JPS6327463A - デアセチルモキシシリトの製法 - Google Patents

デアセチルモキシシリトの製法

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JPS6327463A
JPS6327463A JP16815086A JP16815086A JPS6327463A JP S6327463 A JPS6327463 A JP S6327463A JP 16815086 A JP16815086 A JP 16815086A JP 16815086 A JP16815086 A JP 16815086A JP S6327463 A JPS6327463 A JP S6327463A
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thymol
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acid
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Koji Kojima
小嶋 孝司
Tadashi Sato
正 佐藤
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、交感神経を抑制する作用を有し、脳循環改善
薬として有用な(2−(4−アセトキシ−2−イソプロ
ピル−5−メチルフェノキシ)エチルクージメチルアミ
ン塩酸塩を製造する際の重要な中間体である(2−(4
−ヒドロキシ−2−イ”/fロビルー5−メチルフェノ
キシ〕エチル〕−ジメチルアミン(別名ニア′hアセチ
ルモキシシリト、以下DAMと略称する)の製法に関す
る。
(従来の技術〕 従来、式(3) で表わされるDAMの製法としては、種々の方法が公知
であり、例えば、 (υ チモールをニド誹粍し、これを還元後アセチル化
しアセトアミノチモールに変換した後、フェノール性水
酸基をツメチルアミノエチル基でエーテル化し、次いで
アセチル基を加水分解後ジアゾ化、分解してDAMとす
る方法(ドイツ特許第905738号、英国特許第74
5070号、特開昭57−98244、同57−982
45、同58−35149、同58−99451等。) (2)  チモールを出発物質とし、そのフェノール性
水酸基をジメチルアミンエチル基でエーテル化し、次い
で臭素を導入し2−プロモー5−(2−(ジメチルアミ
ノ)エトキシクーp−シメンとした後、マグネシウムと
反応しグリニヤール化合物に変換した後、ホウ酸トリエ
チルと反応し、次いで過酸化水素で酸化しDAMとする
方法(特開昭58−35136、同58−49342、
同58−49343、同58−121250.同58−
126844、同58−128348、同58−134
057等。)等の方法が知られている。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このよンな従来のM法は製造工程が多く
、多量の試薬や溶媒を必要とするばかシか、前者の方法
においてはジアゾニウム塩分解による著しい着色を呈す
る不純物の副生を伴い、また後者の方法においては臭素
、過酸化水素等の使用、反応全体くついて非水操作が必
要等操作も煩雑で工業的な製法としては有利なものでな
かった。
(問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、かかる欠点を克服すべく鋭意研究の結果
、チモールを過硫酸で酸化すると位置選択的にチモール
のヒトセキシル基に対シ/母う位が置換される事、置換
されたフェニルサルフエイト誘導体はそのままのかたち
でヒドロキシル基だけ選択的にエーテル化が進行する事
、エーテル体は酸で容易に加水分解されDAMが生成す
る事を見い出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、チモールを過硫酸で酸化しフェニル
サル7工イト誘導体とし、次いでジメチルアミノエチル
クロリドと反応し式(2)で表わされるエーテル体に変
換後、酸で加水分解する事を特徴とする式(3) で表わされるDAMの簡便な製法を提供するものである
チモールよりフェニルサルフエイト誘導体への変換は、
水、水−ア七トン等の水系溶媒中、アルカリ存在下過硫
酸によシ実施される。使用されるアルカリとしてはNa
OH、KOH等の無機塩基が挙げられ、チモールに対し
過剰モル、3〜5倍モル程度が好ましく、一方過硫酸と
しては過硫酸アンそニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウム等が挙げられ、チモールに対し等モルから若干
過剰モル、1〜1.5倍モル程度で十分である。反応は
0〜40℃、5時間〜2日間で実施される。
次いでフェニルサルンエイト誘導体よ〕前記式(2)で
表わされるエーテル体への変換は、アルカリ存在下ジメ
チルアミノエチルクロリドと反応する事により実施され
る。反応は溶媒の存在下実施されるが、溶媒としてはジ
オキサン、テトラヒドロ7ラン、アルコール類およびこ
れらと水との混合溶媒等が好ましい。アルカリは、KO
H、NaOH等の無機塩基、Na0CHs等の有機塩基
が使用される。
反応は適当に高められた温度、50Cから溶媒の沸点の
間で実施され、反応時間は1〜3時間で十分である。エ
ーテル体は反応終了後、反応液を減圧下留去するだけで
、特別な精製、単離操作を必要とする事なく、そのまま
次の反応に使用する事が出来る。
エーテル体よシ前記式(3)で表わされるDAMへの変
換は0.5〜6Nの塩酸、硫酸、硝酸等によシ加水分解
