JPS63264343A - 木質様成形体 - Google Patents

木質様成形体

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JPS63264343A
JPS63264343A JP9926487A JP9926487A JPS63264343A JP S63264343 A JPS63264343 A JP S63264343A JP 9926487 A JP9926487 A JP 9926487A JP 9926487 A JP9926487 A JP 9926487A JP S63264343 A JPS63264343 A JP S63264343A
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JP
Japan
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molding
molded
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JP9926487A
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Inventor
Tamio Fujita
民雄 藤田
Hiromitsu Tachibana
立花 博光
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は家具、工芸、建築、弱電、車両の内装等に好適
な装飾された木質様成形体に関するものである。
「従来技術と問題点」 従来、木質様成形体として熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
等の成形体に直接木目模様を印刷したもの、予め木目模
様を印刷したプラスチックフィルムからホットスタンピ
ング等によって木目模様を成形体表面に転写したもの、
予め木目模様を印刷した祇又はプラスチックフィルムを
成形体にオーバーレイしたもの、成形体表面に木目絞模
様を付は塗装したもの等がある。しかし、これらはいず
れも装飾模様が平面的であり、木材が本来持っている繊
細な木目模様が得られないばかりでなく、木材特有の暖
か味、ソフ)9、木肌感覚に欠けるという問題を包含し
ている。
本発明者らはこれらの問題を改善するために、熱可塑性
樹脂に植物繊維粉体を配合した材料を開発し、先に特許
出願した。上記材料からなる成形体は着色性に優れ、木
質感に富むものであるが、機械的強度及び成形加工性が
不十分という欠点を有する。このため、大型の成形体、
?3!雑な形状をした成形体、リブ、ビス止め部分のあ
る成形体とか、外力が直接前わり機械的強度が必要とさ
れる用途等には必ずしも満足し得る状態ではない。
「問題点を解決するための手段」 本発明はかかる実情に鑑み、上記欠点を改良したもので
、繊細で深味があり、かつ暖か味、ソフト惑、木肌感覚
を有するとともに、機械的強度及び成形加工性に優れた
木質様成形体を提供するものである。
即ち、本発明は塩化ビニル系樹脂100重量部に植物繊
維粉体10〜400重量部を配合した成形材料(A)か
らなる−吹成形体を予め成形型内に挿入後、熔融した他
の成形材料(B)を当該成形型内に注入、射出、又は挿
入して一体成形体としてなり、且つ該一体成形体の表層
部が成形材料(A)からなることを特徴とする木質感を
有する木質様成形体を内容とするものである。
本発明において、−吹成形体の成形材料(A)に用いる
塩化ビニル系樹脂はポリ塩化ビニル、並びに塩化ビニル
と共重合可能な他の単量体、例えばエチレン、プロピレ
ン、酢酸ビニル、塩化アリル等公知の単量体との共重合
体である。また、塩化ビニル樹脂あるいは塩化ビニルが
90重量%以上である塩化ビニル系共重合樹脂を原料樹
脂に用いて後塩素化した塩素化塩化ビニル系樹脂も使用
できる。塩素化塩化ビニル系樹脂を用いると、−吹成形
体の耐熱変形性が向上する。また、塩素化塩化ビニル系
樹脂と塩化ビニル系樹脂を併用することもできる0本発
明に使用される塩化ビニル系樹脂の平均重合度は300
〜5000、好ましくは400〜2000が良い。平均
重合度が300未満では成形体の機械的強度が低く、5
000を越えると成形加工性が著しく低下する。塩化ビ
ニル系樹脂は製造法による制限はなく、乳化重合、懸i
