JPH07232Y2 - 浮上分離装置 - Google Patents

浮上分離装置

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JPH07232Y2
JPH07232Y2 JP5240389U JP5240389U JPH07232Y2 JP H07232 Y2 JPH07232 Y2 JP H07232Y2 JP 5240389 U JP5240389 U JP 5240389U JP 5240389 U JP5240389 U JP 5240389U JP H07232 Y2 JPH07232 Y2 JP H07232Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は比較的浮上し易い懸濁物質を含む原水から懸濁
物質を浮上させて除去する浮上分離装置の改良に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来から比較的浮上し易い懸濁物質、たとえば魚肉蛋白
質あるいは油等を含む廃水から当該懸濁物質を除去する
場合、浮上分離装置が用いられている。
第2図は従来型の浮上分離装置を示す概略図であり、浮
上槽20内に内筒21を設けると共に、当該内筒21の外側に
外筒22を設けた構造のもので、懸濁物質を含む原水を、
内筒21の下方内部に開口させた原水供給管23から槽20内
に供給すると共に、原水供給管23に連通した加圧水管24
から気体、たとえば空気を加圧下で溶解させた加圧水を
供給し、当該加圧水から発生する気泡を懸濁物質に接触
させ、浮上懸濁物質を点線の矢印線で示した如く浮上槽
20の上方に浮上させ、また浮上懸濁物質を除いた処理水
を実線の矢印線で示した如く外筒22の下端を通して浮上
槽20の内周縁部を上昇させ、浮上槽20の外周部に設けた
排出樋25を介して排出管26より外部に流出させるもので
ある。
また、浮上槽20の水面に浮上した浮上懸濁物質27を、図
示しない原動機で回転する掻取機28により掻取り、掻取
った懸濁物質を浮上槽20の水面の一部に設けた導入溝29
内に落し込み、これを外部に排出するようにしたもので
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記したように、従来の浮上分離装置においては、原水
供給管23から浮上槽20内に供給される原水は、ほゞ直線
状に上方へ立ち上るため加圧水から生ずる気泡を懸濁物
質が接触する時間が比較的短く、気泡と合体できない懸
濁物質が多く生じて処理水の水質が悪化するという問題
点があった。また、従来の浮上分離装置では、浮上槽20
の上部にのみ処理水の排出機構が付設されていたので、
この点からも処理能力が劣るという不具合点があった。
そこで本考案は、前記した従来型浮上分離装置の問題点
を解決し、浮上槽内に供給する原水に旋回力を与えて、
螺旋運動をさせ気泡と懸濁物質の接触時間を充分にとる
ことができるようにすると共に、浮上槽内に設けた原水
供給口の下方位置に付設したスカート部材の内部に処理
水の排出口を設けて、上部に付設した処理水の排出樋と
併せ効率良く処理水を外部に排出できるようになした浮
上分離装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれば、
比較的浮上し易い懸濁物質を含有してなる原水に気泡を
接触させることにより懸濁物質を浮上させ、原水中の懸
濁物質を分離除去するようになした浮上分離装置におい
て、上部に処理水の排出樋を付設してなる浮上槽内のほ
ゞ中央部に、上下両端部を開口としてなる筒状体を付設
し、当該筒状体の外側に、原水を旋回させながら浮上槽
内に供給し得る原水供給口を付設すると共に、当該原水
供給口の下方位置に、中央部に落下口を形成したスカー
ト部材を付設し、さらに当該スカート部材の内側に処理
水の排出口を設けたことを特徴とする浮上分離装置であ
る。
〔実施例〕
以下、本考案浮上分離装置の具体的構成を図示の実施例
に基づき詳細に説明する。
第1図は本考案浮上分離装置の一実施例を示す概略図で
あり、図中1は浮上槽を示す。
2は当該浮上槽1の上部周縁に付設した処理水の排出
樋、3は排出樋2に連通させた排出管、4は浮上槽1の
上面に図示しない原動機によって迴転自在に付設した迴
転掻取機を示す。
5は浮上槽1内のほゞ中央部に立設した、上下両端部を
開口としてなる筒状体であり、6は当該筒状体5の外
側、すなわち浮上槽1の内壁と筒状体5の外周部の間、
好ましくは浮上槽1の内壁寄りの位置に配設した浮上し
易い懸濁物質を含有してなる原水を旋回させながら浮上
槽1内に供給し得る原水供給口を示し、この原水供給口
6は供給される原水に旋回流を与えることができるよう
に所定の噴射角が設定されている。
なお、この原水供給口6は図示する実施例の場合、上下
方向に3系統となしているが、そのうちの上部及び下部
に位置する分配管(図示せず)にのみ原水に旋回流を与
えるためのノズル状の原水供給口6を配設し、中間部の
分配管(図示せず)には通常の供給口を配設するように
