JPS63270938A - 流体封入式マウント装置 - Google Patents

流体封入式マウント装置

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JPS63270938A
JPS63270938A JP10296087A JP10296087A JPS63270938A JP S63270938 A JPS63270938 A JP S63270938A JP 10296087 A JP10296087 A JP 10296087A JP 10296087 A JP10296087 A JP 10296087A JP S63270938 A JPS63270938 A JP S63270938A
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fluid
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JP10296087A
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English (en)
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Motohiro Katayama
片山 元廣
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、自動車用エンジンマウント等として用いて好
適な流体封入式マウント装置に係り、特に、互いに異な
る複数の周波数域の入力振動に対して共に良好な防振効
果を発揮することのできる流体封入式マウント装置に関
するものである。
(従来技術) 自動車用エンジンマウント等のマウント装置では、一般
に、広い周波数域の入力振動に対して良好な防振効果を
発揮することが要求され、中でも低周波大振幅の入力振
動に対して充分な減衰効果を発揮することが要求される
。そのため、近年、このようなマウント装置として、(
a)振動入力方向で対向するように配置された第一およ
び第二の支持体と、(b)該第一および第二の支持体間
に介装されて、それらを弾性的に連結するゴム弾性体と
、(c)前記第二の支持体に配設されて、前記第一の支
持体との間に流体収容空間を形成する、少なくとも一部
が弾性膜にて構成された隔壁部材と、(d)該流体収容
空間内に封入された所定の非圧縮性流体と、(e)前記
流体収容空間を前記第一の支持体側の受圧室と前記隔壁
部材側の平衡室とに仕切る第一の仕切部材と、<r)y
受圧室と平衡室とを相互に連通せしめる第一の絞り通路
と、(g)前記受圧室を前記第一の支持体側の室部分と
前記第一の仕切部材側の室部分とに略2分するように、
前記第一の支持体に配設された作動部材とを備えた、所
謂流体封入式のマウント装置が提案されるに至っている
(特開昭60−104824号公報、特開昭60−24
9749号公報等参照)。
このような構造の流体封入式マウント装置によれば、受
圧室および平衡室内の非圧縮性流体が第一の絞り通路を
通じて相互に流動することに基づいて、その絞り通路に
ついて設定(チューニング)された周波数域の入力振動
を良好に減衰することができるのであり、従ってその絞
り通路についての設定周波数域を低い周波数域に設定す
ることにより、低周波大振幅の入力振動に対して充分良
好な減衰効果を発揮させることができるのである。
また、かかる構造の流体封入式マウント装置によれば、
受圧室内の非圧縮性流体が作動部材と受圧室の内壁との
間に形成される間隙部を通じて2つの室部分間を相互に
流動することに基づいて、その間隙部について設定され
た周波数域の入力振動を良好に減衰することができるの
であり、従ってその間隙部を中乃至は高周波数域の所望
の周波数域に設定することにより、その中乃至は高周波
数域の小振幅振動に対して良好な防振効果を発揮させる
ことかできるのである。
(問題点) ところで、この種の流体封入式マウント装置においては
