JPH0533603B2 - - Google Patents

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JPH0533603B2
JPH0533603B2 JP19339287A JP19339287A JPH0533603B2 JP H0533603 B2 JPH0533603 B2 JP H0533603B2 JP 19339287 A JP19339287 A JP 19339287A JP 19339287 A JP19339287 A JP 19339287A JP H0533603 B2 JPH0533603 B2 JP H0533603B2
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JP
Japan
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seat
backrest
balance member
chair
load
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JP19339287A
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English (en)
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JPS63279810A (ja
Inventor
Myoshi Katagiri
Masamitsu Myashita
Tsunetaro Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takano Corp
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Takano Corp
Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、体重の重い人、軽い人いずれの場合
にも、背もたれと座部を体の動きに容易に追随さ
せて動かすことができ、休息姿勢も容易にとれる
椅子に関する。
(従来の技術) 執務用椅子のように使用者が長時間座る椅子に
あつては、使用者はただ1つの姿勢をとると疲れ
るため種々の姿勢をとるものであるが、この種々
の執務姿勢に追随して座部や背もたれ等が容易に
動いてくれるものが望ましい。また、休息時には
一般に背もたれに背を寄り掛けるのであるが、こ
の休息時にも座部や背もたれがさらに深く使用者
の動きに追随して容易に動いてくれる椅子が望ま
しい。
さらには使用していないとき等には、座部や背
もたれが椅子本来の形態の標準位置に復帰してく
れる椅子が要求される。
従来のこの種の椅子は、例えば第5図に示すよ
うに、背もたれおよび座部をスプリング10によ
つて支承し、休息時背もたれに寄り掛ることによ
つて背もたれおよび座部が後方に傾動するものが
知られている。
また第6図に示すように、背もたれ25と座部
23とを、背もたれ25下端部および座部23後
端部においてヒンジ継手13を介して連結し、ま
た背もたれ25をその上下方向中途部において水
平支軸14によつて前後方向に回動自在にフレー
ム15に軸着し、さらに座部23下面に固定した
クロスバー16の両端を、フレーム15前端側に
設けた座部ガイド17の長孔18に沿つて移動自
在に案内した椅子が知られている(特開昭61−
247418号)。この椅子によれば、休息時背もたれ
25に寄り掛ると背もたれ25が後方に傾動し、
この背もたれ25の後方への傾動に連動して座部
23が前方かつ上方に移動し、以つて休息姿勢が
とれるようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の椅子は次のような問
題点を有している。
すなわち、第5図に示す椅子にあつては、背も
たれや座部が使用者の動きに応じて後方へは傾動
してくれるが、その際にも背もたれと座部との角
度は変動せず、また座部が前方に移動するのでも
ないので、執務姿勢や休息姿勢をとる自由度がそ
れだけ制限される。
また背もたれおよび座部が傾動すると重心が後
方に移動するので、後方に転倒しやすいというお
それもある。
さらに上記椅子にあつては、使用者の体重の軽
重によつて背もたれに加わる荷重が変動するの
