JPS6327569Y2 - - Google Patents

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JPS6327569Y2
JPS6327569Y2 JP827185U JP827185U JPS6327569Y2 JP S6327569 Y2 JPS6327569 Y2 JP S6327569Y2 JP 827185 U JP827185 U JP 827185U JP 827185 U JP827185 U JP 827185U JP S6327569 Y2 JPS6327569 Y2 JP S6327569Y2
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chamber
vacuum
pressure
diaphragm
atmosphere
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JP827185U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、真空圧を所定の圧力に保つための真
空圧調整器に関する。
従来技術 例えば、乳牛用の真空搾乳機において、真空圧
を一定に保つことは、搾乳上極めて重要であり、
真空圧が不安定であると乳房炎をはじめ、乳房や
牛の生理に様々な悪影響を与えやすい。本考案
は、このような微妙な真空圧の調整の目的に用い
られる真空圧調整器に関するものである。この種
のものとしては、たとえば、特公昭56−6242号公
報及び英国特許第1440901号公報などに記載され
ているものがある。これらは、真空源への流入空
気量を調節する弁体を備えたダイヤフラムで仕切
られることによつて、該弁体が所属する第1室と
該第1室に隣接する第2室とを有しており、第1
室は、大気に開放されると共に第2室は小孔を介
して大気に連通し、更に第2室は、補助弁を介し
て調圧すべき真空源に連通する構成であり、この
真空源の圧力を補助弁を介して第2室に伝えて第
2室の真空圧を制御し、この第2室と第1室とを
仕切るダイヤフラムの変位により、前記弁体の開
度を調整する機構を有するものである。
問題点 これらのものは、いづれも、真空源への流入空
気量を調整する弁体を備えたダイヤフラムが破損
すると、該弁体が真空源への空気流入口を閉塞し
てしまうため、配管系の真空圧が到達真空圧まで
上昇してしまい、牛の乳頭がこの高真空にさらさ
れてしまう危険があり、又、搾乳設備が破損する
恐れもある。又、調圧すべき真空圧を感知する補
助弁が弁座を閉鎖する方向に付勢されているため
弁座に補助弁が固着しやすく又、圧変動に対して
の追従性の点でも必ずしも満足すべきものではな
かつた。
解決手段 本考案は、このような従来技術に対処してなさ
れたものであつて、その要旨は、互に独立する2
室の夫々を、ダイヤフラム3,7で気密に仕切る
ことによつて、第一室4とこれに隣接する第二室
5、第三室13とこれに隣接する第四室12とか
ら成り、第一室4は、大気に連通する開口部15
と調圧すべき真空源1に連通する調圧孔2aと第
一室4と第二室5とを仕切るダイヤフラム3の変
位に応じて、真空源1側から前記調圧孔2aに接
近して該調圧孔を閉塞できる弁体2とを有し、第
二室5は、第三室13と通気道17によつて連通
し、第三室13は、所定の絞り度を有する大気導
入孔11を通して大気側に連通すると共に前記真
空源1に連通する真空導入口6aを有し、この真
空導入口6aには、第三室13と第四室12との
境界をなすダイヤフラム7の変位によつて該真空
導入口6aの開度を調節するパイロツト弁6が臨
ましめてあり、第三室13とダイヤフラム7を隔
てゝ隣接する第四室12は、大気に連通する開口
部18と、前記ダイヤフラム7を前記パイロツト
弁6が真空導入口を開く方向に、所定の弾発力に
よつて付勢する手段とを備えて成る真空圧調整器
にあり、真空圧調整のため、調圧孔2aを通して
導入される空気量を調節する弁体2が、真空側か
ら調圧孔2aに近づいて、その開度を調整する機
構により、弁体の作動の安定性及び万一のダイヤ
フラムの破損事故に際しても調圧孔を閉じること
がないので、配管系が高真空にさらされることな
く、精度の高い調圧機能を有することを特徴とす
るものである。以下、一実施例について図面を参
照しながら説明する。
本願真空圧調整器は、ハウジング部材4a,5
a,12aを、ゴムなどから成るダイヤフラム
3,7を介して、固定用突縁部4b,5b,5
c,12cにおいて固定することにより、ダイヤ
フラム3によつて気密に隔てられた第一室4と第
二室5及びダイヤフラム7によつて気密に隔てら
れた第三室13と第四室12が形成されている。
第一室4は、真空系の一部をなす配管1aに設け
た開口1cの立上縁1bに、ハウジング部材4a
に突設された円筒部2bが気密に嵌合することに
より、円筒部2bの基部に穿設された調圧孔2a
を通して真空源1側と連通している。第一室4と
第二室5との仕切壁をなすダイヤフラム3の中心
付近に一端が固着する弁軸2cの他端には円錐状
の弁体2が固設されており、この弁体2が前記円
筒部2b中に収納されており、ダイヤフラム3の
変位により、真空源1側から調圧孔2aを塞ぐこ
とができるようになつている。ダイヤフラム3が
第二室5と第一室との圧力差に応じて変位する
と、弁体2は調圧孔2aの開度を変化せしめるこ
とにより、第一室4の壁面に設けた大気に開口す
る開口部15から流入する空気が、調圧孔2aを
通して真空源1に入り、真空度を調節する。第二
室5と第三室13とは両者を隔てる隔壁5dに設
けられた通気道17によつて連通している。第三
室13には、第四室12との境界をなすダイヤフ
ラム7の中心付近の真下に第三室との隔壁中に穿
設された連通路6b及び該連通路に連結する接続
チユーブ10によつて真空源1に連通する真空導
入口6aが開口すると共に、壁面にエアフイルタ
ー14を介して大気に開口する、予め定められた
径を有する大気導入孔11が設けられている。第
三室と第四室との境界をなすダイヤフラム7には
その中心付近において、第三室側には前記真空導
入口6aに向つて垂下する弁軸6cの一端が固着
しており、該軸6cの他端には、後記バネ8の付
勢力とバランスしながら真空導入口6aに臨む状
態で円錐状のパイロツト弁6が固設されている。
一方、ダイヤフラム7の第四室12側の中心付近
には、一方の自由端付近に雌ねじ部16aを刻設
したねじ棒16の一端が固着しており、このねじ
棒16の雌ねじ部16aに螺合するバネ調整ねじ
9と第四室12の内壁周面に設けた突縁12bと
の間に介装した圧縮バネ8により、ダイヤフラム
7を、パイロツト弁6が真空導入口6aの開度を
拡げる方向に付勢している。18は第四室を大気
に開放する開口部である。尚上記実施例では、通
気道17及び連通路6bは、第二室と第三室とを
隔てると共に両者を一体的に構成する役割をも果
している隔壁5d中に共に設けられているが、第
二室と第三室とは、一体的に構成される必要はな
く、第一室及び第二室のブロツクと、第三室と第
四室とのブロツクを別体に構成し前記通気道17
を両者を連通する管路として構成してもよい。
作 用 真空源1の真空度が次第に上昇すると、真空源
1に連通する第三室13及び該室と通気道17を
介して連通する第二室の気圧も低下し、弁体2を
閉鎖方向に作動させる。この際第三室の壁面の一
部をなすダイヤフラム7にも真空圧が作用する
が、真空源1が圧縮バネ8によつて決定される設
定真空圧に達するまでは、パイロツト弁6は閉鎖
方向に作動しない。大気導入孔11の口径は、設
定真空圧付近において、真空導入口6aから真空
源1に流入する空気量と、大気導入孔11から導
入される大気の量とがほゞバランスするように定
められる。
真空源1が設定真空圧に達すると、パイロツト
弁6が、真空導入口6aを閉鎖する方向に作動
し、これにより、大気に通ずる大気導入孔11か
らの流入空気量と真空源1側へ流れる空気量との
バランスがくずれて、第三室及びこれに連通する
第二室内の気圧が上昇し、ダイヤフラム3を変位
させ、弁体2を調圧孔2aの開度を拡げる方向に
作動させる。これにより真空源1中には調圧孔2
aから大気が流入し、真空圧が設定値まで下がる
ことになる。
効 果 本願真空圧調整器は、通常の作動状態において
は勿論、停止状態においてもパイロツト弁が弁座
から離れて位置しており、真空導入口を完全に閉
塞してしまうことがないので、湿気、煙、粉塵等
の付着によるパイロツト弁の弁座への固着現象を
完全に防止できる。又、ダイヤフラムが破損して
も従来製品のように、真空系が到達真空にさらさ
れる危険が全くないので、搾乳機器の真空圧調整
に用いた場合には、牛の乳頭が高真空にさらされ
るおそれが全くなく、搾乳機器の破損、故障を未
然に防止できる効果がある。さらに、弁体が真空
側から近づいて調圧孔を閉塞する構造であるた
め、調圧孔2aに流入する空気量が変化する際、
空気流が弁体に及ぼす力が、弁体を安定させるよ
うに働くため、チヤタリングを防止すると共に、
弁体の安定に伴つて調圧孔に流入する空気流も安
定するため、空気が調圧孔を通過する際に発生す
る騒音を小さくする効果も無視し得ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに独立する2室の夫々を、弾性素材から成
    るダイヤフラムで気密に仕切ることによつて、第
    一室と該第一室にダイヤフラムを介して隣接し且
    つ第一室の上部に設けられた第二室、第三室と該
    第三室にダイヤフラムを介して隣接する第四室と
    を有しており、第一室は、大気に連通する開口部
    と調圧すべき真空源に連通する調圧孔と第一室と
    第二室とを仕切るダイヤフラムの変位に応じて前
    記調圧孔の開度を調節する弁体とを有し、第二室
    に連通する第三室には、大気と真空圧とを導入
    し、第三室と第四室とを仕切るダイヤフラムの変
    位に応じて第二室を所定の圧力にするパイロツト
    弁を有し、第三室とダイヤフラムを介して隣接す
    る第四室には、第三室と第四室とを隔てるダイヤ
    フラムを介して前記パイロツト弁を所定の弾発力
    によつて付勢する手段とを備えて成る真空圧調整
    器において、第四室が大気に開放されており、第
    二室に連通する第三室を所定の小口径を有する大
    気導入口を介して大気に連通させると共に、真空
    源に連通するように設けた真空導入口に前記パイ
    ロツト弁を臨ましめることにより、第三室への真
    空導入量を大幅に調節可能とし、前記第一室と第
    二室とを仕切るダイヤフラムに垂設された前記弁
    体を、該ダイヤフラムの変位に応じて真空源側か
    ら前記調圧孔に接近して、該調圧孔を閉塞可能に
    臨ましめたことを特徴とする真空圧調整器。
JP827185U 1985-01-24 1985-01-24 Expired JPS6327569Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP827185U JPS6327569Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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JP827185U JPS6327569Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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Publication Number Publication Date
JPS61125272U JPS61125272U (ja) 1986-08-06
JPS6327569Y2 true JPS6327569Y2 (ja) 1988-07-26

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ID=30487395

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JP827185U Expired JPS6327569Y2 (ja) 1985-01-24 1985-01-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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SE517209C2 (sv) * 2000-09-06 2002-05-07 Delaval Holding Ab Vacuumregulator för att upprätthålla ett väsentligen konstant vacuum i ett vacuumsystem
KR100985763B1 (ko) 2009-11-11 2010-10-06 한국기계연구원 파일럿 타입 안전밸브 및 그 개폐방법
JP5747375B2 (ja) * 2010-09-08 2015-07-15 オリオン機械株式会社 真空調整器

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JPS61125272U (ja) 1986-08-06

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