する事によシ実施される0反応は60〜100℃、30
分から2時間程度で十分である。
反応終了後目的物は反応液にアルカリを加えアルカリ性
とした後、適当な有機溶媒、例えばベンゼン、トルエン
、酢酸エチル等を加え抽出し、有機層を水洗芒硝で乾燥
後濃縮する事によシ、また必要に応じ残渣をへ中サン、
ヘプタン等よシ再結晶する事によフ容易に単離する事が
出来る。
(実施例〕 以下実施例を挙げ、本発明の詳細な説明する。
実施例1 (1)10慢 NaOH溶液270Fにチモール20p
を加え溶解し、室温攪拌下過硫酸カリウム365iの飽
和水溶液を4時間で滴下した。滴下終了後頁に一晩室温
で攪拌した。反応終了後塩酸を加え酸性にし、酢酸エチ
ルで洗浄後水層を減圧下濃縮乾固した。残渣にエタノー
ル300j!/を加え、不溶物を濾去後、減圧下エタノ
ールを留去する事によ!り、粗4−ヒドロキシー3−イ
ソプロピル−6−メチルフェニルサル7エイト30.7
9を得た。
(TLC:  Rf=0.33 、 CHCl5:M@
OH” 3  :  1  )(2)次いでこれに、ジ
オキサン140m1.ジメチルアミノエチルクロリド塩
酸塩16.7F、水酸化カリウム17Fを加え、100
℃2時間攪拌した0反応終了後、ジオキチンを減圧下留
去し、残渣に水を加え、更に塩酸で酸性にした後、酢酸
エチルで洗浄した。水層を減圧下濃縮し、残渣にエタノ
ール30011/を加え不溶物を濾去し、減圧下エタノ
ールを留去し、オイル31.79を得た。本オイルをシ
リカゲルカラムKかけ、CHCノs : M@OH冨3
:1で溶離する事により4−(2−(ジメチルアミノ)
・エトキシツー3−イソグロビル−6−メチルフェニル
サル7エイ)24.IPを得た。
元素分析値(C,4H2,No、Sとして)計算値: 
C:52.981 Hニア、30% N:4.41%測
定値: C:53.17% Hニア、14% N:4.
49%TLC:  Rt  O,49(CHC)s :
 M@0H=1  :  1  )0.30(シクロヘ
キサン:トルエンニジエテルアミン=75:15:10
)UV吸収  λEtOH2g 2 nmax NMR(6()MHz 1 MeOH−d4)1.2p
pm(d、6H)、2.2(s、3H)、2.9(a、
6H)、3.2(m、IH)、3.4(m、2H)、4
.2(t、2H)、6.6(s、   IH)、 6.
7(s、  IH)。
(3)4−(2−(ジメチルアミノ〕エトキシ〕−3−
イソグロビル−6−メチルフェニルサル7エイト9.2
Fを2N塩酸5011Llに加え、90℃1時間攪拌し
た。反応終了後、アルカリを加えp)19とし、酢酸エ
チルを加え有機層を分取した。有機層は水洗、芒硝乾燥
後減圧下濃縮し、残渣をn−へブタンから結晶化する事
によりDAM 5.8ノを得た。mp、91〜92℃。
本化合物は公知化合物との混融試験、赤外線吸収スペク
トルの比較により構造を確認した。
実施例2 実施例1において、過硫酸カリウム3651の飽和水溶
液に代えて過硫酸アンモニ9ム36.4 F/)120
300I+7溶液を用い、以下同様に処理する事によ、
p4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシツー3−イソ
グロビル−6−メチルフェニルサル7エイ)19.3F
を得た。このものを実施例1(3)と同様に処理し同じ
結果を得た。
実施例3 10チNaOH溶液270PK−チモール20Fを加え
溶解し、室温攪拌下過硫酸カリウム36Fの飽和水溶液
を4時間で滴下した0滴下終了後頁に一晩室温で攪拌し
た0反応終了後塩酸を加え酸性にし、酢酸エチルで洗浄
後水層を減圧下濃縮乾固した。残渣にエタノール300
TR1を加え、不溶物を濾去後、減圧下エタノールを留
去した。次いでこれにジオキサン140IL/、ジメチ
ルアミノエチルクロリド塩酸塩16.7jl、ナトリウ
ムメトキサイド16.3pを加え、100℃2時間攪拌
した。反応終了後ジオキサンを減圧下留去し、残渣に3
N塩酸250プを加え、90℃1時間攪拌した。反応終
了後水層を酢酸エチルで洗浄後、アルカリでpH10と
し、トルエンを加え有機層を抽出した。
次いで有機層にN−Na0 H溶液を加え水層を分取、
水層は酸でp)110とし、トルエンを加え有機層を分
取した。有機層は水洗、芒硝乾燥後減圧下濃縮し、残渣
をn−ヘキサンよシ結晶化する事によりDAM 5.2
 jiを得た。
(効 果) 以上説明してきたように、本発明の方法によれば、従来
の方法に比し、チそ一ルよシ非常に簡便な方法で多量の
試薬や溶媒を必要とする事なくDAMt−製造する事が
できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で表わされるチモールを過硫酸で酸化し、フェニルサル
    フェイト誘導体とし、次いでジメチルアミノエチルクロ
    リドと反応し、式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) で表わされるエーテル体に変換後、酸で加水分解する事
    を特徴とする式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) で表わされる〔2−(4−ヒドロキシ−2−イソプロピ
    ル−5−メチルフェノキシ)エチル〕−ジメチルアミン
    の製法。
JP16815086A 1986-07-18 1986-07-18 デアセチルモキシシリトの製法 Expired - Lifetime JPH0755919B2 (ja)

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