JPH0830332A - 精密圧力制御弁 - Google Patents

精密圧力制御弁

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JPH0830332A
JPH0830332A JP16535094A JP16535094A JPH0830332A JP H0830332 A JPH0830332 A JP H0830332A JP 16535094 A JP16535094 A JP 16535094A JP 16535094 A JP16535094 A JP 16535094A JP H0830332 A JPH0830332 A JP H0830332A
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JP
Japan
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pressure
chamber
control
valve
gas
Prior art date
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JP16535094A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakahara
和雄 中原
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GAS MITSUKUSU KOGYO KK
Original Assignee
GAS MITSUKUSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い応答性や一定の特性を獲得し得るように
する。 【構成】 制御用空間38を二つのダイアフラム45,
46により均圧室47と大気室48と制御室49に仕切
って、制御室49に供給された制御用エア61の圧力と
均圧室47に流入する出口部33側のガス73との釣合
いにより、弁棒57を介して弁体43の開度を決定し、
出口部33側の圧力が一定に制御されるようにする。こ
の際、制御圧力を、空気圧で設定することにより、ガス
73の流量変化に対して高い応答性を得られるようにす
る。又、一定圧力の制御用エア61により、ガス73の
流量や入口部32側の圧力に拘らず一定の特性を得て、
高い制御精度が得られるようにする。更に、均圧室47
と制御室49との間に大気室48を形成して、ダイアフ
ラム45又は46が破損しても、制御用エア61とガス
73が混合するのを防止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス流量の精密測定や
ガス検査機器などに用いられる精密圧力制御弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の自力式の精密圧力制御弁
を示すものである。
【0003】一端に一次側ガス供給管1を接続するため
の入口部2を有し、他端に二次側ガス排出管3を接続す
るための出口部4を有するガス通路5を内部に備え、ガ
ス通路5の途中に弁座6及び弁体7から成るノズル部8
を形成された弁本体9を設ける。
【0004】該弁本体9の外側部分に弁本体9との間で
制御用空間10を形成する弁カバー11を取付け、弁本
体9と弁カバー11との間に圧力制御用ダイアフラム1
2を挾持して、制御用空間10を2つの室13,14に
仕切る。
【0005】そして、圧力制御用ダイアフラム12と弁
体7とを弁棒15で連結し、ガス通路5のノズル部8よ
りも出口部4側の部分に室13へ連通する通気孔16を
形成すると共に、弁カバー11の室14側に形成された
雌ネジ空間17に調整用スプリング18を介して調整用
ネジ19を螺着する。
【0006】更に、室13内に凹部20を形成し、該凹
部20に押リング21を当接固定すると共に、凹部20
と押リング21との間に弁座6と同一面積のバランスダ
イアフラム22を挾持して室23を形成し、バランスダ
イアフラム22を弁棒15に連結すると共に、ガス通路
5のノズル部8よりも入口部2側の部分に室23へ連通
する通気孔24を形成する。
【0007】更に、二次側ガス排出管3の途中に、開閉
弁25を形成する。
【0008】尚、26はガス、27は弁カバー11の雌
ネジ空間17に取付けたキャップ、28は弁本体9に取
付けたカバー、29は止ネジである。
【0009】上記精密圧力制御弁を作動する場合、先
ず、開閉弁25を開き、一次側ガス供給管1に得ようと
