JPS63264999A - 障子紙 - Google Patents

障子紙

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JPS63264999A
JPS63264999A JP11844887A JP11844887A JPS63264999A JP S63264999 A JPS63264999 A JP S63264999A JP 11844887 A JP11844887 A JP 11844887A JP 11844887 A JP11844887 A JP 11844887A JP S63264999 A JPS63264999 A JP S63264999A
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JP
Japan
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paper
shoji
shoji paper
polyester
fibers
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Pending
Application number
JP11844887A
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English (en)
Inventor
東森 正輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複屈折度(以後 Δnという)が0.035
以下のポリエステル繊維を含み、張り付は及び取り外し
時の作業性に優れた障子紙に関するものである。
(従来の技術〉 従来、日本家屋では遮蔽の手段として障子は欠くべから
ざるものであり、更に装飾的意味もあった。過去には障
子紙の原料は、こうぞ、麻のようなじん皮繊維が用いら
れていたが、非常に高価で現在は一般に使用されておら
ず、民芸調ということてごく限られたところで使用され
ている。これとは別に1葉樹や広葉樹を原料としたa常
の木材パ、ルブよりなる安価な障子紙が考えら、れるが
、かかる紙はペーパーライクで障子紙独特の和紙的外観
がないため、はとんど、使用されていない。現在量も多
く使用されているのはレーヨン、木材パルプおよびポリ
ビニルアルコール(以後PVAという)繊維状バインダ
ーよりなる障子紙である。これは比較的安価で、和紙的
外観があるという特徴をf丁シている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしこのようなレーヨンを用いた障子紙は湿潤強力が
弱いため、障子の桟に張り付ける際、水に濡れると伸び
たり、破れたりしやすく、また桟より剥がす際に残りや
ずいという問題がある。
者 本発明は、かかる問題に対し湿潤強力が強くそΔ のため桟に張り付は時に水に濡れても伸びたり破れたり
しに<<、また桟より剥がず際に残りにくく、更にレー
ヨンを混抄した障子紙と同等の和紙的外観と強力を有す
る障子紙を提供すべく研究を重ねた結果本発明に達した
く問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は、Δnが0.035以下のポリエステル繊
維10〜70%、PVA繊椎状バインダー2〜20%お
よび木材パルプ28〜88%よりなる障子紙を提供する
ものである。
本発明の障子紙は、Δnが0.035以下のポリエステ
ル繊維、PVA繊維状バインダー、木材パルプ更に必要
により化合#I&橙よりなり、通常の湿式抄紙法で得ら
れるものである。Δnが0.(135以下のポリエステ
ル繊維が抄紙に於ける湿紙の乾燥の際に軟化し軽度の接
着が得られるため、親水性が悪いポリエステル繊維を用
いているにもかかわらず、レーヨン混抄の障子紙なみ又
はそれ以上の強力を有し、またかかる接着時の変形が小
さいため和紙的外観はほとんど損なわれない。そればか
りか疎水性の該ポリエステルm維が接着に寄与している
ため、湿潤による強力の低下が少なく、現在多く市販さ
れているレーヨン混抄の障子紙に比較し、古−潤強力が
強い。それ故、桟に張り付ける除水にr’J、;れてら
十分な強力があり、取りI及い中に伸びたり破れたりす
ることがほとんどなく、また桟に水をつけて障子紙を剥
ず際には破れることなく容易に剥がれろため、桟への張
り付けおよび桟よりの剥がし作業が非常に容易である。
Δnが0.035以下のポリエステル繊維は通常のポリ
エステル繊維を生産する工程で得られる未延伸糸、半延
伸糸、高速紡糸品などである。もちろん該ポリ」゛、ス
テル繊9任が複合繊維てパr)−で、その表面を支配的
に占める成分がΔn= 0.035以下のポリエステル
であり、曲の部分を占める成分がそれ以外のポリエチレ
ンテレフタレートであるもの等でしよい。Δnが0.0
35を越えると接着性が乏しくなり、得られる障子紙の
湿潤状態を含めた強力が低下する。用いられるポリエス
テルとしてはポリエチレンテレフタレートが一般的であ
