JPS63265045A - 遮音性複合床 - Google Patents

遮音性複合床

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JPS63265045A
JPS63265045A JP62096177A JP9617787A JPS63265045A JP S63265045 A JPS63265045 A JP S63265045A JP 62096177 A JP62096177 A JP 62096177A JP 9617787 A JP9617787 A JP 9617787A JP S63265045 A JPS63265045 A JP S63265045A
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JP
Japan
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steel plate
floor
thickness
sound
damping steel
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Application number
JP62096177A
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JPH0694694B2 (ja
Inventor
淳 二宮
宮尾 俊明
坂井 正美
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野]    “ 本発明は、共同住宅等において上階から下階への床衝撃
音を低減するための遮音性複合床に関する。
[従来の技術] マンション、団地アパート等の共同住宅あるいは集合住
宅における床衝撃音を減少させるために各種の提案がな
されている。第10図はそのうちの一例を示すもので、
公知の制振鋼板を使用した場合である。この制振鋼板1
0は2枚の鋼板11゜12の間に特殊の樹脂13を介在
させて一体構造としたものであり、さらにこれをコンク
リート床14に所定の面積で貼着することによって床衝
撃1.12の間に介在する樹脂13のせん断変形による
熱エネルギに変換、消費させられるので、上記のごとき
1rLm衝撃音を効率よく低減することができるわけで
ある。
しかしながら、上記のような従来の遮音性複合床では、
以下の問題点があった。
■ 制振鋼板10を構成する2枚の鋼板11,12は同
じ庫さ′のものを使用していたので、遮音性能が期待以
上の効果を上げ得なかった。
■ 制振鋼板1枚当りの重量が大きすぎると運搬、取扱
いが困難であり作業能率の低下を招いていた。
■ 制振鋼板と床としての仕上材とを別個独立の部材と
して取扱う場合には作業が各々独立の工程となり工期等
への影響が大であった。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明は、上記のような従来の問題点を解消する
べく取扱いが容易で遮音性能にすぐれた遮音性複合床を
得ることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る遮音性複合床は、制振鋼板をコン制振鋼板
を構成する2枚の鋼板のそれぞれの厚さである。
′(よえ、割振鋼板。−辺。長、よ、〜500 am、
′、望ましくは30〜45cmで、制振鋼板の樹脂の厚
二ン さに基づいて変化するj!/a(ただし、aは1枚の制
振鋼板の一辺の長さ、gはこの制振鋼板を貼着すべきコ
ンクリート床面の一辺の長さ)と損失係数との関係から
決定する。
[作 用] 制振鋼板の動作原理を!65図に模式的に示す。
すなわち、制振鋼板10が曲げ振動を受ける場合におい
て、図示のように下側に凸となる変形時には、鋼板11
が樹脂13に接する面における歪Aは引張歪(+符号)
となり、鋼板12が樹脂13に接する面における歪Bは
圧縮歪(−符号)となる。そして、振動とともに変形状
況は下に凸−上に凸−下に凸・・・と順に繰返し、それ
に伴い歪Aは十→−→+・・・と変化し、歪Bは一一+
→−・・・と変化するが、歪Aと歪Bは常に逆符号とな
る。したがって、樹脂13は上面と下面とで反対方向の
歪を受けることになり、この歪差によって樹脂13にせ
ん断変形が生じ、振動エネルギが熱エネルギに変換、消
費され、制振性能を発揮するのである。
さらに歪Aと歪Bの絶対値が等しくなる場合において最
大の制振性能を発揮するのである。かかるに接する面で
の歪Bと鋼板11に接する面での歪Aとの差異によって
上述したようなせん断変形を生じ、振動エネルギが熱エ
ネルギに変換、消費されて振動を低減し、その結果振動
によって放射される床衝撃音の遮音効果を上げることが
できる。
いま、コンクリート床14に接する鋼板12の厚さを反
対側の鋼板11のそれよりも薄くすると、歪Aと歪Bは
絶対値においてほぼ等しくなり遮音効果をさらに向上さ
せ得る。また、各鋼板の厚さは取扱い重量の制限、床自
重の増大による柱、梁、基礎等の建物全体への影響等か
らくる限界があり、実用上12mm以下が適当である。
[実施例コ 以下、本発明の実施例について図によりさらに詳細に説
明する。
第1図は本発明の実施例の断面図、第2図は制振鋼板の
配置を示す平面図である。図に示すように、柱21.梁
22に囲まれた1、Xll、、のコンクリート床14の
上面にalXa2の方形の制振鋼板10が計60枚接着
剤により敷き詰め貼着さ厚さdの樹脂13が介在せしめ
られ一体化されている。
ところで、第5図にて説明した制振鋼板の制振性能ある
いは遮音性能は、樹脂13のヤング係数、厚さ、長さく
すなわち制振鋼板10の一辺の長さ)によって定まる樹
脂のせん所用性によって変化する。さらに、樹脂のヤン
グ係数は一般に温度と周波数により変化するが、通常1
0〜1010dyn/Cシの値が適当である。また、樹
脂はかなり高価であるとともにその接着強度の確保の面
がらその厚さとしては0.05〜1.00mmが適当で
ある。
次に、制振鋼板10の一辺の長さaは以下のようにして
決定される。すなわち、基本的には上述した樹脂のヤン
グ係数および厚さを与条件として樹脂のせん断剛性が最
適な領域に入るように調整する。例えば、樹脂のせん断
剛性の目安となるg/a(ただし、aは1枚の制振鋼板
の一辺の長さ、gは制振鋼板を敷き詰め貼着するコンク
リート床面の一辺の長さ)と損失係数との関係について
樹脂の厚さdの変化に基づいて理論的に示したもの’、
’::l ゛力5第3図の線図である。この線図は第4図に示す′
! ような梁状のコンクリート14の上面に一辺の長ゴさ1
aの制振鋼板10を所要枚数(すなわち、図示の例では
j!/a−4)並べて貼着した実施例より検証されたも
のである。
第3図の線図からも明らかなように制振鋼板10をコン
クリート14に貼着した複合床の損失係数は樹脂の厚さ
dと制振鋼板10の1枚当りの長さaをパラメータとし
て変化する。損失係数はまたその制振性能の大小を表す