9重合、塊状重合、その他の方法で重合したものが全て
好適に用いられる。
本発明で用いる植物繊維粉体は針葉樹、広葉樹、樹皮、
木材、竹、穀物の殻、果実殻、パルプ、その他の植物を
含む材料の粉砕物等の粉体である。
その平均粒子径は2000〜20μm1好ましくは70
0〜60μmである。平均粒子径が20μm未満では十
分な木質感を有する一体成形体が得られず、2000μ
mを越えると一次成形体表面の仕上がりが不良となる。
これら植物繊維粉体は脱色、脱脂、着色等の処理をした
もの、中和剤等の薬剤を添加した、あるいは予め薬剤で
処理したものを使用しても良く、1種類又は2種類以上
の異なる植物繊維粉体を混合して使用しても良い。
上記−吹成形体の成形材料(A)における植物繊維粉体
の配合■は、塩化ビニル系樹脂100重f部に対して植
物繊維粉体10〜400ffl星部である。植物繊維粉
体の配合量が10重量部未満では、満足出来る木質感を
有する一体成形体が得られない。一方、植物繊維粉体の
配合量が400重量部を越えると、−吹成形体の形状を
保持するに必要な充分な機械的強度が得られず、−吹成
形体の成形加工もきわめて困難なものとなる。
上記成形材料(A)には塩化ビニル系樹脂の成形加工時
に一般的に用いられる公知の安定剤、滑剤、抗酸化剤、
帯電防止剤、着色剤、無機質充填剤、金属粉、可塑剤、
加工性改良剤、改質剤等を適宜添加することができる。
好ましい無機質充填剤及び金属粉は、CaCO2、門g
cO* 、BaC0t等の炭酸塩;CaO、MgO% 
BaOs AlzOs 、Ti0z、ZnO等の酸化物
; Ca (OH)i、Mg (OR)z、Ba (O
H)!、A1(011)z等の水酸化物; Cu5Oa
 、Mg5Oa 、Ba5On等の硫酸塩;タルク、ク
レー、マイカ、銅粉、アルミ粉、鉛粉、ステンレス粉、
鉄粉等が挙げられ、好ましい配合量は塩化ビニル系樹脂
100重量部に対し0〜200重1部である。200重
量部を越えると、成形加工性が低下するだけでなく成形
体の機械的強度も低下し、外観も悪くなる。また、成形
材料(A)に配合される好ましい加工性改良剤は、ポリ
メタクリル酸メチル樹脂及びメタクリル故メチルが50
重里%以上含まれるメタクリル酸メチル共重合樹脂であ
る。好ましい配合量は、塩化ビニル系樹脂100型開部
に対し0〜50@星部である。また、改質剤はABS樹
脂、AS樹脂、MBS樹脂、EVA、NBR,アクリル
樹脂、ポリウレタン、CPE等があり、好ましい配合量
は塩化ビニル系樹脂100重贋部に対し0〜50重世部
である。50重量部を越えて配合しても一次成形体の耐
衝撃性等の改質効果が向上せず、不経済となる。
本発明の一次成形体は、上記成形材料(A)を押出成形
、射出成形、カレンダー成形、圧縮成形、スタンピング
成形、トランスファー成形等の熱可塑性樹脂の成形加工
に用いられる公知の方法によって成形加工されたパイプ
、シート、フィルム、異形成形品、型物等である。また
、上記成形方法により得られた成形体を真空成形、圧空
成形、スタンピング成形、熱プレス成形や研削、穴あけ
加工、曲げ加工等公知の方法により二次加工した成形体
を用いてもよい。
一次成形体の表面部を着色、塗装することができ、特に
木用着色塗料剤を用いた加飾が繊細で深みのある木目模
様を与えるので好ましい。また、一次成形体の表層部を
深さ0.005〜’1.Q mm、好ましくは0.01
〜0.5 mm程度研削した成形体を用いるのが好まし
い。0.0051未満では成形体表面の樹脂層が残り、
十分な質感が得られず、また2、0龍を越えても、これ
以上の質感の向上は期待できない。研削によって、特に
着色剤が成形体に浸透し易くなり着色性が改良されると
共に、ソフト感、暖か味、質感も改良され、木肌感覚が
出易くなる。成形体はショツトブラスト、ブラシサング
ー、ベルトサングー、ディスクサングー等の公知の方法
によって研削出来る。ベルトサングー使用の場合の研磨
材の粒度は30〜400番、好ましくは60〜240番
の研磨布を用いる。粒度が30番より粗いと、研削後の
成形体表面の仕上がりが粗(、質感が劣る。また、40
0番より小さい粒度では研削速度が遅く、また成形体表
面の平滑度が高過ぎて質感を損なう0本発明においては
、一次成形体の表面に木目様、皮革様等の絞模様を付し
た成形体を用いるのが好ましい。これは、絞模様をつけ
ることによって着色、塗料性が改良されると共に、凹凸
感による質感も改良され、木肌感覚が出易くなるからで
