JPS6327841Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6327841Y2 JPS6327841Y2 JP6820581U JP6820581U JPS6327841Y2 JP S6327841 Y2 JPS6327841 Y2 JP S6327841Y2 JP 6820581 U JP6820581 U JP 6820581U JP 6820581 U JP6820581 U JP 6820581U JP S6327841 Y2 JPS6327841 Y2 JP S6327841Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure receiving
- receiving chamber
- roll
- pressure
- pressure medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 8
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 6
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 229920006311 Urethane elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000011345 viscous material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ロールのクラウン形状を油圧等によ
つて可変にする可変クラウン・ロール（以下、単
にVCロールという。）に関し、さらに詳しくいえ
ば、クラウン形状の範囲を中央部または全体部の
選択的に形成しうるように構成したVCロールに
関する。
つて可変にする可変クラウン・ロール（以下、単
にVCロールという。）に関し、さらに詳しくいえ
ば、クラウン形状の範囲を中央部または全体部の
選択的に形成しうるように構成したVCロールに
関する。
VCロールは、アーバとスリーブとの間に形成
された所定の空間内には、流体または粘性体等の
圧力媒体を圧入することによつてスリーブに脹ら
みを与え、これによつてロールのクラウン量を制
御するように構成したものであつて、具体的な基
本構造は第１図に示すようにアーバ１とスリーブ
２との間に円筒形状の空間を設けて受圧室３と
し、アーバ１に穿設した圧力媒体用導通路１１を
かいして媒体加圧ユニツト４からの圧力媒体を受
圧室３に供給し、その加圧度合に応じてスリーブ
２の脹らみ量に可変してクラウン量を制御するよ
うに構成したものである。
された所定の空間内には、流体または粘性体等の
圧力媒体を圧入することによつてスリーブに脹ら
みを与え、これによつてロールのクラウン量を制
御するように構成したものであつて、具体的な基
本構造は第１図に示すようにアーバ１とスリーブ
２との間に円筒形状の空間を設けて受圧室３と
し、アーバ１に穿設した圧力媒体用導通路１１を
かいして媒体加圧ユニツト４からの圧力媒体を受
圧室３に供給し、その加圧度合に応じてスリーブ
２の脹らみ量に可変してクラウン量を制御するよ
うに構成したものである。
このような可変クラウン構造を有するVCロー
ルは、圧延過程において圧延素材に発生する中伸
びや耳波といつた形状不良の矯正圧延に対して有
効に使用されている。しかしながら、従来のVC
ロールにおいては、クラウン量は可変であるが、
クラウンの形成範囲は板幅方向に対して常に一定
であり、広幅材から狭幅材までの広範囲の矯正圧
延に関しては広幅材の対応に適した構成となつて
いる。したがつて狭幅材に対する矯正圧延は必ず
しも効果的には行われない欠点があつた。
ルは、圧延過程において圧延素材に発生する中伸
びや耳波といつた形状不良の矯正圧延に対して有
効に使用されている。しかしながら、従来のVC
ロールにおいては、クラウン量は可変であるが、
クラウンの形成範囲は板幅方向に対して常に一定
であり、広幅材から狭幅材までの広範囲の矯正圧
延に関しては広幅材の対応に適した構成となつて
いる。したがつて狭幅材に対する矯正圧延は必ず
しも効果的には行われない欠点があつた。
本考案の目的は、クラウン量はもとより、板幅
方向に対してクラウンの形成範囲も可変になしう
るVCロールを提供し、各種板幅の圧延材の矯正
圧延に最も適したクラウン形状が得られるように
することにある。
方向に対してクラウンの形成範囲も可変になしう
るVCロールを提供し、各種板幅の圧延材の矯正
圧延に最も適したクラウン形状が得られるように
することにある。
本考案のVCロールは、第２図に示すように、
アーバ１にスリーブ２を焼嵌めによつて一体化
し、アーバ１とスリーブ２との間に受圧室３を形
成させた基本構造を有するものであるが、受圧室
３の構成と、圧力媒体用導通路６，７の構成とに
特徴がある。
アーバ１にスリーブ２を焼嵌めによつて一体化
し、アーバ１とスリーブ２との間に受圧室３を形
