JPS63277013A - 椅子 - Google Patents

椅子

Info

Publication number
JPS63277013A
JPS63277013A JP11286487A JP11286487A JPS63277013A JP S63277013 A JPS63277013 A JP S63277013A JP 11286487 A JP11286487 A JP 11286487A JP 11286487 A JP11286487 A JP 11286487A JP S63277013 A JPS63277013 A JP S63277013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
backrest
link
shaft
back frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11286487A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH066090B2 (ja
Inventor
片桐 美義
宮下 正光
恒太郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takano Corp
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Takano Corp
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takano Corp, Kokuyo Co Ltd filed Critical Takano Corp
Priority to JP62112864A priority Critical patent/JPH066090B2/ja
Publication of JPS63277013A publication Critical patent/JPS63277013A/ja
Publication of JPH066090B2 publication Critical patent/JPH066090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は座る人の重さが変わっても背板および座部の
動きの調整がいらない椅子に関する。
(従来技術およびその問題点) 従来の椅子にあっては、背板を傾動する構造としては、
スプリングにより起立方向に付勢している。このため、
背板を傾動させるには、一定の力を必要としている。
したがって、背板を傾動するには、椅子に座る人の体格
には関係なく、一定の力を加える必要があるので1体重
の軽い人にとっては自分の全体重を掛けるとともにさら
に力を加えて背板を押し倒すことが必要となる。また、
体重の重い人は全体重を掛けると背板が容易に傾動する
などの問題点がある。
そこで、この発明は座る人の体格に応じて背板を傾動す
る力が変わるようにした、すなわち体格に応じた傾動反
発力を有するようにした椅子を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点解決するために次の構成を偏えて
なる。
すなわち、第1図のように、座部26を前後方向に移動
自在に支持し、背板19を支持する、側方形状がほぼL
字状をなす背枠20の底辺部を座部26の下方に延出し
、この底辺部(水平腕21a、21b)の中途部を脚柱
12の上端に固定された支持枠14に軸24を介して軸
着させ回動中心とし、ほぼL字状に形成したリンク板1
6の折曲部を前記背枠の回動中心より前方の支持枠14
上に軸着し、前記背枠20が前記回動中心を中心として
後方へ回動した際、前記リンク板16を折曲部の軸17
を中心に回動すべく、前記リンク板16の一方の5字端
と前記背枠20の底辺部の先端とを係合するとともに、
前記リンク板16の他方の5字端を前記座部26に軸着
したことを特徴とする。
(作用) 次にこの発明の作用について述べる。
背板19に持たれ掛かると、背枠20が軸24(回動中
心)を中心として回動し、これに伴って水平腕21a、
21bの先端が係合しているリンク板16が軸24を中
心として回動し、座部26が前方に移動する。この場合
に、座っている人の体重が座部26に加わっているので
、背枠20の傾動に際し、座っている人の体重に応じた
力で背枠20を傾動することができる。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図はこの発明の構造の概略図を示す側面図である。
第2図は同じく平面図を示す。
椅子の脚柱12の上部に支持枠14が固定されている。
この支持枠14の底板15が脚柱12に固定され、この
底板15から両側面14a、14bが起立している。こ
の側面14a、14bの前端は緩やかに上昇するととも
