JPS632774B2 - - Google Patents
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- JPS632774B2 JPS632774B2 JP55146798A JP14679880A JPS632774B2 JP S632774 B2 JPS632774 B2 JP S632774B2 JP 55146798 A JP55146798 A JP 55146798A JP 14679880 A JP14679880 A JP 14679880A JP S632774 B2 JPS632774 B2 JP S632774B2
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Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は熱溶着性のフイルム又は扁平チユー
ブを素材とする既に袋となつているもの或は袋と
なるべき寸法に切断された袋素材、若しくは袋と
なるべき袋素材の帯の最先端部分に、熱溶着性の
補強素材帯を所帯寸法供給し、これを熱シール方
式で溶着し、余分の供給側(搬入側)に連なる補
強素材帯を切断する方法及び装置に関するもので
ある。
ブを素材とする既に袋となつているもの或は袋と
なるべき寸法に切断された袋素材、若しくは袋と
なるべき袋素材の帯の最先端部分に、熱溶着性の
補強素材帯を所帯寸法供給し、これを熱シール方
式で溶着し、余分の供給側(搬入側)に連なる補
強素材帯を切断する方法及び装置に関するもので
ある。
(従来技術及び問題点)
一般にこの種の補強シートを袋或は袋素材の一
部に熱溶着する方法及び装置としては、予め熱溶
着性のほきようシートを必要な大きさに切断した
ものを袋又は袋素材の上に供給して熱溶着する
か、或は帯状の熱溶着性の補強素材帯を袋又は袋
素材上に供給しカツターで必要寸法だけ切断する
方法が知られている。
部に熱溶着する方法及び装置としては、予め熱溶
着性のほきようシートを必要な大きさに切断した
ものを袋又は袋素材の上に供給して熱溶着する
か、或は帯状の熱溶着性の補強素材帯を袋又は袋
素材上に供給しカツターで必要寸法だけ切断する
方法が知られている。
ところが前者においては、切断された補強シー
トを所期の位置に供給する方法及び装置がむづか
しく、溶着装置による溶着位置との間に位置づれ
を起こすと、製品たる袋の溶着が不能若しくは不
完全となることもあり、また不完全でないにして
も、溶着部の余に非溶着部が出き、不体裁である
し、該袋を多数積み重ねて整頓する場合に、前述
の非溶着部が他の袋と掛合して、整頓不能になる
おそれがあつた。また後者においては溶着縁と切
断位置の間にどうしても溶着できない部分がで
き、不体裁であるし、補強素材帯が無駄になる。
トを所期の位置に供給する方法及び装置がむづか
しく、溶着装置による溶着位置との間に位置づれ
を起こすと、製品たる袋の溶着が不能若しくは不
完全となることもあり、また不完全でないにして
も、溶着部の余に非溶着部が出き、不体裁である
し、該袋を多数積み重ねて整頓する場合に、前述
の非溶着部が他の袋と掛合して、整頓不能になる
おそれがあつた。また後者においては溶着縁と切
断位置の間にどうしても溶着できない部分がで
き、不体裁であるし、補強素材帯が無駄になる。
(解決しようとする問題点)
この発明は上述のような先行技術の問題点を解
決するため熱溶着性を補強素材帯を予め切断して
供給したり、或はこれを袋素材帯上にこの補強素
材帯を必要寸法供給して切断する方法及び装置を
用いることなく、しかも前記袋乃至袋素材帯と補
強素材帯の溶着部の余り部分に非溶着部ができな
いようにして、体裁がよく、しかも製袋された袋
を重ね易い袋が製造できるようにすることであ
り、かゝる点を満足する方法及び装置を市場に提
供することを目的とする。
決するため熱溶着性を補強素材帯を予め切断して
供給したり、或はこれを袋素材帯上にこの補強素
材帯を必要寸法供給して切断する方法及び装置を
用いることなく、しかも前記袋乃至袋素材帯と補
強素材帯の溶着部の余り部分に非溶着部ができな
いようにして、体裁がよく、しかも製袋された袋
を重ね易い袋が製造できるようにすることであ
り、かゝる点を満足する方法及び装置を市場に提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
