JPS6327357B2 - - Google Patents

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JPS6327357B2
JPS6327357B2 JP53111239A JP11123978A JPS6327357B2 JP S6327357 B2 JPS6327357 B2 JP S6327357B2 JP 53111239 A JP53111239 A JP 53111239A JP 11123978 A JP11123978 A JP 11123978A JP S6327357 B2 JPS6327357 B2 JP S6327357B2
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JP
Japan
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group
formula
general formula
integer
mol
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JP53111239A
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JPS5452071A (en
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Darumusu Roorando
Wairaa Jiigufuriido
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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Publication of JPS6327357B2 publication Critical patent/JPS6327357B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/48Polymers modified by chemical after-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/42Polyamides containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen, and nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1057Polyimides containing other atoms than carbon, hydrogen, nitrogen or oxygen in the main chain
    • C08G73/106Polyimides containing other atoms than carbon, hydrogen, nitrogen or oxygen in the main chain containing silicon

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はイミジル基及びシリル基を含む新規ポ
リマーの製法に関する。該ポリマーは、例えば無
機固体と有機樹脂との間の接着促進剤として、又
は交叉結合した成形体を製造するため、使用され
る。 種々のシラン類、例えばビニルトリクロルシラ
ン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキシ)−
シラン及びγ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンが、種々の用途、例えばガラス繊維強化プラス
チツク、封隙剤、ラツカー及び接着剤に接着促進
剤として使用されることは、文献に開示されてい
る〔例えばデフアゼツト(Defazet)、28巻207〜
211頁(1974年)及びクンストシユトツフエ
(Kunststoffe)55巻909〜912頁(1965年)参照〕。
しかし、これらの公知接着促進剤を部分的に使用
して得た生成物の性質は、特に吸水性、熱酸化抵
抗性及び/又は誘電性の点で、なお改良を望まれ
ている。 ドイツ特許出願公開第2426885号には、珪素で
変性された、交叉結合可能のポリアミドプレポリ
マー及びポリアミド酸プレポリマーがポリマー基
質として記載されている。これらのプレポリマー
では、2個の末端シリル基を介して交叉結合が起
る。従つて、これらのプレポリマーの交叉結合度
は制限されている。 本発明はイミジル基及びシリル基を含む新規ポ
リマーの製法に関し、該ポリマーは、接着促進剤
として使用すれば、性質の改良された生成物、特
に改良された熱酸化抵抗性、改良された電気的性
質及び/又は低い吸水性を有する生成物を生じ、
また高度に交叉結合したポリマー成形体を製造す
るため使用することができる。 イミジル基及びシリル基を含む新規ポリマー
は、下記の一般式()に相当する: 〔式中Y1及びY2はそれぞれ独立に式;
【式】又は の基を表わし、Rは−(CH2−)xを表わし、R1は−
O−(CH2−)3又は
【式】を表わし、 Qはメチル基又は基−OQ3を表わし、Q1、Q2
びQ3はそれぞれ独立に炭素原子数1乃至6個の
アルキル基を表わし、xは2乃至4の整数を表わ
し、aは1乃至50の整数を表わし、各Zはそれぞ