に、後端ははぼ45゜度の角度で上方に折曲している。
側板14a、14bの先端にL字状のリンク板16の折
曲部が軸17により軸着されている。また、リンク板1
6の他端は軸18を介して座部26の下面の凹部27の
側面に係合している。
一方、背枠20の側方形状はほぼL字状に形成され、こ
の背枠20の水平部分(底辺部)は水平腕21a、21
bの2つに分岐され、この水平腕21a、21bは支持
枠14の側面14a、14bの外側に沿って配設されて
いる。そして、水平腕21a、21bの中途部が側板1
4a、14bの水平部後端に軸24を介して軸着され、
この軸24が背枠20の傾動する際の回動中心となる。
また、背枠20の起立部分には背板19が固定されてい
る。
そして、水平腕21a、21bの先端に長孔22a、2
2bが穿設され、この長孔22a、22bとリンク板1
6の水平部後端がピン25により連繋されている。また
、背枠20の軸24より後方と座部26の凹部27の側
面とにリンク板28を介して、ピン30.32で回動自
在に軸止めされている。
前記ピン30.32は、ピン3oがピン32より後方に
位置している。すなわち、リンク板28が後方へ傾斜し
ている。一方、前記リンク′板16もリンク板28とほ
ぼ等しく傾斜位置している。
また、側板14a、14bの後端には軸29が架設され
、この軸29と軸18との間に引っ張りバネ34が配設
されている。そして、適宜な力で背枠20の起立状態を
維持している。
この実施例は以上のように形成されている。次にこの実
施例の動作について説明する。
座部26に座るった状態で、背枠20に体重を掛けた状
態について説明する。
背枠20をAの位置に倒すと、背枠20が軸24を中心
に回動する。すると、背枠20の水平腕21a、21b
が上方へ移動し、この先端の長孔22a、22bに係合
しているピン25を介してリンク板16を軸17を中心
に回動させる。この場合、リンク板16の他端の軸がB
の位置まで回動する。
一方、背枠20が軸24を中心に回動すると。
これに伴いピン32を介してリンク板28が下方に下げ
られるとともに、前記リンク板16が座部26を前方へ
移動させるため、ピン30に係合している座部26の後
部が下げられる。
このように背枠20を傾動させると、座部26が前方に
移動するとともに、座部26の後部が下刃(る。このよ
うに、人が背板19に持たれ掛かると1人の臀部と背と
の関係に合うように背板19と座部26が連繋して移動
する(第3図参照)。
さらに、背枠20を傾動すると、前記同様にリンク板1
6の軸18がCまで移動し、座部26が前方へ移動され
る。また、リンク板28が前記同様に回動して座部26
の後部が下方に下がる(第4図参照)。
以上のように、背板19に持たれ掛かると、座部26が
前方へ移動するとともに、座部26の後部が下がる。
ここで、リンク板16の動作について述べる。
リンク板16が背枠20の傾動に伴って軸17を中心に
回動すると、軸18が円弧運動をする。すなわち、軸1
7と軸18の関係で見ると、第1図上、軸17を通る垂
線2を通過するように円弧運動する。この垂線2を通過
する位置が座部26の前部が最も上昇した位置であ、通
過後は座部26先端が降下しつつ前方へ移動する。
次に、リンク板28の動作について述べる。リンク板3
2のピン32は、背枠20の傾動に伴って軸24を中心
に回動する軌跡を描く。一方、座部26に係合している
ピン30は、前記リンク板16の動きにより前方に移動
する座部26の動きに追動し、前方へ移動しつつ降下す
る。したがって、座部26の後部は下方へ降下する。
上述するように、背枠20の傾動に伴って、リンク板1
6およびリンク板28が後方へ傾斜状態から起立状態に
移行するため、背枠に20を傾斜するのに要する力は座
部26に加わる重さの影響を受る。すなわち、座部26
に座る人の体重により背板19に掛ける力の大きさが違
っても、同様の傾動動作をする。すなわち、体重が軽い
人は。
小さな力(その人が背板19に持たれ掛かる重さ)で背
板19の傾動ができる。一方、体重の重い人は、座部2
6に加わる重さが大きいため、背板19に掛かる力も大
きいことが必要となる(体重の重い人は、当然背板19
に持たれ掛かる力が大きくなる)、すなわち、座る人の
体重に合った強さに比例した力を背板19に掛けること
により、背板19が傾動することとなる。
なお、上記実施例では背枠20の回動中心としての軸2
4より後方で、リンク板28を用いて座部26を支持し
たが、必ずしもリンク板28を用いなくてもよい。例え
ば、背枠20の水平腕21a、21bで座部26が前後
方向に支持しても良いなど、この発明の精神を逸脱しな
い範囲ないで多くの改変を施しうろことはもちろんであ
る。
(発明の効果) 以上この発明について述べたように、背板を傾動するこ
とにより、この動きに連動して前方に座部が移動する構
成にしたため、座部に座った人の体重により座部の動き
