JPS6327441A - 炭化水素混合物の分離方法 - Google Patents

炭化水素混合物の分離方法

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JPS6327441A
JPS6327441A JP16941586A JP16941586A JPS6327441A JP S6327441 A JPS6327441 A JP S6327441A JP 16941586 A JP16941586 A JP 16941586A JP 16941586 A JP16941586 A JP 16941586A JP S6327441 A JPS6327441 A JP S6327441A
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Terutoshi Suzuki
照敏 鈴木
Masutoshi Aoyama
青山 益利
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、炭化水素混合物の分離方法に関し、さらに詳
しくは選択的抽出溶剤を用いて炭化水素混合物から不純
物を工業上有利に除去することができる炭化水素混合物
の分離方法に関する。
(従来の技術) 第2図は、従来より行われている抽出蒸留装置の系統図
である。図において、炭化水素混合物は導管1より、選
択的抽出溶剤は導管2よりそれぞれ抽出蒸留塔Aに供給
される。不純物の分離された留出物は塔頂よりコンデン
サーCを経て導管3より得られ、一部は還流として塔頂
付近にもどされる。なお、図中Rはリボイラー、Bは脱
ガス塔、Dは圧縮機、導管5は炭化水素混合物(原料ガ
ス)の供給導管である。不純物と炭化水素とを分離する
ために必要な選択的抽出溶剤は導管2より塔頂付近の段
に供給され、塔頂からは微少濃度まで不純物が除去され
た留出物が得られ、塔底からは不純物、比較的易溶性炭
化水素および選択的抽出溶剤を含有する塔底液が得られ
る。この塔底液は、脱ガス塔Bに入り、導管6から不純
物が抜き出される。脱ガス塔Bの塔底液は再び抽出蒸留
塔AおよびEに選択的抽出溶剤として供給される。
しかし、このような抽出蒸留法では、塔頂留出物中の不
純物を微少な濃度まで除去するために、多量の選択的抽
出溶剤を必要とし、次工程の脱ガス塔Bでのエネルギー
消費量の増大、装置の大型化をまねき、工業上有利でな
い面があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、1基の蒸留塔で行なう抽出蒸留法にお
いて選択的抽出溶剤の供給量を少なくし、次工程の脱ガ
ス塔での省エネルギー化、装置の小型化をはかることが
できる、工業的に有利な炭化水素混合物の分離方法を提
供することにある。
(問題を解決するための手段) 本発明者は、前記抽出蒸留法について研究を進めた結果
、1基の蒸留塔に抽出蒸留域と普通蒸留域を設けること
により、はるかに少ない選択的抽出溶剤で不純物を除去
できることを見出し、本発明に到達したものである。
本発明は、抽出蒸留塔を用いて炭化水素混合物から不純
物を選択的抽出溶剤とともに分離する方法において、該
抽出蒸留塔の選択的抽出溶剤の供給段の上に20段以上
の普通蒸留域を設け、かつ該供給段の下に5段以上の抽
出蒸留域を設け、1基の蒸留塔で抽出蒸留と普通蒸留を
行わせることを特徴とする。
典型的には、本発明は、炭化水素混合物として、粗ブタ
ジェン中に少量台まれる1、2−ブタジェンなどの不純
物を選択的抽出溶剤を用いて分離除去する方法において
、従来、塔頂付近に供給していた選択的抽出溶剤を塔中
段に供給することにより、塔中段より上部に還流による
普通蒸留域を設け、塔中段より下部は従来通りの抽出蒸
留としたものである。
第1図は、本発明による抽出蒸溜装置の系統図を示すも
のである。抽出蒸溜塔への中段に原料の炭化水素混合物
を供給する導管2が設けられ、また側流を抜き出して分
離するための導管4が設けられている。他の装置構成は
第2図と同じである。
上記のように抽出蒸溜塔の中段に原料を供給し、塔上部
および下部にそれぞれ普通蒸溜域と抽出蒸溜域を形成し
たことにより、不純物である1、2−ブタジェンは、塔