する圧力よりも高い圧力のガス26を供給する。
【0010】すると、ガス26は、入口部2からガス通
路5内へ入り、ノズル部8で弁体7を押下げると共に減
圧されて、出口部4から二次側ガス排出管3へ排出され
る。
【0011】この際、ガス通路5のノズル部8よりも出
口部4側の部分には、室13へ連通する通気孔16が形
成されているので、出口部4側の圧力が圧力制御用ダイ
アフラム12にかかり、室13内の圧力が調整用スプリ
ング18の加重と釣合うように弁棒15を駆動して、弁
体7の開度を決定する。これにより、出口部33側に所
望の圧力が得られるようになっている。
【0012】尚、ガス通路5のノズル部8よりも入口部
2側の部分に、室23へ連通する通気孔24を形成した
ことにより、入口部2側の圧力が弁座6と同一面積のバ
ランスダイアフラム22にかかり、弁体7が動く力と相
殺されるので、入口部2側の圧力の変動に対して安定し
た出口部4側の圧力が得られるようになっている。
【0013】この状態で、入口部2側のガス26の流量
が一時的に増大した場合、ノズル部8における圧力損失
が増大して出口部4側の圧力が低下しようとするので、
調整用スプリング18の加重によって弁棒15が下が
り、弁体7が開いてガス26の通過量が増大されること
となるため、出口部4側の圧力が一定に保持される。
【0014】同様に、入口部2側のガス26の流量が一
時的に低減した場合、ノズル部8における圧力損失が低
下して出口部4側の圧力が上昇しようとするので、調整
用スプリング18の加重に打勝って弁棒15が上がり、
弁体7が開いてガス26の通過量が減少されることとな
るため、出口部4側の圧力が一定に保持される。
【0015】このように、入口部2側のガス26の流量
の変化に拘らず、出口部4側に一定の圧力が得られるよ
うになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自力式の精密圧力制御弁には、以下のような問題が
あった。
【0017】即ち、圧力設定を調整用スプリング18を
用いて機械的に行わせているため、ガス26の流量変化
に対して充分な追随性が得られず、応答が悪い。
【0018】又、自力式の精密圧力制御弁は、通常、図
3に示すような標準特性曲線が付いていることからもわ
かる通り、流量に対する特性が一定でなく、精密な測定
を行うためには、調整用スプリング18を微調整する作
業が不可欠であり、煩雑で自動化に向かないという側面
がある。
【0019】尚、図3は、ガス26の流量に対する出口
部4の圧力を、入口部2側の圧力を様々に変えて示した
ものである。
【0020】更に、圧力制御用ダイアフラム12は、弁
棒15を貫通させて固定しているため、ガス漏れのおそ
れがあり、ガス漏れにより制御精度が低下するという問
題がある。
【0021】加えて、開閉弁25が別体となっているた
め、ガス26の圧力制御を行う度に、開閉弁25を操作
しなければならない。
【0022】本発明は、上述の実情に鑑み、高い応答性
や一定の特性を獲得し得るようにした精密圧力制御弁を
提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の手段は、
弁本体の内部に、入口部及び出口部を有するガス通路
と、制御用空間とを設け、ガス通路の途中に弁座及び弁
体から成るノズル部を形成すると共に、制御用空間を二
つのダイアフラムを用いて、ガス通路に対し離れた側か
ら順に、制御用エアが供給される制御室と、大気に開放
される大気室と、ガス通路の出口部側へ連通される均圧
室の三つの室に仕切り、ガス通路の入口部側と均圧室と
の間に貫通部を形成すると共に、貫通部にバランスダイ
アフラムを取付け、弁体と各ダイアフラムとの間を弁棒
で連結したことを特徴とする精密圧力制御弁にかかるも
のである。
【0024】上記構成に対し、本発明の第二の手段で
は、制御用空間を制御室と大気室と均圧室に仕切る二つ
のダイアフラムを、一体成形された一体型ダイアフラム
とし、一体型ダイアフラムの連結軸部に弁棒の端部を貫
通させないように挿入固定している。
【0025】又、本発明の第三の手段では、制御用空間
を制御室と大気室と均圧室に仕切る二つのダイアフラム
を、互いに異径としている。
【0026】更に、本発明の第四の手段では、弁棒の弁
体側に、ノズル部が閉じた状態で弁棒の動きを拘束可能
なストッパ機構を設けている。
【0027】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0028】先ず、制御室へ制御用エアを供給する。
【0029】この時、ストッパ機構を解除して、弁棒を
