JPS63276311A - ト−ンコントロ−ル回路 - Google Patents

ト−ンコントロ−ル回路

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JPS63276311A
JPS63276311A JP62110453A JP11045387A JPS63276311A JP S63276311 A JPS63276311 A JP S63276311A JP 62110453 A JP62110453 A JP 62110453A JP 11045387 A JP11045387 A JP 11045387A JP S63276311 A JPS63276311 A JP S63276311A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オーディオ信号の低域、及び高域信号成分
を任意に強調又は抑圧するためのト−゛、−コントロー
ル回路に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明のトーンコントロール回路は、貞婦ぶをかけてい
る演算増幅器の非反転入力に入力信号を抵抗を介して供
給すると共に、所望のカットオフ周波数とされているロ
ーパスフィルタ回路、及びハイパスフィルタ回路に供給
する。そしてローパスフィルタ回路の出力を第1及び第
2の電圧−′電流変換手段によって電流出力に変換して
前記演算増幅器の非反転入力端子、及び反転入力端子に
供給し、ハイパスフィルタ回路の出力は第3.第4の電
圧−電流変換手段によって電流出力に変換して同様に前
記演算増幅器の非反転入力端子及び反転入力端子に供給
する。さらに前記第1、及び第2の電圧−電流変換手段
の伝達コンダクタンスが低音制御信号によって差動的に
変化するようにコントロールし、前記第3.第4の電圧
−電流変換手段の伝達コンダクタンスが高音制御信号に
よって差動的に変化するようにコントロールすることに
よって、所望のトーンコントロールが行われるようにし
たものである。
〔従来の技術〕
トーンコントロール回路は、オーディオ信号の低域成分
や高域成分を任意に強調又は減衰させることにより使用
機器、又はリスニングルームノ音響特性を補正し、リス
ナーの好みにあった音質を実現するために使用される。
第6図は、演算増幅器及び個別部品によって構成されて
いるトーンコントロール回路の従来例を示したものであ
り、1は入力端子、2は出力端子、3は演算増幅器であ
る。又、VR+は低音調整のためのボリューム、VB2
は高音調整のためのボリュームを示している。
第7図は、この回路の周波数特性を示したもので、11
はボリュームVR,,VR2が中央にあるときの平坦の
特性曲線、12は低音、及び高音とも最大に強調したと
きの特性曲線、13は低音、高音領域をもっとも減衰さ
せたときの特性曲線を示している。
そして、この回路では上記したようにボリュームVR,
,VR2を調整することによって特性曲線12.13の
範囲内で任意の周波特性を与えることができる。
ところで、実際のオーディオ機器においては、ハイファ
イ用のプリアンプやメインアンプを例外にすれば、トー
ンコントロール回路はIC化された形態にて用いられる
ことが多い。具体的な例としては、カーステレオ、ステ
レオラジオカセットレコータ、ステレオヘッドホーンプ
レーヤ、ステレオテレビ受像機が挙げられる。その理由
としては小形化が可能となり設計や製造が容易になる。
さらにコストダウンがはかれる等がある。
しかしながら、調整用のボリュームVRI  。
VB2 と、IC化したトーンコントロール回路の取付
位置の間が長くなると、この間を接続するリード線の本
数が多くなり(特にステレオ回路)また、この引廻しの
リード線によってノイズを拾うという問題がある。
そこで、IC化されているトーンコントロール回路を直
流信号によって遠隔的に行う直流制御方式が採用されて
いる機種もある。
第8図は、かかる直流制御方式のトーンコントロール回
路を示したもので21はステレオ入力端子22.23及
びステレオ出力端子24.25を備えているIC化され
たトーンコントロール回路、26.27は周波数特性を
調整する直流制御信号が供給される低音用、及び高音用
の制御端子である。
この制御端子26.27にはリード線を介して低音調整
用のボリュームVRI及び高音調整用のボリュームVR
2が接続され、基準電圧端子28に供給されている基準
電圧を分圧して制御端子26.27に供給し、トーンコ
ントロール回路21の周波数特性を調整できるようにな
されている。
この直流制御方式によるトーンコントロール回路は次の
ような利点がみられる。
1)第6図に示したようにボリュームVRI  。
VB2に直接オーディオ信号が通過することがないから
、このボリュームVRI  、VB2及びその接続リー
ド線によってノイズが混入することがない。
2)トーンコントロール回路21とボリュームVR,及
びVB2の配置に制約を受けることがないから、オーデ
ィオ機器の設計が容易になる。
3)オーディオ機器がリモーロコントロールによって操
作される機種の場合でも、容易にトーンコントロール回
路を遠隔制御によって行うことができる。