るが、その酸成分及び/又はジオール成分の一部がイソ
フタル酸、アジピン酸、セバヂン酸等のテレフタル酸以
外のジカルボン酸、ジエチレングリコール、プロ。
ピレングリコール、ネオペンチルグリコール、テトラメ
ヂレングリコール等のエチレングリコール以外のジオー
ルによって置換された共重合ポリエステルは抄紙後の乾
燥時に於ける接着性がポリエチレンテレフタレートより
優れているため、本発明に於いてより好ましい。かかる
酸成分の置換は50mo1%以下が、ジオール成分は3
0mo1%以下が、ポリエステル繊維の生産性の面より
好ましい。Δnが0.035以下のポリエステル繊維の
繊度としては0.!〜10デニルが好ましく、0.1デ
ニル以下では繊維の生産が困難で、10デニル以−にで
は障子紙の抄紙性が悪化する。繊維長は1〜25mmが
好ましく、1mm以下では切断の能率が悪くコストアッ
プになり、25mm以上では抄紙時の分散が悪化する。
かかるポリエステル繊維の混抄mは10〜70%、好ま
しくは15〜60%であり、10%以下では障子紙の湿
潤状態を含めた強力が不十分になり、70%以上では抄
紙性が悪化する。
木材パルプとしては通常の少1葉樹あるいは広葉樹lし より得られろクラフトパルプ、ザ・ファイトパルプ、グ
ラン]・パルプ、セミケミカルパルプ、11・−モメカ
ニカルパルプなどがあげられ、叩解度はC8J?て10
0〜750−が好ましい。混抄11は28〜88%、好
ましくは35〜80%であり、28%以下では抄紙性が
悪化し、88%以」−では該ポリエステル噴が減少し、
和紙的外観が得られない。
■〕■Δ繊維状バインダーは障子紙の強力付′jに重要
であり、通常のPVAあるいは各種変性1) VΔを原
料に得られる乙のであって、水中溶解温度が40〜90
℃、繊度が0.3〜IOデニル、繊IF長が1〜10m
mであるのが好ましい。混抄mは2〜20%、好ましく
は5〜15%であり、2%以下では障子紙としての強力
が低下し、20%以」−では硬くなりすぎ、障子紙とし
ては外観が損なわれることとなる。
必要により混抄される化合*Wとしては通常のビニロン
繊t4t、、ポリエステル繊維(延伸・熱処理品)、ポ
リアクリロニトリル繊維、ポリプロピレン繊維などの合
成繊維、レーヨンで代表される化学繊緯があげられ、こ
れらは抄紙に適するよう1〜25mmに切断したものが
好ましい。これら化合繊維を混抄することにより、一層
和紙的外観が向−1ニする。しかし混抄mが40%を越
えると障子紙の湿潤状態を含めた強力が低下し好ましく
ない。
むろんここで言う化合繊維には前記のΔnが0.035
以下であるポリエステル繊維およびPVA繊維状バイン
ダーは含まれない。
また20%以下の範囲ならば、コツトンリンター、ガラ
スI#l椎等の前途以外の製紙原料を混抄してもよい。
本発明の障子紙は通常の湿式抄紙機で容易に製造できる
。用いられる抄き網は、円網、短調が一般的であるが、
長網、ロトフオーマー、ハイドロフォーマ−、バーチフ
ォーマ−などでもかまわない。またかかる抄き網を1槽
用い単層の障子紙を製造しても、また2槽以上用いて抄
き合せの障子紙を製造してもかまわない。乾燥機はヤン
キー型が一般的であるが、多筒式でも他の方式でらかま
わない。
障子紙の坪litとして25〜65 g/m’が好まし
い。
乾燥l11に度としてはfiij記ポリエステル繊9イ
tが軟化膠着4°る温度が用いられる。また抄紙の際に
はエボキノ系あるいはメラミン系などの紙力増強剤を紙
料に添加してもかまわない。
本発明の障子紙は、Δnが0.035以下のポリエステ
ル繊維、木材パルプ、PVA繊維状バインダー及び必要
により化合繊維よりなり、疎水性の該ポリエステル繊維
が軽度の接着をしているため湿潤強力が強く、桟への張
り付は時に水で濡れても仲ぴたり破れたりしにくく、ま
た桟より剥がす時に残ることがほとんどなく、これらの
作業性が非常によい。また強力及び和紙的外観は現在多
く市販されているレーヨン混抄の障子紙とほぼ同等でこ
れらの性能は全く10なわれない。
以下に本発明を実施例で説明する。これら実施例におけ
る引張強力、湿潤引張強力、障子張り付けの作業性及び
外観は以下に示すものである。引張強力はJ I S 
−P−8113で示される方法で測定したしのである。
湿潤引張強力はJ I S −P −8135で示され
る方法で測定したものである。障子張り付けの作業性は
障子の桟にPVAのりをや布し、その」二より障子紙を
のせ、のりの水分で濡れることにより、障子紙が弱々し
くなったり、伸びたりすることにより取り扱い性が悪く
なる様子を調べたものである。外観は障子紙表面に繊維
が走っている様子をレーヨン混抄障子紙及びこうぞ障子
紙と比較し、肉眼判定をしたものである。
なお本発明で用いられる%は特にことわりのない限り重
量%である。
〈実施例及び比較例〉 通常の短網−ヤンキー型抄紙機により、乾燥温度130
℃で、ポリエチレンテレフタレートにイソフタール酸を
15mo1%共重合したポリマーよりなり、6口が0.
006で、2デニル、5mmのポリエステル繊維40%
、C8F16OmQのN 13 K P55%、水中溶