ある。特に好ましくは、表層部を上記の如く研削した後
、絞模様を付けた成形体を用いる。これは一次成形体表
面のソフト感、暖か味、木質感が一層改良されるからで
ある。
特に、−次成形体表層部を研削したものを木用着色塗料
剤で加飾すると、木質感が改善され、更に好ましくは一
次成形体を研削して絞模様を付けたものを木用着色塗料
材を用いて加飾すると、木質感が一層改善される。一次
成形体に絞模様を付ける方法は、成形体に絞付きロール
、絞付きプレート、絞付き成形型等を押圧する方法、成
形材料を絞付き成形型内に射出注入する方法等が利用出
来る。これら絞付きロール、絞付きプレート及び絞付き
成形型の材質に制限はなく、金属、セラミック、樹脂、
その他の材質からなるもの等の公知の材質が使用出来る
本発明における木用着色、塗料剤による加飾とは、木用
に使用する着色剤及び/又は塗料剤を成形体に塗布する
ことを意味する。本発明では着色剤のみの使用または塗
料剤のみの使用でも良いが、着色剤と塗料剤の併用が種
々のバリエーションに対応出来るのでより好ましい。
本発明に使用される着色、塗料剤はプラスチック、木材
等に用いられる公知のもので良く、好ましくは木用着色
、塗料剤であり、これは木材表面の加飾に一般的に用い
られる目止め剤、シーラーを含むものである0本発明に
おいて使用される着色剤としては、水性着色剤、油性着
色剤、アルコール性着色剤、N CRスティン、顔料ス
ティン等の木材に使用される公知の着色剤が全て使用出
来る。また、目止め剤としては水性目止め剤、油性口止
め剤、合成樹脂目止め剤等の木材に使用される公知の目
止め剤が全て使用出来る。更にまた、塗料剤、シーラー
としてはニトロセルロースラ・7カー、アミノアルキッ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリ
ル樹脂、ユリア樹脂、塩化ビニル樹脂、セラックニス等
の木材に使用される公知の塗料剤、シーラーが全て使用
できる。
本発明において、木用着色、塗料剤の一次成形体への塗
布はスプレー、刷毛、浸漬、ウェス等公知の方法によっ
てなされる。また、木用着色剤については、凸版印刷、
凹版印刷、スクリーン印刷、パッド印刷等公知の方法に
よって着色してもよい。
必要に応じ、木用着色剤及び/又は塗料剤を塗布後、成
形体に余分に付着している木用着色剤や塗料剤を刷毛、
ウェス等を用いて拭きとったり、又、目的によって空研
き、水研き、コンパウンド研き、パフ研き等を行っても
良い。
本発明において、上記の如(して得られた一次成形体を
成形型内に挿入後、溶融した他の成形材料(B)を当該
成形型内に注入、射出又は挿入して一体成形体とする。
上記成形材料(B)は特に制限がなく、一体成形体の使
用目的に応じて高流動材料、高強度材料、高耐熱材料、
発泡性材料、軟質材料等公知の成形材料を用いる事が出
来る。
そして、大型成形体、複雑な形状をした成形体、強い外
力に酎える成形体、リブ、ボスを有する成形体等、使用
目的に合致した各種の成形体が得られる。
本発明で用いられる成形材料(B)は前記の如く特に制
限されず、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂からなる
成形材料が用いられ、例えば、塩化ビニル系樹脂、スチ
レン系樹脂、ABS系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂
、ポリエステル系樹脂、変性PPO2その他公知のエン
ジニアリングプラスチック、EVA、EPDM、ポリウ
レタン、SBS、軟ypvc等の公知のエラストマー、
エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ユリア系樹脂、不
飽和ポリエステル系樹脂等公知の熱硬化性樹脂である。
本発明で用いられる一体成形体の成形加工法は、公知の
型内成形法で、例えば射出成形法、トランスファー成形
法、圧縮成形法、スタンピング成形法、ブロー成形法等
である。又、本発明では、上記成形材料からなるシート
、フィルム、異形品及び型物等の成形体を用いてスタン
ピング成形、真空成形、圧空成形、圧縮成形等により一
体成形体とする事も出来る。
本発明で用いられる一次成形体及び一体成形体の大きさ
等の寸法の関係に特に制限はなく、一次成形体が一体性
体の上面部全面を占める大きさであってもよく、又一体