この発明は熱溶着性の袋乃至袋素材を受台上に
導き、この上に重ねて、熱溶着性の補強素材帯を
導き、この補強素材帯の横断方向に長い加熱部材
をこれらの上より押圧して、前記袋乃至袋素材帯
と補強素材帯を熱溶着する方法において、前記加
熱部材により補強素材帯を押圧中に、これよりも
搬入側に連なるこの補強素材帯を搬入側に引き戻
し、この補強素材帯に引張力を加えて、加熱融軟
状態のこの補強素材帯を分断することを特徴とす
る袋乃至袋素材に補強シートを溶着する方法であ
る。
導き、この上に重ねて、熱溶着性の補強素材帯を
導き、この補強素材帯の横断方向に長い加熱部材
をこれらの上より押圧して、前記袋乃至袋素材帯
と補強素材帯を熱溶着する方法において、前記加
熱部材により補強素材帯を押圧中に、これよりも
搬入側に連なるこの補強素材帯を搬入側に引き戻
し、この補強素材帯に引張力を加えて、加熱融軟
状態のこの補強素材帯を分断することを特徴とす
る袋乃至袋素材に補強シートを溶着する方法であ
る。
また他の発明は受台の搬入乃至搬出部には熱溶
着性の袋乃至袋素材帯を受台上に供給する主間歇
コンベヤーが設けてあり、またこの受台の上方よ
り受台上に熱溶着性の補強素材帯を移送し前記主
間歇コンベヤーと同期運転する副間歇コンベヤー
が設けてあり、これら二つのコンベヤーの停止時
毎に、二つの素材帯のうち少なくとも一方の幅よ
りも広い溶着部をもつ加熱部材が下降して、受台
に圧接後上昇する装置において、 前記加熱部材の溶着乃至溶断部のうち、最も搬
入側縁の稜線が角張つて形成してあり、また前記
補強素材帯の副間歇コンベヤーと受台の間には、
前記補強素材帯を支える案内板が設けてあり、こ
の案内板の途中には、前記補強素材帯の横断方向
に長いスリツトが設けてあり、前記加熱部材を上
下動させる上下動部材には、加熱部材が前記受台
に圧接後前記スリツトに挿入し、該加熱部材が受
台から離反前にスリツトから抜去される作動板が
取り付けてあることを特徴とする袋乃至袋素材に
補強シトを溶着する装置である。
着性の袋乃至袋素材帯を受台上に供給する主間歇
コンベヤーが設けてあり、またこの受台の上方よ
り受台上に熱溶着性の補強素材帯を移送し前記主
間歇コンベヤーと同期運転する副間歇コンベヤー
が設けてあり、これら二つのコンベヤーの停止時
毎に、二つの素材帯のうち少なくとも一方の幅よ
りも広い溶着部をもつ加熱部材が下降して、受台
に圧接後上昇する装置において、 前記加熱部材の溶着乃至溶断部のうち、最も搬
入側縁の稜線が角張つて形成してあり、また前記
補強素材帯の副間歇コンベヤーと受台の間には、
前記補強素材帯を支える案内板が設けてあり、こ
の案内板の途中には、前記補強素材帯の横断方向
に長いスリツトが設けてあり、前記加熱部材を上
下動させる上下動部材には、加熱部材が前記受台
に圧接後前記スリツトに挿入し、該加熱部材が受
台から離反前にスリツトから抜去される作動板が
取り付けてあることを特徴とする袋乃至袋素材に
補強シトを溶着する装置である。
(方法発明の効果)
前述の方法を採用すると、先ず熱可塑性の袋乃
至袋素材を受台上に置きこの上に重ねて、熱溶着
性のの補強素材帯を導き、この補強素材帯の横断
方向に長い加熱部材をこれらの上より押圧するこ
とにより、加熱部材の熱は前述の補強素材帯を加
熱して、この下側の袋乃至袋素材との圧着面を溶
着してこれらを熱溶着すると共に、補強素材帯は
加熱部材と圧接する全面及びこの部分より上流側
(搬入側)に連なつている補強素材帯の加熱部材
と圧接している際の部分をも加熱し、これを加熱
融着状態にする。
至袋素材を受台上に置きこの上に重ねて、熱溶着
性のの補強素材帯を導き、この補強素材帯の横断
方向に長い加熱部材をこれらの上より押圧するこ
とにより、加熱部材の熱は前述の補強素材帯を加
熱して、この下側の袋乃至袋素材との圧着面を溶
着してこれらを熱溶着すると共に、補強素材帯は
加熱部材と圧接する全面及びこの部分より上流側
(搬入側)に連なつている補強素材帯の加熱部材
と圧接している際の部分をも加熱し、これを加熱
融着状態にする。
而して、この加熱部材による前述の押圧中に前
記補強素材帯を搬入側に引き戻す方法を採用する
ことによつて、前述の加熱部材で押圧されている
際の融軟状態の部分の補強素材帯は機械的な耐引
張力が極度に弱いため、この部分に前述の引き戻
し力が集中してこの部分から容易に他の切断装置
を用いることなく容易に分断される効果を有す
る。
記補強素材帯を搬入側に引き戻す方法を採用する
