JPH02160934A - 精紡機、特にリング精紡機またはリング撚糸機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、それぞれ１個の単独電気モータを備えたス
ピンドルを機械の両側に有する精紡機、特にリング精紡
機またはリング撚糸機に関する。

この種の機械を使用した試験操作で判明したことは、玉
揚げ或いは機械停止後の始動の際には従来の機械と比較
すると糸切れの数量が商かに多いということである。

この発明の基本課題は、そのような糸切れの数量を減ら
すように、始めに記載した様式の精紡機を改良すること
にある。

この課題は次のようにして解決される。即ちスピンドル
に単一モータを遮断したときの捩じれを防止する固定ブ
レーキを併設するのである。

この発明の出発点にある認識は、静止の後スピンドルは
その静止時にあった位置にはとどまっていないというこ
とである。特に糸緊張に基づきかつ振動の影響もある状
況の下ではスピンドルが逆回転し、その結果少なくとも
二三のスピンドルにループ或いは環が形成されることに
なる。その結果始動時にこれらの精紡個所で糸切れが生
じるおそれが生じる。スピンドルに併設された固定ブレ
ーキによってこの望ましくなくかつ制御されない捩じれ
が阻止され、従って始動時の糸切れの数ｌよ減少するこ
とが明らかである。

この発明を展開すると、少なくとも機械の片側の全ての
スピンドルの固定ブレーキのために１個の共通の作動装
置を設ける。そうして固定ブレーキの作動は中央で単一
モータの接続−遮断と逆に制御することができる。

この発明の更に別の展開では、ｌ！械片側のスピンドル
に機械の長手方向に延在する１個の要素を併設する。こ
の要素は制動要素をいくつか備え、この要素は１個の移
動駆動装置に接続されており、この移動駆動装置の移動
により前記制動要素をスピンドルに送給することができ
る。スピンドルの数量が非常に多い場合にも移動駆動装
置から生じる力は大き過ぎるものではない。というのは
、最早駆動されないスピンドルのただ１回の捩じれをそ
の都度の糸緊張から防止すればよい比較的小さな制動力
があればよいからである。有利な構成では、機械の長手
方向に移動可能に案内された１本の棒状部材があり、こ
の棒状部材に制動要素が固定しである。このような棒状
部材は場所をとらずに配設することができる。更に別の
有利な構成ではそのような場合この棒状部材の両端に、
交互に作動することができる引張駆動部材が係合する。

このようにして棒状部材には引張力しか負荷されないの
で、棒状部材は比較的薄く形成することができる。

この発明の別の構成では、スピンドルに抑制部材を併設
しである。これらの抑制部材は移動する保持部材上に配
設してあり、移動駆動装置によりスピンドルに制動要素
として送給することができる。この種の抑制部材は通常
は、たとえば巻き糸交換時のスピンドルの不意の抜は出
しを阻止するためにリング精紡機に配設しである。これ
らの抑制部材はそれに作用する移動駆動部材によって追
加の機能を得る。即ち精紡機遮断の際に使用される１個
の共通の固定ブレーキとしての！！！能である。その場
合好都合な構成では、抑制部材を移動駆動部材によって
スピンドルを解放する位置に移動させることができる。

この種の抑制部材は通常は、スピンドルを引き抜けるよ
うに手からスピンドルのｖ４域に動かさなければならな
い。それに反してこの発明の構成では、すべての抑制部
材を同時にスピンドルの領域から引き出して、それらの
スピンドルが保管のために追加の作業段取りをすること
なくスピンドルの位置から取り出すことができる。

この発明の更に別の構成では、少なくとも機械の片側の
スピンドルに機械長手方向に延在するチューブを併設す
る。このチューブは圧力媒体の供給装置に接続されてお
り、圧力媒体による負荷によってスピンドルに押しつけ
ることができる。既に記載したように、制動力は比較的
小さくてよいので、このようにしてすべてのスピンドル
のために１個の安全で信頼できる固定ブレーキを設ける
ことができる。その場合有利なのは、スピンドルの領域
にスピンドルの方に向かって開いた部分をいくつか備え
た管の中にこのチューブを敷設することである。

