JPH042942Y2 - - Google Patents

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JPH042942Y2
JPH042942Y2 JP3367088U JP3367088U JPH042942Y2 JP H042942 Y2 JPH042942 Y2 JP H042942Y2 JP 3367088 U JP3367088 U JP 3367088U JP 3367088 U JP3367088 U JP 3367088U JP H042942 Y2 JPH042942 Y2 JP H042942Y2
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brake
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案の自動ワインダーなどにおけるパツケー
ジを支持るためのクレードルアームに係り、特に
そのパツケージの回転を停止させるためのクレー
ドルアームのブレーキ装置に関するものである。
[従来の技術] 糸の巻返しを行う自動ワインダにおいては、一
定速度で回転する回転ドラムに接するパツケージ
が摩擦力により回転ドラムに従動して回転し、そ
れによる精紡ボビンから糸が引き出されてパツケ
ージに巻取られる。
この巻取中、糸切れなどが生じた場合には、回
転ドラムを停止すると共にパツケージの回転を停
止させるが、パツケージはクレードルアームに回
転自在に支持されており、パツケージを停止させ
るには回転ドラムを停止させ、その停止によりパ
ツケージを摩擦力で停止させるようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような停止方法は、1000
m/分程度の周速で回転するパツケージを停止さ
せるには特に不都合を生じないが、近年2000m/
分の高速で回転させる自動ワインダーに適用する
には、停止時のパツケージの運動エネルギーが大
きく、これを回転ドラムとの摩擦力だけで停止さ
せようとしても瞬時に停止させることができない
とともにパツケージがスリツプし易くなるためパ
ツケージの表面の糸を傷めるなどの問題を生じ
る。
本考案は上記事情を考慮してなされたもので、
パツケージの回転を瞬時に停止できるクレードル
アームのブレーキ装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の目的を達成するために両側の
アームにホルダーケースを設け、その両ケースに
軸受を介してボビンの両端部を回転自在に支持す
るホルダーを設けたクレードルアームにおいて、
上記両ホルダーケースに、それぞれホルダーの軸
方向に移動可能に設けると共に両ホルダーをボビ
ンを挾持する方向に付勢するスプリングを設け、
上記ホルダーケースの一方に両スプリングに抗
し、かつボビンと一体にホルダーを移動させるピ
ストン部材を設けると共に、両ホルダーケース
に、そのホルダーの移動により接触するブレーキ
シユーと摩擦面とからなるブレーキ手段を設けた
ものである。
[作用] 上記の構成によれば、パツケージを停止する際
ピストン部材にて両ホルダーをスプリングに抗し
て移動することで両ブレーキ手段のブレーキシユ
ーと摩擦面とがそのスプリング力による接圧を保
たれながら接触し、ホルダの回転を停止させるこ
とができる。
[実施例] 以下本考案の好適一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
先ず、第2図、第3図により本考案の全体構成
を説明する。
第2図、第3図において、1は綾振り溝2が形
成されたドラムで、フレーム3に回転自在に支承
されると共に駆動系に連結される。
このドラム1上には、クレードルアーム4に回
転自在に支承されるボビン5が配置され、そのボ
ビン5がドラム1の回転で回転され、精紡ボビン
(図示せず)からの糸が綾振り溝2で綾振られな
がらボビン5に巻き取られ、パツケージが形成さ
れるようになつている。
クレードルアーム4は、固定側アーム6と可動
側アーム7とを有し、この両アーム6,7が回動
自在なクレードル基部8に取り付けられる。すな
わち、第3図に示すようにクレードル基部8にピ
ン9を介して固定側アーム6の基部6aが固定さ
れ、そのピン9に可動側アーム7が、第2図に示
す矢印方向に可動自在に取り付けられる。
固定側アーム6の基部6aには可動側アーム7
の回動を規制するための枠部材10が固定ネジ1
1にて取り付けられ、この枠部材10に、可動側
アーム7の内側への回動を規制する内側ピン12
が設けられ、他方可動側アーム7にはその内側ピ
ン12と当接するための凹溝13が形成される。
また、枠部材10には、可動側アーム7の外側と
係合する出没自在なプランジヤロツド14を有す
るロツク手段15が設けらける。このロツク手段
15は、枠部材10に取り付けられるシリンダ筒