下部の抽出蒸留部で粗く除去され、さらに塔上部で普通
蒸留により微少濃度まで効率良く除去されることになる
本発明に使用される炭化水素混合物としては、不飽和化
合物を含有するC4またはC5の炭化水素混合物が好ま
しく、例えば1.3−ブタジェン含有C4炭化水素混合
物、1.3−ブタジェンと1.2−ブタジェンおよび炭
素数4のアセチレン類含有炭化水素混合物等が挙げられ
る。これらの炭化水素混合物は、例えば石油留分の熱分
解によりエチレンおよび/またはプロピレンを製造する
場合のC4留分として、また液化石油ガス(LPG)、
軽ベンジン(ナフサ)、ガソリン等を製造する場合の炭
化水素留分として得られる。さらに上記のC4留分は、
n−ブタンおよび/またはn−ブタンの接触的脱水素に
際しても得られる。
本発明に使用される選択的抽出溶剤としては、例えば、
カルボン酸アミド、ジメチルフォルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ジエチルフォルムアミド、フォルミルモ
リフォリン、アセトニトリル、N−メチルピロリドンお
よびこれら溶剤の1つと水、亜硝酸ソーダおよびターシ
ャルブチルカテコールの中から選ばれた少なくとも1種
との混合物等が挙げられる。これらのうち、特にN−メ
チルピロリドンと水、亜硝酸ソーダおよびターシャルブ
チルカテコールの中から選ばれた少なくとも1種との混
合物が好ましい。
本発明の選択的抽出溶剤供給股上の普通蒸留域の段数は
20段以上、好ましくは20〜90段である。一方、抽
出蒸留域の段数は5段以上であり、好ましい段数は10
段以上、好ましくは10〜100段、さらに好ましくは
20〜90段である。
蒸留塔の好ましい総段数は50〜150段である。
普通蒸留域の段数が20段以下では、塔頂抽出物中の不
純物を所定濃度以下にできないことがある。
また普通蒸留域と抽出蒸留域の段数の割合としては2/
8〜9/1が好ましく、さらに好ましくは3/7〜8/
2、特に好ましくは4/6〜7/3である。
蒸留操作の好ましい条件としては、塔頂圧力2〜6kg
/c+a(ゲージ圧、以下同様)塔頂温度20〜80℃
、塔底圧力2.5〜7 kg/cfl!、塔底温度40
〜100℃である。
さらにこの炭化水素類を特開昭53−40702号公報
、または特開昭60−184030号公報の方法により
処理することでさらに合理化を図ることが可能である。
例えば、第1図に示すように、選択的抽出溶剤を供給す
る中段付近に濃縮する傾向のあるC5パラフィン類やC
,モノオレフィン類を選択的抽出溶剤供給段の近傍段の
導管4から側流として抜き出し、該側流中に含まれる選
択的溶剤を除去した後、該抽出蒸留塔の後流に設けた重
質分分離塔に供給し、ここで該側流中に含まれるC!S
成分を除去することができる。
(実施例) 次に、本発明を1,3−ブタジェンの製造に適用した例
について述べる。
実施例 第1図の装置系統図に示すように、導管2よりN−メチ
ルピロリドン(選択的抽出溶剤)を52段目に供給し、
本発明を実施した。
装置の仕様および運転条件は下記のとおりである。
総段数                100段選択
的抽出溶剤供給段(下から)52段塔頂圧力(kg/a
+IG)           4.2塔頂塩度(”C
)             45.2塔底部度(’C
)             63.5還流比    
            0.65選選択的抽出溶剤供
給段kg/hr)   37000溶剤に難溶性のCS
留分は、上段の普通蒸留部で高沸点物質となり溶剤供給
段の上部に蓄積するため、間歇的(例えば3〜4週間に
一度)に側流として導管4より少量(300kg15時
間)の抜出しを行なった。
本実施例によれば、使用する選択的抽出溶剤の供給量を
従来(比較例)の使用量の62%に減量することができ
た。また再沸器Rの所要熱量は、1309 X 103
Kcal/hrであり、従来(比較例)より474X1
0コKcal/hr (26,6%)のエネルギー削減
が可能となった。
この時の導管1.3中の炭化水素成分の流量および組成
を第1表に示す。
以下余白 第  1  表 第1表の結果より、導管1の流量が従来(比較例)比較
例より2600.0kg/hr減少していることがわか