で、使用者の体重に応じて使用前にスプリング1
0の強さを調整する初期調整が不可欠となる。こ
の処期調整を使用者が最適に行うのは必ずしも容
易でない。また、使用者の体重に応じてスプリン
グ10の強さを設定するものであるので、一般に
はその使用者専用の椅子としてしか使用すること
ができず、不特定多数の人が使用する、例えば会
議室用の椅子としては不向きである。
第6図に示す椅子にあつては、背もたれ25を
後方に傾動させる際、背もたれ25の上部側は後
方に傾動するが、背もたれ25の下部側は逆に前
方へ出る動きをする。このため、使用者が背全体
を背もたれ25に寄り掛けて休息姿勢をとろうと
する際、使用者の背の動きと背もたれ25の動作
とが一致せず、違和感が生じるという問題点があ
る。
また水平支軸14が背もたれ25の上下方向中
途部に位置しているので、体重の軽い人、座高の
低い人等は、背もたれ25に必要な荷重が掛けら
れず、背もたれ25を後方に傾動させるのが困難
となる問題点がある。
さらには、座部23が背もたれ25下端部に達
結されているので、座部23が前動してはくれる
ものの座空間の奥行きまでは広がらず、ゆつたり
とした休息姿勢をとりにくいなどの問題点があ
る。
本発明は上記の問題点を解消すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、体重の重い
人も軽い人も執務時や休息姿勢をとる際に容易に
体の動きに追随させて背もたれおよび座部を移動
させることができ、またゆつたりとした休息姿勢
もとれる椅子を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は次の構成を
備える。
すなわち、背もたれ付椅子であつて、座部と、
支持基部と、前記座部の下方で、座部の前後方向
に向けて前記支持基部に支持され、後部に前記背
もたれが設けられた天秤部材と、前記座部を前後
方向に移動自在に支承すると共に、座部への荷重
を前記天秤部材の支点部を挾む作用点部に分力す
る座受部と、前記背もたれが前記天秤部材の支点
部を中心として後方に傾動する際の天秤部材の後
方への傾動運動を座部の前動運動に変換する力伝
達手段と、前記座部および背もたれを椅子本来の
静止位置に復帰させる弾性体とを具備することを
特徴としている。
(作用) 次にこの発明の作用について述べる。
執務時等、使用者が座部に腰をおろすと、座部
に掛る荷重は座受部を介して天秤部材の両作用点
部に分力され相殺される。
天秤部材の支点部回りの荷重のアンバランス分
は僅かであり、背もたれに荷重が加わらない際に
はこのアンバランス分は弾性体等の付勢力と吊り
合う。
執務時において、種々の執務姿勢をとる際、背
もたれに若干荷重が加わると上述のアンバランス
分が増加し、この体の動きに追随して背もたれや
座部が容易に動いてくれる。
さらに深い休息姿勢をとる際には、背もたれに
寄り掛つて背もたれに意図的に荷重を掛ける。こ
れにより荷重のアンバランス分はさらに増加し、
背もたれは天秤部材の座部下方に位置する支点部
を中心として後方に傾動し、また座部が前方に移
動し、座空間が前後に広がる。
そして背もたれが後方に傾動することによる背
もたれへの荷重の増加に対して、弾性体の引張力
さらには手足等の筋力が作用することにより任意
の位置で背もたれの後方への傾動が停止し、一端
停止すると各部からの摩擦力が作用することから
安定して停止し、この位置でゆつたりした休息姿
勢がとれる。
弾性体がバランサーとして機能する際は、背も
たれへの荷重の増加が弾性体の引張力とほぼ均衡
し、より少ない手足の筋力にて背もたれの後方へ
の傾動を停止させることができる。
背もたれを後方に傾動させようとする際、体重
の重い人の場合には軽い人よりも背もたれへの荷
重が大きくなるが、支点部に対する背もたれ側と
は逆方向への荷重もそれなりに大きいので、体重
の重い人も軽い人も背もたれおよび座部を体の動
きに追随させて容易に移動させることができる。
背もたれへの荷重が除かれると弾性体の付勢力
によつて座部と背もたれは椅子本来の標準位置に
復帰する。
(実施例) 以下では本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図および第2図において、20は脚柱であ
り、上端に支持基部たる固定枠21が固定されて
いる。固定枠21は前端側が緩やかに前方に向け
