JPS63264590A - シリル化法 - Google Patents

シリル化法

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JPS63264590A
JPS63264590A JP63078339A JP7833988A JPS63264590A JP S63264590 A JPS63264590 A JP S63264590A JP 63078339 A JP63078339 A JP 63078339A JP 7833988 A JP7833988 A JP 7833988A JP S63264590 A JPS63264590 A JP S63264590A
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aromatic
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JP63078339A
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ジョナサン・デビッド・リッチ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
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    • C07F7/12Organo silicon halides
    • C07F7/121Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20
    • C07F7/122Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-C linkages

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1985年8月13日付で提出された本発明者の同時係
属中の米国特許出願第765.0139号、発明の名称
「シリル化法及びそれにより製造される有機シラン」の
明細書には、有効な量の遷移金属触媒の存在下で芳香族
ハロゲン化アシルをハロゲン化ポリシランによりアシル
化する方法が記載されている。ヤマモトら:テトラヘド
ロン・レターズ、1653頁(1980年)  [Ya
[Ilamoto etal、、Tctrahedro
n Lctters、lB53(1980)]に示され
ている様に、例えばp−ニトロベンゾイルクロリド等の
活性化された芳香族ハロゲン化アシルはシリル化反応物
質としてヘキサメチルジシランを用いて脱カルボニル反
応の結果として一酸化炭素を失なうことによって対応す
る芳香族シランに転化され得る。しかし、ヘキサメチル
ジシランを用いた芳香族核のシリル化では、僅かに少量
の所望される例えばp−ニトロフェニルトリメチルシラ
ン等の芳香族シランが得られるに過ぎず、主要な生成物
が対応する芳香族シリルケトンであることが見い出され
た。
本発明者の同時係属中の米国特許出願第765゜089
号明細書には、有効な量の遷移金属触媒の存在下で式(
i): のハロゲン化ポリシランが式(ii):(式中、Xはハ
ロゲン原子であり、RはX2水素原子、炭素数1乃至1
3の1価の炭化水素基、置換された炭素数1乃至13の
1価の炭化水素基、及び=S;OS;=及び=SLSS
LE連結基を形成し得る2価の一〇−5−S−基及びこ
れらの組合せから選ばれ、R1は炭素数6乃至20の1
価又は多価芳香族有機基であり、nは1乃至50の整数
であり、そしてmは1乃至4の整数である)の芳香族ア
シルハライドと反応した場合、結果として核に結合した
炭素−ケイ素結合を形成しながら広範な芳香族シリル化
反応生成物が高収率で得られることが教示されている。
前記米国特許出願節765,089号明細書に記載され
た方法で有機シラン及びシリルアリーレンが高収率で生
成するが、反応混合物からの遷移金属触媒のリサイクル
、再生乃至回収が困難であることが見い出された。
加えて、もし式(iii): (式中、R,X及びnは前述の意味を有する)のハロゲ
ン化ポリシランが反応物質として使用された場合には、
ホスフィン助触媒が使用されればハロゲン化ポリシラン
と遷移金属触媒の間で反応が起こり、結果として核に結
合した炭素−ケイ素結合の収量が減る。
本発明は、式(iV); (式中、R2は2価の炭素数2乃至14の有機基であり
、Qは窒素原子又はリン原子であり、R3及びR4は1
価の炭素数1乃至14のアルキル基又はアリール基であ
り、Mはパラジウム、白金、ロジウム又はニッケルから
選ばれる遷移金属であり、Xは前述の意味を有し、yは