実施例を示した図についてこの発明を更に詳しく説明す
る。

第１図は１個の単一モータ１０によって駆動されるリン
グ精紡機或いはリング撚糸機のスピンドル１１を示す。

この種の単一モータ駆動装置は公知なので、この単一モ
ータｌＯの詳しい説明は省く。単一モータｌＯとこれら
の単一モータに収容されかつ支承されたスピンドル１１
は機械の長平方向に貫通するスピンドルレール１３に固
定さね、ている。スピンドルレール１３は第１図に機械
長手方向に延在する一本のレールとして単に図式でのみ
示した。スピンドルレールは実際には他の形、特にＵ字
形成いはその他の形にすることができる。

実験では、特に非同期モータとして構成された単一モー
タ１０を玉揚げのために止めるか或いは週末にかけて機
械が静止する場合に図示してないコイルスリーブに巻き
つけられた糸或いは下巻きとして巻きつけられた糸の緊
張でスピンドル１１を捩じるのに充分であることが判明
した。これによって、始動再開の際に糸切れの原因とな
ることがある、糸に生じる環またはループが形成される
危険がある。これを防止するために、各スピンドル１１
に１個の固定ブレーキを併設する。この固定ブレーキは
単一モータ１０を遮断したときスピンドル１１の捩じれ
を防止する。消費する制動力は比較的小さい。というの
は制動力は糸緊張によって生じたモーメントのみを平均
しかつ回転中のスピンドル１１を静止させる必要がない
からである。この制動力は静止のとき初めてまたは静止
直前に起動される。

第１図及び第２図の実施態様の場合には機械長手方向に
延在する棒状部材１５を設けである。この棒状部材はス
ピンドルレール１３に取りつけられた保持部材１４に沿
って滑り軸受け１９に案内されている。この滑り軸受け
はたとえばプラスチック型材である。棒状部材１５は制
動要素１６を備えもち、これらの制動要素はスピンドル
１１の領域内に突入しておりかつ棒状部材１５の長手方
向移動によってスピンドル１１に送給することができる
。

第２図から明らかなように、棒状部材１５にはスピンド
ル区分に対応する間隔で保持ソケット２３がとりつけら
れており、この保持ソケットには皿ばね２４が固定して
あり、皿ばねはブレーキライニング２５を支持しており
、これらのブレーキライニングはスピンドル１１に送給
することができる。棒状部材１５に対しては空気式駆動
装置を設けてあり、この空気式駆動装置により棒状部材
１５は制動位置の内外で移動するときその都度引張りの
負荷を受ける。

棒状部材１５の端部には空気式プレス１７．１８のピス
トンが枢着しており、空気式プレスには圧縮空気源２２
をもとに電磁弁２１を介して制御されて交互に圧縮空気
による負荷を加えることができる。第２図に示した制動
位置では空気式ブレス１８に圧縮空気が負荷を加え、空
気式ブレス１７は負荷されない。

機械の動きを遮断したとき圧縮空気供給を維持しなくと
もよいようにするために、ｌｊｌ動要素１６を有する棒
状部材１５を既定の係止力で制動位置に保持する係止装
置を設けである。このために棒状部材１５に係止ばね３
３が突起により係止される。

空気式プレス１７に圧縮空気による負荷が加わることに
よってこの係止力に耐えて初めて棒状部材１５は再び、
制動要素１６がもう動かない位置に戻る。解放された固
定ブレーキのこの位置は適当な係止によって確保される
。即ち棒状部材Ｉ５に更に別の係止要素３１を取りつけ
てあり、棒状部材には係止突起を備えた係止ばね３２を
併設してあり、この係止ばねにより棒状部材１５が、制
動要素１６を外した位置に保持される。

第３図には第２図のものに類似の実施例を示しである。

即ちスピンドル区分に対応した間隔で棒状部材１５にソ
ケット２３を取りつけてあり、これらのソケットには皿
ばね３４を備えてあり、皿ばねはとい形係止部を有し、
ソケットはこれらの皿ばねによりスピンドル１１に対し
て押しつけられて制動位置に係止する。この実施例では
これ以上の係止は不要である。制動部材１６はその終端
領域で弾力的にスピンドル直径に合わされる制動アム３
４となっている。

第４図の実施例では棒状部材に制動部材１６として制動
くさび３５がスピンドル区分に対応する間隔で取りつけ
られており、制動くさびはスピンドル１１と向き合う領
域にブレーキライニング３６を備えている。この実施例
では制動要素１６が棒状部材１５に対して横方向に力を
出すので、この力を棒状部材１５が吸収しなければなら
ず、反力部２０を設けるのが好都合である。

第５図には機械片側のスピンドル１１用として設けた固
定ブレーキがあり、この固定ブレーキには制動要素とし
てスピンドル１１の近くに機械長手方向に延在する弾性
チューブ２９を設けである。