ことによつて、前述の加熱部材で押圧されている
際の融軟状態の部分の補強素材帯は機械的な耐引
張力が極度に弱いため、この部分に前述の引き戻
し力が集中してこの部分から容易に他の切断装置
を用いることなく容易に分断される効果を有す
る。
また前述の加熱部材で押圧されていた搬入側の
際で前記の補強部材が分断されていたものである
から、補強部材はその端まで袋乃至袋素材帯に溶
着されることになり、公知のように非溶着部が形
成されるおそれがなく、袋としても体裁がよく、
整頓し易いものが製袋できる効果を奏する。
際で前記の補強部材が分断されていたものである
から、補強部材はその端まで袋乃至袋素材帯に溶
着されることになり、公知のように非溶着部が形
成されるおそれがなく、袋としても体裁がよく、
整頓し易いものが製袋できる効果を奏する。
(装置発明の作用)
この発明の装置は叙上のように構成しているか
ら、この装置を運転すると先ず前提条件である公
知の部分においては主間歇コンベヤーによつて、
袋乃至袋素材は受台上に供給され、またこの上方
副間歇コンベヤーによつて、前述の補強素材帯が
所定寸法供給され、これら2枚の素材のうち少な
くとも一方の素材の幅よりも広い溶着部をもつ加
熱部材が上方の待機位置より上下動部材の下降に
伴い下降して、これによつて受台上の前述の二つ
の素材を押圧する。
ら、この装置を運転すると先ず前提条件である公
知の部分においては主間歇コンベヤーによつて、
袋乃至袋素材は受台上に供給され、またこの上方
副間歇コンベヤーによつて、前述の補強素材帯が
所定寸法供給され、これら2枚の素材のうち少な
くとも一方の素材の幅よりも広い溶着部をもつ加
熱部材が上方の待機位置より上下動部材の下降に
伴い下降して、これによつて受台上の前述の二つ
の素材を押圧する。
このとき前述の補強部材帯は加熱部材との接触
伝動熱によつて加熱され、更にこの下側の袋素材
をも加熱して、この圧接面が融着される。このと
き加熱部材の最も搬入側の稜線に沿つた部分の補
強素材帯も加熱された融軟状態となる。
伝動熱によつて加熱され、更にこの下側の袋素材
をも加熱して、この圧接面が融着される。このと
き加熱部材の最も搬入側の稜線に沿つた部分の補
強素材帯も加熱された融軟状態となる。
このとき受台よりも搬入側に位置する前述のス
リツトの上に前記補強部材体は架橋状態となる。
リツトの上に前記補強部材体は架橋状態となる。
更に前述の上下動部材が下降にともなつて作動
板が下降し、スリツト上に架橋状態の前述の補強
部材帯をこのスリツト内に湾曲させて、押し下げ
られ副コンベヤーと加熱部材との間の補強素材帯
に張力が加えられ、前述の稜線に沿つた融軟状態
の補強素材帯の部分に引張荷重が集中して角張つ
た稜線に沿つて補強素材帯は横断方向に分断され
る。
板が下降し、スリツト上に架橋状態の前述の補強
部材帯をこのスリツト内に湾曲させて、押し下げ
られ副コンベヤーと加熱部材との間の補強素材帯
に張力が加えられ、前述の稜線に沿つた融軟状態
の補強素材帯の部分に引張荷重が集中して角張つ
た稜線に沿つて補強素材帯は横断方向に分断され
る。
而して上下動部材が上昇すると、作動板が先ず
スリツトから抜去し、次いで加熱部材が上昇し、
作動板の上昇に伴い、補強素材帯に加えられてい
た外力が除去されて、この補強素材帯自身の復元
力によりこれは直線状に復帰する。
スリツトから抜去し、次いで加熱部材が上昇し、
作動板の上昇に伴い、補強素材帯に加えられてい
た外力が除去されて、この補強素材帯自身の復元
力によりこれは直線状に復帰する。
次に移送時に受台上の溶着された袋乃至袋素材
帯と補強素材帯より分断された補強シートはこれ
より送り出され、次の袋乃至袋素材帯及び補強素
材帯を定寸法送り出す。
帯と補強素材帯より分断された補強シートはこれ
より送り出され、次の袋乃至袋素材帯及び補強素
材帯を定寸法送り出す。
以下この操作をくり返す。
(装置発明の効果)
前述の装置の発明は、前述の方法が実施できる
と共に、加熱部材を上下動させるための上下動部
材と共に下降する作動板を案内板のスリツト位置
に挿入、抜去自在に設けた簡単な構造によつて、
加熱部材によつて押圧されている補強素材帯を引
き戻すことができ、しかもこの補強素材帯は加熱
部材によつて押圧されて、融軟状態となつている
ときであるから、たとえ厚手の補強素材帯であつ
ても容易に分断でき、しかも加熱部材のもつとも
搬入側の稜は角張つているから、この際から補強