れ独立に1,3−若しくは1,4−フエニレン
基、4,4′−ジフエニルメタン基、4,4′−ジフ
エニルエーテル基又は4,4′−ジフエニルスルホ
ン基を表わし、Z1及び各Z2はそれぞれ独立に式:
【式】又は
【式】 の基を表わすが、Z1及びZ2の少なくとも1個は、
式:
【式】 の基を表わし、Aは基
【式】又は
【式】を表わし、R2及びR3はそれぞれ独 立に水素又はメチル基を表わし、m及びnはそれ
ぞれ独立に1又は2を表わし、各Z3はそれぞれ独
立に、m及びnが1である場合、1,3−若しく
は1,4−フエニレン基又は炭素原子数4乃至10
個の未置換アルキレン基、mが1、nが2である
場合にはベンゼントリイル基、又はm及びnが2
である場合にはベンゼンテトライル基又はベンゾ
フエノン環系を表わし、この基においてカルボキ
シアミド基及びカルボキシル基は異なる炭素原子
に結合し、環式基Z3に結合するカルボキシル基は
それぞれカルボキシアミド基に対してオルト位に
存在する。〕 本発明は、更に対応するイミドに閉環された誘
導体に関する。 一般式()のポリマー及び対応する閉環誘導
体は、aが1である場合には、一般式(); の化合物、aが1より大きい場合には、一般式
(); Z4−CO−NH−Z−NH−CO−(Z2−CO−NH−Z−NH−
CO−)a1-1Z5()、 〔式中Z4及びZ5はそれぞれ独立に式;
【式】又は
【式】 の基を表わす〕の化合物を、ほぼ化学量論的量の
一般式()又は(); 又は 〔上記一般式()乃至()において、m、
n、A、R、R1、Q、Q1、Q2、Z、Z2及びZ3
一般式()に定義したものを表すが、Z2、Z4
びZ5のうち少なくとも1個が式;
【式】又は
【式】 の基であり、a1は1乃至49の整数を表わし、R4
はそれぞれ独立に塩素又は−NH−N−NH2を表
わし、R5は水酸基又は基−NH−N−NH2を表
わすか、又はZ3が環式基で、mが2である場合に
は、R5はR6と一緒になつて−O−基を表わし、
基−COR5、基−COR6及び基−COOHは異なる
C原子に結合し、Z3が環式基、m及び/又はnが
2である場合には、基−COR5又は基−COOHは
基−COR6又は隣接カルボキシアミド基に対して
オルト位に存在する〕の化合物又はその混合物と
反応させ、得られた反応生成物を場合により続い
て閉環させて、対応するイミドにすることによつ
て得られる。 アルキル基Q1、Q2又はQ3は直鎖又は分枝鎖で
あつてよい。この定義によるアルキル基の例は、
メチル基、エチル基、N−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−ペン
チル基、n−ヘキシル基及びn−ヘプチル基であ
る。 有利なアルキル基Q1、Q2及びQ3は、1乃至6
個の炭素原子を有する直鎖の基である。 Y1及びY2は異なるものを表わしてもよいが、
同じ定義による基を表わすのが有利である。 Rは、−(CH2−)3基であるのが有利である。 基
【式】は、−COOH基又は−CO− NH−Z−NH−CO−基に対してオルト位でベン
ゼン環に結合しているのが有利である。R1は−
O−−(CH2−)3及び特に
【式】であ るのが有利である。 Y1及びY2がそれぞれ、式; の基及び特に基
【式】を表わ し、基
【式】が−COOH基又は−CO− NH−Z−NH−CO−基に対してオルト位に結合
しており、Rが−(CH2−)3を表わし、R1が−O−
−(CH2−)3又は
【式】を表わし、Q がメチル基又は炭素原子数1乃至4個のアルコキ
シ基を表わし、Q1及びQ2がそれぞれ炭素原子数
1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基を表わ
すのが特に有利である。 一般式()において、Y1及びY2並びにR及
びR1が前記の有利な定義を有し、Qがメチル基、
エトキシ基又はn−プロポキシ基であり、Q1
びQ2がそれぞれエチル基又はn−プロピル基で
あるポリマー及び対応する閉環イミド誘導体は、
特に極めて有利な化合物である。 Aは、
【式】
【式】及び特に −CH=CH−であるのが有利である。 基R4はそれぞれ塩素であるのが有利である。
mが1である場合、R5も塩素であるのが有利で
ある。mが2である場合には、R5は体記定義に
よりR6と一緒になつて−O−基を表わす。 接着促進剤として使用するのに有利な生成物
は、aが1乃至15、特に1乃至10の整数である一
般式()のポリマー及び対応する閉環誘導体で
ある。交叉結合した成形体を製造するには、aが
15より大きい、特に20以上である一般式()の
ポリマー又は対応する閉環誘導体を使用するのが
有利である。 前記ポリマーにおいて
【式】であるZ1 及び/又はZ2の割合は、使用した酸成分の総モル
数に対して100モル%までであつてよいが、約5
〜50モル%、特に約10〜30モル%であるのが有利
である。 一般式()において、個々のZ、Z1、Z2
Z3、m及びnは、異なるものを表わしてもよい。 基Zは、置換されていないか、又は例えばハロ
ゲン原子、例えば弗素、塩素若しくは臭素、又は
それぞれ1〜4個の炭素原子を有するアルキル基
又はアルコキシ基で置換されていてもよい。 Z3が脂肪族基である場合には、これは炭素原子
数1乃至12個の未置換の、直鎖又は分枝鎖アルキ
レン基、特に炭素原子数2〜10個の未置換アルキ
レン基であるのが有利である。 炭素環式芳香族基Z3は、例えばニトロ基、炭素
原子数1〜4個のアルキル基、ハロゲン原子、特
に塩素、シリル基、スルホン酸基又はスルフアモ
