JPS63264706A - 医療用イメージスコープ - Google Patents

医療用イメージスコープ

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JPS63264706A
JPS63264706A JP62310723A JP31072387A JPS63264706A JP S63264706 A JPS63264706 A JP S63264706A JP 62310723 A JP62310723 A JP 62310723A JP 31072387 A JP31072387 A JP 31072387A JP S63264706 A JPS63264706 A JP S63264706A
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JP
Japan
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core
refractive index
cladding layer
medical image
image scope
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JP62310723A
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Atsushi Uchiumi
内海 厚
Hiroyuki Hayamizu
速水 弘之
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童栗太q肌几分黙 本発明は、人体や動物の体内、たとえば血管、尿管、卵
管などの管の内部を観察または塗療するために用いられ
る医療用イメージスコープに関し、特に冠状動脈内部を
観察または治療するのに好適な医療用イメージスコープ
に関する。
貰米■伏歪 冠状動脈内など狭隘な人体や動物の体内を直接仔細に観
察することので゛きるような画像が鮮明でしかも可及的
に細径の医療用イメージスコープが要求されている。
従来、医療用イメージスコープとしては、多成分ガラス
系光ファイバの多数本を単に束ねただけのマルチプルフ
ァイバを画像伝送路として有するものが用いられてきて
いる。このタイプのマルチプルファイバを一層細径化す
るには、個々の光ファイバとして今以上に細径化したの
ものを用いる必要があるが、多成分ガラスは一般に含有
不純物が多くてこの含有不純物のために石英ガラスと比
較して線引性が悪く、現在使用されている光ファイバさ
え略限界に近い線引率で製造されたものであるので今以
上の細径化は頗る困難である。
マルチプルファイバのもう1つの製造方法として光ファ
イバの多数本の束を加熱線引きして光フアイバ同士を互
いに融着させ且つ外径を縮小させる方法がある。しかし
ながら、この方法によっても多成分ガラスの上記した含
有不純物のために得られたマルチプルファイバは脆く、
折れ易い欠点がある。
これに対して石英系ガラスは、線引き性に優れているた
めに基本的構造としてコアとクラッド層とからなる光フ
アイバ母材の必要多数本の束を線引きすることにより、
多成分ガラスでは到底製造することができない細径のマ
ルチプルファイバを容易に製造することができる長所を
有する。
光フアイバ母材のコア部分がドーパント入り石英ガラス
からなる場合、ドーパントの種類、ドーパント量などを
変えることによりクランド層との屈折率差を大きくする
ことができ、その結果、薄いクラッド層にても漏光を防
止する効果が高くなるので線引き率を大きくして一層細
径のマルチプルファイバを製造することができる。
解ンを すべき。 占 ところで、コア部分がドーパント入り石英ガラスからな
る上記の光フアイバ母材を製造するにはたとえばドーパ
ント入り石英ガラス製のコア用ロンドが必要となるが、
そのようなコア用ロンドはイメージスコープの製造用と
してではなく、通信用光ファイバを製造するためのもの
として従来実用されているに過ぎない、しかも、従来の
コア用ロンドはその屈折率分布が第7図における曲線1
として示すようにロンド中心より外表面に向かって屈折
率が急激に低下するタイプのものである。
そのため、かかるコア用ロンドを用いてマルチプルファ
イバを製造した場合、得られたマルチプルファイバはそ
の画素としての各ファイバにおける中心部のみが明るく
て中心より離れるに従い急激に暗くなり、細径のマルチ
プルファイバとする程伝送画像が橿めて見づらいものに
なるという問題があった。
p 占を ンするための 本発明は、グレーデドインデックス形のコアを有するマ