、前記特開昭60−249749号公報に開示されてい
るように、一般に、第一の仕切部材に対して受圧室と平
衡室との対向方向に所定量変形乃至は変位可能な可動部
材が設けられ、この可動部材がそれら受圧室と平衡室と
の対向方向に変形乃至は変位することに基づいて、前記
第一の絞り通路についての設定周波数域よりは高く、前
記作動部材と受圧室内壁との間の間隙部についての設定
周波数域よりは低い、所定の周波数域の振動の遮断が図
られることとなるが、従来の流体封入式マウント装置で
は、そのような可動部材の併設により、互いに異なる3
つの周波数域の入力振動に対して良好な防振効果を発揮
させ得るのが精々であり、それら以外の周波数域の入力
振動に対しては良好な防振効果を発揮させることができ
ないといった問題があった。
(解決手段) 本発明は、このような事情を背景として、従来よりも広
い周波数域の入力振動に対して良好な防振効果を発揮す
ることのできる流体封入式マウント装置を提供するため
に為されたものであり、その要旨とするところは、前述
の如き、(a)第一および第二の支持体と、(b)ゴム
弾性体と、(C)隔壁部材と、(d)非圧縮性流体と、
(e)第一の仕切部材と、(f)第一の絞り通路とを備
えた流体封入式マウント装置において、ゴム弾性体の第
一の支持体と第二の支持体との間の中間部分に周縁部を
一体に固着せしめた状態で、受圧室を第一の支持体側の
第一の分割室と第一の仕切部材側の第二の分割室とに仕
切る第二の仕切部材を配設すると共に、該第一の分割室
と該第二の分割室とを相互に連通せしめる状態で、該第
二の仕切部材に第二の絞り通路を設ける一方、該第二の
仕切部材を振動入力方向に移動可能に貫通して該第二の
分割室内に突出する状態で、第一の支持体に支持部材を
配設し、且つ該支持部材に、該第二の分割室を前記第一
の仕切部材側の室部分と該第二の仕切部材側の室部分と
に略27分する作動部材を支持せしめたことにある。
(作用・効果) このような流体封入式マウント装置では、第一の支持体
と第二の支持体との間に振動が入力されると、ゴム弾性
体の弾性変形によって第一の分割室と第二の分割室との
間に流体圧差が生じるため、それら分割室内の非圧縮性
流体が第二の絞り通路を通じて相互に流動せしめられる
。また、振動入力によってゴム弾性体が弾性変形すると
、第二の分割室の二つの室部分間に流体圧差が生じるた
め、作動部材と第二の分割室内壁(受圧室内壁)との間
の間隙部を通じてそれら掌部分内の非圧縮性流体が相互
に流動せしめられる。さらに、振動入力により、従来装
置と同様、受圧室および平衡室内の非圧縮性流体が第一
の絞り通路を通じて相互に流動せしめられる。
つまり、本発明に従う流体封入式マウント装置によれば
、非圧縮性流体が第二の絞り通路を流動することに基づ
いて、その第二の絞り通路について設定された周波数域
の入力振動を、また非圧縮性流体が作動部材と第二の分
割室内壁との間の間隙部を流動することに基づいて、そ
の間隙部について設定された周波数域の人力振動を、さ
らに従来装置と同様、非圧縮性流体が第一の絞り通路を
流動することに基づいて、その第一の絞り通路について
設定された周波数域の入力振動を、それぞれ良好に減衰
乃至は遮断することができるのである。
そしてそれ故、前述の如き可動部材を第一の仕切部材に
併設するようにすれば、互いに異なる4つの周波数域の
入力振動に対して共に良好な防振効果を発揮させること
が可能となるのであり、従来装置よりも広い周波数域の
人力振動に対して良好な防振効果を発揮させることが可
能になるのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、ここでは、本発明を自動車用エンジンマウントに
適用した場合について述べるが、本発明がかかる自動車
用エンジンマウント以外のマウント装置に対しても適用
できることは、勿論である。
すなわち、第1図には、本発明に従う自動車用エンジン
マウントの一例が示されている。そこにおいて、10.
