JPS63276496A - 哺乳類T細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチド - Google Patents

哺乳類T細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチド

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JPS63276496A
JPS63276496A JP11113187A JP11113187A JPS63276496A JP S63276496 A JPS63276496 A JP S63276496A JP 11113187 A JP11113187 A JP 11113187A JP 11113187 A JP11113187 A JP 11113187A JP S63276496 A JPS63276496 A JP S63276496A
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Japan
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cell receptor
dna
chain constant
constant region
polypeptide
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JP11113187A
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English (en)
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Yoshihisa Kuwana
良寿 桑名
Yoshikazu Kurosawa
黒沢 良和
Seiga Itou
伊藤 菁莪
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Fujita Health University
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Fujita Health University
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • C07K14/70503Immunoglobulin superfamily
    • C07K14/7051T-cell receptor (TcR)-CD3 complex

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は哺乳類たとえば、マウスあるいはヒトなどのT
細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチド(以下T細胞受容
体蛋白質ともいう)の大腸菌における生産とそのT細胞
受容体蛋白質を抗原として用いて該蛋白質と反応する抗
体(以下T細胞受容体抗体という)を製造する方法に関
する。T細胞受容体は哺乳類のリンパ球の一種であるT
細胞の表面にのみ特異的に発現している。T細胞受容体
はα鎖とβ鎖の2種のポリペプチドより成ると考えられ
ておりそれぞれの鎖は個々のT細胞により異なるアミノ
酸配列を有する可変部領域とすべてのT細胞で同じアミ
ノ酸配列を有する定常部領域の2つの部分からできてい
る。
従って本発明によって提供されるT細胞受容体蛋白質と
その蛋白質を抗原として用いて作製された抗T細胞受容
体抗体は哺乳類のリンパ球を分類するための重要な医療
用試薬となりうる。T細胞受容体に対する抗体は、T細
胞受容体と結合した際にT細胞の刺激活性化をおこなう
と考えられる。
そのため例えば抗腫瘍モノクローナル抗体とこの抗T細
胞受容体抗体を結合させたものを生体内に投与すれば、
生体中のT細胞とガン細胞を結合させることができる。
T細胞の一種であるキラーT細胞は結合した細胞を殺す
と考えられるので、このような方法により作製されたハ
イブリッド抗体は抗ガン作用をもつことが期待される。
このようにT細胞受容体蛋白質とそれに対する抗体は、
医療分野において広い用途が期待できる。
従来技術 哺乳類のT細胞受容体は、リンパ球の一種であるT細胞
の膜表面に形成されるが、それらの機能ならびに構造は
未だ部分的に明らかにされているのみである。
T細胞受容体のうちβ鎖については、Y、 Yanag
iらによってネイチャー(Nature) 308 、
145 (1984)にヒトの遺伝子について、またS
、 M、 tledrick らによってネイチ+ −
(Nature) 308.149(1984)にマウ
スの遺伝子について報告されている。T細胞受容体のα
鎖(Y、Chienら、ネイチay −(Nature
) 3¥L。
31 (1984) )および機能は全く分かっていな
いか同じくT細胞受容体の一種と考えられるrll:H
5aito ら、ネイチ+ −(Nature) 30
9.757 (1984))についてもその遺伝子構造
が明らかにされている。
T細胞受容体遺伝子の発現に関しては、Z、Dembi
cらによってネイチ+−(Nature) 320.2
32(1986)に、マウスキラーT細胞を宿主として
行われている例があるが、その蛋白質自体を利用するこ
とを目的として大腸菌その他の生物において大量に発現
されている例は未だない。
一方、T細胞受容体に対する抗体に関しては、その可変
部領域を認識する抗イデイオタイプ抗体について、J、
P、^1lison らによってジャーナル・オブ・イ
