JPS6132170Y2 - - Google Patents

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JPS6132170Y2
JPS6132170Y2 JP1079281U JP1079281U JPS6132170Y2 JP S6132170 Y2 JPS6132170 Y2 JP S6132170Y2 JP 1079281 U JP1079281 U JP 1079281U JP 1079281 U JP1079281 U JP 1079281U JP S6132170 Y2 JPS6132170 Y2 JP S6132170Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は磁性粒子が封入された各連結部の径
方向内周側に励磁コイルを配置する構造の磁性粒
子式電磁連結装置に関する。
この種従来例として実公昭51−20351号公報に
記載のものが提案されているが、このものは駆動
部と、これに一体的に固定された駆動部カバーと
の間に被駆動部を位置させ、被駆動部と駆動部と
の空〓部及び被駆動部と駆動部カバーとの空〓部
にそれぞれ磁性粒子を封入する2重連結構造であ
る。
然るに、この構造であれば外周連結部に発生す
る発熱は外周フインを通じて冷却されるが、内周
連結部に発生する発熱はの外周連結部が発熱源で
あること及び内周側に位置する励磁コイルが発熱
源であることにより熱放散はほとんどなく内周連
結部に発熱がこもり、これにより各連結部は著し
く高温度に上昇するため磁性粒子の焼付き、摩耗
の増大、熱による影響等を来し、寿命が短くなる
と共に充分な連結トルクが得られない欠点があ
る。しかも、空〓部が径方向に2重に配置され、
且つ空源部が連通する構造であるため磁性粒子が
各空〓部に均一に分散させることが困難となり、
内外周連結部に生ずる連結トルクが異なると共に
応答性が悪い等の欠点がある。
また、内外周にそれぞれ連結部を配置する2重
連結構造にすれば空〓部が2倍になることにより
励磁コイルのアンペアターンが増すためステータ
及び励磁コイルが大型化し、延いては装置全体の
大型高価を来す欠点がある。
この考案は上述した欠点を解消する優れた磁性
粒子式電磁連結装置を提供するものである。
以下、第1図第2図に示す実施例について説明
する。図に於て、1は第1連結主体であるドライ
ブメンバで、非磁性体例えばアルミ等によりダイ
カスト成形されて製作される。2は内周に第1連
結面2aを有する連結部材で、磁性体例えば鉄材
等により円筒状に形成され、の円筒状の連結部材
2は上述したドライブメンバ1のダイカスト成形
時に該ドライブメンバ1と一体的に結合され第1
連結面2aのみが内周に露呈する。3はドライブ
メンバ1の外周部に露呈し、図示しない駆動源に
より回転駆動される歯車に噛合されて駆動される
歯車主体で、周方向に隔設し連結部材2の反第1
連結面2aに溶接等により固着される複数のリブ
部3aと、これらリブ部3a間に位置する空間部
3bと複数のリブ部3aの外周に連なる歯車部3
cとからなる。4は図示しない負荷側に結合され
るシヤフト、5はこのシヤフト4に固定され、連
結部材2の第1連結面2aの径方向内周側に単一
の環状空〓gを介して対向する第2連結面5aを
有する連結部5bからなる第2連結主体であるド
リブンメンバで、磁性体例えば鉄材等により椀状
に形状されている。6はドリブンメンバ5の連結
部5bを磁気的に2分割する環状の非磁性部材
で、2分割された連結部5bを結合するべく固定
されている。7は単一の環状空〓g内に封入され
た磁性粒子、8,9はドリブンメンバ5の両側面
にそれぞれ固定され磁性粒子7が単一の環状空〓
gから脱落することを防止するラビリンス、10
はドライブメンバ1の右側開口側面に固定され、
ラビリンス9と協働して磁性粒子7が単一の環状
空〓gから脱落することを防止するラビリンス機
能を有する防塵カバー、11はドライブメンバ1
とシヤフト4との間に装着されたベアリングで、
スナツプリング12,13により位置決めされて
いる。14はドリブンメンバ5の径方向内周側に
設置され、2分割された連結部5bの径方向内周
面にそれぞれ空〓を介して対向する一対の環状磁
極14aを有するステータで、磁性体例えば鉄材
等により形成され、図示しないが回り止め部材に
より回転が阻止されている。15はこのステータ
14に内蔵され、環状に巻回された励磁コイル、
16はシヤフト4とステータ14との間に装着さ
れたベアリングで、スナツプリング17,18,
19とにより位置決めされている。
ここで、ドライブメンバ1のダイカスト成形前
に連結部材2と歯車主体3は該複数のリブ部3a