してもよいし、あるいは上中下いずれの分配管にも旋回
流を与え得るノズル状の原水供給口6を配設するように
してもよいものである。
7は前記原水供給口6に連通する原水供給管、8は当該
原水供給管7に連通させた加圧水管を示し、加圧水管8
から気体、たとえば空気を加圧下で溶解させた加圧水を
原水供給管7内に流入させるものである。従って、原水
供給口6から旋回流となって供給される原水は、浮上槽
1内で気泡を発生し、原水中の懸濁物質と合体して浮上
懸濁物質を生成するものである。
9は前記原水供給口6の下方位置に付設した、中央部に
落下口10を形成してなるスカート部材を示し、当該スカ
ート部材9の内側上部には懸濁物質の取り除かれた処理
水の排出口11を設けてある。また、12は原水供給口6か
ら供給される原水の旋回流が浮上槽1の底部に影響を与
えるのを防止するため、前記スカート部材9の落下口10
付近に付設した邪魔板を示す。
その他、図中の13は浮上槽1の上部周縁に付設した前記
排出樋2内に処理水を導くための処理水導出部、14は浮
上槽1の水面の一部に形成した浮上懸濁物質を落し込む
ための落し溝、15は当該落し溝14に連通した浮上懸濁物
質16の排出管、17は浮上槽1の底部に連通した汚泥引抜
管をそれぞれ示すものである。
次に、本考案浮上分離装置の動作につき説明すれば、魚
肉蛋白質や油等の比較的浮上し易い懸濁物質を含んだ原
水は、予じめ凝集剤を添加されて原水供給管7を通じ、
原水供給口6より浮上槽1内に旋回流となって流入す
る。原水供給管7には、前記したように気体を加圧下で
溶解させた加圧水を送る加圧水管8が接続されているの
で、原水供給口6より浮上槽1内に供給された原水から
は多量の気泡が発生し、当該気泡は懸濁物質と合体して
浮上槽1内を旋回しながら水面に向け徐々に上昇してい
く。
そして、除濁水は処理水導出部13を通って排出樋2内に
溢流し、排出管3を通って排出されると共に、原水供給
口6の下方位置に付設したスカート部材9の内側に設け
た排出口11からも外部に向け排出されていくものであ
る。この下方の排出口11から除濁水が排出されていくの
に伴い、筒状体5内を上端開口から下端開口に向け流れ
る循環流が生じ、懸濁物質と気泡との接触がこの面から
もより良好に行われることゝなるものである。
浮上槽1の上面に浮上した浮上懸濁物質16の層が厚くな
ると、迴転掻取機4の迴転に伴い掻き取られ、掻き取ら
れた浮上懸濁物質16は落し溝14内に落し込まれ、落し溝
14に連通した排出管15を通じて外部に排出される。
また、浮上槽1内の底部に堆積したフロックは汚泥引抜
管17を通じて定期的に外部に排出されていくものであ
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案浮上分離装置によれば、槽内に供給
された原水は螺旋運動をしながら水面に向け徐々に上昇
していくので、気泡と懸濁物質の接触時間を充分にとる
ことができ、従来型浮上分離装置によった場合より、多
くの懸濁物質を良好に浮上させることができるものであ
る。従って、気泡と合体できない懸濁物質が多く生じて
処理水の水質が悪化するというこれまでの問題点を解消
することができるものである。
また、浮上槽の上部に設けた処理水の排出機構のほか、
原水供給口の下方位置にも処理水の排出口を設けたの
で、きわめて効率良く処理水を外部に排出することがで
き、処理能力の向上にも多大な効果がある。さらに、本
考案によった場合、浮上槽内に立設した筒状体内に上端
から下端に向かう循環流が得られ、この循環流によって
も気泡と懸濁物質との接触が促進され、懸濁物質の良好
なる浮上分離効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案浮上分離装置の一実施例を示す概略図、
第2図は従来型装置の一例を示す概略図である。 1:浮上槽、2:排出樋 3:排出管、4:迴転掻取機 5:筒状体、6:原水供給口 7:原水供給管、8:加圧水管 9:スカート部材、10:落下口 11:排出口、12:邪魔板 13:処理水導出部、14:落し溝 15:排出管、16:浮上懸濁装置 17:汚泥引抜管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的浮上し易い懸濁物質を含有してなる
    原水に気泡を接触させることにより懸濁物質を浮上さ
    せ、原水中の懸濁物質を分離除去するようになした浮上
    分離装置において、上部に処理水の排出樋を付設してな
    る浮上槽内のほゞ中央部に、上下両端部を開口としてな
    る筒状体を付設し、当該筒状体の外側に、原水を旋回さ
    せながら浮上槽内に供給し得る原水供給口を付設すると
    共に、当該原水供給口の下方位置に、中央部に落下口を
    形成したスカート部材を付設し、さらに当該スカート部
    材の内側の処理水を排出口を設けたことを特徴とする浮
    上分離装置。
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