1乃至3の整数、好ましくは2である) の化学的に結合した基を有する有効量の担持された遷移
金属錯体の存在下で、式(1)のハロゲン化ポリシラン
と式(ii )の芳香族ハロゲン化アシルの間で反応を
行なわせることにより、炭素−ケイ素結合により芳香族
核に結合した核結合ケイ素原子を1個又はそれ以上含む
広範なシリル化芳香族反応生成物が製造され得るという
本発明者の知見に基づいている。驚くべきことに、好ま
しくはシリカで担持された式(iV)の化学的に結合し
た基を有する担持遷移金属錯体が、反応終了時にリサイ
クル可能で、そして再生可能であることが見い出された
発明の説明 本発明によって、 (A)式(iV)の化学的に結合した基を有する有効な
量の担持遷移金属錯体の存在下で、式(i)のハロゲン
化ポリシランと式(ii )の芳香族ハロゲン化アシル
の反応を行なわせること、及び(B)(A)の混合物か
らシリル化芳香族有筬物質を取り出すこと を含む、炭素−ケイ素結合によって芳香族有機基と結合
した少なくとも1個の核結合ケイ素原子を含むシリル化
芳香族有機物質の製造法が提供される。
本発明の実施に際して使用可能である担持遷移金属錯体
のいくつかは、ニー・ジー・アルムら:「担持遷移金属
錯体 ■ 担体としてのシリカ」、ジャーナル拳オブ・
オルガノメタリック−ケミストリー、87(1975年
)203〜216頁[A、G、 Allum et a
l、、 ”5upported Transition
Metal Complexes  II  5ili
ca as the 5uppOrt ’ 。
Journal of’ Organomctalll
c Cbc+n1stry 87(1975)、pp、
203−218 ]及びエム・カブ力ら: [無機担体
に配位結合した遷移金属錯体により触媒作用をなされた
ヒドロシリル化」、コレクション・チェコスロブ・ケム
・コミュン、39巻、154頁(1974年)  [M
、Capka at al、、  “1lydrosi
lylation Catalyzed By Tra
nsition Metai Compiexes C
oordlnary Bound to Inorga
nic 5upports” 、Co11ect1゜n
 Czechoslov、Chem、Commun、、
Vol、39.pp 154(1974)]に示されて
いる。使用され得るそのほかの担持遷移金属錯体は、米
国特許第j、  083. 803号、オズワルドらの
同3,487,112号、同3,726,809号及び
同3. 832. 404号各明細書(U、S、Pat
ent 4,083,803.0svald et a
l、、3,487,112.3.726,809. a
nd 3,832,404 )に示されている。これら
には、シリカに加えて例えばアルミナ及びゼオライトが
包含される。シリカ担体は、シリカ押出物の形態であり
得る。
式(i)の範囲に包含されるハロゲン化ポリシランには
、例えばクロロペンタメチルジシラン、1.2−ジクロ
ロテトラメチルジシラン、1,1−ジクロロテトラメチ
ルジシラン、1,1.2−トリメチルトリクロロジシラ
ン、1,1,2.2−テトラクロロジメチルジシラン、
ヘキサクロロジシラン、1,2−ジブロモテトラメチル
ジシラン、1.2−ジフルオロテトラメチルジシラン、
1、 1. 2. 2. 4. 4. 5. 5−オク
タメチル−1,2,4,5−テトラシラシクロヘキサシ
ロキサン、1−クロロノナメチルテトラシル−3−オキ
サン、1,2−ジクロロ−1,2−ジフェニルジメチル
ジシラン等がある。
式(ii)の範囲に包含される芳香族アシルハライドの
いくつかは、例えば塩化ベンゾイル、トリメリド酸無水
物酸クロリド、クロロベンゾイルクロリド、アニソイル
クロリド、ニトロベンゾイルクロリド、塩化トルオイル
、シアノベンゾイルクロ、リド、ブロモベンゾイルクロ
リド、ジメチルアミノベンゾイルクロリド、N−n−ブ
チルトリメリドイミド酸クロリド等の単官能芳香族ハロ
ゲン化アシルなどである。
式(ii )の範囲に包含される多官能芳香族ポリアシ
ルハライドは、例えば塩化テレフタロイル、塩化フタロ
イル、塩化イソフタロイル等である。
本発明方法の実施によって製造され得る有機シランには
、フェニルジメチルクロロシラン、フェニルメチルジク
ロロシラン、クロロフェニルジメチルクロロシラン、ア
ニシルジメチルクロロシラン、ニトロフェニルジメチル
クロロシラン、トリルジメチルクロロシラン、シアノフ
ェニルジメチルクロロシラン、4−ジメチルクロロシリ
ルフタル酸無水物、N−n−ブチル−4−ジメチルクロ
ロシリルフタルイミド、ブロモフェニルジメチルクロロ