が連結部材2の反第1連結面2aに溶接等により
固着されることにより一体的に結合される。その
後、この歯車主体3が固着された連結部材2は上
述したドライブメンバ1のアルミ成形時に該ドラ
イブメンバ1と一体的に結合され、第1連結面2
aと歯車主体3の歯車部3cが各々内外周部に露
呈する。このアルミ成形時の連結部材2の位置決
めは径方向についてはこの連結部材2の内周面あ
るいは歯車主体3の外周面が利用され、また軸方
向については歯車主体3の端面で容易に行なえる
ことになり、他の位置決め用部材や位置決めのた
めの特別な加工等を必要としない。また、歯車主
体3の内周側には複数のリブ部3a間に空間部3
bが配置されていて、ドライブメンバ1の成形時
空間部3bには溶融した成形材料が充填し、連結
部材2の全周を囲繞した状態で硬化する。このよ
うにして、歯車主体3が固着された連結部材2は
ドライブメンバ1のダイカスト成形時にドライブ
メンバ1と一体的に固定でき、製作は容易となる
と共に空間部3bによりドライブメンバ1に対す
る連結部材2の軸方向及び周方向の固着は確実と
なる。
以上の通り構成された実施例の動作を説明す
る。ドライブメンバ1が歯車主体3の歯車部3c
を介して駆動源により回転しているとき、励磁コ
イル15を通電し付勢すると図中点線にて示す如
く磁束Φがステータ14−一方の磁極14a−一
方の連結部5b−磁性粒子7−連結部材2−磁性
粒子7−他方の連結部5b−他方の磁極14a−
ステータ14を通流する。この磁束Φに基づく電
磁力により第1第2連結面2a,5a間の磁性粒
子7が鎖状に結合して連結部材2と連結部5bを
連結するためドライブメンバ1からドリブンメン
バ5にトルク伝達が行なわれる。逆に、励磁コイ
ル15を消勢すれば磁束Φは消失し、磁性粒子7
による連結部材2と連結部5bとの連結が解除さ
れるためドライブメンバ1からドリブンメンバ5
へのトルク伝達は停止する。励磁コイル15の消
勢時、磁性粒子7はドライブメンバ1及び連結部
材2の回転による遠心力を受けてドライブメンバ
1の内周面及び第1連結面2aの全面に均一に押
し付けられ第2連結面5aとは隔設するためドリ
ブンメンバ5に対する空転トルクはほとんど発生
せず、従つてトルク伝達の応答性は極めて安定す
ると共に敏速となる。また、このことは空転中に
於ける磁性粒子7の不規則な動きを防止すること
になり、空転中の磁性粒子7同士の衝突、こすれ
等による摩耗を減少させることが可能となり寿命
延長が計れる。上述した作用効果を発揮させるに
重要なことは連結部材2と連結部5bとの連結動
作部を最外周に位置させることである。
また、最外周に位置し鉄材等の磁性体からなる
連結部材2はドリブンメンバ5の連結部5bの特
に第2連結面5aのみに対向させ必要な連結トル
クを得るための磁気回路を構成する大きさに形成
し、且つこの連結部材2をアルミ等の非磁性体か
らなるドライブメンバ1に第1連結面2aが内周
に露呈する如く支持させる構造、即ち磁気回路上
の必要な部分のみに連結部材2を配置する構造に
することにより、磁束Φはドリブンメンバ5の連
結部5bから連結部材2のみを通流することにな
り、磁束Φの連結部材2以外への漏れは極めて少
なくでき、効率のよい磁気回路が構成できると共
に磁束Φは略々全て磁性粒子7、連結部5b及び
連結部材2に作用するため連結トルクが著しく向
上するものである。
また、連結部材2と連結部5bとの連結動作部
を最外周に位置させ、且つ連結部材2をドライブ
メンバ1のアルミダイカスト成形時にドライブメ
ンバ1と一体的に固定することにより連結動作部
に発生する発熱は熱伝導率が高く外周に露出する
ドライブメンバ1を伝導して外周雰囲気に散放さ
れるため効率のよい熱放散、即ち冷却効率が向上
することになり、磁性粒子7の焼付き現象等の劣
化が軽減でき安定した連結動作が得られる。
また、励磁コイル15を内蔵するステータ14
を連結部材2と連結部5bとの連結動作部の内周
側に配置することにより励磁コイル15の平均巻
径が小さくでき、以つてアンペアターンはコイル
の平均巻径に反比例するため大きくなり、小さな
平均巻径であつてもアンペアターンの増加が計れ
るものである。このことは、同一のアンペアター
ンに設定すれば線径の小さい巻線を巻回すること
が可能となり励磁コイル15の巻線重量を減少さ
せることができ、同時にステータ14の外径が小
さくできるため小型安価に製作できる。
また、磁性粒子式電磁連結装置の場合、伝達ト
ルクは連結動作部の軸方向幅と直径の2乗に比例
しており、このことは本実施例の如く連結動作部
を最外周に位置させ、この連結動作部の内周側に
励磁コイル15を内蔵するステータ14を配置す
れば連結動作部により定まる体積内には連結動作
を果すに必要不可欠なステータ14以外に余分な