て上昇し、後端側が比較的急角度で後方に上昇し
ている。なお本発明では脚柱の存在しない椅子に
も好適に適用しうることはもちろんである。
22は天秤部材であり、固定枠21の両側に沿
つて、座部23の下方に、かつ座部23の前後方
向に伸びており、その中途部において固定枠21
に回動自在に軸着されている。24はその回動軸
(支点部)である。
25は背もたれであり、天秤部材22の後端に
天秤部材22と一体的に設けられている背支桿2
6に取り付けられている。
27はL字状リンクであり、前記固定枠21の
前端側の両側部にL字の屈曲部において軸28に
より回動自在に軸着されている。そしてL字状リ
ンク27の一方のリンク片端部が座部23の前部
側の側部に軸29により軸着され、L字状リンク
27の他方のリンク片端部が天秤部材22の前端
部にピン30と長孔31により連繋されている。
すなわち、L字状リンク27のリンク片端部に突
設したピン30が天秤部材22の前端に前後方向
に長く設けた長孔31に遊嵌している。なお、ピ
ンを天秤部材22に、長孔をL字状リンク27側
に設けてもよいことはもちろんである。
座部23の後部側は、リンク板32により、回
動軸24より後方側の天秤部材22上に支持され
ている。すなわちリンク板32は一端が軸33に
よつて座部23の後部に軸着され、他端が回動軸
24より後方側の天秤部材22上に軸34によつ
て軸着されている。
上記L字状リンク27とリンク板32とにより
座受部を構成している。またL字状リンク27を
ピン30と長孔31により天秤部材22の先端部
に連繋することで、座部23を前動させる力伝達
手段を構成している。
35は復帰およびバランス用の引張バネであ
り、前記L字状リンク27の軸29と、固定枠2
1後端側に設けた固定軸36との間に掛け渡さ
れ、座部23を椅子としての本来の標準位置に付
勢すると共に、L字状リンク27および天秤部材
22を介して背もたれ25を椅子としての本来の
標準位置(起立位置)に付勢している。
なお、上記のように引張バネ35によつて座部
23および背もたれ25が標準位置に付勢されて
静止している際、L字状リンク27の軸28と軸
29を結ぶ線、およびリン板32の軸34と軸3
3を結ぶ線が、第1図から明らかなように、後方
に向けて、かつ上向きに傾斜するよう設定されて
いる。またこのときL字状リンク27の軸28と
ピン30を結ぶ線は後方に向けて、かつ下向きに
傾斜している。
続いてその動作について説明する。
まず第1図に示す標準位置状態において座部2
3に腰をおろすと、荷重は天秤部材22の回動軸
24(支点部)の前後の作用点部に分力される。
この分力による荷重は、一方はリンク板32を介
して天秤部材22にその回動軸24を中心とする
右回りのモーメントを付与し、他方はL字状リン
ク27を介して左回りのモーメントを付与する。
なお、左回りのモーメントの方が大のときは、
天秤部材22は回動軸24を中心として左回りに
回動するが、図示しないストツパが作用して、座
部23および背もたれ25が標準位置に位置して
いる。
また右回りのモーメントの方が大のときは、天
秤部材22は右回りに回動しようとするが、前記
の引張りバネ35が作用するので、背もたれに荷
重が加わらない状態においてはやはり標準状態を
維持する。
この場合において(また後記する休息姿勢をと
る際にも)、本発明においては荷重が天秤部材2
2の支点部の回りに分力され、そのバランス分が
天秤作用により相殺されることとなるので、その
アンバランス分である上記右回りのモーメントは
比較的に小さいものである。
したがつて、上記の引張バネ35はその程強い
バネでなくともよい。
この引張バネ35の強さがそれ程大きくなくて
もよいことは逆に次のような利点がある。
すなわち、執務時においても、背もたれ25に
若干寄り掛るような執務姿勢をとることがあるの
であるが、この場合に、引張バネ35の強さがそ
れ程大きくないので背もたれ25を若干後方に傾
動させた安楽な執務姿勢をとることができるので
ある(この場合座部23は若干前方に移動する)。
このように執務時においても、座部23や背もた
れ25を体の動きに容易に追随させて移動させる
ことができる。
このことは体重の重い人も軽い人もほとんど差
異なく行える。すなわち体重の重い人も軽い人も
天秤部材22の天秤作用により、その支点部回り
の荷重のバランス分が相殺されるので、体重の軽
