JPH05328686A - インナーロータ型モータ - Google Patents

インナーロータ型モータ

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Publication number
JPH05328686A
JPH05328686A JP14854992A JP14854992A JPH05328686A JP H05328686 A JPH05328686 A JP H05328686A JP 14854992 A JP14854992 A JP 14854992A JP 14854992 A JP14854992 A JP 14854992A JP H05328686 A JPH05328686 A JP H05328686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
holder
bearing
type motor
iron core
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14854992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Miura
有二 三浦
Toshiro Hayashi
俊郎 林
Toshiaki Watabe
俊明 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14854992A priority Critical patent/JPH05328686A/ja
Publication of JPH05328686A publication Critical patent/JPH05328686A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナーロータ型モータの回転軸の振れ精度
を向上させる。また、インナーロータ型モータの放熱性
を向上させる。 【構成】 駆動コイル4を巻装した鉄芯3aを取り付け
たハウジング7に、ホルダ6を嵌合し、ホルダ6と鉄芯
3a、及び鉄芯3aとハウジング7間に熱伝導性樹脂9
を充填する。次に、ホルダ6の軸受5aの嵌合部と、ハ
ウジング7の軸受5bの嵌合部と、鉄芯3aの内周部を
一体で加工する。次に、ロータマグネット2aを固定し
た回転軸1を挿入し、軸受5a,5bで軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気テープを巻
回して音声信号や映像信号等の情報信号を記録または再
生するVTR装置における回転ヘッドシリンダを回転さ
せる場合に用いて好適なインナーロータ型モータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のインナーロータ型モータ
の一例の構成を示す断面図である。以下、図3に基づ
き、従来のインナーロータ型モータの構成について説明
する。
【0003】回転ヘッド(図示せず)に直結して、回転
ヘッドを回転させる回転軸1の中央部には、円形のロー
タヨーク8cが固定されている。ロータヨーク8cの外
周部には、着磁された円形のロータマグネット2cが固
定されている。また、ハウジング7には、その下方に軸
受5bが嵌合されており、また、その上方の内側面に
は、駆動コイル4が巻装された中空円形の鉄芯3cが配
設されている。さらに、ホルダ6には、軸受5aが嵌合
されている。ホルダ6は、ホルダ6に嵌合された軸受5
aと、ハウジング7に嵌合された軸受5bが同軸上に配
設されるように、ハウジング7に嵌合されている。
【0004】前記回転軸1は、ホルダ6に嵌合された軸
受5aと、ハウジング7に嵌合された軸受5bにより、
回転自在に支持されている。また、回転軸1に固定され
たロータマグネット2cの外周部は、鉄芯3cの内周部
と適宜の間隙を介して対向するように配置されている。
【0005】上述した構成のインナーロータ型モータに
おいては、駆動電流が駆動コイル4に供給されると、駆
動コイル4を流れる電流により鉄芯3cに作用する磁界
の方向と、着磁されたロータマグネット2cの磁界の方
向との関係により、ロータマグネット2cに回転軸1の
回転方向の電磁力が作用する。前記電磁力は、ロータヨ
ーク8cを介して回転軸1に伝達されることにより、軸
受5a,5bにより回転自在に支持された回転軸1を回
転させることができる。
【0006】次に、上述したインナーロータ型モータの
製造工程について述べる。
【0007】先ず、ホルダ6に軸受5aを嵌合させたホ
ルダユニット10と、ハウジング7に軸受5bを嵌合さ
せたハウジングユニット11と、着磁されたロータマグ
ネット2cを外周部に固定したロータヨーク8cを回転
軸1に取り付けたロータユニット12とを製造する。次
に、前記ハウジングユニット11のハウジング7の内側
面に、駆動コイル4を巻装させた鉄芯3cを取り付け、
ロータマグネット2cの外周部と鉄芯3cの内周部が対
向するように、ロータユニット12の回転軸1の一端を
ハウジングユニット11の軸受5bに挿入する。さら
に、前記回転軸1の他端を、ホルダユニット10の軸受
