JPS6327039Y2 - - Google Patents

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JPS6327039Y2
JPS6327039Y2 JP7288285U JP7288285U JPS6327039Y2 JP S6327039 Y2 JPS6327039 Y2 JP S6327039Y2 JP 7288285 U JP7288285 U JP 7288285U JP 7288285 U JP7288285 U JP 7288285U JP S6327039 Y2 JPS6327039 Y2 JP S6327039Y2
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hydraulic
pump
valve
valves
stop
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JP7288285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は舶用油圧舵取装置に関する。
〔従来の技術〕
舶用油圧舵取装置は船級協会の規則によつて、
油圧ポンプユニツトを2組以上装備する必要があ
るので、従来同一機能をもつ2系列の油圧系統で
構成されている。
これらの油圧系統は、第1図系統図に示すよう
に、同一の舵030を駆動する4基の油圧シリン
ダ02a,02a′,02b,02b′に、それぞれ
作動油を供給する2台以上の主油圧ポンプ03
a,03bを接続し、その間の油圧回路に切替
弁、安全弁、手動切換止弁等を具え、これらを油
圧ポンプ03a,03bと油圧シリンダ02a,
02a′,02b,02b′間にそれぞれ配置した
り、バルブブロツクにまとめたりして設けている
が、このような従来の舶用油圧舵取装置には下記
するような欠点がある。すなわち、 (1) 舵軸を駆動する4基の油圧シリンダのうち2
基を完全予備として使用する場合、配管ライン
上に設けられた手動切替バルブを自動的に切替
えるように配管を行なうと複雑な配管が必要と
なる。
(2) バルブブロツクに設けられた手動切替弁の
「開」、「閉」を手動で操作する必要があり、バ
ルブ操作のミスにより装置を破損する可能性が
ある。
(3) 舵軸を駆動する4基の油圧シリンダのうち2
組を完全予備として使用するケースは駆動中の
油圧ラインが故障を生じた場合、速やかに停止
中の油圧ポンプを駆動する必要があるが、手動
切替止弁方式では緊急時に間に合わないために
船の衝突等大事故を惹起する惧れがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案はこのような事情に鑑みて提案されたも
ので、操作ミスを防止し、切替えを円滑に行なう
構造簡単な舶用油圧舵取装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案は、同一の舵軸を回動するた
めにそれぞれ油圧シリンダ駆動用主油圧ポンプ及
び停止ポンプ逆転防止弁、バイパス弁駆動用補助
ポンプを有する常用と完全予備の2系統の油圧舵
取回路を具え駆動側の補助油圧ポンプの油圧を利
用して両系統の停止ポンプ逆転防止弁及びラム遊
動のためのバイパス弁の開閉をそれぞれ自動的に
行うようにした舶用油圧舵取装置において上記各
停止ポンプ逆転防止弁の制御用補油管路にそれぞ
れ絞り弁を直列に挿入するとゝもに上記絞り弁に
停止ポンプ逆転防止弁への補油の流入を阻止する
逆止弁を並列に接続したことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成により、操作ミスを防止し、切
替えを円滑に行なう構造簡単な舶用油圧舵取装置
を得ることができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面について説明すると、
第2図はその系統図である。
上図において、記号aは駆動側の常用油圧系統
を示し、記号bは停止側の完全予備油圧系統を示
すものとし、1a,1bは後記する主油圧ポンプ
3a,3b;補助ポンプ5a,5b;サーボバル
ブ17a,17b等よりなるポンプユニツト、2
a,2a′及び2b,2b′は舵軸30を駆動するた
めの油圧シリンダ、3a,3bは油圧シリンダ2
a,2a′及び2b,2b′に作動油を供給する主油
圧ポンプ、4は主油圧ポンプ3a,3bと油圧シ
リンダ2a,2a′及び2b,2b′との間に介挿さ
れた後記する停止ポンプ逆転防止弁6a,6b;
バイパス弁7a,7b;絞り弁10a,10b;
逆止弁11a,11b等よりなるバルブブロツ
ク、5a,5bは補助ポンプ、6a,6bは補助