る。選択的抽出溶剤の減量により導管lの流量が減少し
たため、脱ガス塔Bの塔頂蒸気圧縮機りの吸入容量が減
少し、これにより圧縮機りの容量が小さくてすみ、省エ
ネルギー化をはかることができた。
比較例 第2図の装置系統図に従って04炭化水素混合物蒸気2
3100 kg/hrを導管1より抽出蒸留塔Aの塔底
部に供給した。一方、導管2よりN−メチルピロリドン
(選択的抽出溶剤)を94段目に供給した。
装置の仕様および運転条件は下記のとおりである。
総段数                100段原料
供給段(下から)          θ段選択的抽出
溶剤供給段(下から)94段塔頂運転圧力(kg/co
iG)         4.3塔頂塩度(”C)  
           60.7塔底部度(’C)  
           63.0還流比       
         0.55選選択的抽出溶剤供給段k
g/hr)   60000なお、この場合、選択的抽
出溶剤供給段から上の6段は、抽出物中の選択的抽出溶
剤を分離するために設けられたものである。再沸器Rに
加えられる熱量は、l 783 X 10’ Kcal
/hrであった。
その結果、塔頂の導管3からは、1.2−ブタジェンが
150重ffippmまで分離された抽出物が得られた
。なお、塔頂留分中には、溶剤に難溶性の微量のC3留
分が微量(50ppm)混入してきた。
この時の導管1および3中の炭化水素成分の流量および
組成を第2表に示す。
(発明の効果) 本発明方法によれば、選択的抽出溶剤の供給量を大幅に
減少することができるため、全体的に塔径、特に普通蒸
留塔を小さくすることができ、またエネルギー消費の削
減、次工程の脱ガス塔、塔頂ガス用圧縮器の容量の小型
化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来行われている抽出蒸留の装置系統図、第2
図は本発明方法の1実施例を示す装置系統図である。 A・・・抽出蒸留塔、B・・・脱ガス塔、C・・・凝縮
器、D・・・圧縮機、E・・・抽出蒸留塔、R・・・再
沸器、導管1・・・抽出蒸留塔への供給ガス、導管2・
・・選択的抽出溶剤供給、導管3・・・塔頂製品、導管
4・・・高沸点物質中間抜き出し、導管5・・・炭化水
素混合物供給(原料ガス)、導管6・・・不純物抜き出
し、導管7・・・ラフィネート・

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抽出蒸留塔を用いて炭化水素混合物から不純物を
    選択的抽出溶剤とともに分離する方法において、該抽出
    蒸留塔の選択的抽出溶剤の供給段の上に20段以上の普
    通蒸留域を設け、かつ該供給段の下に5段以上の抽出蒸
    留域を設け、1基の蒸留塔で抽出蒸留と普通蒸留を行わ
    せることを特徴とする炭化水素混合物の分離方法。
JP16941586A 1986-07-18 1986-07-18 炭化水素混合物の分離方法 Expired - Fee Related JPH0669970B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993019027A1 (en) * 1992-03-16 1993-09-30 Nippon Zeon, Co., Ltd. PROCESS FOR PRODUCING gem-DIFLUOROALKANES
JP2006063151A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Nippon Petrochemicals Co Ltd オレフィン重合体の製造方法
US11952333B2 (en) 2019-09-13 2024-04-09 Sabic Global Technologies B.V. Integrated systems and methods for producing 1,3-butadiene via extractive distillation, distillation, and/or selective hydrogenation

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