い人でも強さのそれ程大きくない引張バネ35の
引張力に抗して背もたれ25を容易に傾動させる
ことができるのである。
次に、休息状態に移るときは、使用者は意図的
に背もたれ25に寄り掛かつて背もたれ25に荷
重をかけ、引張バネ35の引張力や後記する荷重
による抵抗力等に抗して背もたれ25を回動軸2
4を中心に後方に傾動させるのである。
この場合にも、体重の重い人も軽い人もほとん
ど差異なく背もたれ25を後方に傾動させること
ができる。
すなわち、体重の重い人の場合には背もたれ2
5により大きな荷重が、また体重の軽い人の場合
には背もたれ25には比較的小さな荷重が掛るこ
とになるが、天秤部材22の支点部に対して、背
もたれ25に加わる荷重とは逆方向に作用する荷
重が、体重の重い人の場合には体重の軽い人に比
しそれだけ多く生じてやはり天秤作用により相殺
されるので、体重の重い人でも軽い人でも背もた
れおよび座部を動きに追随させて容易に移動させ
ることができる。
背もたれ25を後方に倒していくと、天秤部材
22の先端側は回動軸24を中心として上方に円
弧回転し、これによりL字状リンク27が軸28
を中心として第1図上左方に回動する。すなわ
ち、L字状リンク27の軸28と軸29を結ぶリ
ンク片が、第1図の実線で示される後方傾斜位置
から次第に起立し、起立位置を越えて若干前方に
傾斜する位置まで回動する。したがつて座部23
はこのL字状リンク27の回動に伴つて前方に移
動する。またその際座部23前部側は第1図の破
線で示されるように若干上昇する。
一方リンク板32も、座部23の前方移動に伴
つて、第1図実線で示される後方傾斜位置から、
起立位置を越えて、さらに破線で示される前方に
若干傾斜する位置まで、軸34を中心として回動
する。ところで軸34は天秤部材22が回動する
ことによつて回動軸24を中心として円弧回転
し、標準位置よりも若干下降する。したがつて座
部23後部側は背もたれ25の後方への傾動に連
動して、前方に移動しつつも若干沈み込む。
このように座部23は背もたれ25の後方への
傾動に連動して前方へ移動するが、その際座部2
3の前部側は若干上昇し、座部23の後部側は若
干沈み込む動きをすることになる。
ところで、L字状リンク27の前記リンク片、
およびリンク板32が、前記したように後方に傾
斜した状態から起立位置まで回動する際、該リン
ク片やリンク板32に加わる使用者からの荷重
は、背もたれ25の後方への傾動に対する一種の
抵抗力として作用する。この際の荷重による抵抗
力が、背もたれ25に荷重を掛けた際、背もたれ
25が一気に後方に倒れてしまうのを防止してい
る。特に前記のように、引張バネ35の強さはそ
れ程大きなものでなく、また伸張初期の段階では
特にその引張力が小さいものであるから、上記抵
抗力が背もたれ25の一気の傾動を防止するのに
有効に作用する。
次に、背もたれ25が傾動するにつれて背もた
れ25への荷重は次第に大きくなり、一方前記し
リンク片、リンク片32が起立するに従つて前記
した抵抗力は減少してくる。
引張バネ35は背もたれ25への増加する荷重
にほぼ均衡する引張力が生じるバランサーとして
作用する。使用者は多少の手足等の筋力を働かせ
ることによつて容易に背もたれの後方への傾動を
停止させることができ、一端停止すると各部の摩
擦力が作用することから、この位置で安定して停
止させることができ、休息姿勢がとれる。この休
息姿勢をとる際、前記したように背もたれ25が
座部23の下方に位置する回動軸24を中心とし
て後方に傾動し、一方座部23が前方に移動する
ので、座空間が前後に広がり、ゆつたりとした休
息姿勢がとれるのである。また座部23が前方に
移動する際、前記したように座部23後部側は前
進しつつも若干沈み込むので、休息姿勢をとろう
とする際の臀部の動きと上記座部23の動きとが
ほぼ一致し、違和感なく休息姿勢に移行できる。
なお図示しないがこの休息位置で背もたれ25
のさらに後方への傾動を阻止するロツク装置を設
けることができるのはもちろんである。
標準状態に復帰するには、背を起すか、椅子か
ら立ち上がれば、引張バネ35の引張力によつて
座部23および背もたれ25が標準位置に復帰す
ることは明らかである。
また上記実施例では引張バネ35に椅子本来の
位置への復帰用バネとしての機能と背もたれが後
方へ傾動した際の荷重とのバランサーとしての機