自由に動けるようにする。
【0030】そして、この状態から、入口部に、得よう
とする圧力よりも高い圧力のガスを供給する。
【0031】すると、ガスは、入口部からガス通路内へ
入り、ノズル部で弁体を押下げると共に減圧されて、出
口部から排出される。
【0032】この際、ガス通路のノズル部よりも出口部
側の部分は、均圧室へ連通されているので、出口部側の
圧力が均圧室のダイアフラムにかかり、均圧室内の圧力
が制御室内の制御用エアの圧力と釣合うように弁棒を駆
動して、弁体の開度を決定する。これにより、出口部側
に所望の圧力が得られるようになっている。
【0033】尚、ガス通路の入口部側の貫通部に、バラ
ンスダイアフラムを取付けることにより、入口部側の圧
力がバランスダイアフラムにかかり、弁体が動く力と相
殺されるので、入口部側の圧力の変動に対して安定した
出口部側の圧力が得られるようになっている。
【0034】本発明では、制御圧力設定を、空気圧を利
用して行っているため、ガスの流量変化に対して高い応
答性を得ることができる。
【0035】又、一定圧力の制御用エアは得ることが容
易なので、ガスの流量や入口部側の圧力に拘らず一定の
特性を得ることが可能となり、高い制御精度を得ること
ができる。
【0036】更に、ダイアフラムを連結軸部で連結した
一体型ダイアフラムとし、且つ、弁棒を連結軸部に貫通
させずに取付ける構造としているため、シール性が完全
となり、制御用エアやガスが大気室側へ漏れることが防
止される。
【0037】しかも、均圧室と制御室との間に大気室を
形成しているため、ダイアフラムのどちらかが破損した
場合でも、制御用エアとガスの混合が防止される。
【0038】又、均圧室と制御室との間に大気室を形成
しているため、ダイアフラムの大きさを変えることが可
能となり、ダイアフラムの径をダイアフラムよりも小径
とすることにより、比較的圧力の高い制御用エアを用い
て、ガスを低い圧力に制御させることができるようにな
るので、制御用空気供給源の最適使用範囲を利用するこ
とが可能となって、特性が向上され制御精度を上げるこ
とが可能となる。
【0039】加えて、ストッパ機構を内蔵することによ
り、精密圧力制御弁を使用しない時に、それ自身で強制
的にノズル部を閉止状態としておくことができる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0041】図1は、本発明の一実施例である。
【0042】軸心位置30に貫通穴31を備え、側部に
貫通穴31へ連通する入口部32及び出口部33を二段
に備えて、内部にガス通路34を形成する弁ブロック3
5を設け、弁ブロック35の入口部32側の端面に形成
した囲壁36に、貫通穴31の貫通部37と連通する制
御用空間38を形成する、囲い状の中間ブロック39及
び弁カバー40を取付けて、弁本体41を構成する。
【0043】貫通穴31における入口部32と出口部3
3との中間位置に、弁座42、及び、出口部33側へ開
閉可能な弁体43から成るノズル部44を形成する。
【0044】同時に、弁ブロック35と中間ブロック3
9との間、及び、中間ブロック39と弁カバー40との
間に、それぞれダイアフラム45,46を挾持させて、
制御用空間38を均圧室47と大気室48と制御室49
に仕切る。
【0045】ここで、二つのダイアフラム45,46
は、連結軸部50を介して一体となるよう成形された、
一体型ダイアフラム51とする。
【0046】又、中間ブロック39の弁ブロック35側
の当接部52と弁カバー40側の当接部53との間に段
差54を設けて、ダイアフラム45よりもダイアフラム
46が小径となるようにする。
【0047】更に、貫通穴31の貫通部37に押リング
55を用いてバランスダイアフラム56を取付ける。
【0048】そして、弁体43と各ダイアフラム45,
46,56との間を、貫通穴31の軸心方向へ延びる弁
棒57で連結する。
【0049】この時、弁棒57は、一体型ダイヤラムの
連結軸部50に対し、貫通しないように挿入固定する。
【0050】更に、弁ブロック35に、均圧室47とガ
ス通路34の出口部33側の部分との間を連通する連通
路58を形成する。
【0051】又、中間ブロック39に、大気室48を大
気へ開放する開放孔59を形成する。
【0052】弁カバー40に、空電レギュレータなどの
制御用空気供給源60からの制御用エア61を、制御用
エア流路62を介して供給する空気供給孔63を形成す
る。
【0053】加えて、貫通穴31の出口部33側の貫通
部64に、閉止用空気供給源65からの閉止用エア66