弾性チューブ２９は一端を締めっけ装置４ｏによって密
閉しである。他端には圧縮空気供給管を接続してあり、
この圧縮空気供給管は弁３９を介して圧縮空気源３７と
貯蔵器３８に接続されている。

貯蔵器３８と圧縮空気源３７との間には逆止弁４１を配
設しである。チューブ２９は管２７の内部に配設してあ
り、管２７は位置固定してあり、スピンドル１１の領域
にスビントウレの方に向かって開いた部分２８を有する
。電磁弁３９の閉鎖により圧縮空気供給装置２６を介し
てチューブ２９に圧縮空気が作用すると、チューブ２９
は部分２８から外側へ膨張してスピンドル１１に接触す
る。貯蔵器３８により充分な容量が確保され、従って長
時間の静止中に僅かな漏洩があっても成る制動効果が維
持される。この場合にも、必要な制動力は比、１較的僅
かでしかないことが注目される。

この実施例の変形では、弾性チューブ２９はその弾性で
部分２８から膨出し、スピンドル１１の固定ブレーキと
して働く。そうしてこのチューブ２９は負圧源に接続さ
れ、その結果チューブは負圧の作用により制動作用が止
まる程圧縮される。

圧縮空気をチューブ２９に供給するための供給装置２６
の代わりに液圧媒体を供給するための適当な構造の供給
装置をも設けることができる。

第６図と第７図には第１図と第２図に示した実施例の原
理に対応する一実施例を示しである。しかしこの場合固
定ブレーキには一つの機能が追加されている。即ちこれ
らの固定ブレーキはスピンドル１１の抑制部材としても
働くので、その結果玉揚げ等の際に不意にその位置から
引き出されることがない。この実施例ではブレーキライ
ニング２５が抑制部材として形成されており、抑制部材
は操作位置ではスピンドル１１から僅かに半径方向に離
れて配設しである。抑制部材として機能するブレーキラ
イニング２５と単一モータ１０との間にはスピンドルに
環状つば４６或いは環状溝の形のストッパーがあり、こ
の環状溝にその都度ブレーキライニング２５がスピンド
ルに触れずに係合する。ブレーキライニング２５は皿ば
ね２４として形成された保持部材上に配設されており、
これらの保持部材は前方へＩＢＭの操作側まで突出して
いて、従ってその端部（４５）には繰作者の手が届く。

操作者はそうして抑制部材として機能するブレーキライ
ニング２５を皿ばね２４の力に抵抗してスピンドル１１
の領域から外へ回すことができるので、操作者は当該ス
ピンドルを個々に上へ引き出すことができる。

皿ばねとして形成された保持部材２４は保持ソケフト２
３によって棒状部材１５上に配設されている。保持ソケ
ットはスピンドルの片側でＩＩＭを機械長手方向に回転
し、機械端部でそれぞれ空気式ブレス１７．１８に接続
されている。空気式プレス１８への負荷によって、ブレ
ーキライニング２５がスピンドル１１に当接するように
棒状部材を機械の一端まで引っ張って固定ブレーキが作
動される。第２図に示した実施例に従って、電磁弁２１
を有する空気式制御装置を介して開閉が行われる。棒状
部材１５には同様に係止要素３１があり、この係止要素
に係止ばね３３が突起により係合して棒状部材１５を制
動位置に保持する。

操作位置では抑制部材として機能するブレーキライニン
グ２５がスピンドルから半径方向に比較的僅かな間隔し
か離れておらず、その間隔は環状つば４６の半径方向（
或いは環状溝の半径方向）の延長より小さい。この位置
を占めるためには、機械の再接続の際に棒状部材１５が
電磁弁２１の対応する開閉に際してプレス１７を介して
この操作位置に運ばれる。この操作位置でばばね３２の
第一の係止カム４８が棒状部材１５に取りつけられた係
止要素３１に係合する。ブレス１７が負荷されるときこ
の位置を通り過ぎないようにするために、ブレス１７の
シリンダ内にプレスのピストンにより制御される出口５
０が操作位置に到達した際ピストンによって解放される
ように設けられる。供給された圧縮空気は漏洩し、それ
以上ピストンを動かさない。

