JPS6326926Y2 - - Google Patents

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JPS6326926Y2
JPS6326926Y2 JP1982014340U JP1434082U JPS6326926Y2 JP S6326926 Y2 JPS6326926 Y2 JP S6326926Y2 JP 1982014340 U JP1982014340 U JP 1982014340U JP 1434082 U JP1434082 U JP 1434082U JP S6326926 Y2 JPS6326926 Y2 JP S6326926Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sample
parabolic mirror
electron beam
semi
optical axis
Prior art date
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Application number
JP1982014340U
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English (en)
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JPS58117058U (ja
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Priority to JP1434082U priority Critical patent/JPS58117058U/ja
Publication of JPS58117058U publication Critical patent/JPS58117058U/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は試料上を電子線によつて走査すること
により発生する光を放物面鏡を使用して検出する
走査電子顕微鏡用カソードルミネツセンス装置に
関する。
一般に走査電子顕微鏡において生物或いは鉱物
等の試料に電子を照射すると光(カソードルミネ
ツセンス)或いは2次電子等が発生する。このカ
ソードルミネツセンスを光電子増倍管等の光検出
器にて検出してカソードルミネツセンス像として
観察するためには、試料から上方に放射する光を
集光して充分高い検出効率を得る必要がある。し
かしながら、従来装置では試料より発生するカー
ソードルミネツセンスをできるだけ効率良く検出
するため、電子線照射点が見込む鏡面の立体角を
できるだけ大きくしようとして、試料と対物レン
ズとの間に、例えば、回転楕円面鏡等を配置して
いる。しかしながら、回転楕円面鏡を用いた場
合、回転楕円面鏡の一方の焦点(集光点)に試料
を配置し、他の焦点近傍に光検出手段を配置しな
ければならない。そのため、2次電子検出器を試
料に近づけることができず、試料から発生した2
次電子を充分な効率で検出することができない。
従つて、従来においては、カソードルミネツセン
ス像と2次電子像の双方を共に高い信号検出効率
で同時に表示して理想的な像観察を行うことは困
難であつた。
本考案は以上の点に鑑みなされたものでカソー
ドルミネツセンスと2次電子の検出効率を高くす
ることを目的とするもので、走査電子顕微鏡の鏡
筒壁7に光透過窓8が嵌め込まれており、前記鏡
筒内に試料2が配置されており、その焦点位置が
前記試料の電子線照射部に一致するように該照射
部を覆つて半放物面鏡4が配置されており、該半
放物面鏡の光軸Pは電子線1と鋭角αを成すよう
にされており、該半放物面鏡には前記試料を走査
する前記電子線の通過孔4aが穿たれており、前
記光軸Pと試料面の延長面Lによつて挟まれた空
間Sに挿入されて二次電子検出器12が配置され
ており、前記試料より発生し前記半放物面鏡で反
射した光を前記光透過窓を介して大気側で検出す
る検出手段9を備えることを特徴としている。
以下本考案の実施例を添付図面に基づき詳述す
る。
第1図において、1は電子線、2は走査電子顕
微鏡鏡筒内に配置された試料、3はカソードルミ
ネツセンス、4は半放物面鏡(以下単に放物面鏡
と略記する)である。放物面鏡4は対物レンズ
(図示せず)の下部に、その焦点位置が試料上に
おける電子線照射点と一致するように配置されて
いる。前記放物面鏡4の光軸Pは電子線1と鋭角
αを成すように、即ち、放物面鏡4で反射された
光がやや上向きに進行するように支持金具5によ
り鏡筒壁7に固定されている。尚該放物面鏡4は
電子線通過孔4aを有している。6は試料2を移
動させるための移動装置である。鏡筒壁7には光
検出器9及び集光ライトパイプ10を固定する金
具11が配置され、該金具11の中央孔には放物
面鏡4で集光された光を取り出すための耐真空ガ
ラス窓8が嵌め込まれている。又鏡筒壁7を貫通
して2次電子検出器が取り付けられている。この
2次電子検出器12の先端は前記光軸Pと試料面
の延長面Lで挟まれた空間Sに挿入されて試料2
の近傍に配置されている。
以上の構成において電子線1が試料2に照射さ
れるとカソードルミネツセンス3が発生する。こ
のカソードルミネツセンス3は放物面鏡4により
平行光線として光軸Pと平行に進行する。この平
行光線となつたカソードルミネツセンス3は耐真
空ガラスで形成される光取出窓8を通過して大気
中に設けられた集光手段としての例えば集光ライ
トパイプ10に入射し光検出器9により検出され
る。尚前述の実施例では集光手段として集光ライ
トパイプを使用したが集光手段として集光レンズ
を使用しても同様な効果を得ることができる。一
方試料から発生する2次電子は、2次電子検出器
12内に設けられた数+KVの正の電圧が印加さ
れた加速電極(図示せず)によつて検出器12内
のシンチレーターと光電子増倍管に導かれて検出
される。尚放物面鏡4は電子線と放物面鏡4の光
軸Pが鋭角をなすよう配置されているため2次電
子検出器12をカソードルミネツセンス3を遮蔽
することなく試料2の近傍まで接近して配置する
ことができ2次電子を効率よく検出することがで
きる。従つて通常の2次電子像と信号検出効率の
高いカソードルミネツセンス像を同時に観察する
ことが可能となる。
第2図は真空内の放物面鏡により平行光線とな
つたカソードルミネツセンスを集光する手段とし