16と、そのシリンダ筒16内に移動自在に嵌合
されたピストン17を有するプランジヤロツド1
4と、シリンダ筒16内に設けられ、プランジヤ
ロツド14の突出位置を規制する内筒18と、そ
の内筒18内に設けられプランジヤロツド14を
没入する方向に付勢するスプリング19と、シリ
ンダ筒16に接続され、シリンダ筒16内に圧縮
空気などの流体を供給してプランジヤロツド14
を突出させるための流体供給管20とからなり、
また、シリンダ筒16にプランジヤロツド14の
突出位置で後述するホルダー側に流体を供給する
ための供給口21が形成される。
固定側及び可動側アーム6,7には、ボビン5
を回転自在に支持するホルダ22,23を軸方向
に移動自在に、かつ回転自在に支持するためのホ
ルダーケース24,25が設けられる。
これらを第1図により詳しく説明する。
先ず、固定側アーム6側のホルダ22とホルダ
ーケース24を説明する。
先ず、ホルダーケース24は筒状に形成され、
そのフランジ部24aが固定側アーム6にネジ止
め等により固定される。
このホルダーケース24内には軸方向に移動可
能な軸受33を介してホルダー22が回転自在に
設けられる。このホルダー22はボビン5の端部
を嵌合支持するコーン部22aと、軸受33を貫
通する軸部22bと、後述するブレーキ手段26
のブレーキシユー26aを支持する支持部22c
とからなり、その支持部22cと軸受33間に軸
部22bと嵌合するカラー27が設けられ、また
ホルダーケース24内に設けた座金28と軸受2
5間にスプリング29が設けられ、スプリング2
9の力により軸受33がフランジ部24aに設け
たストツパー部30に当接するよう、かつその軸
受33を介してホルダー22がボビン5を挾持す
る方向に付勢される。
また、ホルダーケース24にはブレーキシユー
26aと接触する摩擦面26bが形成され、固定
側のブレーキ手段26が構成される。
次に可動側アーム7のホルダーケース25とホ
ルダー23とを説明する。
先ず、ホルダーケース25は、フランジ部25
aが可動側アーム7にネジ31にて固定される。
このホルダーケース25内には、ケース25の
軸方向に沿つて移動自在な筒状のピストン部材3
2が設けられ、このピストン部材32内に軸受3
3を介してホルダー23が回転自在に設けられ
る。ホルダー23は、ボビン5と嵌合するコーン
部23aと軸受33を密に嵌合する軸部23bと
からなる。
ピストン部材32には軸受33をピストン部材
32のボビン5側端板32aに押圧するスプリン
グ34が設けられ、そのスプリング34によりホ
ルダー23をボビン5を挾持する方向に付勢して
いる。
ピストン部材32の背面側のホルダーケース2
5内にはシリンダ室35が形成され、このシリン
ダ室35に圧縮空気などの流体を供給する供給管
36が接続される。この供給管36は、上述した
ロツク手段15のシリンダ筒16に設けた供給口
21に接続され、流体がロツク手段15の供給管
20よりシリンダ筒16内より供給口21を介し
て供給管36に流れ、シリンダ室35内に流入す
るようになつている。
ピストン部材32の端板32aとホルダー23
のコーン部23a間にはブレーキ手段37が設け
られる。このブレーキ手段37は、コーン部23
aに設けたブレーキシユー37aと、ピストン部
材32の端板32aに設けた摩擦面37bとから
なり、またピストン32とホルダーケース25に
は、ピストン32の軸方向の移動を規制すると共
に、ピストン32の回転を防止する長孔38とピ
ン39が設けられる。
次に本実施例の作用を説明する。
通常のワインデイングの際にはクレードルアー
ム4にてボビン5の両端部が回転自在に支持され
ると共にドラム1の回転によりボビン5に給糸が
綾振り溝2で綾振りされながら巻き取られてパツ
ケージが形成される。
この巻取中には、固定側アーム6及び可動側ア
ーム7の両ホルダーケース24,25内のブレー
キ手段26,37は、そのブレーキシユー26
a,37aと摩擦面26b,37bとは第1図に
示したように間隙を保つており、この状態で両ホ
ルダー22,23はボビン5を挾持したまま軸受
33,33により自由に回転するため、パツケー
ジはドラム1の回転に応じて回転する。
また、巻取中、供給管20には、圧縮空気など
の流体が供給されておらず、ロツク手段15のプ
ランジヤーロツド14はスプリング19の力でシ
リンダ筒16内に没入しており、可動側アーム7
の外側への回動を拘束せず、従つて、パツケージ
が満巻きとなつた場合には、第2図に二点鎖線で
示した開閉用レバー40にて可動側アーム7を開
き、そのホルダ23をホビン5から外せばパツケ
ージの玉揚を行える。
さて、この巻取中、給糸の糸切れが生じた場
合、ドラム1の回転が停止され、同時に図には示
していないがクレードルアーム4が回動されてパ
ツケージがドラム1から外れるように回動され
る。またこれと同時に供給管20よりロツク手段
15に流体が供給されると、ロツク手段15のプ
