JPS6327831Y2 - - Google Patents

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JPS6327831Y2
JPS6327831Y2 JP14279483U JP14279483U JPS6327831Y2 JP S6327831 Y2 JPS6327831 Y2 JP S6327831Y2 JP 14279483 U JP14279483 U JP 14279483U JP 14279483 U JP14279483 U JP 14279483U JP S6327831 Y2 JPS6327831 Y2 JP S6327831Y2
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JP
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oil
water
tank
skimmer
storage tank
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JP14279483U
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JPS6049992U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油水分離槽の浮上油回収装置に関す
るものである。
従来、油および水が混合された液体から油のみ
を回収する装置としては、スキマー等の回収装置
が設けられた油水分離槽が広く利用されている。
その一例を第4図の断面図に示す。
第4図において、41は油水分離槽であつて、
この油水分離槽41の内部には、下部が開放する
仕切板42が配設されており、油Waが滞留する
貯油槽41aと水Wが滞留する貯水槽41bとに
区分されている。また、貯油槽41aには油Wa
と水Wとが混合されている液体を供給する供給管
53が接続されており、貯水槽41bには油Wa
が分離された水Wを排出する排出管54が接続さ
れている。さらに、排出管54の一端は貯留槽5
5に接続されており、この貯留槽55は油水分離
槽41の上端より下方に配設され、その内部には
断面がY字形のスキマー56が配設されている。
そして、このスキマー56の上端が油水分離槽4
1内の収容されている水面Wbとなる。
また、貯油槽41aの上部には断面がY字形の
スキマー56が配設されており、その配設位置は
スキマー56の上端が水面Wbより突出する位置
とされている。そして、スキマー56の下部には
回収管57が接続されており、その一端は油水分
離槽41の近傍に配設されている回収槽58内に
挿通されている。
そして、油Waを回収する場合には、油Waお
よび水Wが混合された液体を供給管53から貯油
槽41aに供給し、水Wと分離して浮上してきた
油Waはスキマー56から回収管57を介在して
回収槽58に回収され、水Wは仕切板42の下部
を通過して貯水槽41bに流入すると共に、排出
管54、貯留槽55およびスキマー56を通過し
て外部に排出される。
しかしながら、このような油水分離槽の回収装
置においては、供給管53から貯油槽41aに油
Waおよび水Wが混合された液体を供給する際
に、油水分離槽41に収容されている水Wが波立
ち、回収される油Waの中に多量の水Wが混入す
ることはもとより、スキマー56が水面より突出
している高さ分の油Wを完全に回収することがで
きない不具合がある。
本考案は、上記の不具合を解消するためになさ
れたもので、その目的は極小の貫通孔が開設され
ているスキマーを貯油槽の水表面に配設し、この
スキマーに逆U字形のサイホン管を接続すること
により、含水率の少ない油を回収することができ
る油水分離槽の浮上油回収装置を提供することに
ある。
本考案の上記目的は、槽内に下部が開放する仕
切板を配設し、浮上油が滞留する貯油槽と水が滞
留する貯水槽とに区分せしめ、前記貯油槽に油水
混合液体を供給する供給管を接続し、貯水槽に水
を排出する排出管を接続してなる油水分離槽にお
いて、この油水分離槽の貯油槽の水表面に、1mm
φ以下の貫通孔が開設されたスキマーを配設し、
このスキマーの下部に回収管を接続すると共に、
この回収管に上部を逆U字状に形成されたサイホ
ン管を連結し、このサイホン管の下部に回収槽を
配設したことを特徴とする油水分離槽の浮上油回
収装置によつて達成される。
以下、本考案の一実施例を添付図面に従つて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る油水分離槽の浮上油回収
装置の断面図を示す。第1図において、1は油水
分離槽であつて、この油水分離槽1の内部には、
下部が開放する仕切板2が縦方向に配設されてお
り、浮上する油Waを滞留させる貯油槽1aと油
Waが分離された水Wを滞留させる貯水槽1bと
に区分されている。
また、貯油槽1aには、油Waと水Wとが混合
された液体を供給する供給管3が配設されてお
り、その先端は貯油槽1aの水W中に延びてい
る。また、貯水槽1bには、油Waが分離された
水Wを排出する排出管4が接続されており、その
先端は貯留槽5に接続されている。さらに、この
貯留槽5は油水分離槽1の上端より下方に配設さ
れており、その内部には断面がY字形のスキマー
6が配設されている。そして、このスキマー6の
上端が油水分離槽1内に滞留する水Wの水面Wb
となる。また、スキマー6の下部には放出管7が
接続されている。
また、貯油槽1aの上部には断面がY字形のス
キマー8が配設されており、その配設位置はスキ
マー8の上端が貯留槽5に配設されているスキマ
ー6の上端と同一レベルとされ、貯油槽1aの水
面Wb上とされている。そして、スキマー8の壁
面には、第2図に示すように1mmφ以下の貫通孔
9が複数個開設されており、この貫通孔9は粘性
の高い油Waは通過することはできないが、粘性
の低い水Wは通過することができる大きさとされ
ている。
また、スキマー8の下部には略U字形の回収管
10が接続されており、その先端には逆U字形の
サイホン管11が接続されている。そして、この
サイホン管11の頂部は油水分離槽1の上端より
下方で、しかも、水面Wbより上部に位置されて
おり、サイホン管11の頂部と水面Wbの間の高
さの油Waが貯油槽1aに滞留するようになつて
いる。また、サイホン管11の先端には放出管1
2が接続されており、その一端は油水分離槽1の
近傍に配設されている回収槽13内に挿通されて