素材帯はきれいに分断される効果を有し、補強素
材帯を有効に利用すると共に、製品たる袋に体裁
よく補強素材帯が溶着される。
と共に、加熱部材を上下動させるための上下動部
材と共に下降する作動板を案内板のスリツト位置
に挿入、抜去自在に設けた簡単な構造によつて、
加熱部材によつて押圧されている補強素材帯を引
き戻すことができ、しかもこの補強素材帯は加熱
部材によつて押圧されて、融軟状態となつている
ときであるから、たとえ厚手の補強素材帯であつ
ても容易に分断でき、しかも加熱部材のもつとも
搬入側の稜は角張つているから、この際から補強
素材帯はきれいに分断される効果を有し、補強素
材帯を有効に利用すると共に、製品たる袋に体裁
よく補強素材帯が溶着される。
(実施例)
今、この発明の装置を図示の代表的な実施例の
装置に付いて説明する。
装置に付いて説明する。
図において、10は受台であつて、ベルトコン
ベヤー11状になつており、ベルトコンベヤー1
1の下面には、機枠に固定された当部材12が設
けてある。13,14はこの搬入側、搬出側に設
けたそれぞれ一対挾持型のローラよりなる主コン
ベヤーであり、前述のと共に同期同速度で、間歇
運動をするように連結してあつて、熱可塑性の袋
或は袋素材15を移送するためのものである。図
示の例では、主コンベヤーを11,13,14と
三組設けたが、何れか一つでもよい。
ベヤー11状になつており、ベルトコンベヤー1
1の下面には、機枠に固定された当部材12が設
けてある。13,14はこの搬入側、搬出側に設
けたそれぞれ一対挾持型のローラよりなる主コン
ベヤーであり、前述のと共に同期同速度で、間歇
運動をするように連結してあつて、熱可塑性の袋
或は袋素材15を移送するためのものである。図
示の例では、主コンベヤーを11,13,14と
三組設けたが、何れか一つでもよい。
16は、丁度当部材12の位置の上方であつ
て、上下動部材17に対し、圧縮ばね18を介し
て装備された加熱部材(ヒートシーラ)であり、
前記主コンベヤー13,14の停止時毎に上方よ
り下降して、前記受台10即ちベルトコンベヤー
11面と圧接し、上昇するように設けてある。
て、上下動部材17に対し、圧縮ばね18を介し
て装備された加熱部材(ヒートシーラ)であり、
前記主コンベヤー13,14の停止時毎に上方よ
り下降して、前記受台10即ちベルトコンベヤー
11面と圧接し、上昇するように設けてある。
19は熱可塑性の補強素材帯20を間歇移送す
る副コンベヤーであり、前記主コンベヤー13,
14と同期運転されるが一般には、その一回の移
送寸法は主コンベヤー13,14の移送寸法より
も短かい。21はこの副コンベヤー19と前記加
熱部材16との間に、捕強素材帯20を加熱部材
16の下側に送りこませるための傾斜した案内板
であり、中間に補強素材帯20の幅方向に延在す
るスリツト22が設けてあり、前述の上下動部材
17に固定された作動板23が挿入できるように
設けてあり、この挿入のタイミングは、前記加熱
部材16が受台10に圧接し、更に上下動部材1
7が下降して、圧縮ばね18を圧縮したときに、
作動板23の下端部が僅かにスリツト22中に挿
入され、上下動部材17の上昇に伴つて、先ず作
動板23がスリツト22から抜去され、続いて加
熱部材16が受台10から離反する。スリツト2
2の中には、作動板23によつて押し下げられ、
これが上昇すると原位置に復帰する受板31がば
ね32により弾撥的に設けてある。
る副コンベヤーであり、前記主コンベヤー13,
14と同期運転されるが一般には、その一回の移
送寸法は主コンベヤー13,14の移送寸法より
も短かい。21はこの副コンベヤー19と前記加
熱部材16との間に、捕強素材帯20を加熱部材
16の下側に送りこませるための傾斜した案内板
であり、中間に補強素材帯20の幅方向に延在す
るスリツト22が設けてあり、前述の上下動部材
17に固定された作動板23が挿入できるように
設けてあり、この挿入のタイミングは、前記加熱
部材16が受台10に圧接し、更に上下動部材1
7が下降して、圧縮ばね18を圧縮したときに、
作動板23の下端部が僅かにスリツト22中に挿
入され、上下動部材17の上昇に伴つて、先ず作
動板23がスリツト22から抜去され、続いて加
熱部材16が受台10から離反する。スリツト2
2の中には、作動板23によつて押し下げられ、
これが上昇すると原位置に復帰する受板31がば
ね32により弾撥的に設けてある。
前述の加熱部材16の最も搬入側の縁となる稜