シラン等の化合物が包含される。
式(i)のRの範囲に包含される基には、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等、
クロロブチル基、トリフルオロプロピル基、シアノプロ
ピル基などの炭素数1乃至8のアルキル基;フェニル基
、キシリル基、トリル基、ナフチル基、及びクロロフェ
ニル基、ジクロロフェニル基、トリクロロフェニル基、
フルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、ブロモフ
ェニル基等のハロゲン化アリール基などのアリール基:
ニトロ及びポリニトロ芳香族基並びに例えばアニソール
基、エトキシフェニル基、プロポキシフェニル基、ジフ
ェニルエーテル基等のアリールエーテル基、シアノフェ
ニル基などである。
式(ii )のR1の範囲に包含される1価の芳香族基
及び置換された芳香族基のいくつかは、例えばフェニル
基、キシリル基、トリル基、ナフチル基;クロロフェニ
ル基、ジクロロフェニル基、トリクロロフェニル基等、
フルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基等、ブロモ
フェニル基、ジブロモフェニル基等のハロゲン化芳呑族
基;ニトロ及びポリニトロ芳香族並びに例えばアニソー
ル基、エトキシフェニル基、プロポキシフェニル基、ジ
フェニルエーテル基等のアリールエーテル基である。R
1の範囲に包含されるそのほかの置換された芳香族基は
、例えばシアノフェニル基、ポリシアノフェニル基及び
フタルイミド基等である。
式(iV)の化学的に結合した基の代表例には、例えば
R2がエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、オクチ
レン基、テトラデシレン基、フニネチル基、プロピルフ
ェニル基、ブチルフェニル基及びヘキシルフェニル基か
ら選ばれ、R3及びR4がメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基及びこれらの異性体、シクロペンチル基
、シロ”ロヘキシル基、フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、メシチル基及びアニシル基から選ばれ、そしてX
がC!、B「及びIから選ばれるものがある。そのほか
の触媒の例は、 である。
芳香族シリル化反応生成物には、このほか例えば1.4
−(ビス−クロロジメチルシリル)ベンゼン等のシルア
リーレンハライドが包含される。
上記シルフェニレン化合物の合成は、塩化テレフタロイ
ルと1,2−ジクロロテトラメチルジシランによってな
され得る。
シリカ担持遷移金属触媒の有効な量とは、芳香族ハロゲ
ン化アシルの重量を基桑として0.005川瓜%乃至2
0重量%の遷移金属を与えるのに十分な量のシリカ担持
遷移金属触媒の量である。
本発明の実施に際して、反応は有効な計のシリカ担持遷
移金属触媒の存在下で式(1)のハロゲン化ポリシラン
と式(ii )の芳香族ハロゲン化アシルの間で開始さ
れる。反応は、種々の条件下で行なわれ得る。例えば、
反応物質は溶媒の不存在下で所望の温度に加熱できるし
、又、不活性雰囲気下であるいは沸点が約100℃より
高く300℃までの非反応性溶媒の存在下で撹拌するこ
ともできる。使用され得る非反応性溶媒は、例えば0−
キシレン、アニソール、メシチレン、又は非ハロゲン化
芳香族もしくは脂肪族溶媒である。
芳香族ハロゲン化アシルに関する式(ii )のm値及
びハロゲン化ポリシランが単官能もしくは多官能ポリシ
ランの何れであるかに依存して、ハロゲン化ポリシラン
と芳香族ハロゲン化アシルのモル比が広範に変動し得る
。芳香族ハロゲン化アシル1モルあたりハロゲン化ポリ
シランのケイ素原子を少なくとも2グラム原子与える様
に、十分な量のハロゲン化ポリシランが使用されるべき
である。
ハロゲン化ポリシランと芳香族ハロゲン化アシルの間の
反応を行なわせるために用いられる温度は、反応物質の
性状及び前述した様な有機溶媒の存在又は不存在等の条
件に依存して、例えば100℃、好ましくは135℃乃
至145℃の範囲である。
本発明の実施によって製造される有機シランは、例えば
シルアリーレンシランジオール、ビス(シロキサシアン
ヒドリド)、ビス(シロキサンイミド)等の様々な価値
のある中間体へと加水分解され得る。
当該技術分野の熟達者が本発明をより良〈実施できる様
に、以下の実施例が例証のために、そして限定する目的
ではなく示されている。全ての部は、重二部である。
実施例 1 乾燥ジクロロエタン200m1に溶解されたジフェニル
ホスフィノエチルトリエトキシシラン75グラム(0,