能をもたせたが、さらに弱いバネ力のものを用い
て椅子本来の姿勢を維持できる復帰用としてのみ
機能させてもよいことはもちろんである。この場
合は背もたれが後方へ傾動した際、背もたれを休
息位置で停止させるには上記よりも強い手足の筋
力を働かせる必要がある。
以上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々
説明したが、本発明はこの実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多
くの改変を施し得るのはもちろんのことである。
(発明の効果) 以上のように本発明に係る椅子によれば、座部
を座受部を介して、座部への荷重が天秤部材の支
点部を挾む作用点部に分力されるように天秤部材
で支承し、かつ背もたれおよび天秤部材の後方へ
の傾動に連動して座部を前方へ移動させるように
したので、天秤部材の支点部回りに荷重が相殺さ
れ、執務時において、種々の執務姿勢をとる際の
体の動きに容易に追随して座部や背もたれを動か
すことができ、長時間着座していても疲れの生じ
ない執務姿勢を容易にとることができるという著
効を奏する。
また休息姿勢に移行する際にも、体重の重い人
も軽い人も変わりなく背もたれおよび座部を体の
動きに追随させて容易に移動させることができ
る。
そして背もたれが後方に傾動することにより背
もたれへの荷重の増加に対して、弾性体の引張力
さらには手足等の筋力が作用することにより任意
の位置で背もたれの後方への傾動が停止し、一端
停止すると各部からの摩擦力が作用することから
安定して停止し、この位置でゆつたりした休息姿
勢がとれる。
弾性体がバランサーとして機能する際は、背も
たれへの荷重の増加が弾性体の引張力とほぼ均衡
し、より少ない手足の筋力にて背もたれの後方へ
の傾動を停止させることができる。
また背もたれへの荷重を除けば、椅子本来の標
準位置に座部や背もたれが復帰する。
【図面の簡単な説明】
第1図は天秤部材と座部との連繋関係を示す概
略的側面図、第2図は同平面図を示す。第3図は
L字状リンクのリンク片およびリンク板が起立状
態に移行した状態の側面図、第4図は起立状態を
越えて前方に傾斜した状態の側面図である。第5
図および第6図はそれぞれ従来の椅子の一例を示
す説明図である。 20…脚柱、21…固定枠、22…天秤部材、
23…座部、24…回動軸、25…背もたれ、2
6…背支桿、27…L字状リンク、28…軸、2
9…軸、30…ピン、31…長孔、32…リンク
板、33…軸、34…軸、35…引張バネ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 背もたれ付椅子であつて、 座部と、 支持基部と、 前記座部の下方で、座部の前後方向に向けて 前記支持基部に支持され、後部に前記背もたれ
    が設けられた天秤部材と、 前記座部を前後方向に移動自在に支承すると共
    に、座部への荷重を前記天秤部材の支点部を挾む
    作用点部に分力する座受部と、 前記背もたれが前記天秤部材の支点部を中心と
    して後方に傾動する際の天秤部材の後方への傾動
    運動を座部の前動運動に変換する力伝達手段と、 前記座部および背もたれを椅子本来の静止位置
    に復帰させる弾性材と を具備することを特徴とする椅子。 2 背もたれ付椅子であつて、 座部と、 支持基部と、 前記座部の下方で、座部の前後方向に向けて前
    記支持基部に支持され、後部に前記背もたれが設
    けられた天秤部材と、 前記座部を前後方向に移動自在に支承すると共
    に、座部への荷重を前記天秤部材の支点部を挾む
    作用点部に分力する座受部と、 前記背もたれが前記天秤部材の支点部を中心と
    して後方に傾動する際の天秤部材の後方への傾動
    運動を座部の前動運動に変換する力伝達手段と、 前記背もたれに荷重が加わつて背もたれが後方
    に傾動した際、該背もたれへの荷重等に対して、
    前記天秤部材の支点部回りのモーメントがつり合
    うバランサーとして作用する弾性体と を具備することを特徴とする椅子。
JP19339287A 1987-07-31 1987-07-31 椅子 Granted JPS63279810A (ja)

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