24は角張つた稜となつており、その角度は、第
1図、第6図にみられるよう約90゜程度である。
24は角張つた稜となつており、その角度は、第
1図、第6図にみられるよう約90゜程度である。
この稜24は第6図にみられるようにし、袋若
しくは袋素材15と、補強素材帯20とを溶着せ
ず端に補強素材帯20を溶断するだけのナイフエ
ツジ状のものであつても、この発明の装置として
は同一である。ただし、この場合はナイフエツジ
状稜線24aの部分においては、袋又は袋素材1
5と補強素材帯20の間に耐熱断熱保護シート
(例えば合成ゴム板)25を搬入側より搬出側に
向けて挿入しておくとよい(第7図参照)。
しくは袋素材15と、補強素材帯20とを溶着せ
ず端に補強素材帯20を溶断するだけのナイフエ
ツジ状のものであつても、この発明の装置として
は同一である。ただし、この場合はナイフエツジ
状稜線24aの部分においては、袋又は袋素材1
5と補強素材帯20の間に耐熱断熱保護シート
(例えば合成ゴム板)25を搬入側より搬出側に
向けて挿入しておくとよい(第7図参照)。
叙上のように構成しているこの発明の装置にお
いて、主コンベヤー13によつて、受台10上に
袋又は袋素材、図においては袋素材15を間歇的
に移送し、また副コンベヤー19によつて補強素
材帯20を、案内板21上を通して前記受台10
上の袋素材15の上に重ねて供給する。この場合
補強素材帯20の厚みは、袋素材15よりも厚く
腰の強いものを用いるのが一般的である。
いて、主コンベヤー13によつて、受台10上に
袋又は袋素材、図においては袋素材15を間歇的
に移送し、また副コンベヤー19によつて補強素
材帯20を、案内板21上を通して前記受台10
上の袋素材15の上に重ねて供給する。この場合
補強素材帯20の厚みは、袋素材15よりも厚く
腰の強いものを用いるのが一般的である。
(実施例の作用)
前記装置全体を運転する実施例の作用を説明す
る。
る。
先ず、上記コンベヤー13又は主コンベヤー1
3,11,14の一回の移送寸法を製品たる一袋
の長さと一致する寸法にし、副コンベヤー19の
一回の移送寸法を補強すべき部分の長さに一致す
るようにし、而して全装置を運転し、受台10上
に袋素材15と、補強素材帯20が重ね合わさつ
て、停止した時に上方に退避していた加熱部材1
6及び作動板23は上下動部材17の下降に伴つ
て下降し、先ず、加熱部材16によつて補強素材
帯20及び袋素材15を受台10面に押圧する。
3,11,14の一回の移送寸法を製品たる一袋
の長さと一致する寸法にし、副コンベヤー19の
一回の移送寸法を補強すべき部分の長さに一致す
るようにし、而して全装置を運転し、受台10上
に袋素材15と、補強素材帯20が重ね合わさつ
て、停止した時に上方に退避していた加熱部材1
6及び作動板23は上下動部材17の下降に伴つ
て下降し、先ず、加熱部材16によつて補強素材
帯20及び袋素材15を受台10面に押圧する。
このとき補強素材帯20は先ず加熱部材16と
の接触伝導熱によつて加熱され、更にこの下側の
袋素材15をも加熱して、この圧接面を融着する
(第5図参照)。
の接触伝導熱によつて加熱され、更にこの下側の
袋素材15をも加熱して、この圧接面を融着する
(第5図参照)。
上下動部材17が更に圧縮ばね18に抗して下
降すると作動板23の先端部によつて、スリツト
22上に架橋状態となつている補強素材帯20は
スリツト22中に湾曲させられ押し下げられ、副
コンベヤー19と加熱部材16との間の補強素材
帯20に張力が加えられると、加熱部材16の最
も搬入側の稜線24(又は24a)に沿つた融軟
状態の補強素材帯20の部分に荷重が集中し、角
張つた稜線24に添つて、補強素材帯20は横断
方向に分断される(第6図参照)。
降すると作動板23の先端部によつて、スリツト
22上に架橋状態となつている補強素材帯20は
スリツト22中に湾曲させられ押し下げられ、副
コンベヤー19と加熱部材16との間の補強素材
帯20に張力が加えられると、加熱部材16の最
も搬入側の稜線24(又は24a)に沿つた融軟
状態の補強素材帯20の部分に荷重が集中し、角
張つた稜線24に添つて、補強素材帯20は横断
方向に分断される(第6図参照)。
而して、上下動部材17が上昇すると、作動板
23が先ずスリツト22から抜去され、次いで加
熱部材16が上昇する。作動板23の上昇に伴い
外力が除去された補強素材帯20は自己の弾性復