20モル)の混合物に、二塩化パラジウム17.67グ
ラム(0,10モル)が加えられた。前記ジフェニルホ
スフィノエチルトリエトキシシランは、前記ニー・ジー
・アルムらのジャーナル・オブ・オルガノメタリック・
ケミストリー、lユ 203頁(1975年)の方法に
よって調製された。二塩化パラジウムとトリフェニルホ
スフィノエチルトリエトキシシランの混合物□が、全て
の懸濁した二塩化パラジウムが消費されるまで還流のた
め加熱された。得られた橙色の溶液が、100m1のへ
キサンで希釈された。冷却すると、黄色結晶としてビス
(ジフェニルホスフィノエチルトリエトキシシリル)パ
ラジウムジクロリド89.9グラム(97%)が生成し
た。
塩化メチレン500m1に溶解されたビス(ジフェニル
ホスフィノエチルトリエトキシシリル)パラジウムジク
ロリド60.7グラムに1/8インチ径のシリカ押出物
585グラムが加えられた。
得られた溶液の色が変化し、そして押出物が黄橙色とな
った。触媒が)2取され、そして塩化メチレンで洗浄さ
れ、125℃で2時間空気乾爆された。
次いで、押出物がIICJの596水溶液700m1に
加えられ、そして12時間放置され、次いで>P取され
、水、次いでアセトン、エーテル及びペンタンで洗浄さ
れた。得られた触媒が、次いで125℃で8時間空気乾
燥された。次いで、触媒が過剰のへキサメチルジシラザ
ン中に室温で2時間浸漬され、次いで¥2取され、塩化
メチレン及びペンタンで洗浄され、真空下80℃で15
時間乾燥された。
これによりて、式: %式% の化学的に結合した基を複数有するシリカ担持パラジウ
ムシリル化触媒が得られた。化学分析によれば、触媒は
2.02重量%のパラジウムを含む。
トリメリド酸無水物酸クロリド562グラム(2,67
モル)、1.2−ジクロロテトラメチルジシラン700
グラム(2,67モル)及び前記の2602重量%のパ
ラジウムを含むシリル化触媒40グラム(0,3モル%
)の混合物が、そのまま145℃に加熱された。触媒表
面からの一酸化炭素の急撃な脱ガスが起り、そして反応
の間に生成したジメチルジクロロシランが蒸留によって
連続的に取り除かれた。混合物が145℃で12時間加
熱された後、ガスクロマトグラフィーがトリメリド酸無
水物酸クロリドの反応の完了を示した。得られた混合物
が、次いでデカンテーションされた。真空蒸留によって
、沸点141℃10゜1 torrの透明な液体として
4−クロロジメチルシリルフタル酸無水物169グラム
(収率73%)が生成した。
実施例 2 シリカ担持パラジウム触媒を製造するために、ビス(ジ
フェニルホスフィノエチル)トリエトキシシラン89.
9グラム(0,16モル)と200乃至300メツシユ
のシリカ1,064グラムが用いられた以外は実施例1
の方法が繰り返された。調製法及び化学分析によると、
約1重量%のパラジウムを含むシリカ担持パラジウム触
媒が得られた。
塩化テレフタロイル203グラム(1,0モル)及び1
.2−ジクロロテトラメチルジシラン187グラム(1
,0モル)を含む反応混合物が撹拌され、そして均質混
合物が得られるまでそのまま245℃に加熱された。混
合物に、シリカ担持1%パラジウム触媒32グラムが加
えられた。−酸化炭素ガスの急撃な発生が起り、そして
生成するジメチルジクロロシランが連続して取り除かれ
た。
145℃で12時間後、核磁気共鳴分析によって塩化テ
レフタロイルの反応が完了したことが示された。反応混
合物が室温に冷却され、そして触媒を取り除くために窒
素雰囲気下で>濾過された。混合物の蒸留によって、沸
点97℃10. 1torrの透明な液体として4−ク
ロロジメチルシリルベンゾイルクロリド174グラム(
75%)が得られた。
実施例 3 塩化テレフタロイル10グラム(4,93X10くモル
)、1.2−ジクロロテトラメチルジシラン9.2グラ
ム(4,93X10’モル)及び実施例2からのシリカ
上の1%パラジウム(II)3グラムを用いて、実施例
2の方法が繰り返された。混合物がそのまま145℃に
加熱された。このほか混合物中で、非反応性のガスクロ
マトグラフィー内部標準であるテトラデカン(3,16
グラム、1゜63X10−’モル)が用いられた。3時
間後に反応が停止され、そして反応の進行度がガスクロ
マトグラフィーで調べられた。実施例2で調製された再
刊用シリカ担持1%パラジウム3グラムの代りに、ジョ
ンソンーメーシー社(Johnson−Mathcy 
Corporation)のTS227Gとして市販さ
れている炭素担持1%パラジウム3グラムが用いられた
以外は、同一の方法が繰り返された。別の反応が、市場
人手可能なエンゲルハルト社(Engelhardt 