ランジヤーロツド14は、第3図に示すようにシ
リンダ筒16から突出して可動アーム7の外側と
係合し、これにより可動アーム7を内側ピン12
とプランジヤーロツド14にて挾持し、後述する
ブレーキ手段26,37が作動した際の反力で可
動アーム7が開くのを防止するようになる。この
ロツク手段15を作動させる流体は、プランジヤ
14が突出すると、そのピストン16が供給口1
7を開くため供給管20の流体は、シリンダ筒1
6から供給口17を介して供給管36に流れ、そ
の供給管36から可動側アーム7のホルダーケー
ス25内のシリンダ室35内に流入する。
シリンダ室35に圧縮空気などの流体が供給さ
れると、ピストン部材32は第1図でみて左方向
に移動し、この移動により可動側アーム7の軸受
33とホルダー23とが共に左方向に移動するこ
ととなり、同時にボビン5を介して固定側アーム
6のホルダー22が左方に移動する。
この結果、先ず固定側アーム6のブレーキ手段
26である摩擦面26bにブレーキシユー26a
が接触する。その後、両ホルダー22,23及び
ボビン5は左方向の移動が停止するため、ピスト
ン部材32のみがさらに移動し、可動側アーム7
のブレーキ手段37であるブレーキシユー37a
と摩擦面37bとが接触することとなる。
このピストン部材32は、ピン39と長孔38
により、その移動が適宜の位置で停止され、その
状態で両ブレーキ手段26,37のブレーキ力
は、両ホルダ22,23に取り付けられるブレー
キシユー26b,37bの移動を拘束するスプリ
ング29,34の縮みによるスプリング力によ
り、ブレーキシユー26a,37aと摩擦面26
b,37bの接圧が適宜保たれて、ホルダー2
2,23の回転を制動することとなる。
以上のように両アーム6,7のホルダー22,
23の回転を、それぞれブレーキ手段26,37
で制動することで高い制動力が得られる。
特に図示のようにチーズ巻のパツケージの場合
には、コーン巻と違つてホルダー22,23が小
さく、十分が制動面が得られにくいが、両ホルダ
ーケース24,25内にブレーキ手段26,37
を設け、これを同時に作動させることにより確実
に、しかもより強い制動力が保たれる。
また、ブレーキ手段26,37の作動時には、
その反力で可動側アームが外側に開こうとする
が、ロツク手段15によりその開きを確実に防止
できる。
[考案の効果] 以上説明してきたことから明らかなように、本
考案によれば次の如き優れた効果を発揮する。
クレードルアームの両アームにホルダーを軸方
向に移動自在に設けると共に、その両ホルダーを
移動するピストン部材を設け、かつその移動によ
り作動するブレーキ手段を設けることで、両ホル
ダーの回転を制動できると共に、強制動力が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、
第2図は第1図の全体断面図、第3図は第2図の
右側面図である。 図中、1はドラム、5はボビン、6は固定側ア
ーム、7は可動側アーム、22,23はホルダ
ー、24,25はホルダーケース、26,37は
ブレーキ手段、32はピストン部材、33は軸
受、29,34はスプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側のアームにホルダーケースを設け、その両
    ケースに軸受を介してボビンの両端部を回転自在
    に支持するホルダーを設けたクレードルアームに
    おいて、上記両ホルダーケースに、それぞれホル
    ダーの軸方向に移動可能に設けると共に両ホルダ
    ーをボビンを挾持する方向に付勢するスプリング
    を設け、上記ホルダーケースの一方に両スプリン
    グに抗し、かつボビンと一体にホルダーを移動さ
    せるピストン部材を設けると共に、両ホルダーケ
    ースに、そのホルダーの移動により接触するブレ
    ーキシユーと摩擦面とからなるブレーキ手段を設
    けたことを特徴とするクレードルアームのブレー
    キ装置。
JP3367088U 1988-03-16 1988-03-16 Expired JPH042942Y2 (ja)

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JP3367088U JPH042942Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16

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JPH01137965U JPH01137965U (ja) 1989-09-20
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JPH01137965U (ja) 1989-09-20

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