ムノロジー(J、Immunology )ユ29.2
293(1982)に報告されている。T細胞受容体の
定常領域を認識すると考えられる抗体の作製に関しては
、未だ報告がない。
発明が解決しようとする問題点 T細胞受容体の定常部領“域を認識する抗体は、T細胞
受容体がT細胞の直接的なマーカーであることを考える
と、例えばリンパ腫などにおけるリンパ球のクラス分け
など、臨床診断薬として応用できる。また、このような
抗体は生体に投与した際、生体中のキラーT細胞の定常
部領域に結合し、そのキラーT細胞を活性化する可能性
がある。このような抗体と腫瘍抗原に対する抗体とを化
学的に結合させ、生体に投与してやればキラーT細胞が
、腫瘍細胞を殺すことも期待できる。このように抗ガン
剤として応用される可能性がある。
T細胞受容体の定常部領域を認識する抗体を作製するた
めには抗原として用いるT細胞受容体定常部領域蛋白が
必要である。しかしT細胞で生産されているT細胞受容
体の量は少なく、免疫原として用いるほどの量を取得す
ることは困難である。
従って哺乳類のT細胞受容体を大量に供給する方法の開
発が望まれている。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、組換えDNA技法によりマウスのT細胞
受容体β鎖定常領域を製造する方法について研究を行っ
た。その結果、抗体作製の為の抗原として用いるに足る
量のマウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチドの大
腸菌における製造に成功した。即ち、マウスT細胞受容
体βtJ c D N Aより、可変領域、膜結合領域
および細胞内領域を除く定常領域の細胞外ドメインに相
当する部分に対応するDNΔ部分を切り出し、大腸菌の
発現ベクターに組み込んだプラスミドを得た。このプラ
スミドを含む大腸菌を培養することにより、培養物中に
マウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチドが著量蓄
積することを見出した。さらにこのポリペプチドを精製
し、抗原として用いてウサギを免疫し、抗血清を取得し
た。得られた抗血清は、大腸菌によって作製されたマウ
スT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチドと反応するこ
とが確認された。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明は、マウスのT細胞受容体β鎖定常領域の細胞外
部分のポリペプチドを提供する。該ポリペプチドは、組
換えDNA技法を用いて下記のごとく製造することがで
きる。
即ち、マウスのT細胞受容体β鎮mRNAを鋳型として
用いて調製された該mRNAに相補性を示すDNA (
CDNA)を組み込んだ組換え体プラスミドl:+ 8
6 T 5 (!J0M、 Davisより供与、ネイ
チ+ −(Nature) 308 、149(198
4)に報告されている〕をもとに、ζ、のうち定常領域
の細胞外領域のみを適当な制限酵素で切り出し、大腸菌
において大量発現の可能な適当な発現用プラスミドに挿
入する。このようにして作製した組換え体プラスミドを
大腸菌の中に導入する。
従って本発明は、マウスT細胞受容体β鎖定常領域を組
み込んだ組換え体DNA、該組換え体DNAを含む大腸
菌および該大腸菌を用いるマウスT細胞受容体β鎖定常
領域ポリペプチドの製造法を提供する。同様の手法はヒ
トのT細胞受容体の任意の部分の作製にも応用できる。
次に本発明の組換え体プラスミドの製法について具体的
に説明する。
マウスT細胞受容体β鎖をコードするDNAを含むプラ
スミドp86T5から該定常領域DNAを切り出し、こ
れをベクターDNAに組み込み、得られる組換え体DN
Aを微生物に導入し、得られる形質転換体を培養するこ
とによってマウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチ
ドを培養物中に生成蓄積させ、これを採取することによ
ってマウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチドを製
造することができる。
ベクターDNAとしては、挿入したDNAを微生物で発
現させることができるものが良い。特に今回の例ではマ
ウスT細胞受容体β鎖の定常領域のみを発現させるため
、T細胞受容体β鎖遺伝子本来の翻訳開始コドン(AT
G) 、翻訳終結コドン(TGA、TAG、TAA)が
除かれているのでpTrs20.  pKYP26で該
DNAをはさむことが必要である。pTrs20は、ト
リプトファンプロモーターとシャインダルガーノ配列(
以下SD配列と略記する)を持ち、その下流を適当な制
限酵素で切断後、大腸菌DNAポリメラーゼにleno
w断片で処理するとATGTドンが露出する。pKYP
26は適当な制限酵素で切断後、大腸菌DNAポリメラ
ーゼにlenow断片で処理すると3つのフレームでT
AAの終止コドンが現れる。pTrs20とpKYP2
6は第2図および第3図に示す構造を持つ。ポリペプチ
ドをコードするDNAとベクターDNAとの組換えは制
限酵素を用いて両DNAを消化後、T4DNAIJガー
ゼを用いて結合する一般的組換えDNA手法を用いて行
うことができる。
具体例として示したp86T5.pTrs20゜pKY
P26を用いて発現型プラスミドpMCa K 8を作
製する場合は4段階の工程を経て行う。すなわちp86
T5よりマウスT細胞受容体β鎖定常領域をコードする
5au3AI断片を、p B R322のECoRV部
位をBglI[に変えたベクターpBR322−Bg 