12は、それぞれ、第一および第二の支持体としての第
一および第二の支持金具であって、振動入力方向(図中
上下方向)で所定の距離を隔てて対向する状態で配設さ
れている。
第一の支持金具10は、比較的小径の円錐台形状を成し
ており、その円錐台の頂部側が第二の支持金具12と対
面するように配置されている。一方、第二の支持金具1
2は、開口部に外向きのフランジ部14を備えた容器状
の底部金具16と、軸心方向の一端部にカシメ部18を
備えた略円筒状のカシメ金具20とから成っており、カ
シメ金具20がカシメ部18において底部金具16のフ
ランジ部14に流体密にカシメ固定された袋状の構造を
有している。そして、この第二の支持金具12は、図示
のように、その内部空間が第一の支持金具IO側に開口
する状態で、該第一の支持金具10と同心的に配置され
ている。
そして、ここでは、図示されているように、テーバ筒状
のゴム弾性体22が、その小径側の端部において第一の
支持金具lOの側面部に一体加硫接着されると共に、大
径側の端部部において第二の支持金具12の開口部内周
面に一体加硫接着されて配設されており、第一および第
二の支持金具10.12がこのゴム弾性体22を介して
弾性的に連結されている。
なお、第一の支持金具10および第二の支持金具12の
底部金具16には、それぞれ外方(上方および下方)に
突出する状態で取付ボルト24゜26が立設されており
、本実施例のエンジンマウントは、第一の支持金具10
が取付ボルト24においてエンジン側に取り付けられる
一方、第二の支持金具12が取付ボルト26において車
体側に取り付けられることにより、エンジン乃至はエン
ジンを含むパワーユニットを車体に対して防振支持せし
めるようになっている。
前記第二の支持金具12には、底部金具16とカシメ金
具20との間で周縁部を流体密に保持された状態で、ゴ
ム弾性膜から成る隔壁部材としてのダイヤフラム28が
配設されており、これにより、該ダイヤフラム28と第
一の支持金具10との間に位置して、流体収容空間とし
ての密閉空間が形成されている。そして、かかる密閉空
間内に、水、ポリアルキレングリコール、シリコーン油
等の所定の非圧縮性流体が封入せしめられている。
また、第二の支持金具12には、底部金具16とカシメ
金具20との間で周縁部を流体密に保持されて、第一の
仕切部材としての仕切部材30が配設されており、上記
流体収容空間がこの仕切部材30によって第一の支持金
具10側の受圧室32とダイヤフラム28側の平衡室3
4とに仕切られている。そして、この仕切部材30の外
周部に位置して、それら受圧室32と平衡室34とを相
互に連通せしめる状態で、第一の絞り通路である周方向
の絞り通路36が形成されており、受圧室32および平
衡室34内の非圧縮性流体がその絞り通路36を通じて
相互に流動し得るようにされている。また、仕切部材3
0の中央部には所定厚さの円盤状の空間が形成されてお
り、この空間内に収容されて、ゴム材料等から成る可動
部材としての可動板38が配設されている。そして、受
圧室32と平衡室34との間に流体圧差が生じたとき、
この可動板38がそれら受圧室32と平衡室34との対
向方向に所定量移動(変位)し得るようにされている。
第一および第二の支持金具10.12間に入力される振
動のうち、受圧室32および平衡室34内の非圧縮性流
体が絞り通路36を通じて流動することに基づいて、そ
の絞り通路36について設定された周波数域の入力振動
が良好に減衰せしめられるようになっているのであり、
また可動板38が受圧室32と平衡室34との対向方向
に移動することに基づいて、その可動板38について設
定された周波数域の入力振動が良好に遮断せしめられる
ようになっているのである。
なお、ここでは、絞り通路36についての設定周波数域
が低い周波数域に設定されており、これにより、非圧縮
性流体が絞り通路36を流動することに基づいて、エン
ジンシェイク等の低周波大振幅の振動が良好に減衰せし
められるようになっている。また、可動板38について
の設定周波数域が100〜150Hz程度の中周波数域
に設定されており、これにより、可動板38が受圧室3
2と平衡室34との対向方向に移動することに基づいて
、こもり音等の比較的振幅の小さい振動が良好に遮断せ
しめられるようになっている。
