JPS63275754A - エアジェット織機における緯糸検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、緯入れすなわち杼道に緯糸を通すのにエアジ
ェツトを利用するエアジェツト織機における緯糸検知装
置の改良に関するものである。

［従来の技術とその問題点］ エアジェツトａｎにおいては、杼道の一側方に備えたノ
ズルから噴射されるエアジェツトによって緯糸を飛走さ
せて杼道に通人するものであり、その多くは前記ノズル
から噴射されるジェット気流の拡散と減速を防いで緯入
れを確実にする目的で、緯糸飛走部分をトンネル状に覆
うエアガイド方式、あるいは杼道に沿って配した複数個
の補助ノズル付き変形波方式、あるいは前記両者を組合
せた補助ノズル付きエアガイド方式等の手段を備えてい
る。

そして前記の緯入れの際には、反給糸側に備えた緯糸フ
ィラーによって緯糸先端の到達を検知して緯入れを確認
することとしており（例えば特開昭６０−１８５８４３
号公報）、通常は前記の緯糸の到達を検知するフィラー
とは別に緯糸飛走方向に若干の間隔をおいて糸切れ時に
おける緯糸を検知する第２のフィラーが設けられている
。

ところで、上記エアガイド方式の場合はそれほどではな
いが、特に補助ノズル付き変形筬方式によるものの場合
、補助ノズルからの気流が変形筬の案内溝に向けて斜め
方向に噴射されてその反１１ＦＩ流が生じることもあっ
て、ジェット気流が反給糸側ほど広がり易く、しかも緯
糸フィラーが前後方向に幅を持っているため、第６図お
よび第７図に示すように、広がったジェット気流（ａ）
の一部が緯糸フィラー（１０’）の給糸側の側面に衝突
することとなって気流に乱れが生じる。そのため前記の
乱気流によって飛走緯糸の先端が緯糸フィラーの直前で
屈曲したり歪んだりしてトラブルを起し、緯糸フィラー
が緯糸を検知できないことがある。

本発明は、上記に鑑み、エアジェツト織機の反給糸側に
設けられた緯糸フィラ一部分での乱気流を防止して、緯
入れ時の緯糸検知不良のおそれのない緯糸検知装置を提
供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ すなわち本発明は、ジェット気流によって緯糸を飛走さ
せて杼道に通入するようにしたエアジェツト織機におけ
る緯糸検知装置であって、特に上記の問題点を解決する
ために、反給糸側の織耳部外方に緯糸の到達を検知する
緯糸フィラーを備え、この緯糸フィラーのジェット気流
と対向する側部に、緯糸飛走部分との対面側にフィラー
主体側ほど漸次浅くなるガイド凹部を有するジェット気
流の整流ガイドが設けられ、フィラー側方からの気流を
フィラー主体の検知側に案内するようになされたことを
特徴とする′ものである。

［作　用］ 上記の本発明の緯糸検知装置によれば、緯入れの際、緯
糸を飛走させるメインノズルおよび補助ノズル等による
ジェット気流が給糸側で広がってその一部が緯糸フィラ
ーの側面に衝突しようとするが、前記緯糸フィラーのジ
ェット気流と対向する側部にはジェット気流の整流ガイ
ドが設けられているので、これによって気流の広がりが
規制されるとともに、フィラー側方からの気流が整流ガ
イドの緯糸飛走部分との対向面に有するガイド凹部に沿
ってフィラー主体の検知側に案内され、以てジェット気
流は緯糸フィラーへの衝突による乱気流を生じることな
く、フィラー主体の検知側の前方を確実に流れることに
なる。したがって前記ジェット気流によって飛走される
緯糸の先端が曲ったり歪んだすせず気流中に確実に保持
され、前記緯糸フィラーによって確実に検知できること
になる。

［実施例］ 次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図〜第５図は本発明の実施例を示しており、（１）
は経糸、（２）は織前、（３）は鮫、（４）は液栓であ
り、前記筬（３）は各液態（３ａ）の前縁に緯糸飛走用
の案内溝（５）を構成する突出部を有する変形筬からな
る。（６）はメインノズルであって、このメインノズル
（６）は、図示のようなドラム式の緯糸貯留装置（７）
等を経て給糸される緯糸（８）を飛走させて杼道（八）
に通人するように設けられている。

（９）は杼道（Ａ）に沿って所要間隔に配された補助ノ
ズルであって、前記メインノズル（６）による緯糸の飛
走を助成するように設けられている。

前記メインノズル（６）および補助ノズル（９）のジェ
ット気流のための圧力空気は、公知のようにコンプレッ
サー等の圧力源から給送経路中の電磁パルプや圧力調整
装置等を介゛して所定の噴射作用を行なうように供給さ
れ制御ｌＩされる。

（１０）は前記メインノズル（６）による緯糸の給糸側
とは反対側つまり反給糸側における織目部の外方に設け
られた光電管等からなる緯糸フィラーであって、緯入れ
時に緯糸先端（８°）の到達を該緯糸フィラー（１０）
によって電気的に検知するように設けられており、この
検知信号は検知回路から制御部（図示せず）に入力され
て織機の運転制御が行なわれる。

