JPH01159519A - 石油燃焼機器の注油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は石油燃焼機器用注油ポンプに関するものである
。

〔従来の技術〕

従来この種の注油ポンプは灯油を送油する送油手段しか
有せず、給油キャップを手で開けてタンク内に注油ホー
スを入れて注油を行うものであった０ 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来の石油燃焼機器用注油ポンプにおいて
、注油のとき給油キャップを開ける手間がかかり、特に
カートリッジタンクの場合は給油キャップに灯油が付着
しており、これを開けるとき手が汚れる。又注油中にタ
ンクが転倒すると、灯油がこぼれるという不都合がある
。更に注油のとき、注油された灯油の量をたえず確認し
て注油の動作を停止しなければ、灯油があふれ出すとい
う問題があった。

この発明は上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、給油キャップを手で開けることなく、父子を汚
すことなく、注油の最中タンクが転倒しても、灯油がこ
ぼれず、安全で容易に一定量の灯油を注油することの改
善を目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため、本発明は注油しようとする
給油キャップに給油キャップに給油弁と排気弁を設け、
又注油装置のホルダー本体にも注油管と排気管を設ける
ことにより、灯油を注油する注油手段と注油した灯油と
同体積の空気を抜く排気手段とを有し、且つホルダー本
体と給油キャップの連結部に空気漏れのない手段を設け
、ホルダー本体を給油キャップに固定するための拘束手
段を有するように構成されている。

〔作　用〕

本発明によれば、石油燃焼機器用注油ポンプに注油手段
と排気手段を設けることにより、給油キャップを手で開
けることなく、安全で容易に一定量の灯油をタンクに注
油できる機能を付与するようにする。

〔実施例〕

以下その一実施例を第１図〜第６図を用いて説明する。

第１図は注油装置の吐出側ホルダー本体と注油しようと
するタンクと給油キャップとの断面図、第２図はホルダ
ー本体とタンクと給油キャップとを嵌合させた、実際に
注油可能な状態にした断面図である。

図において、ｌは石油燃焼器のカートリッジタンク（以
下単にタンクｌという）、該タンクｌの一端適宜位置に
給油キャップ２を着脱自在に設けている。３ａは上記給
油キャップ２をタンクｌに固着したとき、その気密を保
持するために、所定位置に設けた気密パツキンである。

上記タンクｌ側の開口捻子部１ａに上記給油キャップ２
の捻子部２ａを嵌合させ締め付けると、上記気密パツキ
ン３ａにより、上記タンクｌと給油キャップ２が完全に
気密状態となる。

４は後述する貯蔵タンクより燃料を上記タンクｌへ給油
する注油”装置の吐出側のホルダー本体であシ、注油手
段と排気手段を備えるため、上記給油キャップ２は二重
弁構造をなし、ホルダー本体はそれに対応して二重管構
造をなしている。

５は上記ホルダー本体４内に設けられた排気管であり、
ホルダー本体４を給油キャップ２に押し入れていくと、
先ず、排気管５が上記給油管キャップ２側の排気弁６を
押し開き、さらに排気口７カ排気管５の先端に設けられ
たＯリング８ａにより気密され、遮断される。９は給油
キャップ２の上部に設けられた給油口であり、０リング
８ｂは給油口９と給油弁ｌＯとの気密をし、遮断するも
のである。０リング８ｃは排気ロアと排気弁６との気密
をし、遮断するものである。２は上記給油キャップ２の
内部に取付けた少なくとも側面空間となっている弁座ホ
ルダー、該弁座ホルダー１１の内部には給油弁１０を該
弁座ホルダー１１のタンクｌ側に設けた給油弁バネ１２
により上下摺動自在に配設している０又給油弁ｌＯの内
部には、排気弁６を排気口と反対側に設けた排気弁バネ
１３により、上下摺動自在に配設している。

排気弁バネ１３は給油弁バネ１２に比べて弱く設定して
おり、排気弁６は開成しているが、給油弁１０はまだ閉
成した状態になっている。

更にホルダー本体４を押すと、給油弁１０は排気管５の
先端に設けられたつば１４により押されて開き、給油口
９内に送油管１５が嵌入される。

３ｂはホルダー本体４に取付けられている気密パツキン
であり、給油キャップ２の面に、気密パツキン３ｂが押
され、給油口９は密閉し、遮断される０ 注油しないとき、上記給油弁ｌＯは給油弁バネ１２によ
り、給油キャップ２の給油口９の方向に付勢され、Ｏリ
ング８ｂにより、給油口９が完全に遮断された状態とな
る。父上記排気弁６は排気弁バネ１３により給油弁１０
の排気ロアの方向に付勢され、Ｏリング８ｃにより、排
気ロアが完全に遮断された状態となる。

１６は樹脂製で切欠を設けたリング状のロックスプリン
グ、１７は上記ホルダー本体４のキャップ４ａの内周に
設けられたスプリング溝、１８は給油キャップ２の外周
に設けられたロック溝である。上記ロックスプリング１
６はスプリング溝１７に係入されている。従ってホルダ
ー本体４を給油キャップ２に押し入れると、給油キャッ
プ２のテーパ部２ｂにより、上記ロックスプリング１６
がロック溝１８にはまり込む。ここでロックスプリング
１６がロック溝１８とスプリング溝１７とを共に拘束す
る状態となる。

第３図は拘束手段を構成するロックスプリングの断面図
（第１図のＡ−Ａ線断面図）である。図において、１９
はホルダー本体４を給油キャップ２から取りはずす手段
として設けている樹脂製の脱却ボタン、２０はスプリン
グ溝１７の外壁である。ロックスプリング１６がロック
溝１８にはまり込んだ状態で、脱却ボタン１９を押すと
ロックスプリング１６はスプリング溝１７の外壁２０に
当たり、脱却ボタン１９のテーパー１９ａにより切欠き
が押し開かれ、ロック溝１８からはずれ、拘束状態は解
除される。このようにして、ホルダー本体４は給油キャ
ップ２より、ワンタッチで着脱可能となるよう構成され
ている。