4)  ステレオトーンコントロールでは2連のボリュ
ームが必要であったが、直流制御方式のトーンコントロ
ール回路のときは単連のボリュームにすることができ、
コストダウン及び小形軽量化がはかれる。
第9図は、直流制御方式によってトーンコントロールを
行う回路の概要ブロック図を示したもので、lは入力端
子、2は出力端子である。
入力端子lから供給された信号はスルーの伝送経路31
と所定のカットオフ周波数を持ったローパスフィルタ3
2、及びハイパスフィルタ34に供給される。
ローパスフィルタ32の出力は係数回路33に入力され
てその出力レベルが図示されてない直流制御電圧(V+
 )によって調整され加算回路36に供給される。
又、ハイパスフィルタ34の出力も同様に係数回路35
に入力されてその出力レベルが図示されていない直流電
圧(V2)によって調整され加算回路36に供給されて
いる。
したがって、係数回路33、及び35の係数値Ks及び
に■が共にOのときは、このトーンコントロール回路は
フラットな周波数特性を示す。
又係数KBが正の値となるときは、低音を強調整するこ
とができ、負の値となるときは低音を減衰させることが
できる。
同様に係数KTが制御電圧によって正の値をとるように
コントロールされると、このトーンコントロール回路は
信号の高域成分を強調することができ、負の値をとるよ
うにコントロールされると高音域が抑圧された信号を出
力することができる。
そのため、このトーンコントロール回路によると、係数
回路33.35の係数値Ke、Kr を外部から印加さ
れる直流制御電圧によって調整することにより、一応前
記した第7図に示すようなオーディオ信号の音質調整を
行うことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このトーンコントロール回路にも以下に
示すような欠点がみられる。
第1の欠点は、第7図に示したような対称な強調特性と
減衰特性を持たせるためには、係数KB又は係数KTに
対応してローパスフィルタ33、及びハイパスフィルタ
35のカットオフ周波数をシフトさせる必要が生じる。
又、第2の欠点としては最大強調時のブースト量と最大
減衰時のカット量を等しくするためには、係数KB又は
係数KTの正の最大値と負の最大値は異なった値に設定
する必要がある。
したがって、このトーンコントロール回路方式では、特
性的に妥協するか、前記2つの欠点を解消するため、極
めて複雑な制御回路を付加する必要がある。
以下、この点について、さらに詳述する。
簡単なために、低音域側のみについて検討すると、まず
、ローパスフィルタ33の伝達特性をと定義する。(S
は複素角周波数jω、ωLは特性角周波数である。) 係数値に8の係数回路33及び加算回路36を含めた全
体の伝達関数をG o (S)とすると、この第(2)
式の意味するところはローパスフィルタ33のカットオ
フ周波数ωLが一定であるとすると、全体の伝達関数G
 o (S)の極の周波数が不変で、零の周波数のみ変
化することを示している。
すなわち、第10図に示すように係数KBが正で大きく
なる場合は、減衰域が高域側にシフトとし、又、係数K
Bが負の場合はカットオフ点が低域側にシフトするとい
う問題がある。
このような周波数特性の非対称的な変化はハイパスフィ
ルタ側の特性、すなわち、 についても同様に発生するから、結局このトーンコント
ロール回路の特性は第10図に示すように信号を強調し
たときの周波数特性と、信号を減衰させたときの周波数
特性が非対称となり、トーンコントロール操作として不
自然7な聴感を作ることになる。
次に、この方式の第2の欠点について述べる。
低域側のみを例として説明すると、前記第(2)式より
、この回路の低域周波数の例えばωにおける利得は(1
+KB)によって与えられる。
望ましい制御特性は低域利得が最大でA、最小で1/A
となるようにデシベル値で対称となることが望ましいが
、例えばOdBのレベルが1のとき20dBレベルアツ
プ、すなわち、10倍のレベルアップを望むときはロー
パスフィルタ33の係数KBは9(10−1)となるの
に対して、−20dBのレベルダウンすなわち0.1倍
に対しては係数KBは−0,9(0,1−1)が要求さ
れる。
したがって、係数KBは強調の場合は0〜9、減衰の場
合はO〜−0,9となり著るしく不対称な値が要求され
、制御電圧発生回路が複雑になる。
高域側の音質調整を行う係数に■についても同様に非対
称となり、例えばつまみの回転等で制御電圧を形成する
場合は制御系の回路が作り難いという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は直流制御方式のトーンコントロール回路におけ
るかかる問題点を解消することを目的としてなされたも
のであって、負帰還が付加されている演算増幅器と、こ
の演算増幅器の非反転入力端子に接続され、ローパスフ
ィルタ、及びハイパスフィルタの出力電圧を電流に変換
する第1及び第2の電圧−電流変換手段と、反転入力端
子に接続さ判、前記ローパスフィルタ及びハイパスフィ
ルタの出力電圧をそれぞれ電流に変換する第3゜第4の
電圧−電流変換手段によってトーンコントロール回路を
形成したものである。
〔作用〕 ローパスフィルタの出力電圧を電流変換している第1.