元力及び受板31を支えるばね32の復元力によ
つて、直線状に復帰する。次の移送時に、受台1
0上の袋又は袋素材15及びこれに溶着された補
強シートは、主コンベヤー11,13,14によ
つて、受台10部から送り出され、次の袋乃至袋
素材15及び補強素材帯20が受台10上に送り
込まれる。
23が先ずスリツト22から抜去され、次いで加
熱部材16が上昇する。作動板23の上昇に伴い
外力が除去された補強素材帯20は自己の弾性復
元力及び受板31を支えるばね32の復元力によ
つて、直線状に復帰する。次の移送時に、受台1
0上の袋又は袋素材15及びこれに溶着された補
強シートは、主コンベヤー11,13,14によ
つて、受台10部から送り出され、次の袋乃至袋
素材15及び補強素材帯20が受台10上に送り
込まれる。
以下この操作が繰り返される。
(実施例の効果)
叙上のようにこの発明の実施例においては、袋
乃至袋素材15と補強素材帯20とを加熱部材1
6によつて押圧している状態において、この押圧
部分より搬入側に連なる補強素材帯20を搬入側
に引き戻すために、前記の通り、加熱部材16の
うち最も搬入側の稜線部に添つた融軟状態の補強
素材帯20の部分に荷重が集中し、この部分より
容易に補強素材帯20が幅方向に切断されると共
に、袋又は袋素材15と補強素材帯20が溶着さ
れる場合においては、この溶着部26(第3図参
照)より喰出した非溶着部が残らず体裁がよい。
またこの方法においては、連続せる補強素材帯2
0を切断するための切断刃を必要としない。
乃至袋素材15と補強素材帯20とを加熱部材1
6によつて押圧している状態において、この押圧
部分より搬入側に連なる補強素材帯20を搬入側
に引き戻すために、前記の通り、加熱部材16の
うち最も搬入側の稜線部に添つた融軟状態の補強
素材帯20の部分に荷重が集中し、この部分より
容易に補強素材帯20が幅方向に切断されると共
に、袋又は袋素材15と補強素材帯20が溶着さ
れる場合においては、この溶着部26(第3図参
照)より喰出した非溶着部が残らず体裁がよい。
またこの方法においては、連続せる補強素材帯2
0を切断するための切断刃を必要としない。
また上述の実施例の装置においては、前述の方
法が実施できると共に、加熱部材16を上下動さ
せるための上下動部材17と共に下降する作動板
23を案内板21のスリツト22位置に挿入、抜
去自在に設けた簡単な構造によつて、加熱部材1
6によつて押圧されている補強素材帯20を引き
戻すことができ、しかもこの補強素材帯20は加
熱部材16によつて押圧されて、融軟状態となつ
ているときであるから、たとえ厚手の補強素材帯
20であつても容易に分断でき、しかも加熱部材
16のもつとも搬入側の稜24は角張つているか
ら、この際から補強素材帯20はきれいに分断さ
れる効果を有し、補強素材帯20を有効に利用す
ると共に、製品たる袋27に体裁よく補強素材帯
20が溶着される。
法が実施できると共に、加熱部材16を上下動さ
せるための上下動部材17と共に下降する作動板
23を案内板21のスリツト22位置に挿入、抜
去自在に設けた簡単な構造によつて、加熱部材1
6によつて押圧されている補強素材帯20を引き
戻すことができ、しかもこの補強素材帯20は加
熱部材16によつて押圧されて、融軟状態となつ
ているときであるから、たとえ厚手の補強素材帯
20であつても容易に分断でき、しかも加熱部材
16のもつとも搬入側の稜24は角張つているか
ら、この際から補強素材帯20はきれいに分断さ
れる効果を有し、補強素材帯20を有効に利用す
ると共に、製品たる袋27に体裁よく補強素材帯
20が溶着される。
第2図、第3図に示す例のものは、商品を挿入
後密封するための袋の手提部28を補強素材帯2
0でほきようする方法を示したもので、このよう
な方法の場合においては、溶着部26がきれいに
溶着され非溶着部がこれより突出せず、体裁がよ
い(第6図参照)。
後密封するための袋の手提部28を補強素材帯2
0でほきようする方法を示したもので、このよう
な方法の場合においては、溶着部26がきれいに
溶着され非溶着部がこれより突出せず、体裁がよ
い(第6図参照)。
また第4図に示すように、補強素材帯20が袋
のハンドル29そのものになる場合においても溶
着部26の際から補強素材帯20は分断され、袋
として体裁がよい。
のハンドル29そのものになる場合においても溶
着部26の際から補強素材帯20は分断され、袋
として体裁がよい。