成形体の上面部の一部を占める大きさであっても良く、
使用目的によって適宜決定される。
本発明における一体成形体は、成形材料(A)からなる
一次成形体と成形材料(B)との接触面に、公知の接着
剤、粘着剤を用いることもできる。
又、一次成形体について詳記した研削、絞模様付け、及
び着色塗料剤の塗布は、これらの全部又は一部を一体成
形体について実施しても良い。又、一次成形体と一体成
形体の両方に実施しても良い。
「実施例」 以下、本発明を実施例、比較例を挙げて更に詳細に説明
するが、本発明はこれらにより何ら制限されない、尚、
着色テスト、質感の評価、ボス折り曲げテストは下記の
通り行った。
着色テスト: 成形表示パネルの上表面に水性木用着色剤(ポアーステ
ィン、マホガニー色、和信化学工業■製)を刷毛で塗布
後、余分に付いた着色剤をウェスで軽く拭き取り、着色
性を判定した。
着色性の評価は下記基準により判定した;◎:全全面ム
ラなく着色 Δ:若干薄く着色 ×:はとんど着色せず 質感の評価: 粒度100番の研磨布でサンディングしたナラ材を標準
品として成形表示パネルを素手で触れ、◎:標準品ナラ
材とほぼ同じ木質感を有している Δ:冷たさが少しあり、木質感が劣る ×:暖か味、ソフト惑に欠は木質窓がないボス部折り曲
げテスト: 成形表示パネルの嵌合ボス部の強さを評価するため、第
6図に図示する如く、ボス先端部を該パネルの内側方向
に押し、ボス部を約20度曲げて折れるか否かをテスト
した。
テアート 弄→り評価は下記基準に従った; ◎:ボス部が破損せず ×:ボス部が折れて破損 実施例1〜2、比較例1〜2 平均重合度800の塩化ビニル樹脂100重量部に三塩
基性硫酸鉛3.0重量部、ステアリン酸鉛2.5重量部
、ステアリン酸カルシウム2.0IEffi部、加工性
改良剤(PA−20、瞳部化学工業(株)製)1.0重
量部と、針葉m(スブルース)を粉砕した平均粒子径1
100pの木粉を第1表に従って配合したペレットの成
形材料(A)から厚さ1゜7龍の押出成形シートを作製
した0次に、該成形シートを研削を施さないものと、該
シート表層部を粒度100番の研磨布を用いて0.1 
重曹研削したものの両方を準備し、それぞれを160℃
に加熱して片面が木目絞模様金型付き圧縮成形機を用い
てシート表面に木目絞模様を転写した。得られた木目絞
模様転写シート厚さは、平均1.5 xiであった。次
に、タテ、ヨコの切断及び穴あけ加工を行い、第1図及
び第2図に示す如き、穴あけ加工部(1)〜(4)を有
し表面に木目絞模様付きの一次成形品(5)を得た。
上記−次成形品(5)の木目絞模様面を反ゲート側に向
け、射出成形機可動盤側金型内に挿入後、成形材料(B
)としてABS樹脂を射出成形して第3図及び第4図に
示した家電製品用表示パネル向けの成形材料(A)から
なる−吹成形体(5)と成形材料(B)からなる成形体
(6)とからなる一体成形体を得た0図中、(7)は孔
部、(8)(8’)は嵌合用ボス部である。この時使用
したABSp4脂は、アクリロニトリル21重量%、ポ
リブタシェフ20重看%、スチレン59重量%からなる
ものであった。
この表示パネル向は一体成形体を用い、木用着色剤を用
いた着色テスト、素肌で触れた時の質感テスト、及び嵌
合用ボス部の折り曲げテストを実施した。
尚、実施例1、比較例1は一次成形体の研削を省略した
例、実施例2、比較例2は研削を施した例である。
実施例3〜6、比較例3〜5 平均重合度800の塩化ビニル樹脂100重量部に三塩
基性硫酸鉛3.0重量部、ステアリン酸鉛0.5重量部
、ステアリン酸カルシウム0.5重量部、D OP 3
.0重量部、加工性改良剤(PA−20、瞳部化学工業
(株)製)3重塁部と、針葉4?4(スブルース)を粉
砕した平均粒径100μmの木粉及び炭酸カルシウム(
ホヮイトンSB、白石工業(株)製)を第2表に従って
配合したものを、加圧ニーグーを用いて10分間混練(
加圧二−ダージャケソト温麿120℃)後、圧縮成形し
て、厚さ1.7 mmの表面フラットな圧縮成形板を得
た。この圧縮成形板を用い、実施例1〜2と同様にして
一体成形体の作製及びテストを実施した。
尚、実施例3.5、及び比較例3は一次成形体の研削を
省略した例である。結果を第2表に示す。
比較例6〜7 実施例1と同様の成形材料(A)のペレットを用い、実
施例1と同じ金型で射出成形して第5図に示す如き成形
体全体が成形材料(A)からなる表示パネル成形体を得