第3の電圧−電流変換手段の相互゛コンダクタンスge
l+ g@3をそれぞれ差動時にコントロールすること
によって低音域を対称的に強調又は減衰させることがで
き、ハ゛イパスフィルタの出力電圧を電流変換している
第2.第4の電圧−電流変換手段の相互コンダクタンス
g *2 + g s4をそれぞれ差動時にコントロー
ルすることによって高音域の強調又は減衰を対称的に行
うことができる。
又、相互コンダクタンスの変換係数はそれぞれ1〜O〜
−1の範囲でデシベル値と対応して対称的に変化させる
ことができる。 ゛ 〔実施例〕 第1図は本発明のトーンコントロール回路のブロック図
を示したもので、入力信号Viは入力端子1より抵抗R
t を介して演算増・幅器41の非反転入力端子、及び
ローパスフィルタ42、ハイパスフィルタ43に加えら
れている。
演算増幅器41の出力端子2と反転入力端子間には抵抗
Roが接続され、出力信号Voが出力端子2から取り出
される。
ローパスフィルタ42の出力は電圧−電流変換器44及
び45に入力され、それぞれg 、 ()−Ks)。
g*(1+Ks)倍された電流出力に変換される。
ここで、g−は相互コンダクタンス、KBは低音を制御
する係数を示す。
同様にハイパスフィルタ43の出力も電圧−電流変換器
46.47に入力されて、それぞれ、g 5c1−KT
) 、 + g m(1+Kt)倍された電流出力に変
換される。KTは高音を制御する係数を表わしている。
次に本発明の動作について説明する。
ローパスフィルタ42とノ\イパスフィルタは前記した
第(1)式、第(3)式で示すような伝達関数で表わさ
れるものとし、この回路を解析的に解けばよいが、やや
複雑となるので簡易的に以下の手順によって説明すると
、 まず、ZL、ZHを次のように定義する。
ここで、ZLはローパスフィルタ42の伝達関数G L
 (S)と電圧−電流変換器44.45が形成する伝達
コンダクタンスすなわちgs(1+Ke)十gm(1K
B)の局の逆数であり、ZHはハイパスフィルタ43の
伝達関数G H(S)と電圧−電流変換器46゜47が
形成する伝達コンダクタンス、すなわちga(1+Kt
) +g*(1−Kr)の賜の逆数を意味する。
次に、電圧−電流変換器44は、演算増幅器41の非反
転入力端子の電圧をVeとすると、流出する電流I44
は・ Me(1−Ke) I44=□        ・・・・・・(8)Z[ となり、電流I44と電圧Ve(7)比ハZt / (
1−Ks ) トなる。
これは等価的に第2図の51で示すインピーダンスZL
Iが非反転入力端子に接続されたと考えることができ、
ZLIは ・・・・・・(7) で表わすことができる。
又同様に電圧−電流変換器46の作用を等価的なインピ
ーダンスにおき換える。電圧−電流変換器46から流出
する電流I46はI ab= Ve (1−Kr)/z
Hとなるから、同様に第2図のインピーダンス52(Z
HI)とすることができ、 ・・・・・・(8) で表わすことができる。
すなわち、電圧−電流変換器44.又は46はローパス
フィルタ42、又はハイパスフィルタ43と2端子回路
(入力端子が出力端子となる)を構成し、2端子素子、
すなわちインピーダンスに置き換えられることになる。
次に反転入力端子側に接続されている電圧−電流変換器
45.47について検討する。
この電圧−電流変換器45.47はローパスフィルタ4
2及びハイパスフィルタ43の入力端子に接続されてい
ないので、一般的には2端子回路に変換することができ