また第7図乃至第9図のように、補強素材帯を
ハンドルとして溶着する場合には、補強素材帯2
0はナイフエツジ状の稜線24aにヨツテ押圧さ
れるときに、作動板23によつて補強素材帯20
は引き戻されるため、ナイフエツジ状の稜線24
aによる押圧力が低くても、充分に補強素材帯を
分断することができ、分断が確実であり、またこ
の装置においては、前記保護シート25の寿命が
長くなる。
ハンドルとして溶着する場合には、補強素材帯2
0はナイフエツジ状の稜線24aにヨツテ押圧さ
れるときに、作動板23によつて補強素材帯20
は引き戻されるため、ナイフエツジ状の稜線24
aによる押圧力が低くても、充分に補強素材帯を
分断することができ、分断が確実であり、またこ
の装置においては、前記保護シート25の寿命が
長くなる。
また装置全体として構造が簡単で故障を起こす
原因となるような部材が殆どない。
原因となるような部材が殆どない。
主コンベヤーは、図示の例においては、前述の
ように三組のコンベヤーを設けたが、このような
ものは、供給される袋乃至袋素材は既に一袋とな
つているもの、一袋の長さ寸法に切断されたも
の、或は溶着時に長い袋素材の帯の先端部を一袋
長さにカツターで切断する場合に適する。
ように三組のコンベヤーを設けたが、このような
ものは、供給される袋乃至袋素材は既に一袋とな
つているもの、一袋の長さ寸法に切断されたも
の、或は溶着時に長い袋素材の帯の先端部を一袋
長さにカツターで切断する場合に適する。
袋素材が、この受台の搬入搬出に連続したまゝ
供給される場合においては、移送コンベヤーは、
搬出側の一対挾持型のコンベヤー14のみで充分
である。この場合はコンベヤー14の搬出側にカ
ツター30を設けることがある。
供給される場合においては、移送コンベヤーは、
搬出側の一対挾持型のコンベヤー14のみで充分
である。この場合はコンベヤー14の搬出側にカ
ツター30を設けることがある。
図面はこの発明に係るものを示すものであつ
て、第1図は装置発明の代表的な実施態様を示す
機構図よりなる側面図、第2図はこの第1図の装
置を用いた方法を示す、袋素材と補強素材帯の斜
視図、第3図はこの方法により、製造された袋の
斜視図、第4図は補強素材帯を袋のハンドルとす
る場合の袋素材と補強袋素材帯の斜視図ね第5図
は加熱部材が受台に接触した瞬間を示す縦断側面
図、第6図は作動板によつて補強素材帯を引き戻
した状態の縦断側面図、第7図は加熱部材の他の
実施態様を示す縦断側面図、第8図は第7図の加
熱部材帯の斜視図、第9図は第8図の方法により
製造した袋の斜視図である。 図中の符号、16……加熱部材、23……作動
板、24,24a……最搬入側の稜線。
て、第1図は装置発明の代表的な実施態様を示す
機構図よりなる側面図、第2図はこの第1図の装
置を用いた方法を示す、袋素材と補強素材帯の斜
視図、第3図はこの方法により、製造された袋の
斜視図、第4図は補強素材帯を袋のハンドルとす
る場合の袋素材と補強袋素材帯の斜視図ね第5図
は加熱部材が受台に接触した瞬間を示す縦断側面
図、第6図は作動板によつて補強素材帯を引き戻
した状態の縦断側面図、第7図は加熱部材の他の
実施態様を示す縦断側面図、第8図は第7図の加
熱部材帯の斜視図、第9図は第8図の方法により
製造した袋の斜視図である。 図中の符号、16……加熱部材、23……作動
板、24,24a……最搬入側の稜線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱溶着性の袋乃至袋素材を受台上に導き、こ
の上に重ねて、熱溶着性の補強素材帯を導き、こ
の補強素材帯の横断方向に長い加熱部材をこれら
の上より押圧して、前記袋乃至袋素材帯と補強素
材帯を熱溶着する方法において、前記加熱部材に
より補強素材帯を押圧中に、これよりも搬入側に
連なるこの補強素材帯を搬入側に引き戻し、この
補強素材帯に引張力を加えて、加熱融軟状態のこ
の補強素材帯を分断することを特徴とする袋乃至
袋素材に補強シートを溶着する方法。 2 受台の搬入乃至搬出部には熱溶着性の袋乃至
袋素材帯を受台上に供給する主間歇コンベヤーが
設けてあり、またこの受台の上方より受台上に熱
溶着性の補強素材帯を移送し前記主間歇コンベヤ
ーと同期運転する副間歇コンベヤーが設けてあ
り、これら二つのコンベヤーの停止時毎に、二つ
の素材帯のうち少なくとも一方の幅よりも広い溶
着部をもつ加熱部材が下降して、受台に圧接後上