た。この成形体の表層部を約0.11■研削し、又は研
削せずに実施例1と同様にテストを行い、その結果を第
3表に示した。
比較例8〜9 実施例1で用いた成形材料(B)のABS樹脂を用い、
実施例1と同じ金型を使用して、成形体全体がABS樹
脂(成形材料(B))である射出成形した表示パネル成
形体を得た。この成形体の表層部を約0.1龍研削し又
は研削せず、実施例1と同様にテストを実施した。結果
を第3表に示した。
第   工   表 第   3   表 第1表、第2表から本発明の実施例1.2及び3〜6は
いずれも着色性、質感が良好である。特に、一次成形体
の表層部を研削した実施例2.4.6はより着色性、質
感に優れ、木肌怒覚に富む成形体である。一方、比較例
1.2.4.5は、いずれも着色性、質感共に不良であ
る。
又、実施例1〜6はボス部折り曲げテストでいずれも破
1員がなく、良好である。比較例1.2.4.5もボス
部折り曲げテストの結果は良好であるが、上記の通り、
着色性、質感が悪く、実用に耐えない。
一次成形体の木粉配合量を多くした比較例3は機械的強
度が悪(、形状が保持出来ず、実用に供する事が出来な
い。
第3表から、成形材料(A)を用いて射出成形して得た
成形体である比較例6.7は、成形体の着色及び質感は
良好であるが、ボス部が折り曲げテストで破損して、強
度上の欠陥が明らかである。
又、ABS樹脂を用いて成形した比較例8.9は、ボス
部の破損はないが、着色性、質感共に劣り、木肌感覚を
欠く。
「作用・効果」 叙上の通り、本発明によれば、繊細で深味があり、且つ
暖か味、ソフト惑、木肌感覚を備えるとともに、機械的
強度及び成形加工性に優れた木質様成形体を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明における成形材料(A)からなる一次成
形体(表示パネル)の平面図、第2図は第1図における
A−A断面図、第3図は本発明の一体成形体の平面図、
第4図は第3図におけるB−B(!lr面図である。第
5図は成形材料(A)からなる表示パネル成形体の断面
図、第6図はボス部折り曲げテストの方法を示す概要図
である。 1.2.3.4・・・・・・穴あけ加工部5・・・・・
・成形材料(A)からなる一次成形体6・・・・・・成
形材料(B)からなる成形体7・・・・・・孔部 8・・・・・・嵌合用ボス部 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塩化ビニル系樹脂100重量部に植物繊維粉体10
    〜400重量部を配合した成形材料(A)からなる一次
    成形体を予め成形型内に挿入後、溶融した他の成形材料
    (B)を当該成形型内に注入、射出、又は挿入して一体
    成形体としてなり、且つ該一体成形体の表層部が成形材
    料(A)からなることを特徴とする木質感を有する木質
    様成形体。 2、一次成形体の表層部が、深さ0.005〜2.0m
    m研削されたものである特許請求の範囲第1項記載の木
    質様成形体。 3、一次成形体の表層部が、深さ0.005〜2.0m
    m研削された後、絞模様を付されたものである特許請求
    の範囲第1項記載の木質様成形体。 4、一次成形体の表層部が、木目様、皮革様、縫い目様
    等の絞模様を付されたものである特許請求の範囲第3項
    記載の木質様成形体。 5、一体成形体の成形材料(A)の表層部が、木用着色
    塗料剤で加飾されたものである特許請求の範囲第1項、
    第2項、第3項又は第4項記載の木質様成形体。
JP9926487A 1987-04-22 1987-04-22 木質様成形体 Pending JPS63264343A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015186916A (ja) * 2014-03-10 2015-10-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 複層樹脂成形品の製造方法と複層樹脂成形品
JP2018123220A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 バンドー化学株式会社 加飾フィルム及び加飾成形品

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