によりピストン67を収縮動可能なストッパ用シリンダ
68を挿入固定し、ピストン67の先端に取付けたフラ
ンジ69とシリンダ本体70との間に突出用バネなどの
付勢装置71を介装して、ノズル部44が閉じた状態で
弁棒57の動きを拘束可能なストッパ機構72を設け
る。
【0054】尚、73はガス、74は大気である。
【0055】又、閉止用空気供給源65は制御用空気供
給源60と連動して作動するよう構成され、制御用空気
供給源60は制御圧を自在に設定できるようになってい
る。
【0056】次に、作動について説明する。
【0057】先ず、空電レギュレータなどの制御用空気
供給源60を作動し、制御用エア流路62及び空気供給
孔63を介して制御室49へ制御用エア61を供給す
る。
【0058】この時、制御用空気供給源60と連動して
閉止用空気供給源65が作動され、閉止用エア66がス
トッパ用シリンダ68に送られて、ピストン67が突出
用バネなどの付勢装置71に抗して収縮動され、弁棒5
7が自由に動けるようになる。
【0059】そして、この状態から、入口部32に、得
ようとする圧力よりも高い圧力のガス73を供給する。
【0060】すると、ガス73は、入口部32からガス
通路34内へ入り、ノズル部44で弁体43を押下げる
と共に減圧されて、出口部33から排出される。
【0061】この際、ガス通路34のノズル部44より
も出口部33側の部分には、均圧室47へ連通する連通
路58が形成されているので、出口部33側の圧力がダ
イアフラム45にかかり、均圧室47内の圧力が制御室
49内の制御用エア61の圧力と釣合うように弁棒57
を駆動して、弁体43の開度を決定する。これにより、
出口部33側に所望の圧力が得られるようになってい
る。
【0062】尚、貫通穴31の入口部32側の貫通部3
7に、バランスダイアフラム56を取付けることによ
り、入口部32側の圧力がバランスダイアフラム56に
かかり、弁体43が動く力と相殺されるので、入口部3
2側の圧力の変動に対して安定した出口部33側の圧力
が得られるようになっている。
【0063】この状態で、入口部32側のガスの流量が
一時的に増大した場合、ノズル部44における圧力損失
が増大して出口部33側の圧力が低下しようとするの
で、制御室49内の制御用エア61の圧力によって弁棒
57が下がり、弁体43が開いてガス73の通過量が増
大されることとなるため、出口部33側の圧力が一定に
保持される。
【0064】同様に、入口部32側のガスの流量が一時
的に低減した場合、ノズル部44における圧力損失が低
下して出口部33側の圧力が上昇しようとするので、制
御室49内の制御用エア61の圧力に打勝って弁棒57
が上がり、弁体43が開いてガス73の通過量が減少さ
れることとなるため、出口部33側の圧力が一定に保持
される。
【0065】このように、入口部32側のガス73の流
量の変化に拘らず、出口部33側に一定の圧力が得られ
るようになっている。
【0066】そして、精密圧力制御弁の使用を停止する
場合、制御用空気供給源60と連動して閉止用空気供給
源65が停止され、閉止用エア66のストッパ用シリン
ダ68への供給が停止されて、ピストン67が突出用バ
ネなどの付勢装置71によって突出動され、自動的に弁
棒57の動きが拘束される。
【0067】このように本発明では、制御圧力設定を、
空気圧を利用して行っているため、ガス73の流量変化
に対して高い応答性を得ることができる。
【0068】又、空電レギュレータなどの制御用空気供
給源60は、一定圧力の制御用エア61を供給すること
ができるので、ガス73の流量や入口部32側の圧力に
拘らず一定の特性を得ることが可能となり、高い制御精
度を得ることができる。
【0069】更に、ダイアフラム45,46を連結軸部
50で連結した一体型ダイアフラム51とし、且つ、弁
棒57を連結軸部50に貫通させずに取付ける構造とし
ているため、シール性が完全となり、制御用エア61や
ガス73が大気室48側へ漏れることが防止される。
【0070】しかも、均圧室47と制御室49との間に
大気室48を形成しているため、ダイアフラム45,4
6のどちらかが破損した場合でも、制御用エア61とガ
ス73の混合が防止される。
【0071】又、均圧室47と制御室49との間に大気
室48を形成しているため、ダイアフラム45,46の
大きさを変えることが可能となり、ダイアフラム46の
径をダイアフラム45よりも小径とすることにより、比
較的圧力の高い制御用エア61を用いて、ガス73を低
い圧力に制御させることができるようになるので、制御