成させた基本構造を有するものであるが、受圧室
３の構成と、圧力媒体用導通路６，７の構成とに
特徴がある。
受圧室３は単なる円筒形状に形成された空間で
はなく、中央部から両端に向けて対称形状で傾斜
させた山形断面形状の受圧室に形成し、さらに受
圧室内の２箇所に環状のシール材５を密嵌して受
圧室を３つの室に隔絶させてある。シール材５は
左右対称の位置に設けてあり、これによつて中央
受圧室３１と、両端受圧室３２との二種類の受圧
室を形成させてある。
はなく、中央部から両端に向けて対称形状で傾斜
させた山形断面形状の受圧室に形成し、さらに受
圧室内の２箇所に環状のシール材５を密嵌して受
圧室を３つの室に隔絶させてある。シール材５は
左右対称の位置に設けてあり、これによつて中央
受圧室３１と、両端受圧室３２との二種類の受圧
室を形成させてある。
中央受圧室３１に圧力媒体を導入する圧力媒体
用導通路６はアーバ１に穿設されており、また、
両端受圧室３２に対して同時に圧力媒体を導入す
る圧力媒体用導通路７もアーバ１に穿設されてい
る。しかしながら、これらの導通路６および７は
互いに連通されておらず、また、導通路６と７と
に対しては、アーバ１の端部の圧力媒体導入部１
２に設けたロータリ・ジヨイント（図示せず）を
かいして別個に圧力媒体が供給される。したがつ
て、中央受圧室３１と両端受圧室３２とはそれぞ
れ別別に加圧されるようになつている。
用導通路６はアーバ１に穿設されており、また、
両端受圧室３２に対して同時に圧力媒体を導入す
る圧力媒体用導通路７もアーバ１に穿設されてい
る。しかしながら、これらの導通路６および７は
互いに連通されておらず、また、導通路６と７と
に対しては、アーバ１の端部の圧力媒体導入部１
２に設けたロータリ・ジヨイント（図示せず）を
かいして別個に圧力媒体が供給される。したがつ
て、中央受圧室３１と両端受圧室３２とはそれぞ
れ別別に加圧されるようになつている。
シール材５はウレタンゴム等の素材を用いて受
圧室３内に固定または可動状に設けられる。固定
設置の場合は、第４図Ａに示すように、アーバ１
にシール受座５１を設けてシール５２を嵌合固定
する。可動設置の場合は、第４図Ｂに示すよう
に、シール材５３１を付着させたテーパ・リング
５３を使用する。
圧室３内に固定または可動状に設けられる。固定
設置の場合は、第４図Ａに示すように、アーバ１
にシール受座５１を設けてシール５２を嵌合固定
する。可動設置の場合は、第４図Ｂに示すよう
に、シール材５３１を付着させたテーパ・リング
５３を使用する。
中央受圧室３１の幅Lcは受圧室３の全幅Laの
50〜70％の範囲に設定することが好ましい。
50〜70％の範囲に設定することが好ましい。
受圧室３は前述したように、中央部から両端に
向けて対称形状で傾斜させた山形断面形状の受圧
室として説明したが、この山形断面形状は第２図
のようなものに限定されるものではなく、例えば
円弧、正弦曲線、直線と円弧との組合せ等でもよ
い。
向けて対称形状で傾斜させた山形断面形状の受圧
室として説明したが、この山形断面形状は第２図
のようなものに限定されるものではなく、例えば
円弧、正弦曲線、直線と円弧との組合せ等でもよ
い。
さらに受圧室内には、第３図に示すように４箇
所の環状のシール材５を密嵌して受圧室を５つの
室に隔絶させる構成をとつてもよい。
所の環状のシール材５を密嵌して受圧室を５つの
室に隔絶させる構成をとつてもよい。
次に、本考案のVCロールの動作について説明
する。本考案のVCロールにおいては、中央受圧
室３１と、両端受圧室３２とに対して別々に、ま
たは同時に圧力媒体の供給が可能であるので、広
幅材の圧延にさいしては中央受圧室３１と両端受
圧室３２とを同時に加圧し、受圧室全体の加圧に
よつてもたらされるクラウン形状によつて圧延材
の形状矯正を行う。このとき、ロール・クラウン
形状は第５図のａ曲線に示すようにロール全体に
わたつて形成され、広幅材の矯正圧延に適した状
態を提供する。
する。本考案のVCロールにおいては、中央受圧
室３１と、両端受圧室３２とに対して別々に、ま
たは同時に圧力媒体の供給が可能であるので、広
幅材の圧延にさいしては中央受圧室３１と両端受
圧室３２とを同時に加圧し、受圧室全体の加圧に
よつてもたらされるクラウン形状によつて圧延材
の形状矯正を行う。このとき、ロール・クラウン
形状は第５図のａ曲線に示すようにロール全体に
わたつて形成され、広幅材の矯正圧延に適した状
態を提供する。
次に、狭幅材の圧延にさいしては、両端受圧室
３２を加圧せず、中央受圧室３１のみを加圧する
ことによつて第４図のｂ曲線に示すようなクラウ
ン形状をロール中央部に形成させる。この場合の
局部的な脹らみ量h2は、ａ曲線における同じ部分
の脹らみ量h1よりも鋭いものとなるので、狭幅材
の矯正圧延にはより効果的に作用するものとな
る。
３２を加圧せず、中央受圧室３１のみを加圧する
ことによつて第４図のｂ曲線に示すようなクラウ
ン形状をロール中央部に形成させる。この場合の
局部的な脹らみ量h2は、ａ曲線における同じ部分