Company)のシリカ担持1%パラジウム触媒3グ
ラムを用いて実験された。後者の市場入手可能なシリカ
押持パラジウム触媒が、実施例1及び2で示された様な
化学的に結合した状態の代りにシリカ表面上に吸収され
た状態のパラジウムを含むことが分った。
各々の混合物がそのままの条件下で連続して3時間加熱
され、そして各反応の進行度がガスクロマトグラフィー
で調べられた。次いで触媒が枦取され、塩化メチレンで
洗浄され、窒素雰囲気下で乾燥され、そして各反応混合
物の新鮮なアリコートに再度導入された。市場入手可能
なシリカ表面上に吸収されたものであるシリカ担持パラ
ジウム触媒を含む反応混合物は、反応がほとんどあるい
は全く起らなかったために、満足に追跡できなかった。
しかし、図面に示した様に、式(iV)の結合基を通し
てシリカと化学的に結合したパラジウムを含むシリカ担
持パラジウム触媒である「富触媒」により触媒作用をな
された反応混合物と、炭素をiL1体として用いたパラ
ジウム触媒である「市販の触媒」を含む反応混合物とを
比較するため、5回の実験の結果を追跡した。3回実験
後、各触媒が混合物から取り出され、四塩化炭素中でス
ラリー化され、そしてガス状塩素が導入された。本発明
に係わる「富触媒」が黄橙色に変り、そして色変化の速
度は、四塩化炭素を温和に加熱することによって高めら
れる。)濾過し塩化メチレンによって洗浄した後、触媒
が乾燥され、これらが出発物質の新鮮なアリコートに再
度導入された。本発明に係わる「富触媒」から再活性化
された触媒の、 活性度が、1回目の実験の最初の活性
度の85%であることが示されたが、市場入手可能な触
媒については変化が見られないことが見い出された。
実施例 4 何回かの実験の後、178インチのシリカ押出物上の2
%パラジウムを1つのバッチとする実施例1のシリカ担
持触媒が、完全にパラジウム・ブラックに還元され、そ
してシリル化過程において最早活性を有さなくなった。
使用ずみのシリカ担持パラジウム触媒が、次いで塩化銅
の5%水溶液中で10分間スラリー化され、そして酸素
が混合物を通して泡立てられた。発熱反応が起り、そし
てシリカ担持パラジウム触媒は黒色から黄橙色に変った
。次いで混合物が濾過され、そして次にシリカ担持パラ
ジウム触媒が分析された。元素分析により、使用ずみの
触媒が元は2.02%含まれていたパラジウムを1.3
%含むことがわかった。
使用ずみの触媒が再酸化された後、再活性化された触媒
は0.7%のパラジウムと1%の銅を含んでいた。
4.93X10’モルのトリメリド酸無水物酸クロリド
と4.93X10−3モルの1.2−ジクロロテトラメ
チルジシランを含む反応混合物が、3グラムの前記シリ
カ担持再活性化触媒の存在下で145℃に加熱された。
145℃で3時間後、ガスクロマトグラフィーはトリメ
リド酸無水物酸クロリドの反応の完了を示した。次いで
得られた混合物がデカンテーションされ、そして真空蒸
留されて収率61%で4−クロロジメチルシリルフタル
酸無水物7.23グラムが得られた。
実施例 5 1重量%のパラジウム触媒を製造するために、実施例2
の方法が繰り返された。
塩化ベンゾイル3グラム(2,13X10ゝモル)と5
yIl+−テトラクロロジメチルジシラン4゜85グラ
ム(2,13モル)を含む反応混合物が撹拌され、そし
て均質混合物が形成されるまでそのまま130乃至13
5℃に加熱された。この混合物に、200乃至300メ
ツシユのシリカ上の1%パラジウム2.2グラムが加え
られた。−酸化炭素の急撃な発生が起り、そして生成す
るトリクロロメチルシランを連続して取り除いた。13
0°Cで15時間後、核磁気共鳴分析は塩化ベンゾ2イ
ルの反応の完了を示した。
前記反応が、下記反応式及び表1で示されている様な別
の基質を用いて繰り返された。表中、Arはフェニル基
又は置換されたフェニル基である。
表   1 基質のRAr5LCHt Cハ     ^rc1のモ
ル96      のモル96 H9010 PCj       89      11P−COC
f      811      12上記結果は、式
(iV)の化学的に結合した基を有する本発明に係わる
シリカ担持触媒が、ケイ素原子1個あたり少なくとも2
個のハロゲン原子を有するケイ素原子を含むポリシラン
を用いて、種々の活性化基で置換されたアリール基の基
質から多官能アリールシランを装造するために使用され
た場合に、優れた選択性を有していることを示している
比較のために、実施例3の市販されている炭素上の1%
パラジウム触媒を用いて同一の基質によって類似のシリ
ル化反応が行なわれた。フェニル環上の置換基Rに応じ
て、選択性において様々な結果が得られることが見い出
