JPS63267670A - 自動ワインダ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

（産業上の利用分野］ 本発明は、管糸の糸をパッケージに巻き返す自動ワイン
ダーに関するものである。

【従来の技術】

糸の巻返しを行う自動ワインダーにおいては、一定速度
で回転する回転ドラムに接する巻取パッケージが摩擦力
により回転ドラムに従動して回転し、それにより管糸か
ら糸が引ぎ出されて巻取パッケージに巻取られる。巻取
パッケージの紙管はクレードルアームにより回転可能な
如く支持されているだけであって、直接駆動されるもの
ではない。従って、運転中、糸切れなどで巻取パッケー
ジの回転を停止する場合には、回転ドラムの回転を停止
し、回転ドラムの表面と巻取パッケージ表面との間の摩
擦力がパッケージを制動することにより、パッケージの
回転を停止させていた。 上述のような巻取パッケージの回転停止方法は、従来の
、１０００７７Ｌ／分程度の周速で回転するパッケージ
を停止させるには、特に不都合を生じなかった。しかし
ながら、近年、生産性の向上を日桁してワインダー回転
の高速化が進み、２０００ｍ　／分もの高速で回転させ
ようということになると、巻取パッケージを停止させる
方法にも改良を要することが分った。即ち、巻取パッケ
ージの運動エネルギーが大きくなる結果、停止した回転
ドラムによる制動力だけでは巻取パッケージを瞬時に停
止させることができず、巻取パッケージがスリップしな
がら回転し完全停止までに数秒間かかること、そして巻
取パッケージの表面に従来よりも大きな摩擦力が長い間
作用する結果、巻取パッケージ表面の糸を傷めること、
などの不都合が生じる恐れがあった。