I IIのBglI[部位にT4DNA リガーゼを用
いて結合し第1図に示した組換え体pMCaA6を得る
次にpMC,A6を5tuIで部分的に切断した後Ps
tIで切断し、マウスT細胞受容体β鎖定常領域を含む
断片を得る。一方pKYP26をKpn Iで切断後大
腸菌DNAポリメラーゼにlenow断片で一本鎖DN
A部分を消化し、次にPStlで切断し、翻訳終結コド
ンと転写終結部を含む断片を得る。上記2つの断片をT
4DNAリガーゼで結合し、第2図に示した組換え体プ
ラスミドpMC:5G11を得る。
次にpMc8G11をBglI[で部分的に切断した後
、大腸菌DNAポリメラーゼKlenow断片で一本鎖
D N A部分をデオキシヌクレオチドで埋め、Pst
lで消化してマウス丁゛細胞受容体β鎮定常領域を含む
断片を得る。一方pTrs20を5acIで消化した後
、大腸菌DNAポリメラーゼKlenow断片で一本6
m D N A部分を消化し、Pstlで切断してトリ
プトファンプロモーターを含む断片を得る。上記2つの
断片をT4DNAリガーゼで結合し第3図に示した組換
え体プラスミドpMc6Jllを得る。
次にpMcaJllよりマウスT細胞受容体β鎖定常領
域をコードするC1aI−Pstl断片を得、一方ダプ
ルトリプトファンプロモーターを持つ組換え体プラスミ
ドpKYP200からはダブルトリプトファンプロモー
ターを含むpstt−Cl a I断片を得る。上記2
つのDNA断片をT4DNAIJガーゼで結合し、第4
図に示した組換え体プラスミドpMcaK8を得る。本
プラスミドは、ダブルトリプトファンプロモーター下流
にマウスT細胞受容体β鎖定常領域の細胞外部分が連結
した形を有する。
上記組換え技法における反応の条件は、一般的に下記の
とおりである。
DNAの制限酵素による消化反応は、通常0.1〜20
■のDNAを2〜200mM(好ましくは10〜40m
M)のトリス−HCl (pH6,0〜9.5好ましく
はpH7,0〜8.0)、0〜200mMのNaC1,
2〜30mM (好ましくは5〜10mM)のM g 
Cji! 2を含む反応液中で、制限酵素0.1〜10
0単位(好ましくは1爬のDNAに対して1〜3単位)
を用い、20〜70℃(至適温度は用いる制限酵素によ
り異なる)において、15分間〜24時間行う。反応の
停止は、通常55〜75℃で、5〜30分間加熱するこ
とによるが、フェノールまたはジエチルピロカーボネー
トなどの試薬により制限酵素を失活させる方法も用いる
ことができる。
一本鎖D N A部分の大腸菌DNAポリメラーゼKl
enow断片による消化反応は、通常1〜2■のDNA
を5QmMのトリス−HCi’、 7mM MgCj!
2.0.2mMのデオキシヌクレオチド〔デオキシAT
P(dΔTP) 、デオキシGTP (dGTP) 、
デオキシCTP (dCTP) 、デオキシTTP(d
TTP)を各々0.2mMずつ含む〕を含む反応液中で
、大腸菌DNAポリメラーゼKlenow断片を4〜5
単位を用い、37℃において30分間行う。反応の停止
は、フェノールなどの試薬により制限酵素を失活させる
方法を用いることができる。一方一重鎖DNA部分を大
腸菌DNAポリメラーゼKlenow断片で埋める反応
は上記消化反応の際と同じ反応液中で16℃、90分間
行う。反応の停止はフェノールにより酵素を失活させて
行う。
制限酵素消化によって生じたDNA断片の精製は、低融
点アガロースゲル電気泳動法(LarsWieslan
der : Analytical Biochemi
stry 98  。
305 (1979))  (以下LGT法という)や
ポリアクリルアミドゲル電気泳動法などによって行う。
DNA断片の結合反応は、2〜200mM(好ましくは
10〜40mM)のトリス−HCl(pH6,1〜9.
5、好ましくはp H7,0〜8.0)、2〜20mM
(好ましくは5〜10mM>のMg(1,,0,1〜l
OmM(好ましくは0.5〜2.0mM)のATP、1
〜50mM (好ましくは5〜10mM)のジチオスレ
イトールを含む反応液中で、T4DNAリガーゼ0.3
〜10単位を用い、1〜37℃(好ましくは3〜20℃
)で15分間〜72時間(好ましくは2〜20時間)行
う。
結合反応によって生じた組換え体プラスミドDNAは、
必要によりCohenらの形質転換法〔ニス・エヌ・コ
ーエン(S、 N、Cohen)ら:プロシーディング
・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエン
ス(Proc、Natl、Acad、Sci、)。
USA、剣、 2110 (1972) )によって、
大腸菌に導入する。
組換え体プラスミドDNAを持つ大腸菌から該DNA0
単離は、後に述べる実施例1に示した方法あるいはバー
ンボイム(’ Birnboim )  らの方法〔エ
イチ・シー・バーンボイム(1,(:、 3irnbo
im)ら:ヌクレイック・アンド・リサーチ(Nucl
eicAcids Res、) 7.1513(197
9) )などを用いて行う。
プラスミドDNAを1〜10種類の制限酵素で消化後ア
ガロースゲル電気泳動あるいはポリアクリルアミドゲル
電気泳動により切断部位を調べる。
さらにDNAの塩基配列を決定する必要があるときはマ
キサム・ギルバード法〔プロシーディング・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエンス(Proc
、 Natl、 Acad、 Sci、)、 74 、
560(1977)) xたはM13ファージを用いた
サンガー(Sanger)法〔サンガー(Sanger
