JPS6327458Y2 - - Google Patents

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JPS6327458Y2
JPS6327458Y2 JP1980145577U JP14557780U JPS6327458Y2 JP S6327458 Y2 JPS6327458 Y2 JP S6327458Y2 JP 1980145577 U JP1980145577 U JP 1980145577U JP 14557780 U JP14557780 U JP 14557780U JP S6327458 Y2 JPS6327458 Y2 JP S6327458Y2
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JP
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output
differential
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differential amplifier
transistor
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JP1980145577U
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JPS5769306U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 例えば、第1図で示すような一般的な差動アン
プにあつて、入力端子1,2に信号S1,S2を供給
したとき、出力端子3に得られる出力信号S3は、
各部の振幅及び抵抗器を夫々図のように定めれば
次式で与えられる。
e3=gn1・gn2・Rc/gn1+gn2+gn1・gn2(Ra+Rb) ・(e2−e1) ……(1) (1)式にあつて、gn1,gn2はトランジスタ(図は
電界効果トランジスタ)Q1,Q2の相互コンダク
タンスであるが、この相互コンダクタンスgn1
gn2は周知のように非直線特性であり、しかもバ
ラツキがあるので、振幅e3、すなわち出力信号S3
は当然に歪んだものとなる。
そこで、この考案は相互コンダクタンスgn1
gn2の非直線特性などに基づく出力信号S3の歪を
ほぼ確実に除去することができるようにしたもの
である。第2図を参照しながらこの考案の一例を
詳細に説明しよう。
第2図において、差動アンプ10は周知のよう
に第1及び第2のトランジスタQ1,Q2のエミツ
タ同士が抵抗器Ra,Rbを介して接続され、端子
1には信号S1が、端子2には信号S2が供給され、
第1のトランジスタQ1のドレインより出力信号
(不平衡出力)S3が取出される。
この出力信号S3のなかには第1のトランジスタ
Q1のソースに現われる歪成分SD1と第2のトラン
ジスタQ2のソースに現われる歪成分SD2の差の歪
成分SD(=SD2−SD1)が含まれる。
さて、この考案では、第1のトランジスタQ1
の入出力信号を差動増幅する第1のアンプ20が
設けられる。この例では差動アンプが使用され、
入力信号S1と共に第1のトランジスタQ1のソー
ス側に得られる出力信号S4が供給される。信号S1
とS4とは同相であるので第1のアンプ20から出
力される差動出力S5は出力信号S4中に含まれる歪
成分SD1のみである。従つて、この第1のアンプ
20は歪成分の検出回路として動作する。
同じく、第2のトランジスタQ2の入出力信号
S2、S6を差動増幅する第2のアンプ(差動アン
プ)30が設けられ、同様にして出力信号S6に含
まれる歪成分SD1が差動出力S7として検出される。
ここで、出力信号S4は第1のアンプ20の非反
転入力端子に供給されるが、他方の出力信号S6
反転入力端子に供給されているので、出力信号S3
及び一対の差動出力S5、S7を加算回路40にて合
成すれば、(S4−S6)なる演算が行なわれると共
に、出力信号S3とS4とは逆相の関係にあり、また
出力信号S3とS6とは同相の関係にあるから、出力
信号S3中の歪成分SDは、(S4−S6=SD1−SD2)な
る演算出力によつて打消される。従つて、出力端
子3には歪成分のない出力信号S8が得られる。
すなわち、このように構成すれば、相互コンダ
クタンスgn1,gn2の非直線特性に基づく歪を完
全、確実に除去することができる。この歪除去動
作を定量的に説明すると以下のようになる。
まず、差動出力S5,S7の振巾(電圧)e5,e7
夫々次のように表わせる。
e5=gn2・G1/gn1+gn2+gn1・gn2(Ra+Rb) ・(e2−e1) ……(2) e7=gn1・G1/gn1+gn2+gn1・gn2(Ra+Rb) ・(e2−e1) ……(3) 但し、G1,G2;第1及び第2のアンプ20,
30の増幅度 従つて、最終的な出力信号の振幅e8は e8=e3+e5+e7={Rc/Ra+Rb+gn2・G1+gn1・G2−Rc
/Ra+Rb(gn1gn2)/gn1+gn2+gn1・gn2(Ra+Rb)}
(e2−e1)……(4) ここで、 gn2・G1+gn1・G2=Rc/Ra+Rb(gn1+gn2) ……(5) とすれば、(4)式は、 e8=Rc/Ra+Rb・(e2−e1) ……(6) となつて、相互コンダクタンスgn1,gn2による影