ポンプ5a,5bの油圧を利用して作動する停止
ポンプ逆転防止弁、7a,7bは補助ポンプ5
a,5bの油圧を利用して作動し油圧シリンダ2
a,2a′及び2b,2b′の作動油を自動的にバイ
パスするバイパス弁、9a,9bは安全弁、10
a,10bは停止ポンプ逆転防止弁6a,6bに
付設され停止ポンプ逆転防止弁6a,6bを作動
する補助ポンプ5a,5bからの作動油に抵抗を
与え油圧系統の切替えを円滑にする絞り弁、11
a,11bは絞り弁10a,10bに並列に挿入
された逆止弁、12a,12bは油圧ポンプがす
べて停止した状態で外力により駆動される舵板の
動き等により生ずる切換弁等よりの洩油を自動的
に補給する補給弁、14a,15a,14b,1
5bは油圧シリンダ2a,2a′と停止ポンプ逆転
防止弁6a、油圧シリンダ2b,2b′と停止ポン
プ逆転防止弁6bを接続する主油管、16a,1
6bは主油圧ポンプ3a、補助ポンプ5a、主油
圧ポンプ3b、補助ポンプ5bを駆動する電動
機、17a,17bは主油圧ポンプ3a,3bの
制御用のサーボバルブ、18a,18bは補助ポ
ンプ5a,5bからの油圧をシリンダブロツク4
の各弁に導く補油管、19a,19bはバイパス
弁7a,7bの切替えを確認するためのリミツト
スイツチ、20a,20bは補油管18a,18
bに付設され補助ポンプ5a,5bの油圧が正常
油圧に達していることを確認する圧力スイツチで
ある。
このような装置において、ポンプユニツト1a
の主油圧ポンプ3aを駆動し、ポンプユニツト1
bの主油圧ポンプ3bを停止した状態で説明する
と、電動機16aに連結された主油圧ポンプ3
a、補助ポンプ5aは電動機16aを駆動するこ
とにより、同時に駆動される。補助ポンプ5aは
油タンクより作動油を吸込みこれを主油圧ポンプ
3aの制御用のサーボバルブ17a、主油管14
a,15aのブーストおよびバルブブロツク4の
バルブ切替用油圧として送出する。
一方主油圧ポンプ3aはバルブブロツク4を経
て接続された主油管14a,15aにより油圧シ
リンダ2a,2a′のいずれかに圧油を供給する。
この場合、油圧シリンダ2a又は2a′のいずれに
油圧を供給するかは補助ポンプ5aから吐出され
た油圧の操舵指令によるサーボバルブ17aの切
替方向により選択される。
こゝで、本考案に係るバルブブロツク4の作動
について説明すると、補助ポンプ5aから吐出さ
れた作動油は補油管18aを経てバルブブロツク
4に組込まれた駆動ポンプラインの停止ポンプ逆
転防止弁6aに絞り弁10aを経て供給され、停
止ポンプ逆転防止弁6aの切替えを行ない、主油
圧ポンプ3aと油圧シリンダ2a,2a′間の主油
管14a,15aの油路を「開」とするとゝも
に、一方バイパス弁7aを油圧的に「閉」とす
る。
自動バイパス弁7aは舵取装置の全ポンプが停
止している状態では、バイパス弁7aに組込まれ
たばね力により常時「閉」の状態を保持する構造
としているが、バイパス弁7aの「閉」状態を一
層確実とするために圧油を送り込むのである。
その際、補助ポンプ5aより吐出された作動油
は補油管18aを経てバルブブロツク4内の停止
ポンプラインにも供給され、停止ポンプ逆転防止
弁6bを完全に「閉」とし、主油管14b,15
bと主油圧ポンプ3bとの油路をしや断するとゝ
もに、バイパス弁7bにも供給されバイパス弁7
bを油圧にて自動的に「開」に切替える構造とし
ている。
舵軸30を駆動する油圧シリンダ2a,2a′,
2b,2b′は舵柄8で一体化されているため駆動
側シリンダ2a,2a′の動きに追従して停止側油
圧シリンダ2b,2b′も駆動される。このとき停
止側油圧シリンダ2b,2b′内部に充満された作
動油は主油管14b,15bのいずれかに排出さ
れる。排出された作動油はバイパス弁7bを通り
主油管14b又は15bを経て油圧シリンダ2b
又は2b′へ環流される。
すなわち駆動側の補助ポンプ5aより吐出され
た油圧は補油管18aを通りバルブブロツク4内
に組込まれた駆動ライン側と停止ライン側の停止
ポンプ逆転防止弁6a,6bとバイパス弁7a,
7bを同時に切替える構造としているが、かりに
駆動側の停止ポンプ逆転防止弁6aの「開」への
切替えが停止側のバイパス弁7bの「開」切替え
より早く切替わると、停止側の油圧シリンダ2b
又は2b′より排出された作動油はバルブブロツク
4内の停止ポンプライン部で背圧となり、駆動側
油圧シリンダ2a,2a′による操舵に不都合が生
じる。
そこで、停止ポンプ逆転防止弁6a,6bの
「開」切替側には絞り弁10a,10bと逆止弁
11a,11bを設け、停止ポンプ逆転防止弁6
a,6bの「開」切替時は絞り弁10a側より給
油し、「閉」切替時には逆止弁11b側より排油
する構造とし、停止ポンプ側バイパス弁7bが