イル基で置換されていてもよい。 個々の基Zは、それぞれ独立に、炭素原子数2
〜10の未置換アルキレン基、又は、未置換或いは
ハロゲン、それぞれ1〜4個の炭素原子を有する
アルキル基若しくはアルコキシ基で置換された単
環式若しくは非縮合双環式の芳香族基(非縮合双
環式芳香族基における芳香核は、相互に直接又は
−O−架橋基を介して結合する)である。 個々のZ3は、それぞれ独立に、炭素原子数2乃
至10個の未置換アルキレン基又は未置換の単環式
又は非縮合双環式芳香族基(非縮合双環式芳香族
基における芳香核は相互に−O−、−SO2−又は
−CO−架橋基を介して結合する)であるのが有
利である。 一般式()の有利な化合物及び対応する閉環
誘導体は、一般式()において、aは1乃至
50、特1乃至15の整数を表わし、Y1及びY2はそ
れぞれ式; の基及び特に基
【式】を表わ し、基
【式】が基−COOH又は−CO− NH−Z−NH−CO−基に対してオルト位に結合
し、Rが−(CH2−)3を表わし、R1が−O−−(CH2
−)3及び特に
【式】を表わし、Q がメチル基又は炭素原子数1乃至4個のアルコキ
シ基を表わし、Q1及びQ2がそれぞれ炭素原子数
1乃至4個のアルキル基を表わすもの、殊にa、
Y1、Y2、R、R1、Z1、Z3、Q、Q1及びQ2が前記
の有利な定義を有し、Z1及びZ2の少なくとも1
個、特にそれらの約5乃至50モル%が式;
【式】 (式中Aは
【式】
【式】及び特 に−CH=CH−を表わす)の基を表わすもので
ある。 一般式()の特に有利な化合物及び対応する
閉環イミド誘導体は、Y1、Y2、R、R1、Q、Q1
及びQ2が前記の有利な定義を有し、aが1乃至
50、特に1乃至10の整数を表わし、 m及びnがそれぞれ1であり、Zが1,3−若
しくは1,4−フエニレン基又は4,4′−ジフエ
ニルエーテル基を表わし、Z3が1,3−フエニレ
ン基又は1,4−フエニレン基を表わすが、Z及
びZ3のうち1方だけは1,4−フエニレン基を表
わすか、又は mが1であり、nが2であり、Zが1,3−若
しくは1,4−フエニレン基又は4,4′−ジフエ
ニルエーテル基を表わし、Z3がベンゼントリイル
基を表わすか、又は m及びnがそれぞれ2であり、Zが1,3−若
しくは1,4−フエニレン基又は4,4′−ジフエ
ニル−エーテル基を表わし、Z3がベンゼンテトラ
イル基又はベンゾフエノン環系を表わし、 Z1及びZ2の少なくとも1個、特にZ1及びZ2の約
10〜30モル%が式;
【式】又は
【式】 の基を表わすものである。 前記化合物のうち、特に極めて有利な化合物
は、Qがメチル基、エトキシ基又はn−プロポキ
シ基を表わし、Q1及びQ2がそれぞれエチル基又
はn−プロピル基を表わものである。 一般式()又は()の化合物と一般式
()及び/又は()の化合物との反応は、そ
れ自体公知の方法で、好ましくは無水の不活性有
機溶剤中で約−20℃乃至+150℃、特に約−15℃
乃至+50℃の温度で実施する。 使用しうる有機溶剤は、例えば塩素化若しくは
未塩素化芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トル
エン、キシレン及びクロルベンゼン;塩素化若し
くは未塩素化脂肪族炭化水素、例えばn−ペンタ
ン、n−ヘキサン、塩化メチレン、クロロホル
ム、テトラクロルエタン及びテトラクロルエチレ
ン;脂肪族及び脂環式ケトン、例えばアセトン、
メチルエチルケトン、シクロペンタノン及びシク
ロヘキサノン;環状エーテル、例えばテトラヒド
ロフラン、テトラヒドロピラン及びジオキサン;
環状アミド、例えばN−メチル−2−ピロリド
ン、N−アセチル−2−ピロリドン及びN−メチ
ル−ε−カプロラクタム;酸部分に1乃至3個の
炭素原子を有する脂肪族モノカルボン酸のN,N
−ジアルキルアミド、例えばN,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジエチルアセトアミド及びN,N−ジメ
チルメトキシアセトアミド;ヘキサメチルホスホ
ロトリアミド(ヘキサメタボール);N,N,
N′,N′−テトラメチル尿素;テトラヒドロチオ
フエンジオキシド(スルホラン);ジアルキルス
ルホキシド、例えばジメチルスルホキシド及びジ
エチルスルホキシド;フエノール及びクレゾール
である。 反応をこのような溶剤の混合物中で実施するこ
ともできる。 有利な溶剤は、酸部分に1乃至3個の炭素原子
を有する脂肪族モノカルボン酸のN,N−ジアル
キルアミド、特にN,N−ジメチルホルムアミド
及びN,N−ジメチルアセトアミド、及び環状ア
ミド、例えばN−メチル−2−ピロリドンであ
る。 一般式()の化合物を一般式()及び/又
は()の化合物と少なくとも2:1のモル比で
反応させる。一般式()におけるa1が1である
場合、一般式()の化合物を化学量論的量で、
又はそれより僅かに少ない量で使用するのが有利
である。一般式()のオリゴマー又はポリマー
(a1は1以上)と反応させるには、反応体を化学
量論的量で使用するのが有利である。 一般式()又は()の化合物を一般式
()のオリゴマー又はポリマーと反応させる場
合には、後者をそれらの製造時に得た溶液の形で
使用するのが有利である。 Y1及びY2がそれぞれ
【式】 基である一般式()の化合物を製造するには、
R4及び/又はR5が−NH−Z−NH2ではなく、
R4が好ましくは塩素であり、m及びnが2であ
る場合、R5がR6と一緒に−O−基である。一般
式()又は()の化合物を、一般式()の