ルチプルファイバでありながら、上記の問題が克服され
た、したがって細径でも鮮明で且つ明るい画像を伝送で
きるマルチプルファイバを画像電送路として有する医療
用イメージスコープを提供しようとするものである。
すなわち、本発明は、平均半径r、のコアの上に石英ガ
ラスのクラッド層を有する構造の石英ガラス系光ファイ
バの500〜5000本が互いに融着した構造のマルチ
プルファイバを画像伝送路として有し、上記コアの屈折
率分布がコアの中心部における屈折率値をn0、コアの
最外部における屈折率値をn、 、l!:L、たとき、
コアの中心軸から平均半径0、5srlの位置における
屈折率n2が下式fl)を満足する値を有し、かつマル
チプルファイバ中の各光ファイバは、該光フアイバ断面
におけるコアの占積率が少なくとも10%であることを
特徴とする医療用イメージスコープを提供しようとする
ものである。
n2≧n+  +Q、so  (ns   n+ ) 
 ・・・(11川 画像伝送路としてja能するマルチプルファイバ中の各
光ファイバのコアは、その屈折率分布は1種のGl形で
ありながら中心部より半径0.65r1までの区間にお
いては屈折率の低下が小さく、かつ一定値以上の屈折率
を有しているので、またその光ファイバの断面における
占積率が少なくとも10%であるので、その中心部より
少なくとも半径0.65r、の区間は勿論のこと、それ
より多少外側の領域でさえ実用上充分な明るさを有する
。さらにコアとクラッド層の両方をドープド石英ガラス
にて構成しくたとえばコア材料としてゲルマニウムなど
の純石英ガラスの屈折率を高めるドーパントにてドープ
された石英ガラス要用い、クラッド層材料として弗素や
硼素など純石英ガラスの屈折率を低下させる作用を有す
るドーパントによりドーピングされた石英ガラスを用い
る)、かつコアの屈折率分布を上記の弐(11を満足す
るものとしてコアとクラッド層の間における屈折率差を
大きくすることとにより伝送画像の解像度が向上する。
このために、本発明において画像伝送路として用いられ
るマルチプルファイバは、コアに導入される光量が大と
なって伝送画像が明るくなり、しかも伝送画像の解像度
が良好であるので、この結果掻く細径のものでも鮮明な
画像が得られる。
マルチプルファイバ中に含まれる光ファイバの本数が多
い程、伝送画像の解像力が高くなるが、500本もあれ
ば充分実用し得る場合が多く、また5000本以下とす
ることによりマルチプルファイバの細径化が一層容易と
なる。
Uの   な1日 第1図は、本発明で用いられるマルチプルファイバの一
例の断面図、第2図は第1図の部分拡大断面図である。
第3図は、本発明で用いられるマルチプルファイバの他
の例の断面図、第4図は第3図の部分拡大断面図である
第5図は、本発明で用いられるマルチプルファイバのさ
らに他の例の断面図、第6図は第5図の部分拡大断面図
である。
第7図は、マルチプルファイバを構成する各光ファイバ
のコアにおける屈折率分布を示す図であ第8図は、本発
明の実施例たる医療用イメージスコープの断面図である
第8図において、1は画像伝送体として用いられるマル
チプルファイバ、2はマルチプルファイバ1の先端に取
りつけられた対物レンズ、3はマルチプルファイバ1の
後端に取りつけられた着脱自在形のアイピース、31は
アイピース3内に設置された接眼レンズ、4は照明用の
ライトガイドである。ライトガイド4の先端部分の少な
くとも一定長は、マルチプルファイバ1と併設されてマ
ルチプルファイバの全長を保護する保護管5中に収めら
れており、残余後部は分岐して保護管6中に収められて
いる。イメージスコープが可撓性よりも耐熱性が要求さ
れる場合、保護管5および保護管6としてはステンレス
、チタン、銅などの金属製のものが用いられ、可撓性が
特に要求される場合には、有機高分子、たとえばナイロ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルな
どの可撓性のものが用いられる。保護管5内にはうイト
ガイド4の他に更に送水・送気管、鉗子、バルーン、先
端首振り装置、レーザファイバ、電気的コアギユレータ
あるいはその他の装置が必要に応じてマルチプルファイ
バ1と併設される。
第1図および第6図において、1はマルチプルファイバ
、7はマルチプルファイバ1を構成する光ファイバであ
る。8はマルチプルファイバ1の最外部に設けられたス
キン層、9はたとえば熱硬化性有機高分子や熱可塑性有
機高分子、あるいはそれら有機高分子のチャー化物など
からなる補強層である。
第1図、第2図に示す実施例においては、多数本の光フ