が規制されるため、その人の体重に応じて背板の傾動を
することができる。
このため、従来のように背板の傾動をその都度調節する
ことが必要ない。
すなわち、背枠の回動中心より前方のリンク板により、
背枠の底辺部の先端の上下運動を座部の前後運動に変え
るため、リンク板と座部の軸着位置が弧状に運動するこ
ととなり、これに伴い座部の上下移動も行なわれる。こ
のことによっても、座部に座った人の体重により座部の
動きが規制されることとなるなどの著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は椅子の背の傾動構造を示す概略的側面図、第2
図は同じく平面図、第3図および第4図は背板の傾動動
作を示す説明図である。 12・・・脚柱、15・・・支持枠、 19・・・背板、 16.28.46・・・リンク板。 17.18,24・・・軸、 20・・・背枠、 26・・・座部、 25.30.32・・・ピン、 34・・・圧縮バネ。 図            0 A 図           面 手続補正書 昭和63年 8月 9日 昭和62年  特許願第112864号2、発明の名称 椅子 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 7、補正の対象     明msおよび図面8、補正の
内容 l)別紙のように明細書を全文補正する。 2)図面は別紙のように補正し、また第5図、第6図を
明   細   書 1、発明の名称 椅子 2、特許請求の範囲 1、座部を前後方向に移動自在に支持し、側方形状がほ
ぼL字状をなす背枠の底辺部材を座部の下方に座部の後
方から前方方向に向けて配置し、該背枠を底辺部材の中
途部において座部下方の支持基部の支持部に前後方向に
回動自在に支持し、座部を背枠の後方への傾動に連動し
て前方へ移動さすべく、リンク板を前記支持部よりも前
方側の支持基部に回動自在に支持すると共に、該リンク
板の上部を座部の前部側に、下部を前記背枠底辺部材の
前端側にそれぞれ連繋し、 座部が標準位置にある際に、前記リンク板の支持基部へ
の支持位置と座部への連繋位置を結ぶ仮想線が後方に向
けてかつ上向きに傾斜するように設定され、背枠が後方
に回動してリン多板が回動した際、前記仮想線が座部へ
の連繋位置が上方を向く起立位置を越えて前方側に傾斜
する位置までリンク板が回動して座部が前方に移動され
ることを特徴とする椅子。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、体重の重い人、軽い人いずれの場合にも、背
もたれと座部を体の動きに容易に追随させて動かすこと
ができ、休息姿勢も容易にとれる椅子に関する。 (従来の技術) 執務用椅子のように使用者が長時間座る椅子にあっては
、使用者はただ1つの姿勢をとると疲れるため種々の姿
勢をとるものであるが、この種々の執務姿勢に追随して
座部や背もたれ等が容易に動いてくれるものが望ましい
。また、休息時には一般に背もたれに背を寄り掛けるの
であるが、この休息時にも座部や背もたれがさらに深く
使用者の動きに追随して容易に動いてくれる椅子が望ま
しい。 従来のこの種の椅子は、例えば第5図に示すように、背
もたれおよび座部をスプリング1oによって支承し、休
息時背もたれに寄り掛ることによって背もたれおよび座
部が後方に傾動するものが知られている。 また第6図に示すように、背もたれ19と座部23とを
、背もたれ19下端部および座部23後端部においてヒ
ンジ継手13を介して連結し、また背もたれ19をその
上下方向中途部において水平支軸14によって前後方向
に回動自在にフレーム15に軸着し、さらに座部23下
面に固定したクロスパー16の両端を、フレーム15前
端側ニ設けた座部ガイド17の長孔18に沿って移動自
在に案内した椅子が知られている(特開昭61−247
418号)。この椅子によれば、休息時背もたれ19に
寄り掛ると背もたれ19が後方に傾動し、この背もたれ
19の後方への傾動に連動して座部23が前方かつ上方
に移動し、以って休息姿勢がとれるようになっている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の椅子は次のような問題点を有
している。 すなわち、第5図に示す椅子にあっては、背もたれや座
部が使用者の動きに応じて後方へは傾動してくれるが、
その際にも背もたれと座部との角度は変動せず、また座
部が前方に移動するものでもないので、執務姿勢や休息
姿勢をとる自由度がそれだけ制限される。 また背もたれおよび座部が傾動すると重心が後方に移動
するので、後方に転倒しゃすいというおそれもある。 第6図に示す椅子にあっては、背もたれ19を後方に傾
動させる際、背もたれ19の上部側は後方に傾動するが
、背もたれ19の下部側は逆に前方へ出る動きをする。 このため、使用者が背金体を背もたれ19に寄り掛けて
