JPS63274358A - 渦電流制動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は制動補助装置として車両に装備する渦電流制
動機に関する。

従来の技術 渦電流制動機は強磁性体で形成した回転体と、磁石を、
当該回転体が磁束を切るように設け、回転体内に発生す
る渦電流により制動力を発生するように構成されている
ものである。従来例における渦電流制動機の−を第３図
に基づいて説明する。

図中１および２は７ランジカツプリングで車両の回転軸
と結合し、当該７ランジカツプリング１゜２と、相互に
回転しないように軸重した主軸３を車両の回転軸と一体
に回転する。４および５は円板で主軸３に相互に回転し
ないように軸着されている。コイル６はポール７と対を
なして１磁石を形成し、放射状に複数個を配置し、当該
複数個のコイル６とポール７を枠９で星形に連接し、枠
９は軸受８を設けて主軸３と相互に回転し得るように装
着されている。また枠９は、車両基台に装着固定され、
それ自体は、回転し得ないように構成されている。

発明が解決しようとする問題点 従来例における渦電流側ｒｔｈ機は、主軸に、当該主軸
と直交する方向に伸延する円板を設けて形成されている
ため、円板外径寸法に対してポールの中心円径が大きく
取り得ない。制動時の発生熱により円板が外周縁を主軸
と平行する外側方向に変形するため、当該円板とポール
との端間寸法が大きくなる。また磁気回路断面積つまり
ポール断面、債が大きく取り得ない。さらには円板の放
熱面積が大きくとり得ない。このため発生する制動トル
クが小さい。従って、必要とする制動トルクな得ようと
すれば、円板外径寸法およびコイル外径寸法を大きくし
なければならず、渦電流制動機の重量が重く、かつ制作
コストが高くつく問題点が存在した。

問題点を解決する六めの手段 この発明においては、主軸と平行する周壁部と主軸と直
交する方向の底壁部と他方端で開口する開口部を設は次
ドラム状の回転体と、当該回転体の周壁部内周面と対等
な間隙を有して対峙する放射状に配置し九ポールと当該
ポールの軸方性の両端部に配置したコイルからなる磁石
を設けて形成し、上述の問題点を解決した渦電流制動機
を提供することを目的とするものである。

すなわち、主軸と、当該主軸と同心状に隔接して長く形
成した開口筒体状の周壁部と当該周壁部の外周面に均等
なピッチで複数枚突出して一体に形成し虎薄板状のフィ
ンと周壁部の一方の開口端に中心部に主軸と相互に回転
することなく脱着自在に嵌合する取付孔を有する底壁部
を設けた回転体と、当該回転体の周壁部内周面と均等な
間隙を有して対峙する弧状の湾曲面を設けて角柱体に形
成し主軸を中心として放射状に配したポールと当該ポー
ルの軸方向の両端部に設けたコイルからなる磁石と、ポ
ールの湾曲面と対向する下面を脱着可能に一体に固定し
主軸と同心に隔接する開口筒体状の壁肉を有する取付枠
部と開口筒体状の一方の開口端に取付枠部と一体に形成
した同一径を有する中実棒状底部とからなる枠と、当該
枠の底部に主軸に挿嵌固定する軸受とを設けて形成し、
磁石を取付枠部と共に回転体の内側に挿入し、底部を取
付台を介して車両基台に固定して形成したものである。

実　　施　　例 この発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。第
１図はこの発明に係る渦電流制動機の縦断面図、第２図
はその横断面図である。

第１図において、回転体１０は筒体状の周壁部１１と筒
体状の一方の開口端に周壁部１１と一体に形成した底壁
部１２を設ける。底壁部１２には、中央部に、底壁部１
２の肉厚よりも厚く形成した円形状のボス部１３を同心
に設ける。このボス部１３には主軸１４を滑合状に嵌合
する取付孔１５と、この取付孔１５にキー溝１６を設け
て、主軸１４と回転体１０が一体となって回転するよう
に形成する。また、回転体１０の周壁部１１外周面には
、薄肉なリング状のフィン１７をほぼ同一なピッチで複
数枚設ける。フィン１７は周壁部１１と一体に形成する
。またフィン１７は底壁部１２の外側面にも設けること
が望ましい。この場合フィン１７はボス部１３の外周面
から放射状に薄肉な板状の突起を設けて形成する。また
周壁部１１の外径寸法は、主軸１４を車両の回転軸と結
接した場合に周壁部１１の主軸１４からの最も遠い距離
にある部分が、車両基台に接触しないように定める。ポ
ール１８は、全体としての長さは回転体１０の周壁部１
１よりわずかに短い長さに形成する。また軸方向両端に
コイル取付部１９を設ける。

両端のコイル取付部１９を除いた他の部分は、長方形形
状の断面の角柱に形成し、−の短片縁を、回転体１０の
周壁部１１内周面の曲率と同じ弧状の湾曲面２０を設け
たポール本体２１に形成する。