ァイバ7はそれぞれコア71とその上に設けられたクラ
ッド層72とからなり、隣接するクラツド層72同士の
融着により互いに接合している。第3図、第4図に示す
実施例においては、第1クラツドl1T2の上に更に第
2のクラッド層73を有し、隣接する第2クラッド層7
3同士の融着により互いに接合している。第5図、第6
図に示す実施例においては、第2クラッド層73の上に
更に第3のクラッドj174を存し、隣接する第3クラ
ツドJl174同士の融着により互いに接合している。
第2図、第4図、および第6図において、D。
は光ファイバ7の径、DCはコア71の径(なおコア7
1は、平均半径r1を有するものとする)、T、は第1
クラツド7172の厚み、T、は第2クラッド層73の
厚み、T、は第3クラッド層74の厚み、DIIはマル
チプルファイバの径、Taはスキン11Bの厚みをそれ
ぞれ示す。
マルチプルファイバ1は、たとえば上記光ファイバ7と
同じ断面構成を有する断面円形の光フアイバ母材の50
0〜5000本、好ましくは1000〜5ooo本、特
に1000〜3000本を天然石英ガラスまたは合成石
英ガラス、好ましくは合成石英ガラスからなるスキンパ
イプ(第1図、第3図、または第5図のスキン層8の形
成材料)中に整列状態にて充填し、ついでスキンパイプ
ごと線引きして製造することができる。この線引きの際
の光フアイバ同士の融着により、各光ファイバは第2図
、第4図または第6図に示す通り断面6角形に、または
6角形が少々又はかなり崩れた形状に変形する。以下に
おいて、特に断らぬ限り、上記Dr 、DC,T+ S
Tx 、Tsの各個は、断面6角形における図示する通
りの平行部分の値を代表的に示すが、6角形からかなり
変形した形状のものについては、その形状と断面積の等
しい6角形についての図示する通りの平行部分の値を示
すものとする。なお、コア71の屈折率分布については
、第7図にてコアが平均半径r。
の断面円形を有するものとして説明するが、コアが6角
形あるいはその他の円板外の断面形状を有するときは、
それら断面と等しい面積の円についての説明が8亥当す
るものとする。
各光ファイバ7は、該光フアイバ断面におけるコア71
の占積率が少なくとも10%であることを必須とする。
コア占積率が10%未満であるとコア71の光伝送量が
乏しくて明るい画像の伝送が困難となる。なおコア占積
率が過大であるとマルチプルファイバの可撓性を犠牲に
する場合以外はクラッド層が薄くなり過ぎて伝送画像に
滲み現象が生じて鮮明な画像が得難い問題がある。した
がってコア占積率は、70%以下、特に25〜50%と
することが好ましい。
第2図において、Dr 、T、の各個はそれぞれ3〜1
6μm、0.5〜5μm程度、好ましくはそれぞれ4〜
15μ■、1〜4μ−程度である。
第4図において、Dr 、T+ 、Ttの各個はそれぞ
れ3〜15μm、0.3〜4μm、0.01〜2μ−程
度、好ましくはそれぞれ3〜8μs+、5〜1.5μm
、0.03〜0.6μm程度、特にそれぞれ3.5〜6
.5μ鴫、0.7〜1.2μm、0.05〜0.4μ髄
程度である。第6図において、Dl、T5、T1、T3
の各個はそれぞれ3〜16μm、0.01〜1.2μ稽
、0.1〜2.5μm、0.01〜1.5μ鯖程度、好
ましくはそれぞれ3〜8μm、0.02〜0.7μ鋼、
0.1〜1.5μ閘、0.02〜0.6μ躊程度、特に
それぞれ3.5〜5,6μm10.05〜0.し口、0
.2〜1.3μ畑、0.05〜0.4μm程度である。
第7図において、曲線2が本発明実施例マルチプルファ
イバ1を構成する各光ファイバ7のコア・71における
屈折率分布曲線例であり、曲線1は一参考のために示し
た通常の通信用Gl形光ファイバの製造に用いられるコ
ア用ロンドにおける屈折率分布曲線例である。曲線2に
おいて、コア71の中心r0の屈折率no  (ill
常は最大屈折率を有する。)とコア最外部r1の屈折率
n、  (+11常は最小屈折率を有する。)との差(
Δn)、すなわち(n、  、nl)は、0.015〜
0.080.。
好ましくは0.02〜0.050、特に0.02〜0.
045である。
曲線2に示す屈折率分布においては、コアの中心roよ
り平均半径r!、すなわち0、65rlまでの区間にお
いて屈折率の低下が緩やかであり、コアの平均半径r、
から平均半径r、すなわちコアの最外部までの区間にお
いては屈折率が急激に低下している。換言すると、区間
r0からr2においては屈折率の変化が小さい、しかも
半径r。
の位置における屈折率nfiがnl +0.50 (Δ
n)(たとえばΔnが0.025のとき、nl +0.
