絶縁分離される。
として、750℃、16時間アルゴン雰囲気中で熱処
理を行つた。この熱処理の間に半絶縁性基板1中
に混入されている不純物が、Ne+注入した格子欠
陥領域に集中してくるため、格子欠陥領域3は半
絶縁性となり、エピタキシヤル成長した活性領域
5は半絶縁分離される。
第4図はエピタキシヤル成長させようとする基
板に、イオン注入によつて格子欠陥領域を形成
し、その後、エピタキシヤル成長させる方法の実
施例である。第4図aのごとくエピタキシヤル成
長させる前の半絶縁性GaAs基板1を、マスク材
2によつて所望の領域をおおい、Ne+イオンを
250KeVで1×1016cm-2注入する。その後、第4
図bのごとくマスク材2を除去し洗浄を行つて、
上記注入面にエピタキシヤル成長層1′を成長さ
せる。この時、Ne+注入領域3は非晶質領域であ
るので、領域3上に成長した成長層6は非晶質の
GaAsとなるが、領域3以外の領域上に成長した
GaAs7は単結晶状態で成長する。この時、基板
全体は、エピタキシヤル成長に適した温度の約
790℃に保たれているので、熱処理状態にあり半
絶縁性基板中に含まれる不純物は、Ne+イオン注
入によつて形成された格子欠陥領域3および格子
欠陥領域3上に成長された非晶質領域6に集中再
分布し、エピタキシヤル成長が終了した時は、領
域6は半絶縁性特性を有し、エピタキシヤル成長
層は半絶縁分離される。したがつて、第4図cの
ごとく半絶縁分離された活性領域7が得られる。
板に、イオン注入によつて格子欠陥領域を形成
し、その後、エピタキシヤル成長させる方法の実
施例である。第4図aのごとくエピタキシヤル成
長させる前の半絶縁性GaAs基板1を、マスク材
2によつて所望の領域をおおい、Ne+イオンを
250KeVで1×1016cm-2注入する。その後、第4
図bのごとくマスク材2を除去し洗浄を行つて、
上記注入面にエピタキシヤル成長層1′を成長さ
せる。この時、Ne+注入領域3は非晶質領域であ
るので、領域3上に成長した成長層6は非晶質の
GaAsとなるが、領域3以外の領域上に成長した
GaAs7は単結晶状態で成長する。この時、基板
全体は、エピタキシヤル成長に適した温度の約
790℃に保たれているので、熱処理状態にあり半
絶縁性基板中に含まれる不純物は、Ne+イオン注
入によつて形成された格子欠陥領域3および格子
欠陥領域3上に成長された非晶質領域6に集中再
分布し、エピタキシヤル成長が終了した時は、領
域6は半絶縁性特性を有し、エピタキシヤル成長
層は半絶縁分離される。したがつて、第4図cの
ごとく半絶縁分離された活性領域7が得られる。
本発明による方法の特長は、直接に不純物混入
することによる半絶縁領域を形成する方法ではな
く、格子欠陥領域を形成することによつて、半絶
縁基板中に含まれている不純物を利用し、これら
の不純物が格子欠陥領域に集中再分布することを
利用したものであるから、活性領域の不純物ある
いは格子欠陥などを少なくする効果、即ち、ゲツ
ター効果が同時に起きることになる。さらに、こ
の方法で形成された半絶縁領域は、850℃の温度
で熱処理を行つても安定な半絶縁特性を維持す
る。したがつて、この発明による方法に基づいて
半導体装置を製造することによつて、より良質な
半絶縁領域と、より良質な活性領域を同時に得る
ことができる。
することによる半絶縁領域を形成する方法ではな
く、格子欠陥領域を形成することによつて、半絶
縁基板中に含まれている不純物を利用し、これら
の不純物が格子欠陥領域に集中再分布することを
利用したものであるから、活性領域の不純物ある
いは格子欠陥などを少なくする効果、即ち、ゲツ
ター効果が同時に起きることになる。さらに、こ
の方法で形成された半絶縁領域は、850℃の温度
で熱処理を行つても安定な半絶縁特性を維持す
る。したがつて、この発明による方法に基づいて
半導体装置を製造することによつて、より良質な
半絶縁領域と、より良質な活性領域を同時に得る
ことができる。
なお、格子欠陥領域を形成する方法として、実
施例ではイオン注入法を用いたが、例えば電子線
照射などの他の方法でもよいことはもちろんであ
り、また、イオン注入法においても、実施例では
Ne+イオンを用いたが、イオン種としてAr又は
Xeなどの不活性ガスイオンでもよいことはもち
ろんである。さらに、形成された格子欠陥領域に
集中再分布すると考えられる不純物は主にCrイ
オン、即ち、−族化合物半導体中で深い準位
を形成する様なイオンである。したがつて、この
発明による半絶縁領域を形成する方法は、一般の
−族化合物半導体の半絶縁性基板においても
同様であり、この方法が有する特長は、一般の
−族化合物半導体においても同じ様に有するも
のである。本発明による方法は、Crなどの−
族化合物半導体中で深い不純物準位を形成する
ような不純物を添加することによつて得られた半
絶縁性−族化合物半導体基板に特に有効な方
法である。
施例ではイオン注入法を用いたが、例えば電子線
照射などの他の方法でもよいことはもちろんであ
り、また、イオン注入法においても、実施例では
Ne+イオンを用いたが、イオン種としてAr又は
Xeなどの不活性ガスイオンでもよいことはもち
ろんである。さらに、形成された格子欠陥領域に
集中再分布すると考えられる不純物は主にCrイ
オン、即ち、−族化合物半導体中で深い準位
を形成する様なイオンである。したがつて、この
発明による半絶縁領域を形成する方法は、一般の
−族化合物半導体の半絶縁性基板においても
同様であり、この方法が有する特長は、一般の
−族化合物半導体においても同じ様に有するも
のである。本発明による方法は、Crなどの−
族化合物半導体中で深い不純物準位を形成する
ような不純物を添加することによつて得られた半
絶縁性−族化合物半導体基板に特に有効な方
法である。
第1図はGaAs基板にNe+イオン注入層を熱処
理後、階段状にエツチングしてそれぞれの領域に
Siイオンを注入し活性化を調べた曲線図、第2図
a,b,cは本発明の一実施例にかかる半絶縁性
GaAs基板上に分離されたn型活性領域を製造す
る工程図、第3図a,bは本発明の他の実施例で
半絶縁性GaAs基板上にエピタキシヤル成長によ
つて製造された活性領域を半絶縁分離する工程
図、第4図a,b,cはエピタキシヤル成長時に
分離された活性領域と半絶縁領域を同時に成長さ
せて半絶縁分離されたエピタキシヤル成長の活性
領域を製造する本発明のさらに他の実施例の工程
