JPS63267873A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷蔵庫に係り、特に除霜に好適な冷蔵庫に関す
る。

〔従来の技術〕

従来の冷蔵庫に設けられた冷凍機用蒸発器は、気流の進
行方向に縦長のフィン等間隔に複数枚配列し、配列され
たフィンに直線状の冷媒管を複数本挿入し、複数本の冷
媒管はそれぞれ連結管によって連通される。かかる冷媒
管内には冷媒が流されて、冷媒管及びフィンが冷却され
る。かかる冷凍機用蒸発器の下部には蒸発器から所定距
離の間隔を介して除霜用ヒータが設けられている。かか
る除霜用ヒータは冷気流入側に付着した霜を溶解するも
のである。

尚、この種の冷凍機用蒸発器に関連するものとしては例
えば実開昭５２−１３０２６８号公報があげられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、冷気の進行方向に縦長のフィンを等間
隔に複数枚配列した蒸発器であるから、霜は熱伝達率の
高い冷気流入側のフィン先端部に集中して付着し、フィ
ン先端以外のフィン面は熱境界層が発達して熱伝達率が
低下する為、霜の付着がきわめて少ない。

したがって、ヒータからの暖気は上記フィンの先端に付
着した霜との瞬間的な熱交換しかできず十分な熱交換が
できないことから、除霜が十分に行なわれないとともに
、ヒータからの暖気は高温状態で蒸発器外に放出されて
しまうものである。

したがって、従来技術は除霜が不十分であり、ヒータか
らの高温の暖気が冷凍室内に流入してしまうという問題
点があった。

本発明の目的は除霜効率を向上させるとともにヒータか
らの暖気が冷凍室内に流入しないようにした冷蔵庫を提
供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、冷気通路を構成するダクトと、上記ダクト
内に設けられるとともに、複数段折曲げられた冷媒管に
複数枚の小片フィンを挿入して形成した蒸発器と、上記
蒸発器の冷気流入側に位置するフィンから所定距離を介
して冷気の上流側に設けられた上記ダクト内のヒータと
からなり、上記所定距離が上記各小片フィンの間隙より
大きい冷蔵庫とすることにより達成される。

〔作用〕 蒸発器はフィンを複数枚挿入した冷媒管を複数段折曲げ
て形成しているので、蒸発器の各段のフィン先端を中心
にして付着する霜の量は、冷気流入側に多く流出側に行
くにしたがい順次減少する。

したがって、霜は除霜ヒータからの暖気の温度に比例し
て順次除霜されるので、除霜効率が増大するとともに、
蒸発器から放出される暖気は低温となる。それによって
高温の暖気は冷凍室内に流入　。

することはない。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図は本発明を備えた冷蔵庫の要部縦断面図である。

１は矩形状の小片フィンである。１ｍは上記小片フィン
に設けられた冷媒管挿入用円筒状カラーである。１ｂは
上記フィンのコーナ一部に設けられたヒータ挿入用切込
カラーである。２は冷媒管である。上記フィン１を等間
隔に複数枚挿入した直線状の冷媒管２は冷気の進行方向
に蛇行する如く複数段折曲げられている。３は除霜用ヒ
ータで金属製ヒータパイプ３ａ内にピー。夕線３ｂを収
納して構成されたものである。かかる除霜用ヒータ３は
蛇行状に折り曲げられ、上記フィン１の切込カラー１ｂ
に挿入される。３Ｃは冷気流入側のフィン１から所定距
離を介して冷気の上流側に設けられたヒータである。４
は上記小片フィン１と冷媒管２とで構成された蒸発器で
ある。５は上記ヒータ３Ｃと蒸発器４とを内部に設けた
ダクトである。このダクト５は冷気通路６を形成するも
のである。

かかる本発明の冷蔵庫に使用される蒸発器の除霜特性を
第２図に示し、従来の冷蔵庫に使用される蒸発器の除霜
特性を第３図に示す。図中、横軸は着霜量と温度、縦軸
は蒸発器の冷気進行方向の距離を示す。更に、実線は蒸
発器の冷気進行方向の着霜量の分布状況を示し、点線は
蒸発器内を流れるヒータによる暖気が熱交換により低温
化する状況を示し、一点鎖線は除霜中の蒸発器の表面温
度を示す。

第２図において、蒸発器の冷気流入側から流出側に向っ
て通過する冷気の湿度は、冷気流入側は高湿であるが、
気流中の水分が各段毎のフィンに吸着して霜となり、冷
気流出側に行くにしたがって低湿となる。

このため各段のフィン先端を中心にして付着する霜の量
は、湿度に比例して冷気流入側に多く、流出側に行くに
したがい順次減少する。

かかる着霜分布において、ヒータ３ｃからの暖気も冷気
流入側は高温であるが、各段のフィンの霜により冷却さ
れ低温となるため、ヒータからの暖気の温度分布も着霜
量に比例する。

これに対し、従来の冷蔵庫に使用される蒸発器の除霜特
性を第３図に示すと、着霜はフィンの冷気流入側先端に
集中した着霜分布となることにより、除霜ヒータからの
暖気は十分熱交換しないまま高温で蒸発器より放出され
る。

本実施例によれば、冷気流入側に位置するフィンから所
定距離を介して冷気の上流側に設けられたヒータからの
暖気は、各段のフィンの着霜量に比例して熱交換し冷却
されるので、蒸発器の各部の除霜が同時に終了し、除霜
効率が向上し、蒸発器から放出された暖気は低温となり
、暖気が冷凍室内に流入することを防止できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、除霜ヒータからの暖気は各段ごとのフ
ィンに付着した霜と熱交換するので、除霜効率が向上す
るとともに、蒸発器から放出された暖気は低温となるた
め、暖気が冷凍室内に流入することのない冷蔵庫を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を備えた冷蔵庫の要部の縦断面図、第
２図は、本発明の冷蔵庫の蒸発器の除霜時の特性図、第
３図は、従来の冷蔵庫の除霜時の特性図である。 １・・・小片フィン、１ａ・・・円筒状カラー、１ｂ・
・・切込カラー、２・・・冷媒パイプ、３・・・除霜用
ヒータ、３ａ・・・ヒータパイプ、３ｂ・・・ヒータ線
、３ｃ・・・気流流入側ヒータ、４・・・蒸発器、５・
・・ダクト、６・・・冷気流通路。 第１記 ５Ｃ５Ｃ，５Ｃ 第２０ Ｏａ　　　　−８童 卑３凹 部　　　　−為電量

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷気通路を構成するダクトと、上記ダクト内に設けられ
   るとともに、複数段折曲げられた冷媒管に複数枚の小片
   フィンを挿入して形成した蒸発器と、上記蒸発器の冷気
   流入側に位置するフィンから所定距離を介して冷気の上
   流側に設けられた上記ダクト内のヒータとからなり、上
   記所定距離が上記各小片フィンの間隔より大きいことを
   特徴とする冷蔵庫。