【発明が解決しようとする問題点】

本光明は、自動ワイングーの高速化に伴い生じた上述の
ような問題点を解決しうる新規な巻取パッケージの回転
制動装置を採用した自動ワインダーを提供しようとする
ものである。 に問題点を解決するだめの手段】 クレードルアームのボビンホルダ支持軸に、該ボビンホ
ルダ支持軸の回転を制動する回転制動装置を設けた。 「作　　　用】 自動ワインダーの回転ドラムが駆動を停止されたときに
、クレードルアームは上挙し巻取パッケージは回転ドラ
ムとの接触を断つが、このときに、回転ｆｔ１ｌｌ　Ｉ
ＩＩＪ　＠　Ｉｆが作動してボビンホルダ支持軸の回転
を制動し、これにより巻取パッケージの回転を停止する
。この巻取パッケージの回転を阻止することにより、回
転ドラムとの摩擦で生じる巻取パッケージ表面の糸質の
損傷を防止する。 に実　施　例】 以下、図面を参照しながら本発明の自動ワイングーの実
施例を説明する。 第１図に示した実施例は、駆動される回転ドラム１とそ
れに接するように紙管２を支持するクレードルアーム３
を持ち、管糸４の糸５をテンサーボックス６、自動糸継
ぎ装置７などを経由して引き取り、パッケージ８として
巻取る基本的には普通の型式のワインダーであるが、ク
レードルアーム上昇装＠９、紙管回転ｆｆ１ｌＪ動装置
１０．及びこれらの装置の制御装置ｆ（図示せず）を有
する点が従来のワインダーとは異なる。 紙管回転制動装＠１０は、紙管ホルダーと一体化されて
クレードルアーム３ａに支持されている。 即ち、制動装置１０は、クレードルアーム３の一方又は
双方のアーム３ａ、３ｂに設けることができるが、第２
図には口径の大きいほうの紙管端部２ａを支持する大径
のボビンホルダ１１の支持軸１２を制動することができ
るように設けた例を示す。制ｖＪ装Ｗ１１０は空気圧に
より作動するもので、エアシリンダ１３、エアシリンダ
１３のピストン１４の内周面に固着された環状のブレー
キシュー１５、及び上記回転軸１２の端部に固定され上
記ブレーキシュー１５が密着可能な円錐面状摺動面を有
する摺動部材１６よりなる（図面はエアシリンダ１３が
作動してブレーキシュー１５が摺動部材１６に密着した
状態を示す）。ブレーキシュー１５には適宜数のスプリ
ング３０をシリンダ前壁との間に介在させ、常に摺動部
材１６との間を開ける方向に付勢している。エアシリン
ダ１３は、クレードルアーム３ａの先端に設けられたケ
ース２３と一体に設けられている。ケース２３は、ボビ
ンホルダ支持軸１２を支持するベアリング２１のベアリ
ングハウス２２を、ブツシュ３１を介して軸方向に摺動
できるように内在している。ケース２３には斜行溝２８
を明け、該満２８を通してケース２３外に延びるレバー
２７をベアリングハウス２２に螺植する。 また、ケース２３内にはボビンホルダ支持軸１２を巻回
する状態でスプリング３２を設はボビンホルダ支持軸１
２が常に紙管２＃ｌに突出するよう付勢している。ボビ
ンホルダ１１は、紙管端部２ａに嵌合可能な傘状部材１
７、その外周に固定されたゴムリング１８、及び傘状部
材１７の周部に分散配置され周方向に進退可能に支持さ
れたピン１９（板バネ２０により周方向に付勢されてい
る）よりなる。ボビンホルダ１１は、レバー２１を上向
きに位置させたとき、斜行溝２８とレバー２７の基部と
のカム作用及びスプリング３２の弾発力によりベアリン
グハウス２２を介してボビンホルダ支持軸１２を右行さ
せるので、第２図で右方向限界位置まで移動し、（図示
した状Ｂ）紙管２の端部２ａに嵌合し、ゴムリング１８
及びピン１９が紙管２に密着し、反対側の紙管端部２ｂ
の支持部材２５（ベアリング２６によりクレードルアー
ム３ｂに回転自在に支持されている）とで紙管２を挟持
しつるように配置されている。上記ボビンホルダ１１の
移動用操作レバー２７は、第２図の状態から下向きに倒
すと、ケース２３の斜行溝２８に案内されて左方向に移
動し、ボビンホルダ支持軸１２と共にボビンホルダ１１
を図の左方向に移動させて、紙管２の取り外しを可能に
する。 このワインダーの運転中は、回転ドラム１の回転に連動
するパッケージ紙管２の回転がゴムリング１８及びピン
１９を介してボビンホルダ１１に伝達され、その回転は
ボビンホルダ支持軸１２を介して摺動部材１６にも伝達
されている。この回転を制動しないよう、制御ｊＩ］装
置１０はワインダー運転中エアシリンダ１３を作動させ
ず、ブレーキシュー１５を摺動部材１６から離しておく
。 この状態で、糸切れその他で巻取を停止する事態が生ず
ると、エアシリンダ１６には加圧空気が送り込まれ、ピ
ストン１４が前進し、紙管２と一体になって回転してい
る摺動部材１６にブレーキシュー１５が押し付けるられ
る。これにより摺動部材１６の回転が制動され、紙管２
（従って巻取パッケージ８）の回転も制動される。 上述のような掘構による巻取パンケージ８の制動を、巻
取パッケージ８と回転ドラム１との接触を解除した状態
で行わせるため、クレードルアーム上昇装置９を設けて
もよい。このクレードルアーム３を上昇させる量は、ア
ーム先端において数ミリ以下の僅かなものでよく、この
装置を設けて作動させることにより、巻取パッケージ停
止時におけるパッケージ表面の摩擦は皆無になるので、
糸の損傷防止の徹底を期するためにはこの装置を併設す
ることが望ましいが、必須のものではない。 クレードルアーム上昇８置の機構は任意に選ぶことがで
き、特に限定されるものではないので、上昇装＠９の機
構についての詳細な説明は省略する。 ワインダーを停止させた原因が解消し、運転を再開する
場合は、エアシリンダ１３のエアを抜きスプリング３０
の弾発力によりピストン１４を後退させ、ブレーキシュ
ー１５による制動が働かない状態にし、更にクレードル
アーム上昇装置９の作動も停止させてクレードルアーム
３を（従って巻取パッケージ８も）原位置に復帰させる
。 に発明の効果】 本発明は、上述のようにして十分大きな制動力を紙管に
作用させ、高速回転するパッケージでも短時間で完全停
止させることができる。従って本発明のワインダーは、
パッケージの糸を損傷することなく高速運転が可能な優
れたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動ワインダーの斜視図、第２図
は紙管回転制動装置の一例を示した縦断正面図。 １・・・回転ドラム、　　　２・・・紙管。 ３・・・クレードルアーム。 ８・・・巻取パッケージ。 ９・・・クレードルアーム上昇装置。 １０・・・紙管回転制！ＦＩＩＩ装置。 １１・・・ボビンホルダ、１２・・・回転軸。 １３・・・エアシリンダー。 １５・・・ブレーキシュー、１６・・・摺動部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クレードルアームのボビンホルダ支持軸に、該ボビンホ
   ルダ支持軸の回転を制動する回転制動装置を設けたこと
   を特徴とする自動ワインダー。