)ら:プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミイ・オブ・サイエンス(Proc、 Natl、^
cad、Sci、) USA。
74 、5463(1977);  アマ−ジャム(^
mersham)社M13クローニング・アンド・シー
フェンシング・ハンドブック(cloning and
 sequencing handbook) )によ
って決定する。
本発明のマウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチド
は以下のとおりに製造できる。
すなわち、プラスミド(例えばpMc8に8)を用いて
大腸菌に−12HBIOIを形質転換させ、アンピシリ
ン耐性のコロニーの中カラpMc8に8を有する大腸菌
を選び出す。pMc8に8を有する大腸菌を培地に培養
することにより培養物中にマウスのT細胞受容体β鎖定
常領域ポリペプチドを生成させることができる。
用いる培地としては大腸菌の成育ならびにマウスT細胞
受容体β鎖定常領域ポリペプチドの生産に好適なものな
らば合成培地、天然培地のいずれも使用できる。
炭素源としては、グルコース、フラクトース、ラクトー
ス、グリセロール、マンニトール、ソルビトールなどが
、窒素源としては、NH4(1!。
(NH,)230.、カザミノ酸、酵母エキス、ポリペ
プトン、肉エキス、バタトトリブトン、コーン・ステイ
ープ・リカーなどが、その他の栄養源としては、K 2
 HP O4、KHzPOl NaCf。
M g S Oa 、ビタミンB1、M g C12な
どが使用できる。
培養はp H5,5〜8.5、温度18〜40℃で通気
撹拌培養により行われる。
培養5〜90時間で培養菌体中にマウスT細胞受容体β
鎖定常領域ポリペプチドが蓄積するので、培養物から菌
体を集菌し、菌体をリゾチーム処理後、凍結、融解を繰
り返して菌体を破砕し、遠心してえられる上清から通常
のポリペプチドの抽出方法に従ってポリペプチドを採取
する。
また該ポリペプチドの検出は培養菌体を直接レムリ(L
ae咄1i) のサンプルバッファー〔レムリ(Lae
mml i)、ネイチャー □1ature)、 22
7,680 (1970))に加熱し溶解後、5DS−
ポリアクリル アミドゲル〔レム!J (Laemml
 i)の方法:同上文献〕にかけ、クマシーブリリアン
トブルー染色によって行う。
マウスT細胞受容体β鎖定常領域細胞外部分の塩基配列
およびアミノ酸配列は式1に示した。
塩基配列はM13ファージを用いたサンガー法で決定し
た。
式l MetAspLeuArgAsnValThrProP
roLysValserLeuPheG]uProSe
rLys八1aGlu^TGII、ATCTG八G八八
へTへへへ^CTCCACCC八^GGへCTCCTT
GTTTGAGへCATC八^八AへCへGAGVal
GluLeuSerTrpTrpVal八5nGへyL
ysGluValHisSerGlyValSerTh
rAspPro    5−sGIuGIuAspLy
sTrpProG1uGIySerProLysPro
VaIThrGln八snI IeSer^1aGlu
6^GGAGGAC^^GTGGCCAGAGGGCT
(:ACCCA八ACCへGTC八CACへG八^へA
へCAGTGC八6八〇へ22 ^1aLys GCTA八GTA^ マウスT細胞受容体β鎖定常領域の細胞外部分のアミノ
酸配列はネイチャー(Nature)皿、155(19
84)に記載されており、この134番目から279番
目までのアミノ酸が細胞外部分ではないかというモデル
が提出されている(Nature 309.762(1
984) )。式1のアミノ酸配列はこのうち135番
目のAspから254番目のAlaまでのアミノ酸のN
末端側にMet、C末端側にLysがついたものである
このアミノ酸配列はβ鎮定常領域の細胞外部分を完全に
覆ってはいないが免疫グロブリンフォルトといわれる立
体構造を取るのに必須の164番目と225番目のCy
sが保存されている。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1 マウスT細胞受容体β鎖定常領域細胞外部分
をコードする組換え体プラスミドの造成:(1)p86
T5からpMC,A5の造成(第1図)マウスT細胞受
容体β鎖をコードするDNAを含むプラスミドp86T
5 15■を100mM)すx−H(1(pH7,5)
 、7mMMgC1z、およびloOmM  Na(1
2を含む溶液(以下Y−EcoRI緩衝液と略す)60
威に溶かし、制限酵素EcoRI  (全酒造社製)(
以下、特にことわらない限り制限酵素は全酒造社製を用
いた)80単位を加え、37℃2時間消化反応を行った
。該反応液からLGT法により、T細胞受容体β鎖をコ
ードする部分を含む約0.7 k bのDNA断片約0
.5■を得た。この0.7 k bのDNA断片をlQ
mM)リス−H1(pH7,5) 、7mM  MgC
f2および100mM  NaC1を含む溶液(以下Y
−100緩衝液と略す)204に溶かし制限酵素5au
3^I(ベーリンガーマンハイム社製)8単位を加え3
7℃ 2時間消化反応を行った。この反応液からLGT
法によりマウスT細胞受容体β鎖の定常領域のみをコー
ドする約0.43kbのDNA: 断片的0.2■を得
た。
次にpBR322のEcoRV部位にBgl■リンカ−
〈全酒造社製)を挿入したベクター(pBR322−B
g l II)  1■をY−100緩衝液100dに
溶かしBglIIを10単位加え、37℃で2時間消化
反応を行った後、フェノール処理して反応を停止させ、
約4.4kbのベクターDNA約0.5■をLGT法に
より得た。
上記で得たp86T5由来の5au3A1断片(約0.