また、前記仕切部材30は、ここでは、第一および第二
の仕切金具40.42が重ね合わされた構造を有してお
り、それら仕切金具40.42の重ね合わせによって前
記絞り通路36が形成されていると共に、前記可動板3
8を収容する空間が形成されている。また、それら仕切
金具40,42には、それぞれ、可動板38の収容空間
を受圧室32および平衡室34に連通せしめる通孔44
が形成されており、受圧室32および平衡室34の流体
圧がそれら通孔44を通じて可動板38に作用せしめら
れるようになっている。
ところで、第1図に示されているように、前記ゴム弾性
体22には、その軸心方向の中間部分に位置して、該ゴ
ム弾性体22と逆方向に開口するテーパ金具46が一体
に埋設されており、このテーパ金具46によって該ゴム
弾性体22が第一の支持金具10例の小径部分48と第
二の支持金具12例の大径部分50とに2分せしめられ
ている。
そしてこれにより、ゴム弾性体22、ひいてはエンジン
マウントの径方向の剛性の向上が図られている。
テーパ金具46は、小径側の所定長さの部分が円筒部5
2とされており、その円筒部52が受圧室32内に突出
する状態で配設されている。そして、本実施例では、か
かるテーパ金具46の円筒部52に嵌入された状態で所
定厚さの円盤状の仕切プレート54が固設されており、
受圧室32がこの仕切プレート54によって第一の支持
金具10側の第一の分割室56と、仕切部材30側の第
二の分割室58とに仕切られている。また、かかる仕切
プレート54の中央部に位置して、所定断面積の通孔6
0が形成されており、第一の分割室56と第二の分割室
58との間に流体圧差が生じたとき、それら分割室56
.58内の非圧縮性流体がかかる通孔60を通じて相互
に流動せしめられるようになっている。
つまり、第一の支持金具10と第二の支持金具12との
間に振動が入力され、ゴム弾性体22の弾性変形によっ
て両分側室56.58間に流体圧差が生じると、その流
体圧差に基づいて受圧室32内の非圧縮性流体が仕切プ
レート54の通孔60を通じて流動するようにされてい
るのであり、これにより、前記絞り通路36と同様に、
その通孔60について設定された周波数域の人力振動、
例えば300Hz前後のエンジン透過音等が良好に減衰
せしめられるようになっているのである。
なお、以上の説明から明らかなように、本実施例では、
テーパ金具46と仕切プレート54とから第二の仕切部
材が構成されている。また、テーパ金具46および仕切
プレート54が、それぞれ、第二の仕切部材の筒状部材
およびプレート部材を構成していると共に、通孔60が
第二の絞り通路を構成している。
一方、図示されているように、前記第一の支持金具10
の下面には、上記仕切プレート54の通孔60の中心部
を振動入力方向に貫通して第二の分割室58内に突入す
る状態で、支持部材としての所定断面積の支持ロッド6
2が立設されている。
そして、かかる第二の分割室58内に突入せしめられた
支持ロッド62の先端部に対し、該第二の分割室58を
仕切プレート54側の室部分と仕切部材30側の室部分
とに略2分する状態で、且つ第二の分割室58の内壁面
との間で所定断面積の環状の間隙部64を形成する状態
で、作動部材としての所定厚さの円盤状の作動プレート
66が一体に配設されている。
振動入力によって第一の支持金具10が第二の支持金具
12に対して相対移動せしめられると、作動プレート6
6が第二の支持金具12に対して相対移動せしめられる
ようになっているのであり、これによって第二の分割室
58の2つの室部骨内の非圧縮性流体が作動プレート6
6と第二の分割室58の内壁との間の間隙部64を通じ
て相互に流動せしめられるようになっているのである。
従って、非圧縮性流体がかかる間隙部64を流動するこ
とに基づいて、その間隙部64について設定された周波
数域の入力振動、例えば400〜450Hz前後のエン
ジン透過音等を良好に減衰することができるのである。
なお、上述の説明から明らかなように、前記受圧室32
の第一および第二の分割室56.58内の非圧縮性流体
は、通孔60の内周面と支持ロッド62の外周面との間
の環状の間隙部を通じて流動せしめられることとなり、
正確には、かかる間隙部が第二の絞り通路を構成するこ
ととなる。