休息姿勢をとろうとする際、使用者の背の動きと背もた
れ19の動作とが一致せず、違和感が生じるという問題
点がある。 また水平支軸14が背もたれ19の上下方向中途部に位
置しているので、体重の軽い人、座高の低い人等は、背
もたれ19に必要な荷重が掛けられず、背もたれ19を
後方に傾動させるのが困難となる問題点がある。 さらには、座部23が背もたれ19下端部に連結されて
いるので、座部23が前動してはくれるものの圧空間の
奥行きまでは広がらず、ゆったりとした休息姿勢をとり
にくいなどの問題点がある。 本発明は上記の問題点を解消すべくなされたものであり
、その目的とするところは、体重の重い人も軽い人も執
務時や休息姿勢をとる際に容易に体の動きに追随させて
背もたれおよび座部を移動させることができ、またゆっ
たりとした休息姿勢もとれる椅子を提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。 すなわち、座部を前後方向に移動自在に支持し、側方形
状がほぼL字状をなす背枠の底辺部材を座部の下方に座
部の後方から前方方向に向けて配置し、該背枠を底辺部
材の中途部において座部下方の支持基部の支持部に前後
方向に回動自在に支持し、座部を背枠の後方への傾動に
連動して前方へ移動さすべく、リンク板を前記支持部よ
りも前方側の支持基部に回動自在に支持すると共に、該
リンク板の上部を座部の前部側に、下部を前記背枠底辺
部材の前端側にそれぞれ連繋し、座部が標準位置にある
際に、前記リンク板の支持基部への支持位置と座部への
連繋位置を結ぶ仮想線が後方に向けてかつ上向きに傾斜
するように設定され、背枠が後方に回動してリンク板が
回動した際、前記仮想線が座部への連繋位置が上方を向
(起立位置を越えて前方側に傾斜する位置までリンク板
が回動して座部が前方に移動されることを特徴とする。 (作用) 次にこの発明の作用について述べる。 執務時等、使用者が座部に腰をおろすと、座部に掛る荷
重は底辺部材の支持部の回りに分力され天秤作用により
相殺される。 したがって、執務時において、種々の執務姿勢をとる際
、背もたれに若干荷重が加わると、この体の動きに追随
して背もたれや座部が容易に動いてくれる。 さらに深い休息姿勢をとる際には、背もたれに寄り掛っ
て背もたれに意図的に荷重を掛ける。これにより荷重の
アンバランス分は増加し、背もたれは底辺部材の座部下
方に位置する支持部を中心として後方に傾動する。その
際リンク板の作用により座部が前方に移動す−るので、
座中間が前後に広がり、これによりゆったりとした休息
姿勢がとれる。背もたれを後方に傾動させようとする際
体重の重い人の場合には軽い人よりも背もたれへの荷重
が大きくなるが、支持部に対する背もたれ側とは逆方向
への荷重もそれなりに大きく、またリンク板が後方から
前方側に起立するよう回動する際の座部からの荷重によ
って生じる、背もたれの後方への傾動に抗する抵抗力が
体重の重い人の方が大きくなるので、体重の重い人も軽
い人も背もたれへの同程度の寄り掛り具合によって背も
たれを後方に傾動させることができるのである。 (実施例) 以下では本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。 第1図および第2図において、20は脚柱であり、上端
に支持基部たる固定枠21が固定されている。固定枠2
1は前端側か緩やかに前方に向けて上昇し、後端側が比
較的急角度で後方に上昇している。なお本発明では脚柱
の存在しない椅子にも好適に通用しうろことはもちろん
である。 12は背枠であり、側方形状がほぼL字状をなし、底辺
部材22と底辺部材の後端に設けられた背支桿26より
成る。背支桿26前面には背板25が取り付けられる。 背支桿26と背板25等で背もたれ19を構成する。 底辺部材22は、固定枠21の両側に沿って、座部23
の下方に、かつ座部23の前後方向に伸びており、その
中途部において固定枠21に回動自在に軸着されている
。24はその回動軸(支持部)である。 27はリンク板たるL字状リンクであり、前記固定枠2
1の前端例の両側部に17字の屈曲部において軸28に
より回動自在に軸着されている。そしてL字状リンク2
7の一方のリンク片端部が座部23の前部側の側部に軸
29により軸着され、L字状リンク27の他方のリンク
片端部が底辺部材22の前端部にピン30と長孔31に
より連繋されている。すなわち、L字状リンク27のリ
ンク片端部に突設したピン30が底辺部材22の前端に
前後方向に長く設けた長孔31に遊嵌している。なお、
ピンを底辺部材22に、長孔をL字状リンク27側に設
けてもよいことはもちろんである。 座部23の後部側は、リンク32により、回動軸24よ
り後方側の底辺部材22上に支持されている。すなわち
リンク32は一端が軸33によって座部23の後部に軸
着され、他端が回動軸24より後方側の底辺部材22上