43 kb) 0.021 pmoleとpBR322
−Bg l n由来のBglII断片(約4.4 kb
)0、01 pmoleを5QmM)リス−HC1(p
H7,5) 、lomM  MgCIh  10mMジ
チオスレイトールおよび1mM  ATPを含む溶液(
以下リガーゼ反応緩衝液と略す)20Mに溶かし、この
混合液にT4DNA’Jガーゼ(全酒造社製)6単位を
加え、4℃、18時間結合反応を行った。該反応液を用
いて大腸菌88101株〔ポリバー(Bol 1var
)ら: ジーン(にene) 2 。
75 (1977) )を形質転換しAplのコロニー
を得、このコロニーよりプラスミドDNAをバーンボイ
ムらの方法により回収し第1図に示したpMC,A6を
得た。pMCaA6の構造は、Bg l n、Pst 
l5StuIで切断してアガロースゲル電気泳動でFI
i認した。
(2) pMC,A60T細胞受容体β鎖定常領域をコ
ードする部分の下流への、pKYP26由来翻訳終止コ
ドンを含むDNA断片の組み込み(第2図): pMc8A6 5gをlQmM)リス−H(1(pH7
,5) 、7 m M  M g Cj! 2および5
0mM  KCj+を含む溶液(以下Y−50KCj!
緩衝液と略す)38誠に溶かし、制限酵素PStI30
単位を加え37℃、2時間反応させた。次に制限酵素5
tul  10単位を加え37℃、5分間、部分的消化
反応を行った。該反応液からLGT法によりpMC,A
6でコードされるマウスT細胞受容体β鎖定常領域細胞
外部分とベクタ一部分を含む約1,3kbのDNA断片
約1■を得た。
次に翻訳終止コドンを含むベクターpKYP26  (
B、 coli IKYP26 FERM BP−86
3より常法により採取)1.5gを10mM)リス−H
Cj!(pH7,5)および7mM  MgCRzを含
む溶液(以下Y−0緩衝液と略す)30層に溶かし、制
限酵素Kpn[10単位を加え37℃2時間消化反応を
行った後、該反応液をフェノール処理して反応を停止さ
せ、LGT法により約2.6kbのベクターDNAを1
■得た。このベク9−DNA1gを、50mMのトリス
−H(1(pH7,5) 、7 m M  M g C
R2および各0.2mMのデオキシヌクレオチド4種(
dATP。
dGTP、dCTP、dTTP)を含む溶液(以下Kl
enow緩衝液と略す)20mに溶かし、大腸菌DNA
ポリメラーゼKlenow断片(全酒造社製)4単位を
加え、37℃、30分間DNA一本鎖部分の消化反応を
行った後、該反応液をフェノール処理して反応を停止さ
せ、LGT法により約2,6kbのベクターDNAを0
.8■得た。
このベクターDNA0.8J1gをY−50KCj!緩
衝液30誠に溶かし、制限酵素Pstl  10単位を
加えて、37℃、2時間消化反応を行った。この反応液
からLGT法により、翻訳終止コドン、転写終結部分お
よびベクタ一部分を含む、約1.8kbのDNA断片0
.5gを得た。
上記で得たpMcaA6由来のPst(−3tul断片
(約1.3kb) 0. Olpmoleと1)KYP
26由来のP s t I−K p n I  (Kl
enowで末端は平滑になっている)断片(約1.8k
b)0、01 pmoleを20JI11のりガーゼ反
応緩衝液2OA!lに溶かし、この反応液にT 4 D
NA !Jガーゼ(全酒造社製)6単位を加え、4℃、
18時間結合反応を行った。該反応液を用いて大腸菌H
BIOI株を形質転換しAplのコロニーを得、このコ
ロニーよりプラスミドDNAをLGT法により回収し第
2図に示したpMCa G 11を得た。pMcaGl
lの構造は、Pstl。
5tul、BglI[、C] a I、 BamHIで
切断してアガロースゲル電気泳動で確認した。
(3)  p MCa G 11のT細胞受容体β鎖定
常領域、をコードする部分の上流へのpTrs2Q由来
翻訳開始コドンを含むDNA断片の組み込み(第3図)
: pMcaGll  3JtgをY−100緩衝液30誠
に溶かし、制限酵素Bg111 10単位を加え、37
℃、5分間、部分的消化反応を行った後、該反応液をフ
ェノール処理して、LGT法によりpMcaGllのD
NA断片2.5埒を得た。次に該DNA断片2.5■を
20dのKlenow緩衝液204に溶かし、大腸菌D
NAポリメラーゼにlenow断片4単位を加え、16
℃90分間DNAの一本鎗部分をヌクレオチドで埋める
反応を行った後、該反応液をフェノール処理して反応を
停止させ、LGT法によりpMcaGllのDNA断片
2■を得た。次に該DNA断片2■を15頭のY−50
KCj!緩衝液15薦に溶かし、制限酵素PstI  
10単位を加え37℃、2時間消化反応を行った。
該反応液からLGT法により、pMc、G11がコード
するマウスT細胞受容体β鎖定常領域、翻訳終止コドン
、転写終結領域およびベクタ一部分を含む、約2.lk
bのDNA断片を0.5■得た。
次に翻訳開始コドンを含むベクターpTrS202■を
Y−0緩衝液30JdIに溶かし、制限酵素5acI(
東洋紡績社製)10単位を加えて、37℃、3時間消化
反応を行った後、該反応液をフェノール処理して反応を
停止させ、LGT法により約4.6kbのpTrS20
  DNA断片を2■得た。このDNA2gを、Kle
now緩衡液20mに溶かし、大腸菌DNAポリメラー
ゼKlenow断片4単位を加え、37℃、30分間D
NA一本鎖部分の消化反応を行った後、該反応液をフェ
ノール処理して反応を停止させ、LGT法により約4.