された。例えば、Rが水素原子である場合、痕跡量の所
望のフェニルシランがわずかに得られるのに対して、ク
ロロアシルフタル酸無水物については78%の収率が得
られた。塩化テレフタロイルについては、67%の収率
が得られた。
前記実施例は本発明方法の実施に際して使用され得る極
めて多くの変形例のほんの僅かに係わっているに過ぎな
いが、本発明がこれらの実施例に先だって記載されてい
るもっと床几な各種のシリカ担持パラジウム触媒、ハロ
ゲン化ポリシラン及び芳呑族ハロゲン化アシルに係わっ
ていることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係わるシリカ担持パラジウム触媒であ
る「富触媒」と市販の炭素担持パラジウム触媒である「
市販の触媒」とを各々用いて、5回の実験を通しての触
媒活性の変化を比較して示した図である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)有効な量の、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の化学的に結合した基を有するシリカ担持遷移金属錯体
    の存在下で式: ▲数式、化学式、表等があります▼ のハロゲン化ポリシランと式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の芳香族ハロゲン化アシルとの反応を行なわせ、そして (式中、Xはハロゲン原子であり、Mはパラジウム、白
    金、ロジウム又はニッケルから選ばれる遷移金属であり
    、Qは窒素原子又はリン原子であり、yは1乃至3の整
    数であり、RはX、水素原子、炭素数1乃至13の1価
    の炭化水素基、置換された炭素数1乃至13の1価の炭
    化水素基、及び≡SiO Si≡及び≡SiS Si≡
    連結基を形成し得る2価の−O−、−S−基及びこれら
    の組合せから選ばれ、R^1は炭素数6乃至20の1価
    又は多価芳香族有機基であり、R^2は2価の炭素数2
    乃至14の有機基であり、R^3及びR4は1価の炭素
    数1乃至14のアルキル基又はアリール基であり、nは
    1乃至50の整数であり、そしてmは1乃至4の整数で
    ある) (B)(A)の混合物からシリル化芳香族有機物質を取
    り出すこと を含む、炭素−ケイ素結合によって芳香族基と結合した
    少なくとも1個の核結合ケイ素原子を含むシリル化芳香
    族有機物質の製造法。
  2. (2)ハロゲン化ポリシランが1,1,2,2−テトラ
    クロロジメチルジシランである請求項1記載の製造法。
  3. (3)芳香族ハロゲン化アシルがトリメリト酸無水物酸
    クロリドである請求項1記載の製造法。
  4. (4)芳香族ハロゲン化アシルが塩化テレフタロイルで
    ある請求項1記載の製造法。
  5. (5)芳香族ハロゲン化アシルが塩化イソフタロイルで
    ある請求項1記載の製造法。
  6. (6)ハロゲン化ポリシランが1,2−ジクロロテトラ
    メチルジシランである請求項1記載の製造法。
  7. (7)連続式で行なわれる請求項1記載の製造法。
  8. (8)シリル化芳香族有機物質が有機シランである請求
    項1記載の製造法。
  9. (9)シリル化芳香族有機物質がシルアリーレンである
    請求項1記載の製造法。
  10. (10)有機シランが4−クロロジメチルシリルフタル
    酸無水物である請求項8記載の製造法。
  11. (11)有機シランが4−クロロジメチルシリルベンゾ
    イルクロリドである請求項8記載の製造法。
  12. (12)有機シランがN−ブチル−4−クロロジメチル
    シリルフタルイミドである請求項8記載の製造法。
  13. (13)シルアリーレンが1,4−ジクロロシリルフェ
    ニレンである請求項9記載の製造法。
  14. (14)芳香族ハロゲン化アシルが3−ニトロベンゾイ
    ルクロリドである請求項1記載の製造法。
  15. (15)芳香族ハロゲン化アシルが4−ニトロベンゾイ
    ルクロリドである請求項1記載の製造法。
  16. (16)芳香族ハロゲン化アシルが塩化ベンゾイルであ
    る請求項1記載の製造法。
  17. (17)請求項1記載の製造法によって製造されるシリ
    ル化触媒組成物。
  18. (18)触媒がCl_2又はCu^1^1Cl_2/O
    _2で化学的に再活性化される請求項1記載の製造法。
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