65X  O,025= n 、 +0.0125)以
上の値を有している。したがってコア71は、その屈折
率分布は1種のG[形でありながら中心部「。よりrt
の区間においては屈折率の低下が小さく、かつ一定値以
上の屈折率を有しているので、その区間は勿論のことそ
れより多少外側の領域でさえ実用上充分な明るさを有す
る。
上記した理由から、コア71の外側部における屈折率の
変化が急激であり、コアの中央部における屈折率の変化
が緩慢であるほど好ましく、したがって、「2における
屈折率n!は、下式(2)、特に下式(3)を満足する
ことが一層好ましい。
nt≧nl +Q、60  (no  nl )  ・
・・・(2)n2≧n、 +Q、  65 (no −
nt )  −−−・+31さらに曲線2は、rt  
(−0,65rl)の屈折率n、が、上記の値を有する
だけでな(、しかもrs  (−0,5r1)の屈折率
n、および/またはre  (”0.33r+ )の屈
折率n4は、それぞれ下式(4)〜(9)にて示す値を
有することが好ましい。
n3≧nI +0.55 (nO−01)・・・・(4
)好ましくは、 n、≧n、+0.75 (no −nl )  ・・・
・(5)特に、 n3≧n+  +0.85  (no  nl )  
・・・・(6)n4≧J  +Q、60 (no −J
 )  ・・・・(7)好ましくは n4≧n、+Q、80 (no  n、)  ・・・・
(81特に、 n4≧n+  +0. 90  (no −nl ) 
 ・−・・((11曲線2においては、さらにコアの平
均半径0.7r+の位置においてnl +Q、50 (
Δn)の屈折率条件を満足し、かつ上記した屈折率分布
条件を満足するものは特に好ましい。
コアの上記した屈折率分布は、石英ガラスの屈折率を高
める作用をなすドーパント、たとえばゲルマニウムや燐
などを用い、VAD法、CVD法などにてドーパント量
を上記屈折率分布にしたがって加減することにより達成
することができる。
ドーパントとして好ましいものは、ゲルマニウムまたは
それを主成分とするものである。
本発明においては、各光ファイバ7のコア71は、第2
図の実施例のようにただINのクラッドN72を存する
のみであってもよいが、第4図や第6図に示すように、
互いに屈折率の異なる2層または3層のクラッド層を存
していてもよい、一般的に伝送画像の鮮明さの観点から
、コア71の最外部の屈折率n+  (最小屈折率)と
クラッド層72との屈折率差は大きい程好ましく、また
2層以上のクラッド層を有するほうが好ましい。
第2図に示す実施例においては、コア71の最外部の屈
折率n、とクラッド層72との屈折率差は、少なくとも
0.004 、好ましくは少なくとも0.006 、特
に少なくとも0.010である。
第4図に示す実施例においては、第1クラ、ド層72は
コア71の最外部における最小屈折率値n、よりは勿論
のこと、第2クラッド層よりも少なくとも0.004 
、特に少なくとも0.006 、さらに特に少なくとも
0.010低屈折率を有することが好ましい。
第6図に示す実施例においては、第1クラッド層72は
コア71の最外部における最小屈折率値n1よりは勿論
のこと、第2クラッド層73および第3クラッド層74
のいずれの層よりも低屈折率を有し、一方第2クラッド
層73は第3クラッド層74よりも低屈折率を有するこ
とが好ましい。
すなわち第1クラッド層72はコア71の最外部におけ
る最小屈折率値n+より少なくとも0.004、特に少
なくとも0.006低屈折率を有し、第2クラッド層よ
りも少なくとも0.002 、特に少なくとも0.00
4低低屈折率を有することが好ましく、第2クラッド層
73は、第3クラッド層74よりも少なくとも0.00
4特に少なくとも0.008 、さらに特に少なくとも
0.010低屈折率を有することが好ましい。
第2図のクラッド層72、第4図の第1クラッド層72
、第6図の第1クラッド層72および第2クラッド層7
3は、いずれも弗素および/または硼素あるいはそれら
の少なくとも1種を主成分とするドーパントによりドー
ピングされた石英ガラスにて構成されることが好ましい
、特に好ましくはドーパントプリカーサとしてBCl3
、BFaあるいはそれらの混合物を用いてドープした純
石英ガラスである。これに対して第2図の第2クラツド
N73および第6図の第3クラッド層74は各種のドー
パントによりドーピングされた石英ガラスにて構成され
てもよいが、線引き温度が少なくとも1800℃の石英
ガラス、たとえば純石英ガラス、特に純度99.99重