に軸34によって軸着されている。 35は復帰およびバランス用の引張バネであり、前記り
字伏リンク27の軸29と、固定枠21後端側に設けた
固定軸36との間に掛は渡され、座部23を椅子として
の本来の標準位置に付勢すると共に、L字状リンク27
および底辺部材22を介して背もたれ19を椅子として
の本来の標準位置(起立位置)に付勢している。 なお、上記のように引張バネ35によって座部23およ
び背もたれ19が標準位置に付勢されて静止している際
、L字状リンク27の軸28と軸29を結ぶ線、および
リンク32の軸34と軸33を結ぶ線が、第1図から明
らかなように、後方に向けて、かつ上向きに傾斜するよ
う設定されている。またこのときL字状リンク27の軸
28とピン30を結ぶ線は後方に向けて、かつ下向きに
傾斜している。 続いてその動作について説明する。 まず第1図に示す標準位置状態において座部23に腰を
おろすと、荷重は底辺部材22の回動軸24(支持部)
の前後の作用点部に分力される。この分力による荷重は
、一方はリンク32を介して底辺部材22にその回動軸
24を中心とする右回りのモーメントを付与し、他方は
L字状リンク27を介して左回りのモーメントを付与す
る。 なお、左回りのモーメントの方が大のときは、底辺部材
22は回動軸24を中心として左回りに回動するが、図
示しないストッパが作用して、座部23および背もたれ
19が標準位置に位置している。 また右回りのモーメントの方が大のときは、底辺部材2
2は右回りに回動しようとするが、前記の引張りバネ3
5が作用するので、背もたれに荷重が加わらない状態に
おいてはやはり標準状態を維持する。 この場合において(また後記する休息姿勢をとる際にも
)、本実施例においては荷重が底辺部材22の支持部の
回りに分力され、そのバランス分が天秤作用により相殺
されることとなるので、そのアンバランス分である上記
右回りのモーメントは比較的に小さいものである。 したがって、上記の引張バネ35はそれ程強いバネでな
くともよい。 この引張バネ35の強さがそれ程大きくな(てもよいこ
とは逆に次のような利点がある。 すなわち、執務時においても、背もたれ19に若干寄り
掛るような執務姿勢をとることがあるのであるが、この
場合に、引張バネ35の強さがそれ程大きくないので背
もたれ19を若干後方に傾動させた安楽な執務姿勢をと
ることができるのである(この場合座部23は若干前方
に移動する)。 このように執務時においても、座部23や背もたれ19
を体の動きに容易に追随させて移動させることができる
。 このことは体重の重い人も軽い人もほとんど差異なく行
える。すなわち体重の重い人も軽い人も底辺部材22の
天秤作用により、その支持部回りの荷重のバランス分が
相殺されるので、体重の軽い人でも強さのそれ程大きく
ない引張バネ35の引張力に抗して背もたれ19を容易
に傾動させることができるのである。 次に、休息状態に移るときは、使用者は意図的に背もた
れ19に寄り掛かって背もたれ19に荷重をかけ、引張
バネ35の引張力や後記する荷重による抵抗力等に抗し
て背もたれ19を回動軸24を中心に後方に傾動させる
のである。 この場合にも、体重の重い人も軽い人もほとんど差異な
く背もたれ19を後方に傾動させることができる。 すなわち、体重の重い人の場合には背もたれ19により
大きな荷重が、また体重の軽い人の場合には背もたれ1
9には比較的小さな荷重が掛ることになるが、底辺部材
22の支持部に対して、背もたれ19に加わる荷重とは
逆方向に作用する荷重が、体重の重い人の場合には体重
の軽い人に比してそれだけ多く生じてやはり天秤作用に
より相殺されるので、体重の重い人でも軽い人でもほぼ
同程度の寄り掛り具合で背もたれ19を後方に傾動させ
ることが可能となるのである。 背もたれ19を後方に倒してい(と、底辺部材22の前
端側は回動軸24を中心として上方に円弧回転し、これ
によりL字状リンク27が軸28を中心として第1図上
左方に回動する。すなわち、L字状リンク27の軸28
と軸29を結ぶリンク片が、第1図の実線で示される後
方傾斜位置から次第に起立し、起立位置を越えて若干前
方に傾斜する位置まで回動する。したがって座部23は
このL字状リンク27の回動に伴って前方に移動する。 またその際座部23前部側は第1図の破線で示されるよ
うに若干上昇する。 一万リンク32も、座部23の前方移動に伴って、第1
図実線で示される後方傾斜位置から、起立位置を越えて
、さらに破線で示される前方に若干傾斜する位置まで、
軸34を中心として回動する。ところで軸34は底辺部
材22が回動することによって回動軸24を中心として
円弧回転し、標準位置よりも若干下降する。したがって
座部23後部側は背もたれ19の後方への傾動に連動し
て、前方に移動しつつも若干沈み込む。 このように座部23は背もたれ19の後方への傾動に連
動して前方へ移動するが、その際座部23の前部側は若
干上昇し、座部23の後部側は若干沈み込む動きをする