用空気供給源60の最適使用範囲を利用することが可能
となって、特性が向上され制御精度を上げることが可能
となる。
【0072】加えて、ストッパ機構72を内蔵すること
により、精密圧力制御弁を使用しない時に、自身で強制
的にノズル部44を閉止状態としておくことができる。
【0073】この際、制御用エア61の圧力は閉止用エ
ア66の圧力と比べてかなり低い値であるので、制御用
エア61で閉止を行わせようとすると、制御精度に悪影
響が及ぼされるおそれがあるが、制御用空気供給源60
と閉止用空気供給源65を別系統とすることにより、制
御精度に悪影響を生じるのが防止される。
【0074】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような優れた効果を奏し得る。
【0076】制御圧力設定を、空気圧を利用して行うよ
うにしたことにより、ガスの流量変化に対して高い応答
性を得ることができる。又、一定圧力の制御用エアは得
ることが容易なので、ガスの流量や入口部側の圧力に拘
らず一定の特性を得ることが可能となり、高い制御精度
を得ることができる。しかも、均圧室と制御室との間に
大気室を形成しているため、ダイアフラムのどちらかが
破損した場合でも、制御用エアとガスの混合が防止され
る。
【0077】又、ダイアフラムを連結軸部で連結した一
体型ダイアフラムとし、且つ、弁棒を連結軸部に貫通さ
せずに取付ける構造としているため、シール性が完全と
なり、制御用エアやガスが大気室側へ漏れることが防止
される。
【0078】更に、均圧室と制御室との間に大気室を形
成しているため、ダイアフラムの大きさを変えることが
可能となり、ダイアフラムの径をダイアフラムよりも小
径とすることにより、比較的圧力の高い制御用エアを用
いて、ガスを低い圧力に制御させることができるように
なるので、制御用空気供給源の最適使用範囲を使用する
ことが可能となって、特性が向上され制御精度を上げる
ことが可能となる。
【0079】加えて、ストッパ機構を内蔵することによ
り、精密圧力制御弁を使用しない時に、それ自身で強制
的にノズル部を閉止状態としておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略側方断面図である。
【図2】従来例の概略側方断面図である。
【図3】図2の標準特性曲線である。
【符号の説明】
32 入口部 33 出口部 34 ガス通路 37 貫通部 38 制御用空間 41 弁本体 42 弁座 43 弁体 44 ノズル部 45,46, ダイアフラム 47 均圧室 48 大気室 49 制御室 50 連結軸部 51 一体型ダイアフラム 56 バランスダイアフラム 57 弁棒 61 制御用エア 72 ストッパ機構 74 大気
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体の内部に、入口部及び出口部を有
    するガス通路と、制御用空間とを設け、ガス通路の途中
    に弁座及び弁体から成るノズル部を形成すると共に、制
    御用空間を二つのダイアフラムを用いて、ガス通路に対
    し離れた側から順に、制御用エアが供給される制御室
    と、大気に開放される大気室と、ガス通路の出口部側へ
    連通される均圧室の三つの室に仕切り、ガス通路の入口
    部側と均圧室との間に貫通部を形成すると共に、貫通部
    にバランスダイアフラムを取付け、弁体と各ダイアフラ
    ムとの間を弁棒で連結したことを特徴とする精密圧力制
    御弁。
  2. 【請求項2】 制御用空間を制御室と大気室と均圧室に
    仕切る二つのダイアフラムを、一体成形された一体型ダ
    イアフラムとし、一体型ダイアフラムの連結軸部に弁棒
    の端部を貫通させないように挿入固定した請求項1記載
    の精密圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 制御用空間を制御室と大気室と均圧室に
    仕切る二つのダイアフラムを、互いに異径とした請求項
    1及び請求項2記載の精密圧力制御弁。
  4. 【請求項4】 弁棒の弁体側に、ノズル部が閉じた状態
    で弁棒の動きを拘束可能なストッパ機構を設けた請求項
    1乃至請求項3記載の精密圧力制御弁。
JP16535094A 1994-07-18 1994-07-18 精密圧力制御弁 Pending JPH0830332A (ja)

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