解温度が60℃のlアニル5mmのPVΔ繊維状バイン
ダー5%用い、坪mが45.3F!/I11”の障子紙
(実施例1)を抄紙した。実施例1の方法で、該共重合
体、1:りなるポリエステルII t4t。
の代りにポリエチレンテレフタレートによりなろΔn/
I’o、00gであるポリエステルI維を用い、坪量が
、44.8g/m’の障子紙(実施例2)及び実施例1
の方法で、該共重合体よりなるポリエステル繊維40%
のうちの20%を1通常の延伸、熱処理を施したポリエ
チレンテレフタレートよりなりΔnが0.2である2デ
ニルで5mmのポリエステル繊維に置き換え、坪量が4
4.2g/m’の障子紙(実施例3)紙 を抄した。更に実施例1の方法で、該共重合体よ八 りなるポリエステル繊維の代わり!こ通常のビスコース
方法よりなる2デニル、5+nmのレーヨンを用い、坪
量が45.2g/m”の障子紙(比較例り、CFS55
0meのNl3KP95%、該PVA繊維状バインダー
5%を用い、坪量が45.9g/m’の障子紙(比較例
2)、C8F16Oml!のNBKI’ I O0%用
い、坪量が45.1g/m’の障子紙(比較例3)およ
び実施例2の方法でΔnが0.008のポリエステル繊
維の代わりにポリエチレンテレフタレートよりなりΔn
が0.08であるポリエステル繊維(2テニルX5mm
)を用い、坪量が45.2g/m’の障子紙(比較例4
)を抄紙した。なおいずれの試料にもエポキシ系の紙力
増強剤を0.5%/紙内添した。これらの結果を第1表
に示す。
以下余白 実施例1〜2の障子紙はΔnが0.035以下のポリエ
ステル繊維、木材パルプ、PVA繊維バインダーを混抄
したもので、実施例3は実施例1の障子、1;り湿潤強
力が大きく、そのため障子張り付けの作業性がよく、本
発明の優れた障子紙である。特にΔnが0.035以下
のポリエステル繊維にポリエチレンテレフタレートの一
部がイソフタール酸で共重合されたポリマーからなるv
A維を用いている実施例!ではかかるポリエステル繊維
の接着性がよ。
比較例1.2の障子紙は紙原料のほとんど又は全部がパ
ルプであるため和紙的な外観が見られず、障子紙には適
さない。比較例4の障子紙はΔnが大きなポリエステル
繊維を用いているため、強力が小さい。
特許出願人 株式会社 り ラ し 代 理 人 弁理士 木多 堅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)複屈折度が0.035以下であるポリエステル繊維
    10〜70%、木材パルプ28〜88%およびポリビニ
    ルアルコール繊維状バインダー2〜20%よりなる障子
    紙。 2)ポリエステル繊維が共重合体よりなる特許請求の範
    囲第1項記載の障子紙。
JP11844887A 1986-12-23 1987-05-14 障子紙 Pending JPS63264999A (ja)

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JP11844887A JPS63264999A (ja) 1986-12-23 1987-05-14 障子紙

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31460186 1986-12-23
JP61-314601 1986-12-23
JP11844887A JPS63264999A (ja) 1986-12-23 1987-05-14 障子紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63264999A true JPS63264999A (ja) 1988-11-01

Family

ID=26456385

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JP11844887A Pending JPS63264999A (ja) 1986-12-23 1987-05-14 障子紙

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JP (1) JPS63264999A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5782600A (en) * 1980-11-12 1982-05-24 Teijin Ltd Production of polyester fiber paper
JPS6228500A (ja) * 1985-07-29 1987-02-06 帝人株式会社 ポリエステル系合成紙

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5782600A (en) * 1980-11-12 1982-05-24 Teijin Ltd Production of polyester fiber paper
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