昇する装置において、 前記加熱部材の溶着乃至溶断部のうち、最も搬
入側縁の稜線が角張つて形成してあり、また前記
補強素材帯の副間歇コンベヤーと受台の間には、
前記補強素材帯を支える案内板が設けてあり、こ
の案内板の途中には、前記補強素材帯の横断方向
に長いスリツトが設けてあり、前記加熱部材を上
下動させる上下動部材には、加熱部材が前記受台
に圧接後前記スリツトに挿入し、該加熱部材が受
台から離反前にスリツトから抜去される作動板が
取り付けてあることを特徴とする袋乃至袋素材に
補強シートを溶着する装置。 3 加熱部材の最も搬入側の稜線がほゞ90゜に角
張つており、この稜線に隣接して平坦な溶着面が
形成してあることを特徴とする特許請求範囲第2
項記載の袋乃至袋素材に補強シートを溶着する装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55146798A JPS5770635A (en) | 1980-10-22 | 1980-10-22 | Method and apparatus for welding reinforcing sheet to bag or bag blank |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55146798A JPS5770635A (en) | 1980-10-22 | 1980-10-22 | Method and apparatus for welding reinforcing sheet to bag or bag blank |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5770635A JPS5770635A (en) | 1982-05-01 |
JPS632774B2 true JPS632774B2 (ja) | 1988-01-20 |
Family
ID=15415764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55146798A Granted JPS5770635A (en) | 1980-10-22 | 1980-10-22 | Method and apparatus for welding reinforcing sheet to bag or bag blank |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5770635A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS525270A (en) * | 1975-07-01 | 1977-01-14 | Seiko Epson Corp | Photo-mask |
JPS536907A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-21 | Tlv Co Ltd | Condensate pumps |
JPS5325816B2 (ja) * | 1972-09-01 | 1978-07-28 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5325816U (ja) * | 1976-08-10 | 1978-03-04 |
-
1980
- 1980-10-22 JP JP55146798A patent/JPS5770635A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5325816B2 (ja) * | 1972-09-01 | 1978-07-28 | ||
JPS525270A (en) * | 1975-07-01 | 1977-01-14 | Seiko Epson Corp | Photo-mask |
JPS536907A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-21 | Tlv Co Ltd | Condensate pumps |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5770635A (en) | 1982-05-01 |
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