量%以上の高純度のものにて構成されることが好ましい
。その場合には、次に述べるような利点もある。
マルチプルファイバ1の断面の中心より少なくとも半径
80%以内の部分に存在する光ファイバが可及的に規則
的なハニカム構造に互いに融着していると(この半径8
0%以内の部分に多少のハニカム構造が崩れた部分や暗
点などの欠陥部分が存在していてもよく、また上記ハニ
カム構造についても幾何学的6角形の集合のみでなく多
少変形した6角形の集合であっても差し支えないが)、
本発明で用いる光ファイバ7の上記構造と相乗して一層
鮮明な伝送画像が得られる。そのようなマルチプルファ
イバ1は、500〜3000本程度の比較的少数の光フ
ァイバを含み且つ外径(D、)0.5fl以下の細径も
のとして医療用、特に血管焼用に適している。
そのような構造のマルチプルファイバは、一般的には、
光ファイバ7の最外層を形成する層(第4図の第2クラ
ッド層73、第6図の第3クラッド層74など)のガラ
ス材として内層のガラス材と比較して最も高い範囲の線
引き温度(コア71の構成ガラスは該最外層ガラス材の
線引き温度と同等乃至多少高くてもよいが)を有するも
の、たとえば前記した純石英ガラスを用い、該ガラスの
線引き温度またはそれよりやや高い目の温度で光フアイ
バ母材束を線引きすることによって得られる。このよう
にすると、線引き時において内部層のガラス材が大きな
流動性を示しても、最外層を形成するガラス材が線引き
に必要な最小限の流動性しか示さないので過流動(これ
が光ファイバ7の不規則断面の原因となる)を防止する
作用をなす。
なお上記の線引き温度とは、被検石英ガラスをもって製
造した内径23冨*、外径26mmの管を加熱軟化して
内径2.3111、外径2.61■の縮小管を毎分0.
5mで線引きするときの線引き張力が500g以下とな
る最低温度と定義される。
第1図、第3図、および第5図において、スキン層8の
厚さは少なくとも3μM程度、特には5〜20.171
1とすることが好ましい。また、補強層9の厚さは少な
くとも5μ−程度、特には10〜150μ−とすること
が好ましい。
本発明の医療用イメージスコープにおいて画像伝送路と
して用いるマルチプルファイバのうち、下記[1)〜(
2)の条件を満足するものは、画像が鮮明であるので特
に好ましいゆ (1)第4図または第6図に示す実施例のように2層ま
たは3層のクラッド層を有すること、(2)第4図にお
ける第2クラッド層73、または第6図における第3ク
ランド1i74は、線引き温度が少なくとも1800℃
の石英ガラス、好ましくは純石英ガラス、特に純度99
.99重量%以上の高純度のものからなること。
更にマルチプルファイバが上記(1)〜(2)の条件に
加えて下記の(3)〜(5)の条件を満足する場合、か
かるマルチプルファイバを画像伝送体として用いた本発
明のイメージスコープは冠動脈、卵管、尿管、胆管など
の体内の各挿管の内視鏡、特に冠動脈鏡として好適であ
る。
(3)  マルチプルファイバ中の光ファイバの本数を
1,000〜5.000本、好ましくは2.000〜4
,000本とすること、(4)スキンN8の外径(Dヨ
+27.)を0. 1〜0.8fl程度、特に0.2〜
0.6鶴程度とすること、 (5)第8図のイメージスコープにおける保護管5の外
径は、3鶴以下、特に2.5龍以下とし、さらに保護管
5の先端5〜15a程度の部分は外径1.8鶴以下程度
とすること。
ス」1舛 以下、実施例および比較例により本発明を一層詳細に説
明する。
実施例1〜15、比較例1〜6 第1表には各実施例、比較例において用いた光フアイバ
母材の詳細な構造、該光フアイバ母材の所定本数(同表
のマルチプルファイバの構造における符号Nの欄に示す
)を純石英ガラス管に緻密に充填して該純石英ガラス管
毎2100℃で線引きして得たマルチプルファイバの構
造、並びに各マルチプルファイバの伝送画質についての
性能を示す0表中に示す各屈折率は、20℃における波
長0.90μ鴎の赤外線についての値である。またnl
の値は、1.453である。
伝送画質については、つぎに述べる方法により評価した
各実施例および比較例のマルチプルファイバから長さ5
mのサンプルを採取し、両端にそれぞれレンズを取りつ
けてイメージスコープを作成(接眼レンズ倍率:200
倍、対物レンズ倍率:0.5倍)し、対物レンズから5
m離れた位置にある30Wの螢光灯を直視した。一般に
マルチプルファイバ中の各クラッド層の光閉じ込め効果
が乏しい程、螢光灯の発光部周辺に強い着色が存在する