ない、しかし、演算増幅器41の開ループ利得が充分に
大きければ、演算増幅器41の反転入力は非反転入力の
電圧に等しくなるよう帰還がかかる。すなわち、非反転
入力端子の電圧■eが反転入力端子にも表われている。
そこで、ローパスフィルタ42及びハイパスフィルタ4
3の入力インピーダンスが抵抗R4もしくは抵抗ROよ
り充分高ければ、この両方のフィルタ(42,43)の
入力を演算増幅器41の反転入力端子に接続しても同じ
動作を成す筈であるから、電圧−電流変換器45.47
も前記したように2端子回路で表わすことができ、その
等価的なインピーダンスを、各々ZL2 、 Z)12
とすると、・・・・・・(9) ・・・・・・(10) と表わされる。
したがって、第2図の等価回路を示すようにこのインピ
ーダンスZL2 、 ZH2を53.54として付加す
ると第1図の回路と等価な回路とすることができる。
この第2の等価回路から伝達特性を求めることは極めて
容易であって となる。
この回路で対称的なトーンコントロール特性を実現する
ために、Ri =R,=Hに設定し全体の伝達特性G 
O(S)を求めると、 ・・・・・・(13) この式に、前記第(7)〜(10)式を代入する。まず ・・・・・・(14) ・・・・・・(15) であり、さらに前記(1)、(3)式(7)GL(S)
 、 GH(S)に代入すると、 ・・・・・・(18) ・・・・・・(17) これを第(13)式に代入すると、 ・・・・・・(18) を得る。  A=g*・Rと置くと、 ・・・・・・(18) となる。
この第(18)式は、分子と分母の係数KBとKTの符
号が違うのみで同じ形となっている。
したがって、任意のKB、KTの時のG o (S)と
、−に、、−に、の時のG o (S)は逆特性となる
。つまり、 Go(S 、 Ks、Kr)11Go(S 、−Ks 
、−KT): 1・・・・・・(20) となる。
低域の利得は、 高域の利得は、 中域の利得はやや複雑になるがωH)ωLであるから、
概略単位利得となり、 Go(S = j r ωt・ω+ 21     ・
−・・−・(23)したがって、この回路は前記した第
7図に示すような理想的なトーンコントロール特性を示
すことが明らかとなる。
以上解析的に、本発明の動作を示したが、定性的に本発
明の詳細な説明すると、以下のようになる。
第3図は第2図の等価回路の各インピーダンス51〜5
4が実際のフィルタ(42,43)の特性を前提とした
ときに、どのように見えるかを具体的に示したもので、
第(4)式で定義したZLはG L (S)がローパス
フィルタ特性であることからインピーダンスと抵抗の直
列回路と等価である。
又、第(5)式で定義したZ)lはG )l (S)が
I\イパスフィルタ特性であることからキャパシタンス
と抵抗の直列回路と等価である。
したがって、第2図のインピーダンス51(ZLI) 
、52 (ZHI) 、 53 (ZL2) 、 54
(ZH2)は第3図の61.62,63.64に示す等
価回路で表わすことができ、各定数は、R++/L+ 
=R12/L2 =ωL   ””’°(28)1/(
R21会 C+)=  1/  (Rz 2 @ C2
)=  ωH・・・・・・(29) で表わされる。
この回路ではインピーダンス61は低域を減衰するよう
に作用し、インピーダンス62は高域を減衰するように
作用する。さらにインピーダンス63は低域を強調する
ように作用し、インピーダンス64は高域を強調するよ
うに作用している。
係数KB、KTが0のときは、各インピーダンス61.