化合物又は一般式()の2種の異なる化合物の
混合物と反応させる。 Y1及びY2がそれぞれ式; の基である一般式()の化合物を製造するに
は、一般式()の化合物又は一般式()の2
種の異なる化合物の混合物を、R4又はR5が−
NH−Z−NH2である一般式()又は()の
化合物と反応させる。 同様にY1及びY2の一方が基
【式】であり、他方が式; の基である一般式()の化合物は、末端の官能
基R4及びR5の一方が−NH−Z−NH2ではなく、
他方が−OH又は塩素であるか、又はmが2であ
る場合、R5がR6と一緒になつて−O−を表わす
一般式()又は()の化合物を一般式()
の化合物と一般式()の化合物との混合物と反
応させることによつて得られる。 これらすべての場合に、一般式()及び/又
は()の化合物を化学量論的量で使用するのが
有利である。 反応終了後、溶剤を必要に応じ、常法で例えば
場合により減圧下に溜去することによつて除去す
ることができる。 一般式()の出発化合物は、大部分の場合
に、ドイツ特許出願公開第2626768号及び同第
2626795号公報に記載されており、すべて該公報
に開示されている方法により製造される。 一般式()の化合物は、自体公知の方法で、
一般式(); H2N−Z−(NH−CO−Z2−CO−NH−Z−)a1NH2
() の化合物を過剰の一般式()の化合物及び/又
は一般式(); 〔一般式()及び()において、a1、m、
n、Z、Z2、Z3、R5及びR6は前記のものを表わ
す〕 の化合物と反応させることによつて製造すること
ができる。 一般式()の化合物は、過剰のジアミン
NH2−Z−NH2を一般式()及び/又は
();
【式】及び/又は
【式】 〔式中m、n、A及びZ3は前記のものを表わし、
基R4′はそれぞれ独立に水酸基、塩素、炭素原子
数1乃至4個のアルコキシ基又はフエノキシ基を
表わし、基R5′はそれぞれ独立に水酸基、塩素、
炭素原子数1乃至4個のアルコキシ基又はフエノ
キシ基を表わすか、又はm及び/又はnが1であ
る場合、R5′はR6′と一緒になつて−O−を表わ
し、基−COR5′及び−COR6′は異なる炭素原子に
結合し、Z3が環式基で、m及び/又はnが2であ
る場合には、基−COR5′は基−COR6′に対してオ
ルト位に存在する〕のジカルボン酸、トリカルボ
ン酸又はテトラカルボン酸誘導体と反応させるこ
とによつて得られる。 R4及びR5が−NH−Z−NH2でない一般式
()の化合物は、ジアミンH2N−Z−NH2を過
剰の一般式()及び()の異なる化合物の混
合物と反応させることによつて製造することもで
きる。 一般式()の化合物と一般式()の化合物
及び/又は一般式()の化合物との縮合及びジ
アミンH2N−Z−NH2と一般式()及び/又
は()のジカルボン酸、トリカルボン酸又はテ
トラカルボン酸誘導体からの一般式()又は
()の化合物の製造は、自体公知の方法で、約
−50℃乃至+300℃の温度で有利に実施される。
縮合を融液中で又は好ましくは不活性有機溶剤中
で又は溶剤混合物中で実施することができる。溶
液中での縮合には、約−20℃乃至+200℃、特に
約−20℃乃至+50℃の温度が有利である。前記反
応において、ある条件下では、公知重合禁止剤、
例えばハイドロキノン類、ピロカテコール又はク
レゾール類、例えばジ−t−ブチルクレゾールを
添加するのが有利である。 適当な不活性有機溶剤の例は、一般式()又
は()の化合物と一般式()及び/又は
()の化合物との反応に関連して挙げたもので
ある。 R4、R4′、R5又はR5′が塩素である一般式
()、()、()又は()の化合物とジアミ
ンH2N−Z−NH2又は一般式()のジアミン
との縮合又は重縮合の間に生成する塩酸は、塩基
性化合物、例えば水酸化カルシウム又はトリエチ
ルアミンで中和するか、又はエポキシド化合物、
例えばエチレンオキシド或いはプロピレンオキシ
ドと反応させるか、又は適当な溶剤、例えば水で
洗出することによつて除去することができる。縮
合反応は、水分を排除しながら、例えば不活性ガ
ス雰囲気、例えば窒素雰囲気中で実施するのが有
利である。 一般式()のアミノシランは公知であるか、
又は自体公知の方法で製造することができる。一
般式()の化合物は、一般式(); 〔式中R′1は−O−CH2CH=CH2又は
【式】 (式中X′は炭素原子数2乃至7個のアルキル基、
炭素原子数5乃至7個のシクロアルキル基、ベン
ジル基又はアリル基を表わす)を表わす〕の化合
物を一般式(XI); 〔式中Q、Q1及びQ2は一般式()に定義した
ものを表わす〕のシランと反応させることによつ
て製造することができる。反応は無水の有機媒体
中で触媒の存在で実施するのが有利である。使用
しうる触媒は、例えば有機過酸化物、例えばt−
ブチルヒドロパーオキシド、ジ−t−ブチルパー
オキシド、ベンゾイルパーオキシド、ジアシルパ
ーオキシド及びクメンヒドロパーオキシド又は白
金及びパラジウム触媒、例えば白金黒触媒又は
PtCl6H2触媒である。 適当な不活性有機溶剤は、例えば芳香族炭化水
素、例えばベンゼン、トルエン及びキシレン、環
状エーテル、例えばテトラヒドロフラン、テトラ
ヒドロピラン及びジオキサン、又はエチレングリ
コールモノアルキルエーテル類及びジアルキルエ
ーテル(各アルキル部分に1乃至4個炭素原子を
有する)、例えばエチレングリコールモノメチル
エーテル、モノエチルエーテル、ジエチルエーテ
ル及びジ−n−ブチルエーテルである。芳香族炭
