JPS63273204A

JPS63273204A - 浮動式磁気ヘツド

Info

Publication number: JPS63273204A
Application number: JP10747387A
Authority: JP
Inventors: Takashi Hatauchi; 隆史畑内
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1987-04-30
Filing date: 1987-04-30
Publication date: 1988-11-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「技術分野」本発明は、磁気ディスク装置用磁気ヘッドに係り、特に
リジッドディスク（ハードディスク）またはプラスチッ
ク等で成形された基板にフィルム状の可視性を有する記
録メディアを張り付けたＳＳ　Ｒ（Ｓｔｒｅｃｈｅｄ　
　５ｕｒｆａｃｅ　　Ｒｅｃｏｒｄｉｎｃ＋）ディスク
（以下、ＳＳＲディスクという）に用いられる浮動式磁
気ヘッドに関する。

「従来技術およびその問題点」リジッドディスクやＳＳＲディスクに用いられる磁気ヘ
ッドは、従来第５図に示すように、スライダ１の磁気デ
ィスク対向面２が所定曲率の球面形状に形成され、対向
面２には、複数の空気溝３とスライダレール４が形成さ
れ、このスライダレールのセンク一部分に形成されたコ
ア取付溝５に磁気コア６が挿入固定されてなっている。

この磁気コア６には、磁気ディスクのメディアに対する
書き込みおよび読み出しを行なう単一の磁気ギャップ７
が形成されている。

上記構造の磁気ヘッドは、磁気ディスクのメディアに対
するデジタル記録を行なう場合、磁気ギャップ７によっ
て書き込みを行ない、記録済みの部分には重ね書きをす
ることで、前の記録がなくなるようになっている。した
がって、この種の磁気ヘッドは、消去機能を有している
ものはない。

ところが、近年、メディアの磁性層の性能が向上してき
たことに伴ない、上記磁気ヘッドでは、磁気ギャップ７
によって重ね書きしても、前に記録したものの一部が残
り、新しい記録の読み出し時にこれが誤信号として出力
されてしまうという問題があることが判明した。

「発明の目的」本発明は、リジッドディスクまたはＳＳＲ用ディスクに
おいて、前の記録を残さずに完全に消去することのでき
る浮動式磁気へ・ンド＠提供することを目的とする。

「発明の概要」本発明は、磁気コアを、記録再生用ギャップと、この記
録再生用ギャップによる記録に先立つて消去を行なう消
去キャップを形成した複合コアとし、この複合コアをス
ライダのコア組付溝に組込んだ先行イレーズ構造とする
ことで、リジットディスクヤＳＳＲディスクに書き込ま
れた前の記録の消去を完全に行なうようにしでいる。

また、このような先行イレーズ構造とするにあたっては
、スライダに、磁気ディスクの回転方向に沿ったコア組
付は溝と：スライダの端面からディスクとの対向面に平
行で、このコア組付は溝と直交する記録再生コイル用巻
線溝と；スライダの上記対向面と反対側の面から上記コ
ア組付は溝に直交する消去コイル用巻線溝を形成し、こ
のスライダの上記コア組付は溝に挿入した磁気コアに対
し、上記記録再生コイル用、消去コイル用巻線溝からそ
れぞれ巻線を施して、記録再生コイルと消去コイルの巻
線方向を直交させたことにより、巻線を容易にするとと
もに、両コイルの形成する磁気回路が相互に影響するこ
とがないようにすることを特徴とする。

「発明の笑施例」以下に、本発明の浮動式磁気ヘッドの一実施例を図面に
基いで説明する。

本発明の浮動式磁気ヘッドは、リジッドディスクあるい
はＳＳＲディスクに用いられるもので、複合コア１０と
スライダ２０よりなる。

接合コア１ｏは、例えば第２図に示すように、センター
コア１１の両側に、Ｃ字型の記録再生側コア１２と消去
側コア１３を突き合わせ、この記録再生側コア１２と消
去側コア１３でセンクーコア１１を挾み、ガラス等の固
着剤１４により固着して形成されている。そして、セン
クーコア１１と記録再生側コア１２およびセンターコア
１１と消去側コア１３・の突き合わせ空隙には、ガラス
等の非磁性材を介在させて、それぞれ記録再生ギャップ
１５および消去ギャップ１６が形成されている。したが
って、この複合コア１０により、記録再生ギャップ１５
による記録に先立って消去ギャップ１６による消去を行
なう先行イレーズ構造が実現される。

そゝして、この複合コア１０は、そのＣ型の記録再生側
コア１２については、記録再生ギャップ１５の深さ方向
と平行な部分を巻線柱１２ｂとし、同じくＣ型の消去側
コア１３については、この巻線柱１２ｔ）と直交する、
消去ギャップ１６から最も遠い部分を巻線柱１３ｂとし
ている。

この複合コアの構造自体は、例えばフロッピーディスク
における複合コアの構造と実質的に同じである１本発明
は、このような記録再生ギヤ・シブ１５と消去ギヤ・シ
ブ１６を有する複合コア１０を、リジッドディスクまた
はＳＳＲディスク用の浮動式磁気ヘッドに適用したこと
を基本的な特徴とするものである。したがって、以上の
複合コア１０の構造は一例を示すものであり、本発明は
、記録再生ギャップ１５による記録に先立って消去する
消去ギャップ１６を有する複合コアであれば、その構造
を問わない。

上記複合コア１０を固定するスライダ２０は、磁気ディ
スク（図示省略）との対向面２１が所定曲率の球面形状
に成形され、この対向面２１には、磁気ディスクの回転
方向に沿って複数の空気溝２２とスライダレール２３が
形成されている。

そして、中央のスライダレール２３にはコア組付溝２４
が形成され、このコア組付溝２４に複合コア１０が挿入
固定されている。このスライダ２０の前端には、対向面
２１と平行で、コア組付溝２４に直交する記録再生コイ
ル用巻線溝２５が形成されている。この記録再生コイル
用巻線溝２５は、記録再生コイル２６を記録再生側コア
１２に巻くためのもので、この溝を記録再生側コア１２
の巻線柱１２ｂが横切フている。記録再生コイル２６は
、この記録再生コイル用巻線溝２５を通して、記録再生
側コア１２の巻線孔１２ａに挿通され、巻線柱１２ｂに
巻き付けられている。また、スライダ２０には、対向面
２１とは反対側の面からコア組付溝２４に直交して消去
コイル用巻線溝２７が形成されている。消去コイル用巻
線溝２７は、消去コイル２８を消去側コア１３の巻線柱
１３ｂに巻くためのものである０巻線柱１３ｂは、この
消去コイル用巻線溝２７を横切り、対向面２１と平行に
なっている。そして、消去コイル２８は、この消去コイ
ル用巻線溝２７を通して、消去側コア１３の巻線孔１３
ａに挿通され、巻線柱１３ｂに巻かれている。したがっ
て、消去コイル２８の巻線方向は、記録再生コイル２６
の巻線方向と直交していることになる。このように、記
録再生コイル２６と消去コイル２８の巻き付は方向を直
交させると、双方のコイルに発生する磁束が相互に干渉
することがないという効果が得られる。

ナオ、２９は、図示を省略したジンバルばね（スライダ
支持ばね）の先端部を固定する凹部である。

上記構成の浮動式複合磁気ヘッドでは、リジッドディス
クまたはＳＳＲディスクのメディアに対する情報の記録
再生を記録再生ギャップ１５で、記録された情報の消去
を消去ギャップ１６で別々に行なうことになる。すなわ
ち、すでに書き込まれている前の記録は、まず消去ギャ
ップ１６によって先に消去され、その徒記録再生ギャッ
プ１５によって新たな書き込みが行なわれる。したがっ
て、先行する消去ギャップ１６により、前の記録は消し
残りなく消去され、また、記録再生ギャップ１５は、新
たな書き込みを行ない、その後これを再生する時に、誤
信号なく出力することができる。また、その際、記録再
生コイル２６および消去コイル２８にはそれぞれ磁束が
発生するが、記録再生コイル２６と消去コイル２８は巻
線方向が直交しているため、両者の磁気回路が相互に干
渉することが極めて少なくなる。よって、消去ギャップ
１６での磁束は一層強力なものとなり、消去ギャップ１
６による前の記録の消去を完全かつ確実に行なうことが
できる。

「発明の効果」以上説明したように、本発明によれば、リジッドディス
ク用あるいはＳＳＲディスク用としては、今までにない
先行イレーズ構造の複合磁気ヘッドとしたので、ディス
クのメディアに新たに書き込まれる記録は、前の記録を
完全に消去した後のものとなる。したがって、新たに書
き込まれた記録の再生時には、誤信号として出力するこ
とがなくなる。また、記録再生コイルと消去コイルの巻
きつけ方向を直交させたことで、相互の磁気回路の干渉
を極めて少なくすることができる。

よって、消去ギャップには一層強力な磁束が働き、消去
機能の確実かつ完全化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による浮動式複合磁気ヘッドの斜視図、
第２図は第１図におりる複合コア部分の一例を示す斜視
図、第３図はＭ１図のものを裏側から見た斜視図、第４
図は第３図のＩｔ／−ＴＶ線に沿う断面図、第５図は従
来のリジッドディスク用またはＳＳＲディスク用の浮動
式磁気ヘッドの斜視図である。１０−・・複合コア、１１・・・センターコア、１２・
軸記録再生側コア、１３・・・消去側コア、１２ｂ、１
３ｂ・・・巻線柱、１５・・・記録再生ギヤ・ンプ、１
６−・・消去ギャップ、２ｏ・・・スライダ、２１−・
・対向面、２４−・・コア組付溝、２５・・・記録再生
コイル用巻線溝、２６・・・記録再生コイル、２７−・
・消去コイル用巻線溝、２８−・・消去コイル。特許出願人　　　　アルプス電気株式会社同代理人　　
三浦邦夫同　　　　松井　茂第２図第１図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）リジッドディスクまたはＳＳＲディスクに対向す
るスライダと、このスライダのコア組付溝に組込まれた
磁気コアを備えた浮動式磁気ヘッドにおいて、上記磁気
コアに、記録再生用ギャップと、この記録再生用ギャッ
プによる記録に先立って消去を行なう消去ギャップを設
けたことを特徴とする浮動式磁気ヘッド。
（２）特許請求の範囲第１項において、スライダは、磁
気ディスクの回転方向に沿ったコア組付け溝と；スタイ
ダの端面からディスクとの対向面に平行に形成された、
このコア組付け溝と直交する記録再生コイル用巻線溝と
；スライダの上記対向面と反対側の面から上記コア組付
け溝に直交させて形成した消去コイル用巻線溝とを備え
、このスライダの上記コア組付け溝に挿入した磁気コアに
対し、上記記録再生コイル用、消去コイル用巻線溝から
それぞれ巻線を施して、記録再生コイルと消去コイルの
巻線方向を直交させたことを特徴とする浮動式磁気ヘッ
ド。