62,63.64が等しく減衰作用と強調作用が平衡し
、平坦な周波数特性を示す。
KB又はに、が負の値をとるとインピーダンス61又は
62が低下し、インピーダンス63または64が増大す
る。したがって、低音域または高音域が減衰した特性を
示す。
係数KB又はに1が正の値をとると上記の逆の関係にな
り、低音域または高音域が強調される特性を示す。
第4図は係数KB とKTの関係を示したもので両方の
係数KB、に、は実線71.72で示すように一1〜O
−1の範囲で差動的に変化させると電圧−電流変換器の
g、も差動的に変化し、第7図に示した対称的なトーン
コントロール特性を与えることができる。
しかし、この変化特性はもっとも一般的な一例を示した
ものであり、例えば一点鎖線73.74に示すように制
御してもよい。
この場合は前記第(IEI)式と異なる伝達関数Go(
S)となるが、基本的な動作に変化がないことは第3図
の等価回路から理解できよう。
要するに、減衰量及び強調量の和が一定である必要はな
く、係数KBまたはKTに対して対称的に変化すればよ
い。
またRO=R4も絶対的な条件でなく、仮にR1≠Ro
だとしても、電圧−電流変換器に所定の係数を与えるこ
とによって対称的なコントロール特性を得るようにする
こともできる。
さらに第1図において、ローパスフィルタ42及びハイ
パスフィルタ43の入力を一点鎖線で示すように演算増
幅器41の反転入力端子側に接続することも可能であり
、この場合も同様なトーンコントロール動作を得ること
ができる。(非反転入力端子と反転入力端子は同電位と
なるからである) 第5図は、伝達コンダクタンスを制御可能な電流出力の
部分の具体的な実施例を示す回路を示している。
この回路で81.82は正及び負の電源端子、83は信
号の入力端子を示し、前記したローパスフィルタ42ま
たはハイパスフィルタ43の出力電圧が印加される。こ
の入力端子の信号はエミッタ帰還抵抗REを有するPN
P差動増幅回路84により電流に変換され、ダイオード
対85に流れ込む、そしてダイオード対85の両端の電
位差はNPNエミッタ共通差動対86、及び87のベー
ス間に加えられる。
ダイオード対85とNPNエミッタ共通差動対86、ま
たは87はIC回路の基本的な乗算回路を構成している
。この差動対86.87のコレクタには電流ミラー回路
88.89が接続され、出力電流が端子90.91から
取り出される。
この回路の伝達コンダクタンスgel * ga2はで
与えられる。
したがって、電流源を構成しているICI、IC2を第
4図に示した実線71.72(又は73゜74)のよう
に制御すれば低音用の電圧−電流変換器44.45の動
作を行わせることができる。
なお、高音用の電圧−電流変換器46.47も同様な回
路で具体化されることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のトーンコントロール回路
は、ローパスフィルタ回路と、ハイハスフィルタ回路の
出力を電流に変換し、この電流値によって反転入力端子
、及び非反転入力端子を有する帰還形の増幅器を制御す
るようにしているので、直流制御方式でオーディオ信号
の低音域と高音域をフィルタの特性を変えることなく対
称的にコントロールすることができるという効果がある
。又、強調特性、及び減衰特性が制御信号とリニヤな関
係で得られるため聴感上からも理想的なトーンコントロ
ールを行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトーンコントロール回路の一実施例を
示すブロック図、第2図は第1図の等価回路を示すブロ
ック図、第3図は等価回路を具体化したときの一例を示
す回路図、第4図はトーンコントロールの制御電圧の一
例を示すグラフ、第5図は電圧−電流変換回路の実施例
を示す回路図、第6図は従来のトーンコントロール回路
の回路図、第7図はトーンコントロール周波数特性図、
第8図は直流制御方式のステレオトーンコントロールの
概要図、第9図は従来の直流制御方式トーンコントロー
ル回路の原理図、第1O図は第9図によるトーンコント
ロールの周波数特性の変化図を示す。 図中、41は演算増幅器、42はローパスフィルタ、4
3はハイパスフィルタ、44 、45 。 46.47はそれぞれ、第1.第2.第3.第4の電圧
−電流変換器、R1は入力抵抗(第1の抵抗)、Roは
帰還抵抗(第2の抵抗)を示す。 第2図 第3図 □にB上な1ユKT 第4図 第7図 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力信号が第1の抵抗を介して非反転入力端子に
    接続され、出力信号が第2の抵抗を介して反転入力端子
    にフィードバックされている増幅回路と、前記非反転入
    力端子に接続されているハイパスフィルタ回路及びロー
    パスフィルタ回路と、前記ローパスフィルタの出力を電
    流出力として取り出す第1、及び第2の電圧−電流変換
    回路と、前記ハイパスフィルタの出力を電流出力として
    取り出す第3、第4の電圧−電流変換回路を備え、前記
    第1、及び第3の電圧−電流変換回路の出力を前記非反
    転入力端子に供給し、前記第2、及び第4の電圧−電流
    変換回路の出力を前記反転入力端子に供給し、前記第1
    、第2の電圧−電流変換回路の伝達コンダクタンスが低
    音制御信号により差動的に制御され、前記第3、第4の
    電圧−電流変換回路の伝達コンダクタンスが高音制御信
    号に差動的に制御されるように構成したことを特徴とす
    るトーンコントロール回路。
  2. (2)ハイパスフィルタ回路及びローパスフィルタ回路
    が増幅回路の反転入力端子に接続されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項に記載のトーンコント
    ロール回路。
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