JPS63274636A - 細デニ−ルアルミナ系連続繊維の製造法 - Google Patents

細デニ−ルアルミナ系連続繊維の製造法

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JPS63274636A
JPS63274636A JP11008787A JP11008787A JPS63274636A JP S63274636 A JPS63274636 A JP S63274636A JP 11008787 A JP11008787 A JP 11008787A JP 11008787 A JP11008787 A JP 11008787A JP S63274636 A JPS63274636 A JP S63274636A
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spinning
stock solution
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alumina
viscosity
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JP11008787A
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English (en)
Inventor
Motohito Katsuoka
勝岡 求仁
Yuji Fujiki
藤木 祐二
Toru Suzuki
徹 鈴木
Shogo Hatano
幡野 昭五
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Taimei Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Taimei Chemicals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/622Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/62227Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres
    • C04B35/62231Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres based on oxide ceramics
    • C04B35/62236Fibres based on aluminium oxide

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 技術分野 本発明は、アルミナ系連続繊維の製造法に関する。
さらに具体的には、本発明は、特定のオキシ塩化アルミ
ニウムと、ポリビニルアルコール(以下PVAと略す)
とを含む紡糸原液を乾式紡糸して、焼成することからな
るアルミナ系連続繊維の製造法において、紡糸原液の必
須成分として、特定量の無機多塩基酸またはその塩を含
有させることにより紡糸原液の曳糸性を大幅に改良し、
さらにこの紡糸原液を特定の温度および湿度条件下で紡
糸することによって、従来工業的規模で製造することが
困難であった直径10μm以下の細デニールアルミナ系
連続繊維を容易に提供することのできる、アルミナ系連
続繊維の製造法に関する。
先行技術 従来から、オキシ塩化アルミニウムとPVA水溶液とを
主成分とする原液を紡糸することによってアルミナ系繊
維を製造する方法は、特開昭47−718号公報に記載
された技術を始めとして、その後いくつか提案されてい
る。これらの他にもアルコキシアルミニウムの部分加水
分解物等を紡糸することによりアルミナ系繊維を製造す
る方法等も知られている(特公昭51−12736号公
報)。
しかしながら、これら従来の方法においては、フィラメ
ント径10μm以下の細デニールのアルミナ繊維を得る
ことは困難であって、通常10ないし20μmのものが
製造され得るに止まるため、加工性に劣り、それゆえ製
品の利用分野もいきおい限られてしまうという欠点があ
った。