響が出力信号中には全く表われない。そして、出
力振幅は抵抗値Ra〜Rcのみによつて定まる。
なお、(5)式を満足させるには に選定すればよい。
第3図は第2図の具体例で、図のように第1及
び第2のアンプ20,30を差動アンプで構成す
れば、トランジスタQ3のドレインに差動出力S5
が得られ、トランジスタQ5のドレインに差動出
力S7が得られるから、図のように接続すれば加算
回路40を使用することなく、出力信号S8を形成
できる。21,31は電流源である。
さて、この構成において、第1及び第2のアン
プ20,30を構成するトランジスタQ3〜Q6
各相互コンダクタンスをgn3〜gn6とすれば、(7)式
の関係は次式が夫々成り立つときに成立する。
Ra+Rb=R3+R4+gn3+gn4/gn3・gn4 ……(8) Ra+Rb=R5+R6+gn5+gn6/gn5・gn6 ……(9) 第4図は第1及び第2のアンプ20,30の変
形例である。図に示すアンプ20,30は直列接
続された一対のトランジスタQ7,Q8,Q9,Q10
構成され、図のように信号S1,S4及びS2,S6を供
給すれば、トランジスタQ7,Q9から夫々対応す
る差動出力S5、S7が得られるから、上述したと同
様の動作を達成できる。
この場合において、歪を除去するために、(7)式
を満足させるには各トランジスタQ7〜Q10の相互
コンダクタンスをgn7〜gn10とすると、その条件
式は次式のようになる。
Ra+Rb=R7+gn7+gn8/gn7・gn8 ……(10) Ra+Rb=R9+gn9+gn10/gn9・gn10 ……(11) 第5図は平衡出力をうる差動アンプ10にこの
考案を適用した場合で、出力端子3′には他方の
出力端子3に得られる出力信号S8とは逆相の出力
信号S′8が得られるように構成すればよい。その
ために、第3及び第4のアンプ50,60が設け
られ、第3のアンプ50で差動出力S5と逆相の差
動出力S′5が形成され、また第4のアンプ60で
差動出力S7と逆相の差動出力S′7が形成される。
そして、これら差動出力S′5,S′7と差動アンプ1
0の出力信号S′3が加算回路40′にて合成されて
歪のない最終的な出力信号S′8が形成される。
第6図は第5図の具体例であつて、アンプとし
て差動アンプ70,80を使用すれば、これらか
らは互に逆相関係の差動出力S5とS′5,S7とS′7
得られるので、図のように接続すれば第5図の構
成を具現できる。なお、71,81は電流源であ
る。
以上説明したように、この考案の構成によれ
ば、極めて簡単な構成で、相互コンダクタンスの
非直線特性に基づく影響を除去することができる
から、歪のない出力信号を得ることができる。
なお、上述の実施例で、各トランジスタに対し
並列にもう1個のトランジスタを接続してもよ
く、これに代えてダーリントン接続にしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は差動アンプの接続図、第2図〜第6図
はこの考案の一例を示す接続図である。 10は差動アンプ、20,30,50,60は
第1〜第4のアンプ、Q1,Q2は第1及び第2の
トランジスタである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力信号を増幅する主差動増幅器の第1のトラ
    ンジスタの入力電極及び共通電極をそれぞれ第1
    の副差動増幅器の反転入力端子及び非反転入力端
    子に接続すると共に、 上記主差動増幅器の第2のトランジスタの入力
    電極及び共通電極をそれぞれ第2の副差動増幅器
    の非反転入力端子及び反転入力端子に接続し、 上記第1及び第2の副差動増幅器の出力を上記
    主差動増幅器の出力信号に加えて上記主差動増幅
    器によつて生ずる歪を除去するようにした歪除去
    回路。
JP1980145577U 1980-10-13 1980-10-13 Expired JPS6327458Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980145577U JPS6327458Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

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JP1980145577U JPS6327458Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

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Publication Number Publication Date
JPS5769306U JPS5769306U (ja) 1982-04-26
JPS6327458Y2 true JPS6327458Y2 (ja) 1988-07-25

Family

ID=29505201

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JPS5769306U (ja) 1982-04-26

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