コイル取付部１９はポール本体２１と同一軸心で、長方
形形状の断面に形成する。この場合、長方形の各辺の長
さは、ポール本体２１の各辺の長さよりも小さく形成す
る。つまり、この部分にコイル２２を設けた場合に、巻
付は後のコイル２２の最大径がポール本体２１の最大径
より大きくならないように形成する。ポール１８は、主
軸１４を対称軸として対称に複数個を放射状に設ける。

ポール１８はポール本体２１の湾曲面２０と対向する面
を枠２３の取付枠部２４に螺子止め固定する。

枠２３は筒体状の取付枠部２４と、この取付枠部２４の
一方端に形成した底部２５を設けて形成する。取付枠部
２４は、開口端にポール本体２１の一方の端縁を載置し
た場合に、ポール本体２１の他方端に連接するコイル取
付部１９の端縁が来る長さに形成し、この取付枠部２４
に連接して一体に底部２５を設ける。底部２５は取付枠
部２４と同一外形寸法を有する中実棒状に形成し、軸心
と同心に、かつ一方の端面に開口する軸受室２６を設け
る。軸受室２６は、取付枠部２４の筒体状の内側に開口
するシール挿嵌孔２７と、このシール挿嵌孔２７と連通
する貫通孔２８を設け、当該貫通孔２８に連通して形成
する。枠２３は、シール挿嵌孔２７にシール２９を挿入
し、また軸受室２６に軸受３０を挿嵌固定し、主軸１４
を挿入する。

また枠２３は軸受室２６の開口端面をアングル状に形成
しｆｃ取付台３１の−の面に螺子止め固定踵取付台３１
を車両基台に固定する。

作　　　用 次にこの発明に係る渦電流制動機の操作手順および機能
について説明する。

取付台３１を介して車両基台に固定した枠２３と、ポー
ル１８とコイル２２からなる磁石を、回転体１０に挿入
する。すなわち枠２３の底部２５に固定した主軸１４の
他方の端部を回転体１０の取付孔１５に挿嵌し、キー溝
１６にキーを挿入して回転体１０と主軸が一体に回転す
るように固定する。ま喪主軸１４の両端は車両の回転軸
に結接し、回転軸と一体に回転するように形成する。こ
の渦電流制動機では、ポール間の中心径を回転体の外径
寸法に近い大きい寸法に定めることが出来る。またポー
ル湾曲面２０と周壁部１２の内周面との間隙は熱による
変化が少ない。ま虎ポール断面積は、ポールを軸方向に
長くできるので大きくとれる。また回転体１０の外周部
と底壁部１２のフィンは強制通風して回転体１０を冷却
するので温度の上昇を少くすることが可能である。

効　　　果 この発明によれば回転体を筒体状に形成したのでポール
のピッチ円径な大きくとることが可能である。また回転
体の放熱面積をフィンを設けて大きく形成し念ので温度
上昇が小さい。まなポールは軸方向に長く形成すること
ができるのでポール断面積を大きくとることができる。

またポールと回転体の間隙が熱の影響で変化することも
少いから必要な制動トルクを得るのに軽量な制動機で足
り、製作コストが極めて軽減される実益を有する。

また回転体、磁石、枠はそれぞれ脱着自在に組立てられ
ているので補修、点検も容易である渦電流制動機の提供
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発８ＡＫ係る渦電流制動機の縦断面説明図
、第２図はその横断面説明図、第３図は従来例における
渦電流制動機の縦断面説明図である。 １０・・・回転体、　　１１・・・周壁部、１２・・・
底壁部、１４・・・主軸、　１８・・・ポール、　２ｏ
・・・湾曲面、２１・・・ポール本Ｌ　　２２・・・コ
イル、　　２３・・・枠、３０・・・軸受、　３１・・
・取付台。 特許出願人　　東京部品工業株式会社 第２図 第３図 第１図 手続補正書 昭和６２年７月２３日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主軸１４と、当該主軸１４と同心状に隔接して長く形成
   した開口筒体状の周壁部１１と周壁部１１の外周面に均
   等なピッチで複数枚突出して一体に形成したフィン１７
   と周壁部１１の一方の開口端に中心部に主軸１４と相互
   に回転することなく脱着自在に嵌合する取付孔１５を有
   する底壁部１２を一体に設けた回転体１０と、当該回転
   体１０の周壁部１１内周面と均等な間隙を有して対峙す
   る弧状の湾曲面２０を設けて角柱体に形成し主軸１４を
   中心にして放射状に配したポール１８と当該ポール１８
   の軸方向両端部に設けたコイル２２からなる磁石と、ポ
   ール１８の湾曲面２０と対向する下面を脱着可能に一体
   に固定し主軸１４と同心に隔接する開口筒体状の壁肉を
   有する取付枠部２４と開口筒体状の一方の開口端に取付
   枠部２４と一体に形成した同一径を有する中実棒状の底
   部２５とからなる枠２３と、当該枠２３の底部２５に一
   方の端面に開口する軸受室２６を設けて挿嵌固定し主軸
   １４を回転自在に固定する軸受３０とからなり、磁石を
   取付枠部２４と共に回転体１０の内側に収納し枠２３の
   底部２５を取付台３１を介して車両基台に固定すること
   を特徴とする渦電流制動機。