いる。
そして、スキマー8に開設されている貫通孔9
を1mmφ以下に限定した理由は、1mmφ以上にな
ると、浮上した油Waを回収槽13に回収する際
に、スキマー8に流入する油Waが貫通孔9を通
過して水W中に流出する恐れがあり、また、貫通
孔9が開設されていない場合には、滞留した油
Waの粘性抵抗が大きいためにスキマー8から円
滑に流出されなく、油水分離槽1から浮上した油
Waがオーバーフロすることがある。そして、貫
通孔9は埃等によつて目詰まりを起こすこともあ
るので、複数個設けることが望ましい。
上記のように構成された油水分離槽の浮上油回
収装置において、油Waを回収する場合には、油
Waおよび水Wが混合された液体を供給管3から
貯油槽1aに供給し、水Wと分離して浮上してき
た油Waはスキマー8から回収管10、サイホン
管11および放出管12を通過して回収槽13に
回収され、水Wは仕切板2の下部を通過して貯水
槽1bに流入すると共に、排出管4、貯留槽5、
スキマー6および放出管7を通過して外部に排出
される。
そして、浮上した油Waが微量又は皆無の場合
には、1mmφ以下の貫通孔9からスキマー8の内
側に粘性の低い液体が入り込み、回収管10及び
サイホン管11に流入し、液水位はBの位置で停
止する。そして、貯油槽1aに油Waが浮上して
多くなると、油Waの液位が徐々に高くなり、サ
イホン管11の頂部の液位がAまで達した際にサ
イホンの原理によつて、スキマー8の上部に滞留
する油Waが回収管10、サイホン管11および
放出管12を通過して回収槽13に回収されると
共に、油Waは液位がBの位置まで自動的に回収
が行なわれる。そして、回収管10及びサイホン
管11に油Waが一端収容されれば油Waの抵抗
によつて貫通孔9が粘性の低い液体の浸入が抑制
される。
なお、本考案においては、スキマー8の形状を
断面がY字形に形成されたもので説明したが、本
考案のスキマー8はY字形に限定されるものでは
なく、例えば、第3図に示すように断面が略碗状
に形成された半球形のものであつてもよい。
以上説明したように、本考案の油水分離槽の浮
上油回収装置においては、1mmφ以下の貫通孔が
開設されたスキマーを油水分離槽の貯油槽の水表
面に配設し、このスキマーの下方に回収管を介在
して逆U字形のサイホン管を接続したから、浮上
した油のみを回収することができるので、含水率
の少ない油を効率的に回収することができる効果
がある。
また、回収された油は、含水率が少ないことか
ら、更に油水分離を行なう必要もなく、そのまま
補助燃料または再生油の原料となる効果がある。
さらに、本考案においては、サイホンの原理を
利用して浮上した油を回収しているので、回収の
ための動力および労力を全く必要とせずに自動的
に回収することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油水分離槽の浮上油回収
装置の断面図、第2図は本考案に使用されるスキ
マーの断面図、第3図は本考案に使用されるスキ
マーの第2実施例を示す断面図、第4図は従来の
油水分離槽の浮上油回収装置を示す断面図であ
る。 1……油水分離槽、1a……貯油槽、1b……
貯水槽、2……仕切板、3……供給管、4……排
出管、5……貯留槽、6……スキマー、7……放
出管、8……スキマー、9……貫通孔、10……
回収管、11……サイホン管、12……放出管、
13……回収管、W……水、Wa……油、Wb…
…水面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽内に下部が開放する仕切板を配設し、浮上油
    が滞留する貯油槽と水が滞留する貯水槽とに区分
    せしめ、前記貯油槽に油水混合液体を供給する供
    給管を接続し、貯水槽に水を排出する排出管を接
    続してなる油水分離槽において、この油水分離槽
    の貯油槽の水表面に、1mmφ以下の貫通孔が開設
    されたスキマーを配設し、このスキマーの下部に
    回収管を接続すると共に、この回収管に上部を逆
    U字状に形成されたサイホン管を連結し、このサ
    イホン管の下部に回収槽を配設したことを特徴と
    する油水分離槽の浮上油回収装置。
JP14279483U 1983-09-15 1983-09-15 油水分離槽の浮上油回収装置 Granted JPS6049992U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14279483U JPS6049992U (ja) 1983-09-15 1983-09-15 油水分離槽の浮上油回収装置

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JP14279483U JPS6049992U (ja) 1983-09-15 1983-09-15 油水分離槽の浮上油回収装置

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Publication Number Publication Date
JPS6049992U JPS6049992U (ja) 1985-04-08
JPS6327831Y2 true JPS6327831Y2 (ja) 1988-07-27

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ID=30318941

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JP14279483U Granted JPS6049992U (ja) 1983-09-15 1983-09-15 油水分離槽の浮上油回収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006068715A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Tamapakku Kk 油水分離排水装置
JP5833977B2 (ja) * 2012-06-29 2015-12-16 株式会社 クリーンテック 潤滑油の除水装置

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JPS6049992U (ja) 1985-04-08

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