第１図および第３図〜第５図に拡大して示すように、前
記の緯糸フィラー（１０）は、ジェット気流方向と対向
する側部に、フィラー側方からの気流をフィラー主体の
前面側に案内するジェット気流の整流ガイド（１１）が
気流方向とは反対方向に突出して設けられてなる。この
整流ガイド（１１）は、上下面がフィラー主体（１２）
と略同幅をなすとともに、少なくとも緯糸飛走部分との
対面側にフィラー主体（１２）側ほど漸次浅くかつ狭く
なるガイド凹部（１３）を有し、ジェット気流の広がり
を規制してフィラー主体（１２）の前面側に案内できる
ように形成されている。特に図の場合、整流ガイド（１
１）は前記ガイド凹部（１３）とは反対側にも相対応す
るガイド凹部（１４）が形成されて、気流と相対向する
先端側ほど肉薄の流線形に形成され、気流の整流作用お
よび乱気流防止が一層確実に行なわれるようになってい
る。

前記の整流ガイド（１１）は、前記の形状をなすものに
限らず、例えば薄板をガイド凹部を構成するように樋状
に屈曲し、これを緯糸フィラー（１０）の側面に付設す
る等、上記と同様の整流作用を行なえるものであれば、
上記と同様に実施することができる。

（１５）は前記緯糸フィラー（１０）の側方にさらに間
隔をおいて設けられた糸切れ検知用の第２のフィラーで
あり、正常に緯入れされた緯糸の先端はこの第２のフィ
ラー（１５）と前記緯糸フィラー（１０）との間に位置
するようになっており、糸切れが生じて飛ばされる切断
緯糸をこの第２のフィラー（１５）が検知することによ
って、糸切れを検知して信号を制御部に送信するように
設けられる。

なお、図示していないが、前記緯糸フィラー（１０）の
やや側方には糸端吸引手段等の緯糸張力を保持する手段
が設けられる。

上記装置の作用状態について説明すると、緯糸（８）は
、メインノズル（６）および補助ノズル（９）等による
ジェット気流によって飛走されて杼道（Ａ）に通人され
、その緯糸（８）の先端（８′）の到達が緯糸フィラー
（１０）によって検知され、緯入れ完了が確認される。

しかして緯糸を飛走させるジェット気流が給糸側で広が
ってその一部が緯糸フィラー（１０）の側面に衝突しよ
うとするが、前記緯糸フィラー（１０）のジェット気流
と対向する側部にはジェット気流の整流ガイド（１１）
が設けられているので、これによって気流の広がりが規
制されるとともに、フィラー側方からの気流が整流ガイ
ド（１１）の緯糸飛走部分との対向面に有するガイド凹
部（１３）に沿ってフィラー主体（１２）の検知側に案
内され、以てジェット気流の大部分は緯糸フィラー（１
０）に対する衝突による乱気流を生じることなく、フィ
ラー主体（１２）の検知側前方を確実に流れることにな
る。そのため前記ジェット気流によって飛走される緯糸
（８）の先端（８゛）が曲ったり歪んだすせずジェット
気流によって所定の緯糸飛走位置に確実に保持され、前
記緯糸フィラー（１０）によって確実に検知できること
になる。

゛なお、上記の実施例においては補助ノズル付き変形波
方式のエアジェツト織機の場合を示したが、本発明の緯
糸検知装置は、筬の前の緯糸飛走部分をトンネル状に覆
うエアガイド方式においても同様に実施することができ
、この場合にもエアガイドから吐出される気流の乱れを
防止して緯糸検知を確実に行なうことができる。

［発明の効果］ 上記したように本発明の緯糸検知装置によれば、緯糸フ
ィラ一部分でのジェット気流の乱れが生じず、ジェット
気流によって飛走される緯糸先端の曲りや歪みを防止で
き、緯糸の到達を正確に検知し得て緯入れを誤りなく確
認でき、緯糸検知不良によるｌ１機の運転停止を解消で
き、以て製織効率の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すｐ糸フイラ−の斜視図、
第２図は緯糸フィラーを装備したエアジェツトＩａ機主
要部の斜視図、第３図は同一部の拡大平面図、第４図は
同一部の正面図、第５図は竹園の矢印方向の側面図、第
６図は従来の緯糸フィラ一部分の平面図、第７図は同図
矢印方向の側面図である。 （Ａ）・・・杼道、（３）・・・筬、（３ａ）・・・液
態、（６）・・・メインノズル、（８）・・・緯糸、（
８゛）・・・緯糸先端、（９）・・・補助ノズル、（１
０）・・・緯糸フィラー、（１１）・・・整流ガイド、
（１２）・・・フィラー主体、（１３）・・・ガイド四
部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ジェット気流によつて緯糸を飛走させて杼道に通入
   するようにしたエアジェット織機において、反給糸側の
   織耳部外方に緯糸の到達を検知する緯糸フィラーを備え
   、この緯糸フィラーのジェット気流と対向する側部に、
   緯糸飛走部分との対面側にフィラー主体側ほど漸次浅く
   なるガイド凹部を有するジェット気流の整流ガイドが設
   けられ、フィラー側方からの気流をフィラー主体の検知
   側に案内するようになされたことを特徴とするエアジェ
   ット織機における緯糸検知装置。