また、従来知られているアルミナ繊維の製造方法は、そ
の紡糸原料の特性上、比較的高温下で紡糸する必要があ
るため、そのための付加的な装置を要し、また紡糸条件
の制御もいきおい繁雑化し熱エネルギー的にも不利を伴
うものであった。さらにノズルを用いた乾式紡糸におい
ては、従来の高温紡糸法ではノズル部の乾燥凝固に起因
する閉塞が発生しやすくなるため、工業的規模で細デニ
ールフィラメントのアルミナ繊維を製造する場合の大き
な障害となっていた。
〔発明の概要〕
要旨 先に本発明者らは、オキシ塩化アルミニウムとPVAと
を主成分とする紡糸原液に特定量の無機多塩基酸を添加
することによって原液の曳糸性と紡糸時の延伸性を大幅
に改良し、優れた紡糸特性を有する原液を得るための技
術を提供している(特願昭61−32207号、開開6
1−32208号明細書)。
本発明者らのその後の更なる研究によれば、上記のよう
な紡糸特性の優れた原液を特定の条件下で紡糸すること
によって、低温下における長時間の安定紡糸が可能とな
り、工業的規模で直径5〜8μmの細デニールアルミナ
繊維が容易に得られることを見い出した。
即ち本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり
、オキシ塩化アルミニウム、PVAおよび特定の無機多
塩基酸類を必須成分として含有しかつ粘度200〜50
00ポイズ(20℃)の紡糸原液を15〜35℃に調節
しながらノズルより押し出し、ノズル部の温度20〜4
0℃、湿度70%以下に設定した紡糸装置で乾式紡糸す
ること、を特徴とするものである。
効果 本発明によれば、特定の紡糸原液を使用することによっ
て20〜40℃という比較的低い温度、いいかえればほ
ぼ室温に近い雰囲気下において安定した乾式紡糸を行う
ことが可能となるので、このことに起因して以下のよう
な効果が得られる。
本発明で使用する紡糸原液はもともと1000ポイズ以
下の粘度であっても優れた曳糸性を冑し、細いフィラメ
ントを得やすいという特徴を有しているが、この原液を
低温下で紡糸することによって、紡糸筒内での急激な乾
燥を防ぐことができるので、紡糸中にフィラメントが十
分に延伸されて細デニールのフィラメント生成が可能と
なる。また同時に、本発明の方法によればノズル部の乾
燥凝固による閉塞現象が皆無に近くなり、そのため安定
な紡糸が可能となり、細デニールで利用分野の広い製品
を工業的規模で容易にしかも円滑に製造することができ
る。
なお、本発明の方法においては紡糸筒の温度がこのよう
に低温ではあっても、フィラメントが細く従って表面積
が大きいので、フィラメントの乾燥凝固は紡糸過程にお
いて十分良好に行うことができる。
低温紡糸によるさらに別の効果は、いうまでもなく経済
性に優れていることである。すなわち従来の技術によれ
ば、紡糸原液の曳糸性を向上させるために原液の濃縮度
を上げて粘性を高め、さらにこれを加熱下にノズル部温
度をたとえば40℃以上とし、場合によっては100℃
以上の高温下で紡糸しているため、そのための排風設備
や加熱装置あるいはノズル部の乾燥閉塞を防ぐための加
湿ないしは湿度調節手段などの付加的な装置を要し、ま
た熱エネルギー損失も大きかった。本発明の方法によれ
ば、ノズル部雰囲気がほぼ室温に近い状態であるため、
通常は上記のような排風設備などの付加的設備は不用で
あり、紡糸室にはごく一般的な空調設備を装備すれば足
り、装置コスト、製造コストの低減化を図る上において
も極めて有利である。
〔発明の詳細な説明〕
紡糸原液 本発明で使用する紡糸原液は、オキシ塩化アルミニウム
、PVA、および特定の無機多塩基酸(またはその塩)
を必須の構成成分とする、粘度200〜5000ポイズ
の粘稠液からなる。
オキシ塩化アルミニウムは、一般式 %式% ≦5.1、m≦10)で表わされるが、本発明において
は、上式において3≦n≦5、m≦10程度のものがと
くに好ましく使用され得る。
本発明に使用するPVAとしては、市販のものがすべて
使用され得るが、この内でも平均重合度1.000〜2
,000、ケン化度80〜98モル%のPVAが好まし
く、ケン化度85〜90モル%の部分ケン化PVAがと
くに好ましく用いられる。PVAは原液中に溶解してい
るオキシ塩化アルミニウムをアルミナ換算で100重量