「開」に切替えられたあとで駆動ポンプ側の停止
ポンプ逆転防止弁6aが「開」に切替わるように
作動油の流量を調整可能とし、停止ポンプ側の停
止ポンプ逆転防止弁6bは停止ポンプ側のバイパ
ス弁7bの「開」切替えと同時は「閉」切替えを
行ない、停止側油圧シリンダ2b又は2b′より排
出した油が停止側主ポンプ3bに流入することを
防止するために切替時の排出油が逆止弁11bを
経て排出される構造としている。
また、バルブブロツク4には監視装置としてバ
イパス弁7a,7bの切替わりの確認、および補
助ポンプ5a,5bの圧油がバルブ切替えに必要
な正常油圧に達していることを確認のためにリミ
ツトスイツチ19a,19bおよび圧力スイツチ
20a,20bをそれぞれ設けている。
そして、これ等監視装置を視ることにより舵取
装置の油圧回路が正常に駆動されているかどうか
を遠隔的に確認することができる。
さらに、バルブブロツク4には補給弁12a,
12bを設け、本船の停舶時すべての油圧装置を
停止しているとき、外力により発生する舵板のふ
らつきにより油圧シリンダ2a,2a′,2b,2
b′の作動油が各種弁のリークによつて不足した場
合これを自動的に補給する構造としている。
その結果、舵軸を駆動する4基の油圧シリンダ
のうち2基を予備として使用するシステムの舵取
装置において、駆動ポンプライン側、停止ポンプ
ライン側の各種バルブを駆動側のポンプユニツト
より吐出される圧油により自動的に切替えること
により、操舵をスムーズに行なうことができる
とゝもに監視装置によりポンプユニツト及びバル
ブブロツクの正常作動が遠隔的に確認でき、さら
に停泊時外力により発生する舵板のふらつき現象
による作動油のリークに対し常に補給油を供給し
事故を未然に防止することができる。
〔考案の効果〕
要するに、本考案によれば、同一の舵軸を回動
するためにそれぞれ油圧シリンダ駆動用主油圧ポ
ンプ及び停止ポンプ逆転防止弁、バイパス弁駆動
用補助ポンプを有する常用と完全予備の2系統の
油圧舵取回路を具え駆動側の補助油圧ポンプの油
圧を利用して両系統の停止ポンプ逆転防止弁及び
ラム遊動のためのバイパス弁の開閉をそれぞれ自
動的に行うようにした舶用油圧舵取装置において
上記各停止ポンプ逆転防止弁の制御用補油管路に
それぞれ絞り弁を直列に挿入するとゝもに上記絞
り弁に停止ポンプ逆転防止弁への補油の流入を阻
止する逆止弁を並列に接続したことにより、常用
油圧系統と予備油圧系統の切替えを操作ミスなし
に円滑に行なう構造簡単な舶用油圧舵取装置を得
るから、本考案は産業上極めて有益なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の舶用油圧舵取装置を示す系統
図、第2図は本考案の一実施例を示す系統図であ
る。 1a,1b…ポンプユニツト、2a,2a′,2
b,2b′…油圧シリンダ、3a,3b…主油圧ポ
ンプ、4…バルブブロツク、5a,5b…補助ポ
ンプ、6a,6b…停止ポンプ逆転防止弁、7
a,7b…バイパス弁、8…舵柄、9a,9b…
安全弁、10a,10b…絞り弁、11a,11
b…逆止弁、12a,12b…補給弁、14a,
14b…主油管、15a,15b…主油管、16
a,16b…電動機、17a,17b…サーボバ
ルブ、18a,18b…補油管、19a,19b
…リミツトスイツチ、20a,20b…圧力スイ
ツチ、30…舵軸、a…常用油圧系統、B…完全
予備油圧系統。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一の舵軸を回動するためにそれぞれ油圧シリ
    ンダ駆動用主油圧ポンプ及び停止ポンプ逆転防止
    弁、バイパス弁駆動用補助ポンプを有する常用と
    完全予備の2系統の油圧舵取回路を具え駆動側の
    補助油圧ポンプの油圧を利用して両系統の停止ポ
    ンプ逆転防止弁及びラム遊動のためのバイパス弁
    の開閉をそれぞれ自動的に行うようにした舶用油
    圧舵取装置において上記各停止ポンプ逆転防止弁
    の制御用補油管路にそれぞれ絞り弁を直列に挿入
    するとゝもに上記絞り弁に停止ポンプ逆転防止弁
    への補油の流入を阻止する逆止弁を並列に接続し
    たことを特徴とする舶用油圧舵取装置。
JP7288285U 1985-05-16 1985-05-16 舶用油圧舵取装置 Granted JPS619397U (ja)

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JPS619397U JPS619397U (ja) 1986-01-20
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