指標であり、その値が大きい程性能が高いことを示して
いる。
ところで、第3図において樹脂の厚さを大きい順にd 
 、d  、d  、d4と変化させると、dl   
  2    3 −d1の場合はg/a−7,d−d2の場合はg/ a
 = 10でそれぞれ最適な樹脂のせん断剛性が得られ
、したがって制振性能は最大値を示す。ここで全体の長
さgを与えれば、制振鋼板1枚当りの長さaの最適値が
得られるわけである。一方、損失係数の最大値は約0.
18であり、これは樹脂の厚さによって変化することは
ない。この最大値をさらに大きくするためには鋼板11
の厚さをさらに大きくする必要があるが、鋼板厚の増大
は作業性を損うばかりでなく、床自重を増し、床をの長
さa−5〜500cmであるが、瑣扱い上からはa−3
0〜45csが最も望ましく、またそのときの鋼板11
の厚さを9mm、鋼板12の厚さを4.5關程度とする
と、制振鋼板1枚当りの重量は10〜20kgとなり都
合がよい。
第2図の例では、II 1−6200mm、 472−
3830mm、a  −437m+s、a2−457m
mであす、制振鋼板10の各要素の厚さは鋼板11;9
mm、鋼板12;4.5m+s、樹脂;0.135m+
sで、またコンクリート床14の厚さは120■であっ
た。
このときの床衝撃音レベルを従来のコンクリート床のみ
の場合と比較して示すと、第7図のようであった。第一
7図は制振鋼板の貼着前後における床の重量衝撃音をJ
ISA1418に従って床中央部で測定した結果を示す
゛ものである。この結果によれば、コンクリート床では
オクターブバンド中心周波数が63Hz域の性能が最も
悪く97dBであるがミ本発明による遮音性複合床では
75dBに低下し、22dBもの減音効果が得られた。
−・いることがわかる。
なお、制振鋼板の貼着面はコンクリートの上面に限られ
るものではなく下面であっても同じ効果を上げ得るもの
であることはいうまでもない。
次に、制振鋼板10の片面に仕上材18をあらかじめ接
着した例を示したものが第8図および第9図である。仕
上材18としてはPタイル、リノリウム板、化粧木板等
がある。この実施例の場合は最初から制振鋼板10と仕
上材18とが一体化されているので制振鋼板10の貼着
後の表面仕上げ工事の合理化を図り得る。
以上の実施例において、床のコンクリートは普通コンク
リートであるが、軽量コンクリートや軽量気泡コンクリ
ートの床であるときは普通コンクリートに比べてコンク
リートの単位体積重量および剛性が小さいため、遮音性
複合床とした場合重量および剛性の増加割合がさらに大
きくなり、減音効果をより一層向上させることができる
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、床衝撃音に対する減音効
果が著しく、しかも取扱上きわめて便利発明による制振
鋼板のコンクリート床への貼着状態図、第3図は制振鋼
板とコンクリート床との複合床における損失係数の線図
、第4図は第3図の線図を得るための制振鋼板のコンク
リート床への貼着状態図、第5図は制振鋼板の動作原理
を説明するための模式図、第6図は同じく制振鋼板とコ
ンクリート床の複合床における動作原理を説明するため
の模式図、第7図は床衝撃音レベルの測定結果を示す線
図、第8図および第9図は本発明の他の実施例を示す断
面図および斜視図、第10図は従来例の断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚の鋼板の間に特殊樹脂を介在させて一体化さ
    せた方形の制振鋼板をコンクリート床に貼着してなる遮
    音性複合床において、前記2枚の鋼板の厚さがそれぞれ
    0.2〜12.0mmで、コンクリート床に接する側の
    鋼板の厚さを反対側の鋼板の厚さよりも薄くしたことを
    特徴とする遮音性複合床。
  2. (2)前記制振鋼板の一辺の長さを前記樹脂の厚さに基
    づくl/a(ただし、aは1枚の制振鋼板の一辺の長さ
    、lは制振鋼板を貼着すべきコンクリート床の一辺の長
    さ)と損失係数との関係線図から決定することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の遮音性複合床。
JP62096177A 1987-04-21 1987-04-21 遮音性複合床 Expired - Lifetime JPH0694694B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP62096177A JPH0694694B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 遮音性複合床

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JP62096177A JPH0694694B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 遮音性複合床

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63265045A true JPS63265045A (ja) 1988-11-01
JPH0694694B2 JPH0694694B2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=14158043

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62096177A Expired - Lifetime JPH0694694B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 遮音性複合床

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JP (1) JPH0694694B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02309112A (ja) * 1989-05-22 1990-12-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 石油燃焼機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02309112A (ja) * 1989-05-22 1990-12-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 石油燃焼機器

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JPH0694694B2 (ja) 1994-11-24

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