の脹らみ量h1よりも鋭いものとなるので、狭幅材
の矯正圧延にはより効果的に作用するものとな
る。
受圧室３を加圧したとき、シール材５は浮遊せ
ず、設定位置に定着する。その理由は、両端受圧
室３２を加圧するときは、同時に中央受圧室３１
をも加圧すること、ならびにシール材５の中央受
圧室３１側の受圧面積は両端受圧室３２側の受圧
面積よりも小さくなるように形成されていること
などによる。
ず、設定位置に定着する。その理由は、両端受圧
室３２を加圧するときは、同時に中央受圧室３１
をも加圧すること、ならびにシール材５の中央受
圧室３１側の受圧面積は両端受圧室３２側の受圧
面積よりも小さくなるように形成されていること
などによる。
このように、本考案のVCロールによれば、ロ
ールのクラウン量を可変して、圧延材の表面形状
の不良に対応させることができると共に、さらに
板幅に対応したクラウン形状を得ることが可能で
あるので広い範囲の圧延材に対して効果的な形状
矯正を施すことができる。特に、スキンパス・ミ
ル等のような比較的軽荷重のミルに対しては有効
である。
ールのクラウン量を可変して、圧延材の表面形状
の不良に対応させることができると共に、さらに
板幅に対応したクラウン形状を得ることが可能で
あるので広い範囲の圧延材に対して効果的な形状
矯正を施すことができる。特に、スキンパス・ミ
ル等のような比較的軽荷重のミルに対しては有効
である。
第１図はVCロールの基本構成を示す半体断面
による正面図。第２図は本考案に係るVCロール
の断面図。第３図は本考案に係るVCロールの他
の実施例を示す縦断面図。第４図は本考案のロー
ルのシール部の部分図。第５図は本考案のロール
におけるクラウン形状を示す線図。 １……アーバ、２……スリーブ、３……受圧
室、３１……中央受圧室、３２……両端受圧室、
５……シール材、６，７……圧力媒体用導通路。
による正面図。第２図は本考案に係るVCロール
の断面図。第３図は本考案に係るVCロールの他
の実施例を示す縦断面図。第４図は本考案のロー
ルのシール部の部分図。第５図は本考案のロール
におけるクラウン形状を示す線図。 １……アーバ、２……スリーブ、３……受圧
室、３１……中央受圧室、３２……両端受圧室、
５……シール材、６，７……圧力媒体用導通路。
Claims (1)
- アーバとこれに焼嵌め固定したスリーブとの間
に円筒状空間の受圧室を設け該受圧室に圧力媒体
を供給してスリーブの脹らみ量を可変にする基本
構造を有する可変クラウン・ロールにおいて、前
記受圧室を左右対称の山形断面形状に形成し、該
受圧室を中央区域とこの中央区域とこの中央区域
の両側を１または複数の両端区域とに隔絶する環
状シール部を設け、中央受圧室に圧力媒体を導入
する通路と１または複数の両端受圧室に圧力媒体
を導入する通路とを別個に形成したことを特徴と
する可変クラウン・ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6820581U JPS6327841Y2 (ja) | 1981-05-12 | 1981-05-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6820581U JPS6327841Y2 (ja) | 1981-05-12 | 1981-05-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57181401U JPS57181401U (ja) | 1982-11-17 |
| JPS6327841Y2 true JPS6327841Y2 (ja) | 1988-07-27 |
Family
ID=29864163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6820581U Expired JPS6327841Y2 (ja) | 1981-05-12 | 1981-05-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6327841Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202004019602U1 (de) * | 2004-12-20 | 2006-04-27 | Eduard Küsters, Maschinenfabrik, GmbH & Co. KG | Kalander für die Herstellung und/oder Bearbeitung dünner Folien |
-
1981
- 1981-05-12 JP JP6820581U patent/JPS6327841Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57181401U (ja) | 1982-11-17 |
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