更に、抑制部材として機能するブレーキライニング２５
を有する棒状部材１５全体を操作外位置に移動可能にし
てあり、この操作外位置ではブレーキライニング２５は
スピンドル１１のｗ４域の外側にあるので、スピンドル
は上方へ引き出すことができる。こうしてこの位置には
、別の電磁弁４７によって出口５０が遮断可能に到達す
ることができる。電磁弁４７の切り換えによって出口５
０が閉鎖され、ブレス１７に供給された圧縮空気はプレ
スのピストンを更に最終位置へ運び、この最終位置では
係止ばね３２のカム４９が棒状部材１５に配設された係
止要素３１に係合し、装置を操作位置に固定する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による固定ブレーキを有するリング精
紡機またはリング撚糸機の１本のスピンドルの側面図、
第２図は駆動装置を併設した固定ブレーキの図、第３図
は制動要素に関する第１図の実施例の変形例の図、第４
図は制動要素に関する第１図と第２図の実施例の別の変
形例の図、第５図は少なくとも＠械の片側のすべてのス
ピンドルを操作する１個の固定ブレーキの別の実施例の
一部を断面で示した図、第６図はスピンドル用に設けた
、固定ブレーキとしても同時に機能する抑制部材を設け
た第１図同様のスピンドルの側面図、第７図は固定ブレ
ーキとして追加的に利用される抑制部材のための移動駆
動装置の図である。 図中符号 １０・・・単一モータ、１１−−・スピンドル、１５・
・・棒状部材、１６．２９−・・制動要素、１７．１日
・−・移動駆動装置、２４・・・保持部材、２５・・・
抑制部材、２６−・・圧力媒体供給装置、２７−・−管
、２８・−・開かれた部分、２９−・・チヱーブ、３１
．３３係止装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）機械の両側にそれぞれ１個の単独電気モータを備え
   たスピンドルを有する精紡機、特にリング精紡機或いは
   リング撚糸機において、スピンドル（１１）に電気モー
   タ（１０）を遮断したときのスピンドルのねじれを防ぐ
   固定ブレーキ（１６、２９）を併設してあることを特徴
   とする、精紡機。 ２）少なくとも機械の片側のすべてのスピンドル（１１
   ）の固定ブレーキ（１６、２９）のために１個の共通の
   作動装置を備えてある、請求項１）に記載の精紡機。 ３）機械の片側のスピンドル（１１）に機械の長手方向
   に１個の要素（１５）を備え、この要素に固定ブレーキ
   （１６）を設けかつこの要素を移動駆動装置（１７、１
   ８）に接続し、この要素の移動によって固定ブレーキ（
   １６）をスピンドル（１１）に送給できる、請求項１）
   または２）に記載の精紡機。 ４）機械の長手方向に移動可能に案内された棒状部材（
   １５）を設けてあり、この棒状部材に固定ブレーキ（１
   ６）を固定してある、請求項１）〜３）の何れか一に記
   載の精紡機。 ５）棒状部材（１５）の両端部に、交互に動作する引張
   駆動部材（１７、１８）が係合する、請求項４）に記載
   の精紡機。 ６）引張駆動部材として空気式プレスを設けてある、請
   求項５）に記載の精紡機。 ７）棒状部材（１５）に制動位置で作動する係止装置（
   ３１、３３）を備えてある、請求項５）又は６）に記載
   の精紡機。 ８）スピンドル（１１）に抑止機（２５）を併設してあ
   り、この抑止機は移動する保持体（２４））上に配設し
   てありかつ移動装置（１５、１７、１８）により制動要
   素（１６）としてスピンドル（１１）に併設することが
   できる、請求項１）〜７）の何れか一に記載のリング精
   紡機またはリング撚糸機。 ９）抑止機（２５）が移動装置（１７）によりスピンド
   ル（１１）を解放する位置に移動可能である、請求項８
   ）に記載のリング精紡機またはリング撚糸機。 １０）制動要素（１６）が送給方向でスピンドル（１１
   ）に弾力的に撓むように配設してありかつ／或いは構成
   してある、請求項１）〜９）の何れか一に記載の精紡機
   。 １１）機械片側のスピンドル（１１）に機械長手方向に
   延在するチューブ（２９）を併設してあり、このチュー
   ブは圧力媒体の供給装置（２６）に接続してあり、圧力
   媒体の力によりスピンドル（１１）に押しけることがで
   きる、請求項１）または２）に記載の精紡機。 １２）チューブ（２９）が管（２７）の中に敷設してあ
   り、管（２７）はスピンドル（１１）の領域にスピンド
   ル（１１）の方に向かって開いた断片（２８）を備えて
   いる、請求項１１）に記載の精紡機。