第４図は吸入側ポンプ本体と貯蔵タンク・と貯蔵タンク
の蓋との断面図である。図において、２１は吸入側ポン
プ本体、２２は貯蔵タンク、２３は貯蔵タンクの蓋であ
り、吸入側ポンプ本体２１に取付けた貯蔵タンクの蓋２
３は貯蔵タンク２２上の開口部に圧入して取付けられて
いる。２４は送油管、２５は排気管であり、送油管２４
と排気管２５はそれぞれ吐出側ホルダー本体４につなが
っている。２６は電動モータ、２７はモータリード線、
２８は羽根、２９は吸入口、３０は送油路であり、今ホ
ルダー本体４が給油キャップ２に拘束され、取付けられ
ている時、モータリード線２７を通じて、電動モータ２
６に通電すると、羽根２８により、貯蔵タンク２２内の
灯油が吸い上げられ、吸入口２９を通り、送油管２４内
の送油路３０を通じて、タンク１内に灯油が供給される
０３１は排気路、３２は貯蔵タンク２２内の入口部分に
設けた排気出口であり、このとき、給油口９は気密パツ
キン８ｂにより、完全に密閉されているので、供給され
た灯油と同体積の空気が排気路３１を通して、排気出口
３２より抜は出る。

３３は排気入口であり、タンクｌ内において、送油され
る灯油が流出している位置に排気入口３３を設定すると
、送油された灯油が再び排気路３１を通して、吸入側ポ
ンプ本体２１に戻るという現象、即ちショートサーキッ
ト現象が生じ、注油速度において非常に効率が悪くなる
０注油速度を最も上げるためには、このショートサーキ
ット現象が生じない構造にすることが必要であるｏ３４
はショートサーキット防止皿であり、排気路入口にショ
ートサーキット防止皿３４を設ける。以上の様に構成さ
れた本実施例の注油装置について、以下その動作と共に
説明する。

第６図はショートサーキット防止皿が無い場合の流出灯
油の形状を示す断面図である０図において、灯油は注油
装置の送油路３０を通り、給油キャップ２よりタンクｌ
内に流出するが、注油装置の排気の入口３３が流出灯油
の近傍にあるため、流出した灯油の一部が排気路３１を
通り、第４図の吸入側ポンプ本体２１を通り、貯蔵タン
ク２２に戻り、ショートサーキット現象が起る。

￥ＩＪ５図はショートサーキット防止皿が有る場合の、
流出灯油の形状を示す断面図である。図において、灯油
は注油装置の送油路３０を通り、給油キャップ２よりタ
ンクｌ内に流出するが、ショートサーキット防止皿３４
があるため、注油装置の排気入口３８の近傍に流出灯油
がなく、排気の空気のみが、第４図の吸入側ポンプ本体
２１を通り、貯蔵タンク２２に入る。そしてショートサ
ーキット防止皿に必要な直径は灯油を注油する速さによ
り異なるが、適宜、直径、深さを変化させることにより
、ショートサーキット現象を完全に防止することが可能
となる。

更に、注油を続けると、タンクｌ内に灯油が溜り、排気
入口３８の高さまで油面が上がった時点で排気路３１に
灯油が入り、排気出口３２まで送られる。従って、更に
注油を行っても、タンク１は気密パツキン８ｂによって
外気と完全に遮断されているので、排気入口８３の高さ
以上には灯油は注油されない。

〔発明の効果〕

以上の様に、本発明においては、注油のとき、給油キャ
ップを手で開ける手間がなく、灯油で手が汚れることも
なく、更にはタンクの給油口が完全に密閉されているの
で、注油中にタンクが転倒しても灯油がこぼれることが
なく、又安全で容易に一定量の灯油を注油することがで
きる石油燃焼器用注油ポンプが実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は注油装置の吐出側ホルダー本体と注油しようと
するタンクと給油キャップとの断面図、第２図はホルダ
ー本体とタンクと給油キャップとを嵌合させた、実際に
は注油可能な状態にした断面図、第８図は拘束手段を構
成するロックスプリングの断面図、第４図は吸入側ポン
プ本体と貯蔵タンクと貯蔵タンクの蓋との断面図、第５
図はショートサーキット防止皿が有る場合の流出灯油の
形状を示す断面図、第６図はショートサーキット防止皿
が無い場合の流出灯油の形状を示す断面図である。 ｌ・・・タンク　　２・・・給油キャップ　　４・・・
ホルダー本体　　５・・・排気管（ホルダー本体側）６
・・・排気弁　　１０・・・給油弁　　１５・・・送油
管（ホルダー本体側）　　１６・・・ロックスプリング
１７・・・スプリング溝　　１８・・・ロック溝　　１
９・・・脱却ボタン　　２２・・・貯蔵タンク　　２４
・・・送油管（ポンプ本体側）　　２５・・・排気管（
ポンプ本体側）　　３０・・・送油路　　３１・・・排
気路。 代理人　弁理士　杉　山　毅　至（他１名）電　／１２
１ ．′　２　図 ゛ご　３７Ｉ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、注油しようとする給油キャップに給油弁と排気弁を
   設け、注油装置のホルダー本体にも注油管と排気管を設
   けた石油燃焼機器の注油装置において、上記ホルダー本
   体と給油キャップの連結部に、空気漏れのない手段を設
   けると共に上記ホルダー本体を給油キャップに固定する
   ための拘束手段を設けたことを特徴とする石油燃焼機器
   の注油装置。