5kbのDNA断片を1.5■得た。、:、(7)DN
A断片1.5gをY−50KC1’緩衝液30IJJ1
に溶かし、制限酵素PstllO単位を加えて、37℃
、2時間消化反応を行った。この反応液からLGT法に
よりpTrs20がコードするDNAのうち翻訳開始コ
ドンとベクタ一部分を含む、約1.lkbのDNA断片
0.2−雌を得た。
上記で得たpMc8G11由来のPstl−B g l
 U (Kienowで末端は平滑になっている)断片
(約2.1kb)  0. Ol pmoleとpTr
s20T来のPs t l−3ac I  (にlen
owで末端は平滑になっている)断片(約1.1kb)
  0. Olpmoleを204のりガーゼ反応緩衝
液20層に溶かし、この反応液にT4DNAIJガーゼ
6単位を加え、4℃、18時間結合反応を行った。該反
応液を用いて大腸菌H8101株を形質転換しAplの
コロニーヲ得、このコロニーよりバーンボイムらの方法
に従ってプラスミドDNAを回収し、第3図に示したp
Mc8J11を得た。
pMc、Jllの構造は、Ps t L PvuII、
C1alおよびBamHIで切断してアガロースゲル電
気泳動で確認した。
(4)  pMCa J 11のT細胞受容体β鎮定常
領域をコードする部分の上流へのpKYP20Q〔西ら
、Agric、Biol、Chem、  48 (3)
  、669−675゜(1984) 〕由来ダブルト
リプトファンプロモータ一部を含むDNA断片の組み込
み(第4図):pMCBJll  1■をY−100緩
衝液20誠に溶かし、制限酵素CIa1 10単位とP
stl  10単位を加え、37℃、2時間消化反応を
行った後、該反応液からLGT法により、pMC,Jl
lがコードするDNAのうち、マウスT細胞受容体β鎖
定常領域、転写終結部およびベクタ一部を含む約2.l
kbのDNA断片0.5Iigを得た。
次にダブルトリプトファンプロモーターを含むpKYP
200約2gをY−100緩衝液204に溶かし、制限
酵素C1aI  10単位とPstl  10単位を加
え37℃、2時間消化反応を行った後、該反応液からL
GT法により、pKYP200がコードするD N A
のうち、ダブルトリプトファンプロモータ一部分とベク
タ一部分を含む約1.HbのDNA断片0.2■を得た
上記で得たpMC8Jll由来のPstI−C1al断
片(約2.1kb) 0.01 pmoleとpKYP
200由来のPstl−C1al断片(約1.1kb)
 0.01pmoleを20頭のりガーゼ反応緩衝液2
0mに溶かし、この反応液にT4DNAIJガーゼ6単
位を加え4℃、18時間結合反応を行った。該反応液を
用いて大腸菌H8101株を形質転換しAplのコロニ
ーを得、このコロニーよりプラスミドDNAを回収し、
第4図に示したpMC,に8を得た。pMC。
K8の構造は5tul、Pstl、C1al。
BamHIで切断して、アガロースゲル電気泳動で確S
忍した。
実施例2  pMC71に8を含む大腸菌によるマウス
T細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチドの生産: 実施例1で得た組換え体プラスミドpMC。
K8を用い常法により大腸菌H3110株s t rA
 (FERM  BP−732)を形質転換した。得ら
れたAplコロニーを3mlのMCG培地〔0,6%N
 a2HP 04.0.3%KH,PO,。
0.5%NaCC0,1%NH,Cj!、0.5%グル
コース、0.5%カザミノ酸、1mM  Mg5O*、
4g/mlビタミンB+ 、pH7,2)に接種し、3
0℃で18時間培養した。得られた培養液を8.00 
Orpm 、 10分間遠心して菌体を回収した。この
菌体をLaemmliのサンプルバッファーに懸濁後、
5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行い、クマ
シーブリリアントブルーにて染色して、分子量約17.