化水素が有利である。 反応は保護ガス、例えば窒素またはアルゴン中
で有利に行われる。 反応温度は通常約80ないし150℃である。約90
ないし120℃の反応温度が好ましい。 式XIの化合物は公知である。 R1′がジアリルアミノ基を表す式の化合物は
例えばアミノフタル酸またはその対応するアルカ
リ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩をアリルハ
ライドと反応させ、得られたN,N−ジアリルア
ミノフタル酸を環化することにより製造される。 Rがアリルオキシ基を表す式の化合物は、ヒ
ドロキシフタル酸無水物をアリルハライドと反応
させることによつて得られる。最後にR1′が次
式:
【式】 を表し、X″が炭素原子数2ないし7のアルキル
基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基ま
たはベンジル基を表す式で表される化合物は、
次式XII: (式中、Xは上記の意味を表す)で表される化合
物をアリルハライドと反応させることにより製造
される。 これらのアリルハライド、特にアリルブロマイ
ドもしくはアリルクロライドとの反応は極性媒
体、特に水性媒体中で、0ないし100℃の温度で、
そして好ましくは塩基例えばアルカリ金属の炭酸
塩もしくは水酸化物、例えば炭酸カリウム、水酸
化カリウムもしくは水酸化ナトリウムの存在下で
有利に行われる。 本発明によるポリマー、例えばポリアミド酸ま
たはポリアミド−アミド酸の対応するポリイミド
またはポリアミド−イミドへの環化はそれ自体公
知の方法により化学的もしくは熱的に行われ得
る。 化学的な環化は脱水素剤を単独でまたは第三ア
ミンと混合して使用して処理することにより有利
に行われる。適する脱水素剤の例としては無水酢
酸、無水プロピオン酸及びジシクロヘキシルカル
ボジイミドが挙げられ、これらは単独でまたはト
リエチルアミンのような第三アミンとの混合物と
して使用される。 熱的な環化は、約50ないし250℃、好ましくは
約100ないし150℃の温度で、不活性有機溶媒及
び/または共沸共留剤、例えばキシレンまたはト
ルエンの存在下または不存在下で加熱することに
より行われる。150℃以上の温度では通常少なく
とも部分的な架橋も起こる。 aが1ないし15、特に1ないし10を表す式の
化合物は特に無機固体と有機樹脂を接着するため
の価値ある接着促進剤であり、接着産業において
ならびにラツカー使用及びプラスチツク加工産業
において多くの施用に使用される。 使用される分野のいくつかの例を下記にしめ
す:特殊なシーラント、例えばポリスルフイド、
ポリウレタン及びポリアクリレートの、種々の物
質、例えばガラス、アルミニウム及びセラミツク
スへの接着の改良;それらで製造された生成物の
機械的性質を改良するために無機充填材料を包含
させること、例えば鋳物工業で使用する砂入りの
マスク及び中子、無機充填剤入りのケーブル混合
物または他の無機充填剤入りのプラスチツク例え
ば充填剤入りの熱硬化性樹脂(例えば石英入りの
エポキシド樹脂、及び充填剤入りの不飽和ポリエ
ステル)、充填剤入りの熱可塑性樹脂例えばポリ
アミド−6,6及びポリエチレンテレフタレー
ト、及び充填剤入りのエラストマー例えば天然ゴ
ム及び合成ゴム;接着剤、接着剤組成物及びラツ
カー中への混入例えばエポキシド樹脂を含有する
接着剤組成物及びエポキシド、ポリアクリレー
ト、ポリウレタン及び塩化ビニル共重合体をベー
スとしたラツカー中への混入。しかしながら、前
記本発明の化合物は強化プラスチツク特にガラス
繊維強化プラスチツク、特に複合材料例えば積層
品の製造において、基質またはマトリツクスとこ
れに適用したプラスチツクとの間の接着性を改善
するのに特に適している。基質自体は、例えばフ
アイバー、織物または不織布の形のいかなる所望
の形のものであつてもよく、好ましくはガラスま
たは無機材料例えば石英、鉱物繊維、アスベス
ト、雲母または金属フアイバー及び箔からなる。
このような積層品の製造に適するプラスチツクと
しては、例えば。アクリレート及びポリエステ
ル、エポキシド、シリコーン、メラミン、フエノ
ール系及びフラン系樹脂及びポリアミド、ポリア
ミド酸及びポリイミド、しかし特にC=C二重結
合によつて架橋し得る重合体例えば不飽和ポリエ
ステル、ホモポリマー及びマレイミジル及びナド
イミジル基を含有するコポリマー、これらの前駆
物質またはこれらと他の重合体との混合物が挙げ
られる。 公知のケイ素含有接着促進剤、特に初めに挙げ
た種類のものを使用して製造した比較し得る複合
材料と比較して、式で表される本発明による接
着材料を使用して製造したガラス繊維強化複合材
料は改良された耐熱酸化性、湿気にさらした後の
改善された誘電特性及び/または低い吸水性によ
つて特に区別される。本発明による接着促進剤は
基質への良好なぬれによつて区別される。 本発明による接着促進剤は、例えばN,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン、アセトン、
メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン及びジ
オキサンのような適する有機溶媒中、溶液の形で
慣用技術によつて適用するのが有利である。 aが15より大きい、特に少なくとも約20である
式のポリマー、及びその環化されたイミド誘導
体は、特に高度に架橋された造型品、例えば繊
維、フイルム(シート)、塗料組成物、フオーム、