5aに挿入し、ハウジングユニット11のハウジング7
に、ホルダユニット10のホルダ6を嵌合する。
【0008】ここで、前記ハウジングユニット11のハ
ウジング7に、ホルダユニット10のホルダ6を嵌合す
る際に、ホルダユニット10の軸受5aの内輪部と、ハ
ウジングユニット11の軸受5bの内輪部に予圧を与え
ることにより、回転軸1の垂直度を調整している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインナーロータ型モータにおいては、回転軸の
振れ精度を向上させるため、各部品に高精度の加工精度
が要求された。同時に、回転軸に対する軸受5a,5b
の高精度の同軸度が要求された。ところが、前記寸法精
度や、前記同軸度を向上させることが製造上困難であっ
た。従って、回転軸の振れ精度を向上させることが困難
であるという課題があった。
【0010】本発明は、上述のような課題を解消するた
めに成されたものであって、回転軸の振れ精度を向上さ
せることを目的とする。同時に、放熱性の優れたインナ
ーロータ型モータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるインナーロータ型モータは、ホルダ6
とハウジング7を結合させた後、ホルダ6の軸受5aの
嵌合部と、ハウジング7の軸受5bの嵌合部と、鉄芯3
aの内周部を一体で加工する。前記加工後に、軸受5a
または5bの嵌合部よりロータマグネット2aが固定さ
れた回転軸1を取り付ける。次に、回転軸1の両端より
軸受5a,5bを挿入し、それぞれホルダ6及びハウジ
ング7に嵌合することにより、回転軸1を回転自在に支
持することを特徴とする。
【0012】さらには、ホルダ6と鉄芯3a及び鉄芯3
aとハウジング7が対向して成す空隙部に、熱伝導性樹
脂9を充填することを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成のインナーロータ型モータにおいて
は、回転軸1を回転自在に支持する軸受5a,5bの嵌
合部を一体で加工するので、軸受5a,5bの高精度の
同軸度を容易に確保することができる。従って、回転軸
1の振れ精度を容易に向上させることができる。また、
熱伝導性樹脂9を充填することにより、放熱性に優れた
インナーロータ型モータを提供することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明のインナーロータ型モータの
一実施例の構成を示す断面図である。図3で示した従来
例と同一部分には、同一符号を付して、重複する説明は
適宜省略する。
【0015】図1の実施例においては、熱伝導性樹脂9
が、ホルダ6と鉄芯3a、及び鉄芯3aとハウジング7
が対向して成す空隙部に、充填されている。また、ロー
タマグネット2aの外径は、ホルダ6の軸受5aの嵌合
部の内径、及びハウジング7の軸受5bの嵌合部の内径
より小さく加工されている。さらに、鉄心3aの内径
は、ホルダ6及びハウジング7の内径と略同一になるよ
うに形成されている。その他の構成は、図3における場
合と同様である。
【0016】上述した構成のインナーロータ型モータ
は、従来例で述べた動作と同様の動作を行うことができ
る。但し、本実施例の方が、熱伝導性樹脂9が充填され
ている分、放熱性に優れている。
【0017】次に、本発明のインナーロータ型モータの
製造工程について述べる。
【0018】最初に、ハウジング7に、駆動コイル4を
巻装した鉄芯3aを取り付け、さらにホルダ6を固定す
る。さらに、ホルダ6と鉄芯3a、及び鉄芯3aとハウ
ジング7が対向して成す空隙部に、溶融した熱伝導性樹
脂9を充填し、硬化させる。次に、ホルダ6の軸受5a
の嵌合部と、鉄芯3aの内周部と、ハウジング7の軸受
5bの嵌合部を、切削加工により一体で加工する。
【0019】次に、前記ロータマグネット2aを外周部
に固定したロータヨーク8aが取り付けられた回転軸1
を、ホルダ6の軸受5aの嵌合部と、ハウジング7の軸
受5bの嵌合部の間に嵌通させる。さらに、軸受5aと
軸受5bを、回転軸1の両端より挿入し、ホルダ6の嵌
合部とハウジング7の嵌合部に嵌合させ、ロータマグネ
ット2aの外周部と鉄芯3aの内周部が対向して配置さ
れるように、回転軸1を軸受5a,5bにより回転自在
に支持する。ここで、ロータマグネット2aの外周部
は、前記鉄芯3aの内周部と適宜の間隙を介して対向す
るように、それぞれの径が形成されている。
【0020】また、図2は、本発明のインナーロータ型
モータの他の実施例の構成を示す断面図である。図2の
実施例は、鉄芯3bの内周部を、ホルダ6の軸受5aの
嵌合部と、ハウジング7の軸受5bの嵌合部と共に、一
体で加工しない場合を示したものである。但し、ホルダ
6の軸受5aの嵌合部と、ハウジング7の軸受5bの嵌
合部は、切削加工により一体で加工する。さらに、ロー
タマグネット2bの外径は、ホルダ6の軸受5aの嵌合
部の内径、及びハウジング7の軸受5bの嵌合部bの内
径よりも小さく加工されている。さらに、ロータマグネ
ット2bの外周部は、前記鉄芯3bの内周部に適宜の間
隙を介して対向するように、それぞれの径が形成されて
いる。
【0021】図2に示した構成のインナーロータ型モー
タは、図1のインナーロータ型モータと同様の動作を行
うことができる。また、鉄芯3bの内周部を、ホルダ6
の軸受5aの嵌合部と、ハウジング7の軸受5bの嵌合
部と共に、一体で加工しないこと以外は、図1のインナ
ーロータ型モータと同様の製造工程により製造すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
インナーロータ型モータによれば、回転軸を回転自在に
支持する軸受の、ホルダとの嵌合部、及びハウジングと
の嵌合部を一体で加工するようにしたので、軸受の高精
度の同軸度を容易に確保することができる。従って、イ
ンナーロータ型モータの回転軸の振れ精度を向上させる
ことができる。
【0023】請求項2に記載のインナーロータ型モータ
によれば、鉄芯の内周部も、一体加工するようにしたの
で、より高い精度を得ることが可能になる。
【0024】また、請求項3に記載のインナーロータ型
モータによれば、ホルダと鉄芯、及び鉄芯とハウジング
が対向して成す空隙部に、熱伝導性樹脂を充填したの
で、駆動コイルを流れる電流により発生する熱は、鉄芯
に伝導されると、ハウジングの側面部に伝導されると共
に、熱伝導性樹脂を介してホルダ及びハウジングの底面
部にも伝導される。従って、放熱性を向上させることが
できる。
【0025】さらに、前記熱伝導性樹脂の充填により、
前記軸受の嵌合部、若しくは鉄芯の内周部の加工時に、
切削加工により発生する切削粉が、インナーロータ型モ
ータ内部の駆動コイル部や鉄芯部に混入することを防止
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインナーロータ型モータの一実施例の
構成を示す断面図である。
【図2】本発明のインナーロータ型モータの他の実施例
の構成を示す断面図である。
【図3】従来のインナーロータ型モータの一例の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2a,2b,2c ロータマグネット 3a,3b,3c 鉄芯 4 駆動コイル 5a,5b 軸受 6 ホルダ 7 ハウジング 8a,8b,8c ロータヨーク 9 熱伝導性樹脂 10 ホルダユニット 11 ハウジングユニット 12 ロータユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受取付部と、駆動コイルを巻装した鉄
    芯を有するハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられ、軸受取付部を有するホ
    ルダと、 前記ハウジングの軸受取付部、及び前記ホルダの軸受取
    付部に取り付けられた軸受と、 前記軸受により回転自在に支持された回転軸と、 前記回転軸に固定されたロータマグネットと、 から構成されて成るインナーロータ型モータにおいて、 前記ロータマグネットは、前記ハウジングの軸受取付部
    または前記ホルダの軸受取付部より挿入することが可能
    であり、 前記ハウジングの軸受取付部、及び前記ホルダの軸受取
    付部は、前記ハウジングと前記ホルダとの結合後、一体
    で加工され、 前記加工後に、前記ロータマグネットと共に前記回転軸
    の取り付けを可能としたことを特徴とするインナーロー
    タ型モータ。
  2. 【請求項2】前記鉄芯の内周部は、前記ハウジングの軸
    受取付部、及び前記ホルダの軸受取付部と共に、一体で
    加工されることを特徴とする請求項1に記載のインナー
    ロータ型モータ。
  3. 【請求項3】前記ホルダと前記鉄芯が対向して成す空隙
    部と、前記鉄芯と前記ハウジングが対向して成す空隙部
    は、熱伝導性を有する樹脂により充填されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のインナーロータ型
    モータ。
JP14854992A 1992-05-15 1992-05-15 インナーロータ型モータ Withdrawn JPH05328686A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011104910A1 (ja) * 2010-02-25 2011-09-01 三菱重工業株式会社 電動圧縮機およびその組立方法
WO2018061111A1 (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 三菱電機株式会社 電動機、送風機、及び空気調和機、並びに電動機の製造方法
US11418093B2 (en) 2019-01-25 2022-08-16 Fanuc Corporation Electric motor with improved heat dissipation and productivity and method for manufacturing same

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803