部に対して10〜50重量部使用する。PVA含有量が
10重量部未満では延伸性が低下して細デニールのフィ
ラメントが得に<<、50fL1部を越えると焼成後の
アルミナ系繊維の強度が低下するので好ましくない。
本発明に使用する紡糸原液は、第三の必須成分として特
定の無機多塩基酸(またはその塩)を含有する。これは
原液の曳糸性と延伸性とを向上させるためであって、具
体的には、リン酸とその誘導体、ホウ酸、もしくはホウ
酸塩類が挙げられるが、この内でもリン酸とホウ酸がと
くに好ましい。
これらの酸(もしくは塩)の含Q−11は、リン酸の場
合、原液中に溶解しているオキシ塩化アルミニウムをア
ルミナ換算で、100重量部に対してリン酸(H3PO
4)として0,1〜10重量部が適当である。一方、ホ
ウ酸は0,01〜10重量部、通常0.01〜1ffi
ffi部を添加すれば足りる。
リン酸を添加した場合、一定時間以上、通常12時間以
上熟成することによって原液に優れた曳糸性と延伸性を
付与することができる。この場合の熟成は30℃以下の
室温領域で行うことが好ましい。この熟成は、調製直後
の粘度よりも少なくとも10%以上増粘するまで行うこ
とが好ましい。
ここで、リン酸を添加しない原液を室温で熟成する場合
には、優れた曳糸性を付与するためには比較的長時間を
要し、またこのようにして増粘させたものはゲル化によ
るゴム弾性を有するようになるため紡糸時の延伸性が劣
り細デニールのフィラメントが得にくいことに留意すべ
きである。また、ホウ酸を添加する場合には、特に熟成
を必要とせずに原液を増粘させることもできる。増粘の
度合いは添加量によって自由に調節することができるが
、その量は上記のように比較的微量でよい。なお、これ
らの無機多塩基酸は二種以上を併用することもできる。
原液の濃縮度は、オキシ塩化アルミニウム(アルミナ換
算)/PVAの配合比によって最適値が微妙に異なるが
、配合比が100/10程度ではオキシ塩化アルミニウ
ム含a率として30重二%程度まで濃縮できるし、10
0150では15重二%程度が適当である。この最適濃
度は、オキシ塩化アルミニウムの塩基度やPVAの種類
によっても異なる。
本発明の紡糸原液には、上記必須三成分の他に必要に応
じて他の成分を含をさせることができる。
このような成分としては、マグネシウム、ジルコニウム
、コバルト等金属の水可溶性塩、たとえば塩化物、硝酸
塩、酢酸塩、あるいはこれらの塩基性塩等がある。また
、水分散性金属酸化物、たとえば中性ないし酸性のシリ
カゾルを添加してもよい。これらは単独で、または併用
して用いることもできる。
また、上記のような金属化合物を付加的に添加する場合
においては、前記紡糸原液中のオキシ塩化アルミニウム
の含を量としては、これらの金属化合物を含めた値とし
て計算する場合もある。
紡糸 本発明の特徴は、紡糸原液として上述した特定の必須成
分を含有したものを用いるとともに、その原液を比較的
低温下で乾式紡糸する点にある。
紡糸時の原液温度は15〜35℃が好ましく、より好ま
しくは20〜30℃の範囲である。ノズル部の温度につ
いても20〜40℃が好ましく、より好ましくは25〜
35℃の範囲である。原液の温度が35℃を越える場合
は、長時間にわたる紡糸中に原液粘度の経時変化が起こ
り、このためフィラメントのデニールが変動したり、ま
たノズル部温度を過度に上昇させることになるので好ま
しくない。殊に、ホウ酸で増粘させた原液の場合にあっ
ては、原液の温度が高くなると曳糸性が低下するので好
ましくない。ノズル部の温度が40℃を越えると、紡糸
筒の中におけるフィラメントの延伸が不十分となり、本
発明で得ようとする細デニールの目的製品が得られない
。一方、ノズル部の湿度については、温度はど厳密な条
件設定を必要としないが、紡糸温度が低いのである程度
ノズル付近での乾燥、凝固も必要なことから上限につい
ては70%以下にすることが好ましい。このことからノ
ズル部の湿度は60%以下が特に好ましい。以上の条件
で設定されたノズルから押出された原液は、紡糸筒の中
を通過する間に乾燥凝固してフィラメントとなるが、本
発明の方法においては、紡糸筒の長さや、温度は特に限
定されるものではなく、フィラメントを補集する際に取
扱上支障がなくなる程度まで乾燥できる範囲内で合目的