積層品、圧縮成形品等に公知方法それ自体によ
り、50ないし350℃の温度で、所望により慣用の
助剤、例えば顔料、充填剤等の存在下で加熱する
ことにより使用される。得られたイミジル基及び
ジロキサン基を含有する架橋されたポリマーは有
機溶媒に不溶性である。それらは良好な機械的、
電気的及び熱的性質、特に良好な耐コロナ性及び
熱酸化抵抗性により特徴づけられる。aが15より
大きい、特に少なくとも20である式の非環化ポ
リマーは対応する溶液からの良好な加工性により
特徴づけられる。イミジル基による架橋は光、特
に紫外線の照射により行なうこともできる。この
ことは、イミジル基による予架橋がまず光の作用
で行われ次にシリル基による架橋が熱的に行われ
るという選択的な段階的な架橋を可能にする。そ
のような段階的な架橋は、適当な環境下で熱的に
行なうこともできる。 次に、実施例に基づいて本発明を詳述するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 製造例 例 1 フラスコ中窒素雰囲気下でm−フエニレンジア
ミン3.24g(0.03モル)を無水N,N−ジメチル
アセトアミド(DMA)160mlに溶かし、−15℃乃
至−20℃に冷却する。これに、5−ジメチルマレ
インイミジル−イソフタル酸ジクロリド6.52g
(0.02モル)を、温度が−15℃を越えないように
少量ずつ撹拌しながら加える。反応混合物を−15
℃で30分、次に20〜25℃で1時間撹拌し、続いて
−15℃に再び冷却し、次にDMA20ml中のトリエ
チルアミン4.04g(0.04モル)の溶液を適加す
る。微細な白色沈殿が生ずる。20〜25℃で1時間
撹拌した後、0℃に冷却する。次に、3,3′,
4,4′−ベンゾフエノンテトラカルボン酸二無水
物6.44gを加える。20〜25℃で1時間撹拌した
後、再び0℃に冷却し、DMA20ml中のγ−アミ
ノプロピル−ジ−n−プロポキシメチルシラン
4.39g(0.02モル)の溶液を滴加する。次に20〜
25℃で1時間更に撹拌し、反応混合物を過して
沈殿したトリエチルアミン塩酸塩を分離する。得
られた10%のポリアミド酸溶液を、ガラス繊維の
強化に使用し、これから複合材料を製造すること
ができる。 例 2 フラスコ中で窒素雰囲気下でm−フエニレンジ
アミン4.87g(0.045モル)を無水DMA160mlに
溶かし、−15℃乃至−20℃に冷却する。これにイ
ソフタル酸ジクロリド6.09g(0.03モル)と5−
マレインイミジル−イソフタル酸ジクロリド5.96
g(0.02モル)との混合物を、反応温度が−15℃
を越えないように少量ずつ撹拌しながら加える。
この温度で1時間撹拌した後、DMA10ml中のγ
−アミノプロピル−ジ−n−プロポキシ−メチル
シラン2.19g(0.01モル)の溶液を適加し、反応
混合物を−15℃で更に1時間撹拌する。その後、
この温度でDMA30ml中のトリエチルアミン10.12
g(0.1モル)の溶液を滴加し、反応混合物を更
に1時間撹拌する。20〜25℃に加温した後、過
して、沈殿したトリエチルアミン塩酸塩を除去
し、得られたポリアミド溶液をガラス繊維の強化
に使用する。 例 3 例2に記載した操作法により、アンヒドロトリ
メリト酸クロリド7.07g(0.0336モル)、5−ナ
デイシイミジル−イソフタル酸ジクロリド5.21g
(0.0144モル)、4,4′−ジアミノジフエニルエー
テル8.01g(0.04モル)、γ−アミノプロピル−
ジ−n−プロポキシ−メチルシラン3.51g
(0.016モル)及びトリエチルアミン6.31g
(0.0624モル)を無水DMA230ml中で反応させる。
得られたポリアミド酸−溶液をガラス繊維を強化
するため、使用することができる。 例 4 例2に記載した操作法により、m−フエニレン
ジアミン3.24g(0.03モル)、セバシン酸ジクロ
リド6.69g(0.028モル)、5−マレインイミジル
−イソフタル酸ジクロリド2.08g(0.007モル)、
γ−アミノプロピル−ジ−n−プロポキシメチル
シラン2.19g(0.01モル)及びトリエチルアミン
7.08g(0.07モル)を無水DMA140ml中で反応さ
せる。得られるポリアミド溶液をガラス繊維の強
化に使用することができる。 上記各例に使用した5−ジメチルマレインイミ
ジル−イソフタル酸ジクロリド、5−マレインイ
ミジル−イソフタル酸ジクロリド及び5−ナデイ
シイミジル−イソフタル酸ジクロリドの製法は、
ドイツ特許出願公開第2626768号及び同第2626795
号公報に記載されている。 例 5 フラスコ中で窒素雰囲気下で4,4′−ジアミノ
ジフエニルエーテル(DDA)6.20g(0.031モル)
を無水N,N′−ジメチルアセトアミド50ml中に
溶かし、−15℃乃至−20℃に冷却する。これに5
−マレインイミジル−イソフタル酸ジクロリド
(MIP)1.78g(0.006モル)を、温度が−15℃を
越えないように少量ずつ撹拌しながら加える。反
応混合物を更に−15℃で30分、20〜25℃で1時間
撹拌し、続いて再び−15℃に冷却し、次にトリエ
チルアミン1.21g(0.012モル)を滴加する。微
細な白色沈殿が生じる。20〜25℃で1時間撹拌し
ながら、0℃に冷却する。次に、ピロメリツト酸
二水和物(PMDA)5.23g(0.024モル)を少量
ずつ加える。20〜25℃で1時間撹拌した後、再び
0℃に冷却し、次に4−N,N′−ビス−〔3−
(トリ−n−プロポキシ)−シリル−プロピル〕−