000の部位にポリペプチドバンドを検出した。このバ
ンドは該プラスミドを含まない大腸菌を用いた場合には
存在しなかった。この結果、pMc8に8を保有する大
腸菌は、マウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチド
を大量に生産していることがわかった。
pMC,に8を含む大腸菌菌株は、Escher ic
h ia皿旦EMCaK8  FERM  BP−/j
/ダとして微工研に昭和62年 3月 23日付で寄託
しである。
実施例3   pM Ca K 8を保有する大腸菌に
よるマウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチドの生
産: 実施例2で得た組換え体プラスミドpMcaK8をもつ
大腸菌W31 L Ostr八株へLC培地〔トリプト
ン10g、酵母エキス5g5NaCj’  5  。
g1グルコース2gを水1!にとかしNaOHにてpH
を7.0とする。〕で337℃18時間培養し、この培
養液Q、5mlをl QmlのMCG培地(NaaHP
O−0,6%、KH2P0.0.3%、NaC10,5
%、カザミ、′酸0,5%、Mg50゜1mM、ビタミ
ンB +  4 g/ml−p H7,2)に接種し、
30℃で4〜8時間培養後、トリプトファンの誘導物質
である3β−インドーノげ°クリル酸(3β−1ndo
leacrylic acid、 以下IAAと略す)
をlO■/ml加え、さらに2〜12時間培養を続けた
。培養液を8.00 Orpm 、 10分間遠心して
集菌し、30mM  NaC1,30mM  )リス−
H(1(pH7,5)緩衝液で洗浄した。洗浄菌体を上
記緩衝液3mlに懸濁し、0℃で超音波破砕(BRAN
SON 5ONICPOWBRCOMPANY社5OS
IPIERCBLL DISRUPTOR200,0U
TPLIT C0NTR0L 2 、  l 0分間処
理)した。これを15.00 Orpm 、 30分間
遠心して菌体残渣を得た。この菌体残渣からマーストン
らの方法(F、A、 01Marston ら:B10
/Tll!IJINOLOGY2  、800 (19
84) 〕によりマウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリ
ペプチドを抽出、精製、可溶化、再生した。
実施例4 マウスT細胞受容体β鎖定常領域に対するウ
サギ抗血清の取得: 実施例3で得られた精製マウスT細胞受容体β鎖定常領
域ポリペプチドを抗原として用いて、6力月齢の雌日本
白色ウサギ(中部化学)を後述のように一定の間隔で3
度に渡って免疫し、抗血清を取得した。まず1回目は、
500■のT細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチド(1
,5ffllのPBS(NaCj!  8g/l、KC
l10.2g/A、(無水) N azHP 041.
15 g/ RlK H4F 0゜0.2g/jりに溶
解している〕を、1.5 mlの完全アジュバント(流
動パラフィン、界面活性剤(^racel−A) 、乾
燥加熱結核死菌体)(株式会社ヤトロン)と混ぜ、これ
を日本白色ウサギの四肢の裏、背中、臀部に分散して注
射した。44日後に2回目の免疫として、500■のT
細胞受容体β鎖定常領域ポリペプチド1.5mI  P
BSを、1.5mlの不完全アジュバント(完全アジュ
バントから結核死菌体を除いたもの)と混ぜ、四肢の裏
に注射した。3回目の免疫は、2回目より47日後に5
00Jtg/ 1.5mI P B SのT細胞受容体
β鎖定常領域ポリペプチドを静脈注射した。その後14
4回目免疫したウサギの動脈より全採血し、抗血清を取
得した。得られた抗血清は、ウェスタンブロッティング
法により、大腸菌で生産されているT細胞受容体β鎖定
常領域ポリペプチドのバンドとのみ特異的に反応し、こ
の結果、上記のようにして得られたウサギ血清中に、抗
T細胞受容体β鎖定常領域と対応する抗体が作られてい
ることが確認された。
参考例I ATGベクターpTrs20の造成: 第5図に示した手順に従い、SD配列とATC開始コド
ンの間の距離が14塩基で、かつATGコドンの直後に
Sac lサイトを有するATGベクターpTrS20
を造成した。
まず、特開昭58−110600号公報記載の方法で調
製したpKYPlo  3AgをY−100緩衝液30
誠に溶かし、制限酵素Ban[[と制限酵素Nru)に
ューイングランド・バイオラブズ社製)をそれぞれ6単
位ずつ加え、37℃で3時間切断反応を行った。この反
応液からLGT法によりptrpを含む約3.8kbの
DNA断片(BanI[[−Nrul断片)約0.5■
を得た。
一方、ptrpの下流にATG開始コドンを付与するた
めに下記のDNA+Jンヵーをトリエステル法により合
成した。
19−marと17−+netの合成りNA (各々1
0ピコモルずつ)を50mM  )リス−H(1(pH
7,5)、10 mM  M g Cj2* 、5 m
Mジチオスレイトール、0.1mM  EDTAおよび
1rnM  ATPを含む全量20JLllの溶液に溶
かし、T4ポリヌクレオチドキナーゼ3単位〈宝酒造社
製)を加えて、37℃で60分間リン酸化反応を行った
次に上記で得たpKYP 10由来の3an■−Nru
 I断片(約3.8kb)  0.1Mと上記のDNA
リンカ−約0.5ピコモルをT4’Jガーゼ緩衝液20
ρに溶かし、さらにT 4 DNA ’Jガーゼ2単位
を加え、4℃で18時間結合反応を行った。
得られた組換え体プラスミドの混合物を用いて大腸菌H
8101株〔ポリバー(301ivar)らニジーン(
Gene) 2 .75 (1977) )を形質転換
し、Aplのコロニーを得た。このコロニーのtgtm
体からプラスミドDNAを回収した。得られたプラスミ
ドの構造は制限酵素EcoRI、BanI[I、Hin
d[,5acl、Nrulで切断後、アガロースゲル電
気泳動により確認した。このプラスミドをpTrs20
と名付けた(第5図)。
pTrs2QのBan1]II、HindI[サイト付
近の塩基配列は下記のとおりであることをM13ファー
ジを用いたディデオキシ・シーフェンス法を用い確認し
た。
発明の効果 本発明によれば、マウスT細胞受容体β鎖定常領域ポリ
ペプチドをコードするDNAを組み込んだ組換え体DN
Aおよび該組換え体DNAを含む微生物が得られ、これ
らはマウスT細抱受容体β鎖定常領域ポリペプチドの大
量生産に利用することができる。
また同様の手法を用いて、β鎖のみでなくα鎖、γ鎖の
ポリペプチドの任意の部分をj作製することも可能であ
り、マウスのみでなくヒトのT細胞受容体ポリペプチド
の任意の部分の作製にも応用できる。
このようにして得られた、T細胞受容体ポリペプチドを
抗原として用いてT細胞受容体に対する抗血清(あるい
は抗体)を作製することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、組換え体プラスミドpMC,A5の造成過程
を示す。 第2図は、組換え体プラスミドpMc8G11の造成過
程を示す。 第3図は、組換え体プラスミドpMcaJ11の造成過
程を示す。 第4図は、組換え体プラスミドpMCaK8の造成過程
を示す。 第5図は、ATGベクターpTrs20の造成過程を示
す。 特許出願人 (102)協和醗酵工業株式会社学校法人
 藤 1)学 園 藤田学園保健衛生大学 代表者  藤 1)啓 介 第2図 EcoRI tuI QIILL

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式1に示したペプチド配列を有する哺乳類T細胞
    受容体β鎖定常領域ポリペプチド。
  2. (2)式1に示したポリペプチドをコードするDNA。
  3. (3)式1に示したポリペプチドをコードするDNAを
    組み込んだ組換え体DNA。
  4. (4)プラスミドpMC_βK8。
  5. (5)式1に示したポリペプチドをコードするDNAを
    組み込んだ組換え体DNAを含む微生物。
  6. (6)該微生物がエッシェリヒア・コリに属する特許請
    求の範囲第5項の微生物。
  7. (7)¥Escherichia coli¥EMC_
    βK8。
  8. (8)式1に示した哺乳類T細胞受容体β鎖定常領域ポ
    リペプチドをコードするDNAを組み込んだ組換え体D
    NAを含む微生物を培養し、培養物中に該ポリペプチド
    を蓄積させ、該培養物から該ポリペプチドを採取するこ
    とを特徴とする哺乳類T細胞受容体β鎖定常領域ポリペ
    プチドの製造法。
  9. (9)トリプトファンプロモーターを有するプラスミド
    を用い、該DNAがプラスミドDNAのトリプトファン
    プロモーターの下流に組み込まれたことを特徴とする特
    許請求の範囲第8項記載の製造法。
  10. (10)該微生物がエッシェリヒア・コリに属すること
    を特徴とする特許請求の範囲第8または9項記載の製造
    法。
  11. (11)特許請求の範囲第8または第9または第10項
    記載の製造法によって製造されたポリペプチドを抗原と
    して用いることを特徴とする哺乳類T細胞受容体定常領
    域と反応する抗体の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993022332A2 (en) * 1992-04-24 1993-11-11 Board Of Regents, The University Of Texas System Recombinant production of immunoglobulin-like domains in prokaryotic cells
WO1999016885A1 (fr) * 1997-09-26 1999-04-08 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Recepteur de lymphocyte t tueur reconnaissant le vih

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WO1993022332A3 (en) * 1992-04-24 1994-02-17 Univ Texas Recombinant production of immunoglobulin-like domains in prokaryotic cells
WO1999016885A1 (fr) * 1997-09-26 1999-04-08 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Recepteur de lymphocyte t tueur reconnaissant le vih
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