的に選択され得る。また、ノズル部を40℃以下に保っ
て、十分な延伸を行った後、たとえば100℃以上に加
熱した部分を通過させて完全に乾燥させることもできる
。このような付加的な乾燥工程を行なう場合は、高温部
の上方に排風設備を設けて熱をノズル部まで上昇させな
いようにする、等の処置が必要になる場合もある。
本発明において紡糸に用いるノズルはいかなる形状のも
のでもよく、通常用いられる複数個の孔を膏する平ノズ
ルもしくは突起ノズルを用いることができる。ノズルの
孔のまわりに撥水性のオイルないしはグリース等を塗布
してぬれを防止することは安定した紡糸を行なうために
6効である。
吸−惑 上記のようにして製造された前駆体繊維の焼成方法はそ
れ自体公知であり、従って本発明においても合目的的な
任意の態様でこの工程を実施することができる。
本発明では、たとえば前駆体繊維を空気中または不活性
ガス雰囲気中で加熱してPVA(および場合によっては
その他の添加物である有機物質)を炭化させ、さらに酸
化性雰囲気下、好ましくは空気中、で加熱することによ
り炭化有機物質を燃焼除去すると共にオキシ塩化アルミ
ニウムを相当するアルミナに変換させる。このアルミナ
はさらに真空中または水素雰囲気で焼成してもよい。ま
た、加熱はこのように不活性ガス雰囲気下と酸化性雰囲
気下の二段階に行なうことの外に、一段階で行なうこと
もできる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実  験  例 実施例1 塩基度80%、A112.25重量%含有するオキシ塩
化アルミニウム3382rと、ケン化度88%、平均重
合度1700のPVAを10重量%溶解した水溶液16
oorとを混合して、これにオルトホウ酸水溶液400
 ml (H3B Oa、5g含を)を加えた後、減圧
濃縮して、金属酸化物(換算値)211度23.0重量
%の紡糸原液を得た。この紡糸原液の粘度は20℃で4
52ポイズであった。この原液を25℃に保ちながら直
径10cm、厚さ1cllのプレートに孔径0,2龍の
紡糸孔を125個有する紡糸ノズルから2.5kg/C
シの加圧下に押出し、ノズル出口部の温度を30℃に設
定した紡糸筒を通してトラバースワインダーで毎分60
mの速度で連続的に巻取った。8時間の連続紡糸中、糸
切れ等のトラブルは全くなかった。
得られた前駆体繊維を昇温速度30℃/時間で600℃
まで加熱して1時間熱処理し、つづいて200℃/時間
で1000℃まで昇温しで1時間焼成したところ、平均
直径5,25μmの屈曲性に富んだ柔軟な風合のアルミ
ナ連続繊維が得られた。
比較例1 実施例1において、原液を調製する際、ホウ酸水溶液を
加えなかった他は全く同じ条件で同一濃度の紡糸原液を
調製した。原液の粘度は、20℃で302ポイズであっ
た。これを実施例1と同じ条件で紡糸したところ頻繁に
糸切れが発生して連続紡糸が困難であった。次に、ノズ
ル部温度を45℃にして紡糸を行なったところ始めの約
20分間は紡糸ができたものの、その後ノズル出口部に
形成されたメニスカスの形状が太くなった。この現象は
ノズル孔の周辺部でわずかに「ぬれ」が生じている部分
があり、それがしだいに乾燥して増粘し、所謂、ノズル
離れが悪くなるためであり、このようなノズル条件にお
いてはやがて糸切れが発生した。
実施例2 実施例1においてホウ酸水溶液をリン酸水溶液400m
1 (H3PO4,10g含を)に変えた他は実施例1
と同じ条件で紡糸原液を得た。原液粘度は20℃で42
4ポイズであったが、25℃で48時間熟成したところ
560ポイズまで増粘した。
この原液を実施例1と同様に紡糸したところ、8時間の
連続紡糸中、糸切れ等のトラブルは全くなかった。この
前駆体繊維を実施例1と同じ条件で熱処理して実施例1
と同等のアルミナ連続繊維を得た。
実施例3 塩基度75%、A113.24重量%含むオキシ塩化ア
ルミニウム3200g、実施例1と同じPVA水溶液3
000g、コロイダルシリカ(8産化学社製「スノーテ
ックス−0」 (商品名))、5t−o□20重量%)
1000g、ホウ酸水溶液80g(H3BO3,1g含
有)をよく混合して半透明の原液組成物を得た。これを
30℃以下の温度で減圧濃縮して金属酸化物濃度22.