て、真空内の放物面鏡の光軸Pと対向した大気側
に第2の放物面鏡13を配置し、平行光線となつ
たカソードルミネツセンス3を第2の放物面鏡1
3の焦点に集め、その焦点に光検出器9を配置す
るよう構成したものである。このように試料と光
検出器の間の集光手段として放物面鏡を用いる
と、カソードルミネツセンスの波長の異いによる
収差の影響を無視することができるため装置の調
整が容易になる利点を有する。
ところで、第3図に示す如く試料面上の一定領
域Dを走査するためには、電子線を試料2の表面
で走査する際の偏向支点Aと領域Dを結ぶ領域S
に構造物を設けることはできない。又この領域S
は試料から離れるに従つて狭くなる。従つて本考
案の如く図中破線で示すように放物面鏡の光軸P
を電子線に対して鋭角をなすよう配置した方が、
例えば図中実線で示すように放物面鏡の光軸を電
子線に対して直角をなすように配置した場合に比
較して放物面鏡に穿つべき電子線通過孔と試料と
の間の距離がh1−h2だけ大きくなり、その分電子
線通過孔の孔径を小さくすることができる。この
ため通過孔よりのカソードルミネツセンスの漏洩
損失を少くすることができ集光効率を高くするこ
とができる。
以上詳述したように本考案においては、焦点位
置が前記試料の電子線照射部に一致するように該
照射部を覆つて放物面鏡4を配置すると共に、該
半放物面鏡の光軸Pは電子線1と鋭角αを成すよ
うにし、更に、前記光軸Pと試料面の延長面Lに
よつて挟まれた空間Sに挿入されて二次電子検出
器12を配置するようにしたため、放物面鏡4に
穿つ電子線通過孔4aを小さくできると共に、2
次電子検出器を試料近傍まで接近させて配置する
ことができる。従つて、カソードルミネツセンス
を放物面鏡で効率良く検出できるだけでなく、2
次電子も効率よく検出でき、カソードルミネツセ
ンス像と、2次電子像を共に良質な像として観察
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案による走査電子顕微鏡
用カソードルミネツセンス装置の実施例を示す断
面略図、第3図は、本考案の効果を説明するため
の図である。 1:電子線、2:試料、3:カソードルミネツ
センス、4:放物面鏡、4a:電子線通過孔、
5:支持金具、6:試料移動装置、7:鏡筒壁、
8:光取出窓、9:光検出器、10:集光ライト
パイプ、11:金具、12:2次電子検出器、1
3:第2放物面鏡、P:光軸、L:試料面の延長
面、S:光軸Pと延長面Lで挟まれた空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 走査電子顕微鏡の鏡筒壁7に光透過窓8が嵌
    め込まれており、前記鏡筒内に試料2が配置さ
    れており、その焦点位置が前記試料の電子線照
    射部に一致するように該照射部を覆つて半放物
    面鏡4が配置されており、該半放物面鏡の光軸
    Pは電子線1と鋭角αを成すようにされてお
    り、該半放物面鏡には前記試料を走査する前記
    電子線の通過孔4aが穿たれており、前記光軸
    Pと試料面の延長面Lによつて挟まれた空間S
    に挿入されて二次電子検出器12が配置されて
    おり、前記試料より発生し前記半放物面鏡で反
    射した光を前記光透過窓を介して大気側で検出
    する検出手段9を備えることを特徴とする走査
    電子顕微鏡用カソードルミネツセンス装置。 (2) 前記光検出手段を大気側に設けられた第2の
    放物面鏡とその焦点位置に設けられた光検出素
    子によつて構成した実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の走査電子顕微鏡用カソードルミネツ
    センス装置。
JP1434082U 1982-02-04 1982-02-04 走査電子顕微鏡用カソ−ドルミネツセンス装置 Granted JPS58117058U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1434082U JPS58117058U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 走査電子顕微鏡用カソ−ドルミネツセンス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1434082U JPS58117058U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 走査電子顕微鏡用カソ−ドルミネツセンス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58117058U JPS58117058U (ja) 1983-08-10
JPS6326926Y2 true JPS6326926Y2 (ja) 1988-07-21

Family

ID=30026810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1434082U Granted JPS58117058U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 走査電子顕微鏡用カソ−ドルミネツセンス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58117058U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4846265A (ja) * 1971-10-05 1973-07-02
JPS517072A (ja) * 1974-07-08 1976-01-21 Satsuki Kitani

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4846265A (ja) * 1971-10-05 1973-07-02
JPS517072A (ja) * 1974-07-08 1976-01-21 Satsuki Kitani

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58117058U (ja) 1983-08-10

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