また、第1図において、68は、作動プレート66の両
面に一体に配設された緩衝ゴム層であって、作動゛プレ
ート66が仕切部材30や仕切プレー1−54に当接し
て支持金具10.12の一定以上の相対変位を阻止する
ストッパとして機能するとき、その当接の際の衝撃がそ
れら緩衝ゴム層68によって緩和されるようになってい
る。
以上説明したように、本実施例に従うエンジンマウント
によれば、非圧縮性流体が第一の絞り通路としての絞り
通路36を流動することに基づいて、その設定周波数域
に対応した低周波大振幅のエンジンシェイク等を、可動
部材としての可動板38が受圧室32と平衡室34との
対向方向に移動することに基づいて、100〜150H
z程度の比較的振幅の小さいこもり音等を、また非圧縮
性流体が第二の絞り通路としての仕切プレート54の通
孔60を流動することに基づいて、300Hz前後の振
幅の小さいエンジン透過音等を、さらに非圧縮性流体が
作動プレート66と第二の分割室58の内壁との間の間
隙部64を流動することに基づいて、400〜450H
z前後のエンジン透過音等を、それぞれ良好に減衰乃至
は遮断することができるのであり、従来構造のエンジン
マウントよりも広い、互いに異なる4つの周波数域の入
力振動に対して良好な防振効果を発揮させることができ
るのである。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、これは文
字通りの例示であり、本発明がかかる具体例に限定して
解釈されるべきものでないことは、勿論である。
例えば、前記実施例では、第二の仕切部材の筒状部材で
あるテーパ金具46がゴム弾性体22を軸心方向に完全
に2分する状態で配設されていたが、筒状部材は必ずし
もゴム弾性体を完全に2分する状態で配設される必要は
ない。
また、前記実施例では、第二の絞り通路が1つの通孔6
0として仕切プレート54の中央部に形成されていたが
、第二の絞り通路60は複数の通孔として分散形成する
ことも可能である。
さらに、前記実施例では、支持部材としての支持ロッド
62と作動部材としての作動プレート66とが一体に形
成されていたが、それらを別体の部材とじて構成するこ
とも勿論可能である。
また、作動部材としては、第二の分割室58の2つの室
部分間の流体圧差によってそれらの対向方向に所定量変
形乃至は変位可能な第二の可動部材を備え、その第二の
可動部材の変形乃至は変位に基づいて、間隙部64につ
いての設定周波数域よりも更に高い周波数域の入力振動
を良好に遮断し得るようにした構造のものを採用するこ
とも可能である。すなわち1.第2図はその一例を示す
ものであるが、そこに示されているように、ここでは、
作動プレート66に所定断面積の通孔69が形成されて
いると共に、緩衝ゴム層68と一体に形成されたゴム膜
70が該通孔69を遮断する状態で配設されている。そ
して、第二の分割室58の2つの室部分間に流体圧差が
生じたとき、このゴム膜70がそれら室部骨の対向方向
に所定量変形し得るようにされており、このゴム層70
の変形に基づいて、間隙部64についての設定周波数域
よりも更に高い周波数域の入力振動が良好に遮断せしめ
られるようになっている。
なお、かかる第二の可動部材は、その防振原理が第一の
可動部材と同様であるため、第一の可動部材と同様の種
々の構造のものを採用することが可能である。
また、前記実施例では、第一の仕切部材(仕切部材30
)に可動部材(可動板38)が併設された形式の流体封
入式マウント装置に本発明を適用した例について述べた
が、本発明は、そのような可動部材が併設されていない
ものに対しても、適用することが可能である。
その他、−々列挙はしないが、本発明が、その趣旨を逸
脱しない範囲内において、種々なる変更。
修正、改良等を施した態様で実施できることは、言うま
でもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従うエンジンマウントの一例を示す
縦断面図であり、第2図は、第1図のエンジンマウント
に採用可能な作動部材の別の一例を示す要部断面図であ
る。 lO:第一の支持金具(第一の支持体)12:′第二の