6%、粘度505ポイズ(約20℃)の紡糸原液を得た
この原液は目視では完全に透明であった。これを実施例
1と同じノズルプレートから2. 5kg/cjの加圧
下に押出し、ノズル出口部が28℃に設定された紡糸筒
を通して毎分40mの速度で連続的に在車った。この条
件下で8時間連続紡糸を行ったが紡糸中トラブルは全く
なかった。前駆体繊維を120℃で1夜乾燥した後、3
0℃/時間で600℃まで昇温しで1時間この温度に保
持した後、300℃/時間でさらに1200℃まで昇温
しで1時間焼成した。得られた繊維はX線回折によれば
γ−アルミナ質によって構成されており、平均直径は6
.5ミクロン、20本のモノフィラメントの引張試験か
ら平均引張り強さ179kgf’/−1平均引張弾性率
17.5t/s+jであった。
実施例4 実施例3におけるホウ酸水溶液を、実施例2で用いたリ
ン酸水溶液400m1に変えた他は実施例3と同じ条件
で紡糸原液を得た。濃縮後20℃で5時間保持したとき
の粘度は507ポイズであった。
得られた紡糸原液を実施例3と同じ条件で紡糸したとこ
ろ曳糸性が未だ不足しており連続紡糸が困難!あったの
で、さらに20℃で48時間紡糸原液を熟成してから紡
糸したところ、8時間連続紡糸ができた。なお、熟成後
の粘度は692ポイズであった。
熱処理して得たアルミナ−シリカ繊維は平均歯f′1.
7.2.um引張強度172kg1’/sj、引張弾性
率17.5L/m#lであった。
比較例2 実施例3の紡糸において、ノズル出口部の温度を45℃
に設定して紡糸したところ、ノズル先端部で過度の乾燥
凝固が観察されるようになり、比較例1と同様の糸切れ
が始まったため長時間の連続紡糸は困難であった。
比較例3 実施例3において、ホウ酸を無添加とした他は実施例3
と同じ原料を同一の配合比で混合してこれを20℃付近
の温度に保ちながら減圧下に濃縮を行った。実施例3と
同じ濃度に調製した時点で原液の一部を抜取り粘度を測
定したところ385ポイズであった。その後も濃縮を続
け、途中何回か抜取りをしながら粘度をチェックして最
終的に実施例3の原液よりやや粘度の高い544ポイズ
の紡糸原液を得た。
得られた紡糸原液を実施例3と同一条件で紡糸したが紡
糸筒内で糸切れが発生したことから乾燥凝固が不十分で
あると判断された。次に、紡糸筒の温度を上げてノズル
部を45℃として紡糸を行ったところ、始めは良好な紡
糸ができたものの時間が経過するとともに比較例2と同
様の現象によって長時間の連続紡糸は困難であった。
実hi!例5 実施例3におけるPVA水溶液を2500gとし、金属
酸化物濃度25.7%、粘度1880ポイズ(約20℃
)の紡糸原液を得た。これを実施例1と同じノズルプレ
ートを用いて、原液温度30℃、ノズル部温度35℃、
押出圧4.Okg/cjで紡糸し毎分20mの速度で連
続的に巻取った。
得られた前駆体繊維を実施例3と同様に熱処理して、平
均直径7.5ミクロン、平均引張り強さ160kgf/
aj、平均引張弾性率17t/siノr −フルミナ質
連続繊維を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オキシ塩化アルミニウム、ポリビニルアルコール、
    および無機多塩基酸または(および)その塩を含み、2
    0℃における粘度が200〜5000ポイズの紡糸原液
    を、原液温度15〜35℃でノズルより押し出し、ノズ
    ル部の温度20〜40℃、湿度70%以下に設定された
    紡糸筒で乾式紡糸した後、加熱処理することを特徴とす
    る、細デニールアルミナ系連続繊維の製造法。 2、紡糸原液が、オキシ塩化アルミニウムをアルミナ換
    算で100重量部に対してPVA10〜50重量部、リ
    ン酸0.1〜10重量部を含み、原液中のオキシ塩化ア
    ルミニウムの濃度がアルミナ換算で15〜30重量%と
    なるように調製した後、調製直後の粘度より少なくとも
    10%増粘するまで熟成したものである、特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 3、熟成温度が、30℃以下である、特許請求の範囲第
    2項に記載の方法。 4、紡糸原液が、オキシ塩化アルミニウムをアルミナ換
    算で100重量部に対してPVA10〜50重量部、ホ
    ウ酸0.01〜10重量部を含み、原液中のオキシ塩化
    アルミニウムの濃度をアルミナ換算で15〜30重量%
    とし、ホウ酸無添加の場合に比べて相対粘度を少なくと
    も10%増粘させたものである、特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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