ことになる。 ところで、L字状リンク27の前記リンク片、およびリ
ンク32が、前記したように後方に傾斜した状態から起
立位置まで回動する際、該リンク片やリンク32に加わ
る使用者からの荷重は、背もたれ工9の後方への傾動に
対する一種の抵抗力として作用する。この際の荷重によ
る抵抗力が、背もたれ19に荷重を掛けた際、背もたれ
19が一気に後方に倒れてしまうのを防止している。特
に前記のように、引張バネ35の引張力は小さいもので
あるから、背もたれ19に大きな荷重を加えると背もた
れ19が一気に後方に倒れてしまうおそれがあるのであ
るが、上記の荷重による抵抗力が背もたれ19の後方へ
の一気の傾動を有効に防止するよう作用する。 次に、背もたれ19が傾動するにつれて背もたれ19へ
の荷重は次第に大きくなり、一方前記したリンク片、リ
ンク32が起立するに従って前記した抵抗力は減少して
(る。 したがって、上記した抵抗力や引張バネ35の引張力と
上記の次第に増加してくる背もたれ19に掛る荷重とは
ある位置でバランスする。上記の引張バネ35はその際
のバランサーとしても作用する。もちろん、使用者の腹
筋力等の筋力も作用し、これら各力がバランスした位置
で背もたれ19の後方への傾動が停止し、この停止位置
で休息姿勢がとれる。 この休息姿勢をとる際、前記したように背もたれ19が
座部23の下方に位置する回動軸24を中心として後方
に傾動し、一方座部23が前方に移動するので、座空間
が前後に広がり、ゆったりとした休息姿勢がとれるので
ある。また、座部23が前方に移動する際、前記したよ
うに座部23後部側は前進しつつも若干沈み込むので、
休息姿勢をとろうとする際の臀部の動きと上記座部23
の動きとがほぼ一致し、違和感なく休息姿勢に移行でき
る。 なお図示しないがこの休息位置で背もたれ19のさらに
後方への傾動を阻止するロック装置を設けることができ
るのはもちろんである。 標準状態に復帰するには、背を起すか、椅子から立ち上
がれば、引張バネ35の引張力によって座部23および
背もたれ19が標準位置に復帰することは明らかである
。 なお本発明においては、座部23後部側と底辺部材22
後部側とを連結するリンク32は必ずしも設けるを要し
ない。すなわち座部23の後部側は例えば固定枠21上
に移動自在に支持するのみでもよい。 本発明においては座部23前部側と底辺部材22前部側
とをリンク板たるL字状リンク27を介して連結してい
る。これにより前記のように背もたれ19の後方への傾
動に連動して座部23を前方に移動させることができる
し、また背もたれが後方に傾動して、L字状リンク27
のリンク片が後方に傾斜した状態から起立位置まで回動
する際、前記したようにこのL字状リンクのリンク片に
背もたれの後方への傾動に抗する抵抗力が生じるのであ
る。 なおL字状リンク27はその外形そのものがL字である
必要はな(、矩形状等の形状であってもよいことはもち
ろんである。 以上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではな(、発
明の精神を造塩しない範囲内で多くの改変を施し得るの
はもちろんのことである。 (発明の効果) 以上のように本発明に係る椅子によれば、座部への荷重
が底辺部材の支持部面りに相殺され、軌務時において、
種々の執務姿勢をとる際の体の動きに容易に追随して座
部や背もたれを動かすことができ、長時間着座していて
も疲れの生じない執務姿勢を容易にとることができると
いう著効を奏する。 また休息姿勢に移行する際にも、リンク板が後方から前
方に向けて回動するときに体重に応じた抵抗力が生じる
ので、体重の重い人、軽い人も変りなくほぼ同じような
背もたれへの寄り掛り具合で背もたれを後方へ傾動させ
ることができるとともに、背もたれが座部下方に位置す
る回動軸を中心に後方に傾動し、一方座部が前方に移動
するので、圧空間が前後に広がり、ゆったりとした休息
姿勢がとれるという著効を奏する。 4、図面の簡単な説明 第1図は天秤部材と座部との連繋関係を示す概略的側面
図、第2図は同平面図を示す。第3図はL字状リンクの
リンク片およびリンク板が起立状態に移行した状態の側
面図、第4図は起立状態を越えて前方に傾斜した状態の
側面図である。第5図および第6図はそれぞれ従来の椅
子の一例を示す説明図である。 12・・・背枠、 19・・・背もたれ、20・・・脚
柱、 21・・・固定枠、2−2・・・底辺部材、 2
3・・・座部、24・・・回動軸、 25・・・背板、
26・・・背支桿、 27・・・L字状リンク、28・
・・軸、 29・・・軸、 30・・・ピン、  31
・・・長孔、  32・・・リンク板、33・・・軸、
 34・・・軸、 35・・・引張バネ。 面 図                      19
ン 図                      面図
                 面第   ・  