ように観察される。そこで、螢光灯の発光部周辺の着色
度に応じて下記の通りに等縁付けした。
優:着色が観察されない。
良:I!j’iii<はあるが、赤色 または緑色の着
色が観察される。
可:かなり強い着色が観察される。
〔以下、余白〕
侠王 本発明の医療用イメージスコープは、それに用いるマル
チプルファイバ中に含まれる光ファイバの本数の割には
伝送画像が鮮明である。したがって本発明の医療用イメ
ージスコープ・は、人体や動物の体内の観察や治療の目
的に有用であり、特に血管、卵管、尿管、胆管などの体
内の各極管の内視鏡、就中冠状動脈の内視鏡として有用
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で用いられるマルチプルファイバの一
例の断面図、第2図は第1図の部分拡大断面図、第3図
は、本発明で用いられるマルチプルファイバの他の例の
断面図、第4図は第3図の部分拡大断面図、第5図は、
本発明で用いられるマルチプルファイバのさらに他の例
の断面図、第6図は第5図の部分拡大断面図である。第
7図はマルチプルファイバを構成する各光ファイバのコ
アにおける屈折率分布を示す図であり、第8図は本発明
の実施例たる医療用イメージスコープの断面図である。 1・・・・マルチプルファイバ 2・・・・対物レンズ 3・・・・着脱自在形のアイピース 31・・・接眼レンズ 4・・・・照明用のライトガイド 5・・・・保護管 6・・・・保護管 7・・・・マルチプルファイバ1を構成する光ファイバ 71・・・コア71 72・・・クラッド層 72・・・クラッド層 73・・・クラッド層 74・・・クラッド層 8・・・・スキン層 9・・・・補強層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平均半径r_1のコアの上に石英ガラスのクラッド
    層を有する構造の石英ガラス系光ファイバの500〜5
    000本が互いに融着した構造のマルチプルファイバを
    画像伝送路として有し、上記コアの屈折率分布がコアの
    中心部における屈折率値をn_0、コアの最外部におけ
    る屈折率値をn_1としたとき、コアの中心軸から平均
    半径0.65r_1の位置における屈折率n_2が下式
    を満足する値を有し、かつマルチプルファイバ中の各光
    ファイバは、該光ファイバ断面におけるコアの占積率が
    少なくとも10%であることを特徴とする医療用イメー
    ジスコープ。 n_2≧n_1+0.50(n_0−n_1)2、コア
    の中心の屈折率n_0(最大屈折率)とコア最外部の屈
    折率n_2(最小屈折率)との差(Δn)は、0.01
    5〜0.080である特許請求の範囲第1項記載の医療
    用イメージスコープ。 3、コアの中心軸から平均半径0.5r_1の位置にお
    ける屈折率n_3が下式を満足する値を有するものであ
    る特許請求の範囲第1項乃至第2項のいずれかに記載の
    医療用イメージスコープ。 n_3≧n_1+0.55(n_0−n_1)4、コア
    の中心軸から平均半径0.33r_1の位置における屈
    折率n_4が下式を満足する値を有するものである特許
    請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の医療用
    イメージスコープ。 n_4≧n_1+0.60(n_0−n_1)5、コア
    は、ゲルマニウムまたはそれを主成分とするドーパント
    によりグレーデドインデックス形にドーピングされた石
    英ガラスからなるものである特許請求の範囲第1項に記
    載の医療用イメージスコープ。 6、マルチプルファイバの断面の中心より少なくとも半
    径80%以内の部分に存在する光ファイバが可及的に規
    則的なハニカム構造に互いに融着している特許請求の範
    囲第1項記載の医療用イメージスコープ。 7、クラッド層が、弗素および/または硼素によりドー
    プされた純石英ガラスからなる第1クラッド層と線引き
    温度が少なくとも 1800℃の石英ガラス、好ましくは純石英ガラスから
    なる第2クラッド層の少なくとも2層からなる特許請求
    の範囲第1項記載の医療用イメージスコープ。 8、管内視鏡として用いられる特許請求の範囲第1項乃
    至第7項のいずれかに記載の医療用イメージスコープ。
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