JPS63273697A - 金属加工用流体 - Google Patents

金属加工用流体

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JPS63273697A
JPS63273697A JP10947487A JP10947487A JPS63273697A JP S63273697 A JPS63273697 A JP S63273697A JP 10947487 A JP10947487 A JP 10947487A JP 10947487 A JP10947487 A JP 10947487A JP S63273697 A JPS63273697 A JP S63273697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
base oil
kinematic viscosity
grinding
cst
Prior art date
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Pending
Application number
JP10947487A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Nakayama
中山 守
Katsuhisa Kudo
工藤 勝久
Mitsuaki Iino
飯野 光明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication of JPS63273697A publication Critical patent/JPS63273697A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属加工用流体に関し、詳しくは一定の性状を
有する低粘度の基油と高粘度の重質基油を主成分とする
金属加工時の潤滑や冷却等に適した流体に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕近
年、高耐蝕性ステンレス鋼の需要の増大に伴って、新し
い組成のステンレス鋼が多く開発されている。これらの
ステンレス鋼の製造工程においては、圧延傷の除去や磨
き作業にベルト研削が行われている。
−mに、上述のようなベルト研削にあたっては、研削性
の向上と被研削物の冷却を行うとともに、ベルトの損耗
を少な(する目的で研削油等の金属加工油が使用されて
いる。つまり、この研削油等の使用目的は、ベルト砥粒
による金属の微小切削を効果的に進行させるとともに、
これに伴う発熱を有効に防止することを主とするもので
°あるが、概して研削力が大きいと砥粒が破砕しやすい
ためベルトの損耗が激しく、また、潤滑性が良い場合に
は被研削物と砥粒の間ですべりがあるため、ベルトの損
耗は少ないが、研削性に劣るという問題がある。
そのため、従来、このような問題を解消して研削性を一
層向上させるために、研削油にいおう。
塩素、りん等を含む化合物よりなる極圧添加剤を配合し
たものが使用されている。
しかし、これらの極圧添加剤の配合を必要とする従来の
研削油は、使用にあたって■悪臭が強い。
■腐食、置き割れ等の原因となる。■研削ベルトの損耗
が激しいなどの様々な問題を有する。
本発明者らは、上述の如き従来の問題点を解消し、研削
性が良好でしかも研削ベルトの損耗の小さく、そのうえ
悪臭や腐食等も生じないすぐれた性能を有する金属加工
用流体を開発すべく鋭意研究を重ねた。
〔問題点を解決するための手段〕
その結果、研削油のベースオイル組成を、比較的軽質の
低粘度(低分子量)基油と比較的重質の高粘度(高分子
量)基油とからなる広い分子量分布のものとするととも
に、全体の動粘度を一定範囲に調整したものが、上記課
題を解決しうるものであることを見出した0本発明はか
かる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は(A)引火点60℃以上でかつ40
°Cにおける動粘度が1.5〜6cStである基油およ
び(B)40°Cにおける動粘度が15〜500cSt
である重質基油を主成分とし、40°Cにおける動粘度
が6〜15cStである金属加工用流体を提供するもの
である。
本発明の金属加工用流体は、上述のごとく、基油(A)
と重質基油(B)よりなるものであるが、ここで(A)
成分である基油は引火点60℃以上、好ましくは80〜
200°Cであって、40℃における動粘度が1.5〜
6cSts好ましくは2〜6cStのものである。引火
点が60℃未満のものでは、発火の危険性が大きいとい
う不都合がある。また、40℃における動粘度が1.5
cSt未溝のものでは、上記と同様の危険性が大きいと
いう問題があり、一方6cStを超えるものでは、(B
)成分である重質基油の配合量が制限されるため、基油
の混合効果が充分でないという問題がある。
この(A)成分である基油は、従来から潤滑油あるいは
金属加工油等として用いられているもののうち上述の性
状を有するものであれば、特に制限はなく、各種の鉱油
1合成油などを用いることができる。鉱油の例としては
、パラフィン基系原油、中間基系原油あるいはナフテン
基系原油を常圧蒸留するかあるシ1は常圧蒸留の残渣油
を減圧蒸留して得られる留出油、またはこれを常法にし
たがって精製することによって得られる精製油、例えば
溶剤精製油、水添精製油や脱ロウ処理油等をあげること
ができる。この(A)成分である基油の具体例としては
、灯油、軽油等の軽質鉱油、あるいは軽質ニュートラル
オイル、またはこれらの再分留留分などをあげることが
できる。
また、合成油としては比較的低分子量のポリオレフィン
、ポリグリコールエステル、ポリオールエステル、リン
酸エステル、シリコーンオイル。
アルキルジフェニル、二塩基性エステルなどがある。
一方、(B)成分である重質基油は、40℃における動
粘度が15〜500cSt、好ましくは18〜100c
Stのものである。動粘度が15cSt未溝のものでは
(A)成分である基油の配合量が制限されるため、基油
の混合効果が低下するという不都合があり、500cS
tを超えるものでも同様の不都合がある。
この(B)成分である重質基油についても、上述した性
状を有するものであれば、特に制限はなく、各種の鉱油
9合成油などを用いることができる。この重質基油とし
て利用する鉱油の具体的な製法は、やや高沸点(つまり
分子量の大きい)の留出油を用いることのほかは前記(
A)成分である基油の場合と同様でよく、具体的には中
質ニュートラルオイル、重質ニュートラルオイル、ブラ
イトストックなどをあげることができる。また、合成油
の具体例としても、比較的高分子量であることを除けば
(A)成分として用いる合成油と同様のものをあげるこ
とができる。なお、この重質基油は二種あるいはそれ以
上の種類の基油を混合したものでもよい。
本発明の金属加工用流体は、上述の(A)基油および(
B)重質基油を主成分とするものであり、これらを混合
することによって全体の40°Cにおける動粘度が6〜
15cSt、好ましくは6〜12cStとなるように調
整したものである。ここで動粘度が6cSt未満では、
ベルト研削寿命が短くなり、本発明の目的を達成するこ
とができず、また15cStを超えても同様の問題があ
り、やはり本発明の目的に沿わないものとなる。
なお、本発明の金属加工用流体は、上述の(A)。
(B)成分を全体の40°Cにおける動粘度が6〜15
cStとなるように配合すればよく、その配合割合は特
に制限はなく、また用いる(A)、(B)成分の具体的
種類等によっても変動するものであるが、好ましくは(
A)基油100重量部に対して、(B)重質基油を20
〜200重量部、特に好ましくは30〜150重量部と
する。
ところで、本発明の金属加工用流体は、上述の(A)、
(B)成分のみからなるものでもよく、それだけで充分
に所望する研削性能を有するものであるが、さらに性能
の向上を計る必要がある場合には、塩素化パラフィンや
硫化油脂類等の極圧添加剤などを適量加えることも有効
である。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 中間基系原油から常圧蒸留および減圧蒸留によって得ら
れた基油(A)(40℃における動粘度4cSt)55
重量%と中間基系原油からの留出油を水素化処理−して
得られた重質基油(B)(40℃における動粘度20c
St) 45重量%からなる研削油(40℃における動
粘度8cSt)を用いて、フェライト系ステンレス鋼(
SUS444)のベルト研削実験を行った。結果を第1
,2図に示す。
なお、ベルト研削実験はプラテン型定圧ベルト研削装置
を用い、「潤滑」第29巻第1号(1984)56〜6
0真に開示された方法にしたがって行った。
実施例2 実施例1で用いた基油(A)(40’cにおける動粘度
4cSt)62重量%と中間基系原油からの留出油を二
段水素化処理して得られた重質基油(B)(40℃にお
ける動粘度30cSt) 38重量%からなる研削油(
40℃における動粘度8cSt)を用いたこと以外は、
実施例1と同様にしてベルト研削実験を行った。結果を
第1.2図に示す。
実施例3 実施例1で用いた基油(A)(40°Cにおける動粘度
4cSt)74重量%と中間基系原油からの留出油を二
段水素化処理して得られた重質基油(B)(40°Cに
おける動粘度100cSt) 26重量%からなる研削
油(40℃における動粘度8cSt)を用いたこと以外
は、実施例1と同様にしてベルト研削実験を行った。結
果を第1,2図に示す。
比較例 60スピンドル油(40℃における動粘度8cSt)か
らなる研削油を用いたこと以外は、実施例1と同様にし
てベルト研削実験を行った。結果を第1.2図に示す。
実施例4 実施例1で用いた基油(A)(40°Cにおける動粘度
4cSt)65重量%、実施例1で用いた重質基油(B
)(40℃における動粘度20cSt)22重量%およ
び実施例3で用いた重質基油(B)(40℃における動
粘度100cSt) 13重量%、からなる研削油(4
0℃における動粘度8cSt)を用いたこと以外は、実
施例1と同様にしてベルト研削実験を行ワた0、。
その結果、実施例1〜3と同様に比較例よりもベルト損
耗量が少なく、しかも研削量を充分維持することができ
た。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の金属加工用流体によれば、ベル
ト研削にあたって、研削性を充分に保持したままベルト
の損耗を抑制することが可能となり、研削ベルトの長寿
命化を計ることができる。
したがって、本発明の金属加工用流体は、研削油、切削
油、特に゛ステンレス鋼のような難削材の研削油、切削
油等として有効に利用されることが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1〜3および比較例の研削時間とベル
ト損耗量との関係を示すグラフであり、第2図は、実施
例1〜3および比較例の研削時間とステンレス鋼研削量
との関係を示すグラフである。 貸料晴間(分)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)引火点60℃以上でかつ40℃における動
    粘度が1.5〜6cStである基油および(B)40℃
    における動粘度が15〜500cStである重質基油を
    主成分とし、40℃における動粘度が6〜15cstで
    ある金属加工用流体。
  2. (2)(A)基油100重量部に対して、(B)重質基
    油を20〜200重量部の割合で配合したものである特
    許請求の範囲第1項記載の金属加工用流体。
JP10947487A 1987-05-02 1987-05-02 金属加工用流体 Pending JPS63273697A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6126695A (ja) * 1984-07-17 1986-02-05 Idemitsu Kosan Co Ltd 防錆兼金属加工用潤滑組成物
JPS62297390A (ja) * 1986-06-17 1987-12-24 Honda Motor Co Ltd 鋼板の洗浄防錆用兼プレス加工用油剤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6126695A (ja) * 1984-07-17 1986-02-05 Idemitsu Kosan Co Ltd 防錆兼金属加工用潤滑組成物
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