  0′−l

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、座部を前後方向に移動自在に支持し、背板を支持す
    る、側方形状がほぼL字状をなす背枠の底辺部を座部の
    下方に延出し、この底辺部の中途部を脚柱の上端に固定
    された支持枠に軸着させ回動中心とし、ほぼL字状に形
    成したリンク板の折曲部を前記背枠の回動中心より前方
    の支持枠上に軸着し、前記背枠が前記回動中心を中心と
    して後方へ回動した際、前記リンク板を折曲部の軸を中
    心に回動すべく、前記リンク板の一方のL字端と前記背
    枠の底辺部の先端とを係合するとともに、前記リンク板
    の他方のL字端を前記座部に軸着したことを特徴とする
    椅子。
JP62112864A 1987-05-09 1987-05-09 椅 子 Expired - Fee Related JPH066090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62112864A JPH066090B2 (ja) 1987-05-09 1987-05-09 椅 子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62112864A JPH066090B2 (ja) 1987-05-09 1987-05-09 椅 子

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7012608A Division JP2779139B2 (ja) 1995-01-30 1995-01-30 椅 子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63277013A true JPS63277013A (ja) 1988-11-15
JPH066090B2 JPH066090B2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=14597438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62112864A Expired - Fee Related JPH066090B2 (ja) 1987-05-09 1987-05-09 椅 子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066090B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112863A (ja) * 1985-11-12 1987-05-23 ナショナル住宅産業株式会社

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112863A (ja) * 1985-11-12 1987-05-23 ナショナル住宅産業株式会社

Also Published As

Publication number Publication date
JPH066090B2 (ja) 1994-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU617070B2 (en) Reclining chair
US10321763B2 (en) Chair
US9586084B2 (en) Exercise rocking chair
JPS63240806A (ja) 特にひざ型傾動椅子のための傾動機構
EP0941679B1 (en) Rocking and gliding mechanism
JPS63277013A (ja) 椅子
JPS63109817A (ja) 椅子
JPS63277012A (ja) 椅子
JPS63279809A (ja) 椅子
JPH0533603B2 (ja)
JPH0693853B2 (ja) 椅 子
JP6636296B2 (ja) 姿勢保持具及び家具セット
JP6815681B1 (ja) リンク機構を備えた椅子及びリンク機構
JPH0455690B2 (ja)
JPH09206156A (ja) 椅 子
CN212938946U (zh) 座椅的底盘机构及座椅
JPH0439722Y2 (ja)
JP6797453B1 (ja) リンク機構を備えた椅子
JP2779139B2 (ja) 椅 子
JPH0523080Y2 (ja)
JPH0221965Y2 (ja)
JPH0455691B2 (ja)
JP3118598U (ja) 揺動機構付椅子
JP2000139603A (ja) 学校用椅子
JPH0527880Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees