JPS63271020A - カ−トリツジタンクの弁構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は給油キャップを取外すことなく給油できるカ
ートリッジタンクに係るものである。

〔従来の技術〕

従来カートリッジタンクは弁材の給油キャップを取付け
、給油キャップを外して給油した後で給油キャップを締
め、油タンクの受皿に転倒装着することによって給油キ
ャップの弁が開き、油タンクで使用された油量がカート
リッジタンクから補給されるものである。

この為給油の時カートリッジタンクのみ取出して作業を
行うから使い勝手が良くなったが、弁材キャップをしっ
かシ締付けておかないと転倒時に給油キャップが外れ多
量の油を一度に流出させるｌ・ラブルがあった。

」二記の問題点はカートリッジタンクへノ給油時にキャ
ップを取外す必要がある為で、このトラブルを防ぐ構造
として実公昭４７−４２０２３号が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで従来構造は給油ジヨイントによって給油キャッ
プの弁を押開き、弁部から直接給油するものであるが、
弁部の構造が複雑で給油時には大きな流路抵抗となり、
またエアロツクが起きやすく、給油の時間が非常に長く
なってしまうものであった。

〔問題点を解決する為の手段〕

従来構ａのエアロツクの発生メカニズムヲ追求すると、
弁部からカートリッジタンク内部に油が流入する時、弁
の各部品に油の流れが当った時しぶきとなって飛び散る
ことが観察でき、この飛び散った油滴がカートリッジタ
ンクの空気抜き流路に油膜を張るととがわかった。

この発明は給油キャップの内蔵弁を２個備えることによ
って油流路と空気流路を独立させ、エアロツクの発生を
完全に防止できたもので、１はカートリッジタンク３に
固着される外筒、２は外筒１内壁に形成した弁座である
。４は外筒１内に設けた内筒で、外壁には弁座２と当接
する内筒弁５が、まだ内壁には内筒弁座６が形成しであ
る。７は内筒４内に設けた開閉弁で、内筒弁座６と当接
する。８は外筒１と内筒４との間に取付けられた内筒バ
ネ、９は内筒４と開閉弁７との間に取付けられた押バネ
であり、各々の弁座２・６と各々の弁５・イを常時閉路
としている。

外筒１は弁座２よシもカートリッジタンク内方の側壁に
開口２２が、また更に内方の側壁もしくは外筒１の底面
に端部開口２３があけられ、両開口２２・２３の間の外
筒１内壁と内筒４外壁とが接するようにいずれか一方か
ら仕切板２４が形成しである。１０は側壁開口２２と連
通ずる外・内筒１・４０間隙であυ、該間隙１０もしく
は端部開口２３と連通する内筒４内のいずれかを空気流
路月、他方を油路】２表している。

１３は給油タンク、１４は給油タンク１３と連通ずる給
油ジョイン１−であシ、カートリッジタンク３の外筒１
に装着した給油ジヨイントＪ４は内筒４及び開閉弁７を
同時に押開く。１５は石油燃焼器などの油タンク、１６
は油タンク１５に装着した受皿であシ、該受皿］６には
開閉弁７と対向する押軸１７と内筒４に対向する円筒１
８が形成されている。従って外・内筒１・４間隙１ｏに
空気が入シこみ、該間隙１０がカートリッジタンク３へ
の空気流路となる。

第４図・第５図はオートストップ構造を示しており、内
筒４内を空気流路月とすることによって内筒４下端を満
油量位置としている。１９は↓− 内筒４側壁あけた空気孔、２ｏは外筒１の底部から突出
しだ突部であシ、給油停止後給油クンク１３のサイフオ
ン弁２５を開路とした後内筒４を押すと突部２０によっ
てエア抜弁２１が空気孔１９から離れカートリッジタン
ク３の空気を抜くことができる。２７は給油ジヨイント
Ｊ４に設けた可動するストッパーであシ、給油位置とエ
ア抜き位置を規制している。

〔作用の説明〕 叙上の構成であるこの発明は開閉弁７と対向する弁座６
を内筒４の内壁に取付け、内筒４の外壁の弁５と対向す
る弁座２をカートリッジタンクに取付けられる外筒１内
壁に設けたから、内筒４内の流路と外・内筒１・２間隙
１０の流路とは各々弁部が構成できたものである。この
為外筒１に取着される給油ジヨイント１４は内筒４内も
しくは間隙１０に給油パイプ２６を接続しており、一方
の弁部を介してカートリッジタンク３に給油することが
できる。そしてこの給油時に油が通過する油流路］２に
対して内筒４で仕切られた空気流路１１があり、かつ空
気流路１１の最もせまい流路を形成する弁部に至る途中
は流路が広くなっているから給油時の油の飛沫が空気流
路１１に向っても弁部などのせまい流路に届くことはほ
とんどなく、エアロツクが起る恐れは全くなくなった。

一方カートリノジクンクが装着される油タンク１５の受
皿１６は内筒弁５もしくは開閉弁７のいずれか一方を開
路とするだけでも弁部を通過する流路が少いからエアロ
ツクを起す恐れはなく充分便用可能となる。しかし受皿
１６から押軸１７と円筒１８を設けて開閉弁７と内筒４
を同時に抑圧してもよく、この場合外・内筒１・４の間
隙１０が空気流路１１となり、内筒４内が油流路１２と
なる。

更に内筒４が空気流路１１と油流路１２を仕切る構成に
於て、該内筒４内が空気流路１］になるよう設定すれば
、給油時内筒４の端が油中に没した時カートリッジタン
クの空気の排出ができず当該油面１（マ給油が停止する
。この為油タンク１３のサイフオン弁２５を開ていサイ
フオン効果を止め、カートリッジタンク３を少し傾斜す
るなどの操作で油面位置を変えれば内筒４内から空気を
排出でき、給油パイプ２６に残っている油をカートリッ
ジタンク３に給油することができる。

一方直接カートリッジタンク３の空気を抜く為には外筒
１と対向していたストッパー２７を押して外筒１の規制
を解けば給油ジヨイント１４は更に奥１で押込むことが
できる。該内筒４が給油ジヨイント１４によって押下げ
られると、内筒４のエア抜弁２１と空気孔１９との圧接
が解かれるので、カートリッジタンク３の空気は空気孔
１９から内筒４内に抜けることができ、捷だ給油パイプ
２６内に残っている油をカー１−　リッジタンクに給油
することができる。

〔効果の説明〕

以上の様にこの発明では内筒４を境に空気流路１１と油
流路１２を独立させ、かつ両流路１１・１２に共に弁を
構成しだから、給油中の油の飛沫が空気流路１１の弁部
に届くことはなく、給油キャップを取外さないで給油す
る従来システムのようにたびたびエアロツクを起すトラ
ブルが防止できた。

また空気流路１１と油流路１２を独立させたので油の流
れに空気が絞らなくなり給油速度が向上したものである
。

一方内筒４内を空気流路１１とする時、内筒４の端が油
中に没すればカートリッジタンク３がら空気の排出がで
きなくなり、以後の給油も停止する。この為取扱者がカ
ートリッジタンク３をあふれさせて周囲をよごしてしま
うトラブルが防止できたものである。

また石油ストーブなどの油タンク１５にカートリッジタ
ンク３を装着するに当シ受皿１６の押軸１７の長さを少
し長くするだけで開閉弁７を開くことができ、従来品と
変りなく使用できる。才だ受皿１６にカートリッジタン
ク３を装着する時、内筒４が押される円筒１８が形成さ
れた受皿１６を使えば空気流路１１と油流路１２が独立
でき、多量の油が急速に流れる油タンク１５が空量の時
にもエアロツクのトラブルが起る恐れはない。

従ってこの発明のカートリッジタンク３の取扱いはキャ
ップをはずすことなく給油できるから、キャップ外れを
原因とする火災事故が完全に防止できるようになシ、ま
だ従来品の問題点も前記した様に改善した優れた発明で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案品の給油時の断面図、第２図は同持運
び時の断面図、第３図は受皿に装着した断面図、第４図
は他の実施例の給油時の断面図、第５図はエア接待の断
面図、第６図は給（１ｎ） 油時の説明図である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）内壁に弁座２が形成され外壁がカートリッジタン
   ク３に固着された外筒１と、該外筒１の内側に位置して
   外壁に弁座２と当接する内筒弁５がまた内壁に内筒弁座
   ６が形成された内筒４と、該内筒４内に位置して内筒弁
   座６と当接する開閉弁７と、外筒１と内筒４との間に取
   付けられて内筒弁５を弁座２に押付する内筒バネ８と、
   外筒１もしくは内筒４と開閉弁７との間に取付けられ、
   開閉弁７を内筒弁座６に押付するバネ９とを設けると共
   に、外・内筒１・４の間隙１０もしくは内筒４内のいず
   れかを空気流路１１、他方を油流路１２とし、かつ給油
   タンク１３の給油ジョイント１４が内筒４及び開閉弁７
   を同時に押開くことを特徴とするカートリッジタンクの
   弁構造。
2. （２）油タンク１５に取付けた受皿１６には開閉弁７も
   しくは内筒４に対向する押軸１７を設け、開路となる内
   筒４内もしくは間隙１０を空気と油の合同流路とする特
   許請求の範囲第１項記載のカートリッジタンクの弁構造
   。
3. （３）油タンク１５に取付けた受皿１６には開閉弁７に
   対向する押軸１７と内筒４に対向する円筒１８を設け、
   外・内筒１・４間隙１０を空気流路１１とする特許請求
   の範囲第１項記載のカートリッジタンクの弁構造。
4. （４）外・内筒１・４間隙１０を油流路１２、内筒４内
   を空気流路１１とし、内筒４下端を満油量位置とする特
   許請求の範囲第１項記載のカートリッジタンクの弁構造
   。
5. （５）内筒４内を空気流路１１とし、内筒４端部を満油
   量位置とすると共に、内筒４内には内筒側壁の空気孔１
   ９を常時閉路とし、かつ内筒４押圧時外筒１の突部２０
   で開路とするエア抜弁２１を設けた特許請求の範囲第１
   項記載のカートリッジタンクの弁構造。