支持金具(第二の支持体)22:ゴム弾性体 28:ダイヤフラム(隔壁部材) 30:仕切部材(第一の仕切部材) 32:受圧室     34:平衡室 36:絞り通路(第一の絞り通路) 38:可動板(可動部材) 46:テーパ金具(筒状部材) 54:仕切ブレニド(プレート部材) 56:第一の分割室 58;第二の分割室60:通孔(
第二の絞り通路) 62:支持ロッド(支持部材) 64:間隙部66:作
動プレート(作動部材) 70:ゴム膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)振動入力方向で対向するように配置された第一お
    よび第二の支持体と;該第一および第二の支持体間に介
    装されて、それらを弾性的に連結するゴム弾性体と;前
    記第二の支持体に配設されて、前記第一の支持体との間
    に流体収容空間を形成する、少なくとも一部が弾性膜に
    て構成された隔壁部材と;該流体収容空間内に封入され
    た所定の非圧縮性流体と;前記流体収容空間を前記第一
    の支持体側の受圧室と前記隔壁部材側の平衡室とに仕切
    る第一の仕切部材と;該受圧室と平衡室とを相互に連通
    せしめる第一の絞り通路とを備えた流体封入式マウント
    装置において、 前記ゴム弾性体の前記第一の支持体と第二の支持体との
    間の中間部分に周縁部を一体に固着せしめた状態で、前
    記受圧室を前記第一の支持体側の第一の分割室と前記第
    一の仕切部材側の第二の分割室とに仕切る第二の仕切部
    材を配設すると共に、該第一の分割室と該第二の分割室
    とを相互に連通せしめる状態で、該第二の仕切部材に第
    二の絞り通路を設ける一方、該第二の仕切部材を前記振
    動入力方向に移動可能に貫通して該第二の分割室内に突
    出する状態で、前記第一の支持体に支持部材を配設し、
    且つ該支持部材に、該第二の分割室を前記第一の仕切部
    材側の室部分と該第二の仕切部材側の室部分とに略2分
    する作動部材を支持せしめたことを特徴とする流体封入
    式マウント装置。
  2. (2)前記第二の仕切部材が、軸心方向の一端側におい
    て、前記ゴム弾性体を前記第一の支持体側の部分と前記
    第二の支持体側の部分とに2分する状態で、該ゴム弾性
    体の中間部分に一体に埋設された筒状部材と、該筒状部
    材の軸心方向の他端側に固設されて、前記受圧室を前記
    第一の分割室と第二の分割室とに仕切るプレート部材と
    を含んで構成されており、且つ前記第二の絞り通路が該
    プレート部材に形成せしめられていると共に、前記支持
    部材が該プレート部材に形成された第二の絞り通路を貫
    通して配設されている特許請求の範囲第1項記載の流体
    封入式マウント装置。
  3. (3)前記第一の仕切部材が、前記受圧室と平衡室との
    流体圧差によってそれらの対向方向に所定量変形乃至は
    変位し得る可動部材を備えている特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の流体封入式マウント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011102076B3 (de) * 2011-05-19 2012-09-20 Carl Freudenberg Kg Hydrolager
EP3572688A4 (en) * 2017-01-19 2020-02-26 Bridgestone Corporation VIBRATION DEVICE

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011102076B3 (de) * 2011-05-19 2012-09-20 Carl Freudenberg Kg Hydrolager
EP2525115A3 (de) * 2011-05-19 2014-11-12 Carl Freudenberg KG Hydrolager
EP3572688A4 (en) * 2017-01-19 2020-02-26 Bridgestone Corporation VIBRATION DEVICE

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