アミノフタル酸無水物1.31g(0.002モル)を滴
加する。20℃で1時間撹拌し、反応混合物を過
し、沈殿したトリエチルアミン塩酸塩を分離す
る。得られた10%のポリアミド酸溶液をガラス板
上に注いでシートを製造し、真空乾燥器中で60〜
150℃で24時間、加熱してシート中のポリアミド
酸を対応する閉環イミドに変え、150〜250℃で2
時間、250℃で3時間乾燥する。透明で、フレキ
シブルで、強靭なシートが得られる。 例 6 フラスコ中で窒素雰囲気下で5−ナデイシイミ
ジル−イソフタル酸ジクロリド14.56g(0.04モ
ル)を無水N,N′−ジメチルアセトアミド150ml
に溶かし、−15℃乃至−20℃に冷却する。−15℃で
撹拌しながら、N,N′−ジメチルアセトアミド
25ml中のγ−アミノプロピル−トリエトキシシラ
ン17.68g(0.08モル)の溶液を滴加する。この
温度で1時間撹拌した後、N,N′−ジメチルア
セトアミド28ml中のトリエチルアミン8.09g
(0.08モル)の溶液を滴加し、反応混合物を1時
間更に撹拌する。20〜25℃に加温した後、過し
て、沈殿したトリエチルアミン塩酸塩を除去す
る。生じたジアミドの溶液をガラス繊維の強化に
使用することができる。 例 7 フラスコ中で窒素雰囲気下で1,3−フエニレ
ンジアミン3.24g(0.03モル)を無水N,N′−ジ
メチルアセトアミド80mlに溶かし、−15℃乃至−
20℃に冷却する。これに5−(ジメチルマレイン
イミジル)−イソフタル酸ジクロリド3.26g
(0.01モル)を、温度が−15℃を越えないように
少量ずつ撹拌しながら加える。反応混合物を更に
−15℃で1時間撹拌する。この温度でセバシン酸
ジクロリド3.58g(0.015モル)を滴加し、30分
更に撹拌する。続いてトリエチルアミン5.06g
(0.05モル)を滴加し、20〜25℃で1時間撹拌し
た後、0℃に冷却する。次にN,N′−ジメチル
アセトアミド34ml中の3−(γ−メチル−ジ−n
−プロポキシ−シリル)−プロポキシ−フタル酸
無水物3.66g(0.01モル)の溶液を滴加し、20〜
25℃で1時間更に撹拌し、反応で沈殿したトリエ
チルアミン塩酸を去する。得られたポリアミド
酸溶液をガラス繊維の強化に使用し、このものか
ら複合材料を製造することができる。 使用例 (a) ガラス繊維布の含浸 予め、熱で残留糊料約0.1重量%に糊抜きし
た重量280g/m2の、朱子織のガラス繊維布、
いわゆるE−ガラスを以下に列挙した接着促進
剤又は市販の接着促進剤の2%溶液で含浸す
る。接着促進剤溶液を浸漬法で0.5m/分の含
浸速度で施し、次に空気循環式乾燥器中で180
℃で20分間乾燥する。 ガラスに対して0.09乃至0.11重量%の接着促
進剤含有率を有するプレプレグを得る。 接着促進剤(仕上剤)として使用する: (1) 接着促進剤なし (2) ビニルトリ−(2−メトキシエトキシ)−シ
ラン(ユニオン・カーバイト社の“シラン・
エイ・172”)、N,N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)中の2%溶液。 (3) γ−アミノプロピル−トリエトキシシラン
(ユニオン・カーバイト社の“シラン”エイ
1100)、DMF2%溶液。 (4) 製造例1による接着促進剤溶液をDMFで
2重量%に希釈する。 (5) 製造例2による接着促進剤溶液をDMFで
2重量%に希釈する。 (6) 製造例3による接着促進剤溶液をDMFで
2重量%に希釈する。 (7) 製造例4による接着促進剤溶液をDMFで
2重量%に希釈する。 (8) 製造例6による接着促進剤溶液をDMFで
2重量%に希釈する。 (9) 製造例7による接着促進剤溶液をDMFで
2重量%に希釈する。 (b) 銅を裏張りしたラミネート板の製造 N,N′−4,4′−ジフエニルメタン−ビス−
マレインイミド1.0モルを100℃でフルフリルア
ルコール500gに溶かし、25℃に冷却する。4,
4′−ジアミノジフエニルメタン0.4モルを25℃
にメチルグリコール200gに溶かす。両溶液を
合し、良好に混合する。aにより強化したガラ
ス繊維布を浸漬法で25℃でこの溶液で含浸し、
空気循環式乾燥器中で180℃で18分間乾燥する
(得られたプレプレグの樹脂含有率39重量%)。
続いて、含浸した10枚を厚さ35ミクロンの銅箔
(予め表面電解黄銅被覆により処理したもの)
2枚の間に置いて加熱圧縮する。その際、プレ
スをまず2〜3分間軽い接触圧下に保持し、続
いて圧力を40Kg/cm2に上げ、180℃で1時間圧
縮する。次に、プレスの試料を取り、更に6時
間炉中で240℃で後硬化させる(得られたラミ
ネート板の樹脂含有率は35重量%)。 こうして得た銅で裏張りしたラミネート板の性
質 ISO/R178による曲げ強さ(N/mm2) (注:ISO/Rは国際基準機構/推奨) (a) 初値 (b) 270℃で10日老化後 吸水性 23℃で24時間後の重量%。VSM規格77103によ
る曲げ試験試料で測定する。(VSMはドイツ機械
工業協会)。 ドイツ工業規格53483による誘電正接(taδ/50
Hz) (a) 23℃で測定した初値 (b) 沸騰水中で6時間貯蔵後 ドイツ工業規格53483による誘電率(εr/50Hz) (a) 23℃で測定した初値 (b) 沸騰水中で6時間貯蔵後 結果を下記の第表にまとめる。試験生成物の