図である。 1……半絶縁性GaAs基板、1′……エピタキ
シヤル成長層、2……マスク材料、3……格子欠
陥領域、4……Siイオン注入層、5,7……n型
活性領域、6……非晶質領域。
理後、階段状にエツチングしてそれぞれの領域に
Siイオンを注入し活性化を調べた曲線図、第2図
a,b,cは本発明の一実施例にかかる半絶縁性
GaAs基板上に分離されたn型活性領域を製造す
る工程図、第3図a,bは本発明の他の実施例で
半絶縁性GaAs基板上にエピタキシヤル成長によ
つて製造された活性領域を半絶縁分離する工程
図、第4図a,b,cはエピタキシヤル成長時に
分離された活性領域と半絶縁領域を同時に成長さ
せて半絶縁分離されたエピタキシヤル成長の活性
領域を製造する本発明のさらに他の実施例の工程
図である。 1……半絶縁性GaAs基板、1′……エピタキ
シヤル成長層、2……マスク材料、3……格子欠
陥領域、4……Siイオン注入層、5,7……n型
活性領域、6……非晶質領域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Crドープの半絶縁性化合物半導体基板表面
を、選択的に格子欠陥領域となし、その後、熱処
理により、上記格子欠陥領域に、上記半導体基板
中の不純物を再分布せしめて、上記格子欠陥領域
を、上記半導体基板表面を絶縁分離するための半
絶縁領域としてなる半導体装置の製造方法。 2 格子欠陥領域の形成を、半導体基板への不活
性ガスイオンの選択注入にて行う特許請求の範囲
第1項に記載の半導体装置の製造方法。 3 Crドープの半絶縁性化合物半導体基板上に
化合物半導体のエピタキシヤル層を形成し、上記
エピタキシヤル層を選択的に、上記半導体基板に
達する格子欠陥領域となし、その後、熱処理によ
り、上記格子欠陥領域に、上記半導体基板中の不
純物を再分布せしめて、上記格子欠陥領域を、上
記エピタキシヤル層を絶縁分離するための半絶縁
領域としてなる半導体装置の製造方法。 4 格子欠陥領域の形成を、エピタキシヤル層へ
の不活性ガスイオンの選択注入にて行う特許請求
の範囲第3項に記載の半導体装置の製造方法。 5 Crドープの半絶縁性化合物半導体基板表面
を、選択的に格子欠陥領域となし、その後、上記
半導体基板上に化合物半導体のエピタキシヤル層
を形成して、上記エピタキシヤル層の上記格子欠
陥領域に対応する部分を非晶質領域となし、その
後、熱処理により、上記格子欠陥領域及び非晶質
領域に、上記半導体基板中の不純物を再分布せし
めて、上記非晶質領域を、上記エピタキシヤル層
を絶縁分離するための半絶縁領域としてなる半導
体装置の製造方法。 6 格子欠陥領域の形成を、半導体基板への不活
性ガスイオンの選択注入にて行う特許請求の範囲
第5項に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13457679A JPS5658226A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Manufacture of semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13457679A JPS5658226A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Manufacture of semiconductor device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5658226A JPS5658226A (en) | 1981-05-21 |
JPS6327852B2 true JPS6327852B2 (ja) | 1988-06-06 |
Family
ID=15131577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13457679A Granted JPS5658226A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Manufacture of semiconductor device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS5658226A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58147130A (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-01 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPS6155938A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-20 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | 電子素子の分離法 |
JP2794572B2 (ja) * | 1988-06-24 | 1998-09-10 | ソニー株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JPH0678435U (ja) * | 1993-01-27 | 1994-11-04 | 川鉄テクノコンストラクション株式会社 | 鉄筋交差部の結合金物 |
US6265756B1 (en) | 1999-04-19 | 2001-07-24 | Triquint Semiconductor, Inc. | Electrostatic discharge protection device |
-
1979
- 1979-10-17 JP JP13457679A patent/JPS5658226A/ja active Granted
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
APPLIED PHYSICS LETTERS=1979 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5658226A (en) | 1981-05-21 |
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