部品がなくなり、従つて最小のスペースと重量に
より磁性粒子式電磁連結装置が製作できる。しか
も、上述した構造であれば部品点数は少なくでき
部品の形状も簡単で歩留りが向上できると共に簡
単安価に製作できる。
また、ドライブメンバ1をアルミダイカスト成
形して製作すればアルミは防錆効果があることに
よりドライブメンバ1の塗装等の作業が省略でき
る。更に、連結部材2を含むドライブメンバ1を
アルミにより形成すれば鉄等によりドライブメン
バ1を形成する場合に比し大幅に重量削減が計れ
軽量の連結装置が得られる。
さらに、歯車主体3を利用してドライブメンバ
1の成形時の位置決めが行なえるため精度が良
く、かつ安価に製造できると共に空間部3bを設
けていることでドライブメンバ1と連結部材2の
固定は確実なものとなる。
尚、以上の実施例は歯車について説明したが、
動力伝達主段としてはプーリにても同様であり、
連結部材と歯車あるいはプーリを一体物で製作し
ても同様の効果があり、なおいつそう安価にな
る。
また、以上の実施例はクラツチ装置について説
明したがドリブンメンバを固定すればブレーキ装
置として適用できる。
以上の通りこの考案は連結部材と第2連結主体
との連結動作部を最外周に位置させ、該連結動作
部の内周側に励磁コイルを装着し、連結部材に空
間部を設けた動力伝達主体を固着することにより
連結動作部に発生する発熱は連結部材と、この連
結部材を一体的に固定する第1連結主体を通じて
外周雰囲気に効率よく放散され、磁性粒子の焼付
き現象等の劣化が軽減でき、安定した連結動作が
得られると共に寿命延長が計れるものである。し
かも、連結部材は連結動作部に対応して磁気回路
上の必要部分に磁性体により形成して配置し、こ
の第1連結主体を非磁性体により形成された第1
連結主体によつて支持させることにより励磁コイ
ルによる磁束は支持部材等に漏れることなく連結
部材に集中的に通流することになり、励磁コイル
の平均巻径が小さくなることによるアンペアター
ンの増加と相俟つて連結トルクの増大が計れる。
また、動力伝達主体を利用して第1連結主体の形
成時の位置決めが行なえるため、他の位置決め用
部材や特別な位置決めのための加工を要せず、し
かも空間部により第1連結主体と連結部材は確実
に固着される等、小型軽量、熱放散大、製造容易
な優れた磁性粒子式電磁連結装置が得られる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部断面
図、第2図は第1図−線による連結部材2と
歯車主体3との断面である。 図に於て、1はドライブメンバ、2は連結部
材、2aは第1連結面、3は歯車主体、3bは空
間部、3cは歯車部、4はシヤフト、5はドリブ
ンメンバ、5aは第2連結面、5bは連結部、6
は非磁性部材、7は磁性粒子、8,9はラビリン
ス、10はカバー、11,16はベアリング、1
4はステータ、14aは磁極、15は励磁コイ
ル、gは環状空〓である。尚、各図中同一符号は
同一部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性体により鋳造成形された第1連結主体、
    磁性体により形成され内周に第1連結面を有する
    連結部材、上記連結部材の外周に固着された動力
    伝達主体、上記第1連結面の内周側に空〓を介し
    て対向する第2連結面を有し、磁性体により形成
    された第2連結主体、上記空〓に封入された磁性
    粒子、上記第2連結主体の内周側に配置され、上
    記連結部材と第2連結主体とに磁束を通流させて
    上記磁性粒子を磁化し、上記連結部材と第2連結
    主体を連結させる励磁コイルを備えたものにおい
    て、上記動力伝達主体に空間部を設け、上記連結
    部材と上記動力伝達主体を上記第1連結主体に鋳
    造により一体的に固定し、且つ鋳造材が上記動力
    伝達主体の空間部に充填させることを特長とする
    磁性粒子式電磁連結装置。
JP1079281U 1981-01-28 1981-01-28 Expired JPS6132170Y2 (ja)

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JP1079281U JPS6132170Y2 (ja) 1981-01-28 1981-01-28

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JPS57124631U JPS57124631U (ja) 1982-08-03
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