番号はaに記載したのと同じである。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(); 〔式中Y1及びY2はそれぞれ独立に式; 【式】又は の基を表わし、Rは−(CH2−)xを表わし、R1は−
    O−(CH2−)3又は、 を表わし、Qはメチル基又は基−OQ3を表わし、
    Q1、Q2及びQ3はそれぞれ独立に炭素原子数1乃
    至6個のアルキル基を表わし、xは2乃至4の整
    数を表わし、aは1乃至50の整数を表わし、各Z
    はそれぞれ独立に1,3−若しくは1,4−フエ
    ニレン基、又は4,4′−ジフエニルエーテル基を
    表わし、Z1及び各Z2はそれぞれ独立に式; 【式】又は 【式】 の基を表わすが、Z1及びZ2の少なくとも1個は、
    式; 【式】 の基を表わし、Aは【式】又は 【式】 を表わし、R2及びR3はそれぞれ独立に水素又は
    メチル基を表わし、m及びnはそれぞれ独立に1
    又は2を表わし、各Z3はそれぞれ独立に、m及び
    nが1である場合、1,3−若しくは1,4−フ
    エニレン基又は炭素原子数4乃至10個の未置換ア
    ルキレン基、mが1、nが2である場合にはベン
    ゼントリイル基、又はm及びnが2である場合に
    はベンゼンテトライル基又はベンゾフエノン環系
    を表わし、この基においてカルボキシアミド基及
    びカルボキシル基は異なる炭素原子に結合し、環
    式基Z3に結合するカルボキシル基はそれぞれカル
    ボキシアミド基に対してオルト位に存在する〕の
    化合物及び対応する閉環イミド誘導体を製造する
    ため、aが1である場合には、一般式(); の化合物、aが1より大きい場合には、一般式
    (); Z4−CO−NH−Z−NH−CO−(Z2−CO−NH−Z−NH−
    CO−)a1-1Z5()、 〔式中Z4及びZ5はそれぞれ独立に式; 【式】又は 【式】 の基を表わす〕の化合物を、ほぼ化学量論的量の
    一般式()又は(); 又は 〔上記一般式()乃至()において、m、
    n、A、R、R1、Q、Q1、Q2、Z、Z2及びZ3
    一般式()に定義したものを表わすが、Z2、Z4
    及びZ5のうち少なくとも1個が式; 【式】又は【式】 の基であり、a1は1乃至49の整数を表し、R4
    それぞれ独立に塩素又は−NH−Z−NH2を表わ
    し、R5は水酸基又は基−NH−Z−NH2を表わ
    すか、又はZ3が環式基で、mが2である場合に
    は、R5はR6と一緒になつて−O−基を表わし、
    基−COR5、基−COR6及び基−COOHは異なる
    C原子に結合し、Z3が還式基、m及び/又はnが
    2である場合には、基−COR5又は基−COOHは
    基−COR6又は隣接カルボキシアミド基に対して
    オルト位に存在する〕の化合物又はその混合物と
    反応させ、得られた反応生成物を場合により続い
    て加熱閉環させて、対応するイミドにすることを
    特徴するイミジル基及びシリル基を含むポリマー
    並びに対応する閉環イミド誘導体の製法。 2 一般式()において、aは1乃至50の整数
    を表わし、Y1及びY2はそれぞれ式; の基及び特に基【式】を表わ し、基【式】が基−COOH又は−CO− NH−Z−NH−CO−基に対してオルト位に結合
    し、Rが基−(CH2−)3を表わし、R1が−O−−(
    CH2−)3及び特に【式】を表わし、 Qがメチル基又は炭素原子数1乃至4個のアルコ
    キシ基を表わし、Q1及びQ2がそれぞれ炭素原子
    数1乃至4個のアルキル基を表わす特許請求の範
    囲第1項記載の製法。 3 R1の基を表わす特許請求の範囲第2項記載の製法。 4 Z1及びZ2の5乃至50モル%が 【式】 (式中Aは【式】【式】及び− CH=CH−を表わす)の基を表わす特許請求の
    範囲第1項記載の製法。 5 Aが−CH=CH−を表わす特許請求の範囲
    第4項記載の製法。 6 一般式()において、aが1乃至50の整数
    を表わし、m及びnが1であり、Zが1,3−若
    しくは1,4−フエニレン基又は4,4′−ジフエ
    ニルエーテル基を表わし、Z3が1,3−フエニレ
    ン基又は1,4−フエニレン基を表わすが、Z及
    びZ3のうち1方だけは1,4−フエニレン基を表
    わし、Z1及びZ2の約10〜30モル%が式; 【式】又は【式】 の基を表わす特許請求の範囲第1項記載の製法。 7 aが1乃至10の整数を表わす特許請求の範囲
    第6項記載の製法。 8 aが1乃至50の整数を表わし、mが1であ
    り、nが2であり、Zが1,3−若しくは1,4
    −フエニレン基又は4,4′−ジフエニルエーテル
    基を表わし、Z3がベンゼントリイル基を表わし、
    Z1及びZ2のうち約10乃至30モル%が式; 【式】又は【式】 の基を表わす特許請求の範囲第1項記載の製法。 9 aが1乃至50の整数を表わし、m及びnがそ
    れぞれ2であり、Zが1,3−若しくは1,4−
    フエニレン基又は4,4′−ジフエニル−エーテル
    基を表わし、Z3がベンゼンテトライル基又はベン
    ゾフエノン環系を表わし、Z1及びZ2のうち約10乃
    至30モル%が式; 【式】又は【式】 の基を表わす特許請求の範囲第1項記載の製法。
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