JPS63263538A - 修正メンバ管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は計算機システムにおいてソースプログラムを編
集するエディタとソースプログラムを翻訳して目的プロ
グラムを生成するコンパイラにおける修正メンバ管理方
式に関するものである。

〔従来の技術〕

プログラムの開発では、ソースプログラムの修正、コン
パイル、実行という過程を何度も繰り返すのが普通であ
り、プログラム全体は機能別にモジュール分割され、そ
のモジュール単位にメンバとしてライブラリに登録し管
理している。一つのライブラリ中に複数の独立にコンパ
イル可能なメンバが含まれている場合、従来はソースプ
ログラムを修正しコンパイルするとき、修正のあるメン
バを人間が抽出して指定するか、修正メンバが多いとき
はライブラリ内の全メンバを再コンパイルしていた。

ｌ　　　〔発明が解決しようとする問題点〕従来の方式
ではプログラムの修正が複数箇所にわたり複数のメンバ
を修正した場合、人間が修正メンバを抽出したのではミ
スが起こる可能性があり、ライブラリ内の全メンバをコ
ンパイルし直したのではコンパイル時間が長くかかると
いう欠点がある。

本発明の目的はコンパイラがライブラリ内のメンバの中
から翻訳する必要のあるメンバだけを検出することによ
り、修正メンバの管理を容易にし無駄なコンパイル時間
をなくす方法を与えるものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するための本発明の修正メンバ管理方
式は、ライブラリ中のメンバを入力してソースプログラ
ムを編集する編集プログラム（エディタ）とソースプロ
グラムを翻訳して目的プログラムを生成するコンパイラ
からなる計算機システムにおいて、ライブラリ中のメン
バ内に、ソース更新リビジョン番号とコンパイルリビジ
ョン番号をもうけておき、ライブラリから既に存在する
入力または新規にメンバを生成しソース更新リビジョン
番号とコンパイルリビジョン番号を初期化するメンバ入
力手段と、前記メンバ入力手段によって得られたメンバ
内のソースプログラムを編集するソースプログラム修正
手段と、前記ソースプログラム修正手段によって修正し
なメンバのソース更新リビジョン番号をカウントアツプ
してセットするソース更新リビジョン番号セット手段と
、修正されたメンバをライブラリに出力するメンバ出力
手段をエディタに備え、また、ライブラリからメンバを
入力するメンバ入力手段と、前記メンバ入力手段によっ
て得られたメンバ内のソース更新リビジョン番号とコン
パイルリビジョン番号を比較し、そのメンバを翻訳する
必要があるかどうか判定するリビジョン番号比較手段と
、前記リビジョン番号比較手段により翻訳する必要があ
ると判定されたメンバ内のソースプログラムを翻訳し、
新たな目的プログラムを生成する翻訳手段と、前記翻訳
手段によって翻訳されたメンバのコンパイルリビジョン
番号にソース更新リビジョン番号をセットするコンパイ
ルリビジョン番号セット手段と、翻訳されたメンバをラ
イブラリに出力し、更にライブラリ中に次のメンバが残
っているかどうか判定し、残っている場合は前記メンバ
入力手段に制御を渡すメンバ出力手段をコンパイラに備
えるよう構成されている。

〔実施例〕

本発明の構成について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例である修正メンバ管理シス
テムの機能ブロック図である。第１図を参照すると、ラ
イブラリ１内のメンバ１４はソース更新リビジョン番号
１１とコンパイルリビジョン番号１２とソースプログラ
ム１３からなり、ライブラリ１内には複数個のメンバ１
４が存在する。エディタ２はメンバ出力手段２上と、ソ
ースプログラム修正手段２２と、ソース更新リビジョン
番号セット手段２３と、メンバ出力手段２４からなる。

コンパイラ３は、メンバ入力手段３１と、リビジョン番
号比較手段３２と、翻訳手段３３と、コンパイルリビジ
ョン番号セット手段３４と、メンバ出力手段３５からな
る。目的プログラム４はコンパイラ３の翻訳手段３３に
よって生成される。

次に、第１図のエディタ２の動作について図面を参照し
て詳細に説明する。

第２図は、エディタ２の処理フロー図である。

ステップ５１を参照すると、エディタ２のメンバ入力手
段２１が動作し、新規メンバを作るならばステップ５２
によりメンバ１４を作成し、ステップ５３によりメンバ
１４内のソース更新リビジョン番号１１とコンパイルリ
ビジョン番号１２を初期化する。また、既にライブラリ
１内に存在するメンバ１４を入力したいならばステップ
５４によりメンバ１４が入力される。ステップ５５を参
照すると、メンバ入力手段２１により入力されたメンバ
１４内のソースプログラム１３をソースプログラム修正
手段２２により編集する。ステップ５６を参照すると、
ソースプログラム修正手段２２）　　　により編集され
たメンバ１４のソース更新リビジョン番号１１をカウン
トアツプし、ソース更新リビジョン番号セット手段２３
でセットする。ステップ５７を参照すると、エディタ２
のメンバ出力手段２４がライブラリ１に更新されたメン
バ１４を出力する。ステップ５８を参照すると、新規に
作成したいメンバまたは修正したいメンバがあるときは
ステップ５１から繰り返し、ないときはエディタ２の処
理を終了させる。

次に、第１図のコンパイラ３の動作について図面を参照
して詳細に説明する。

第３図は、コンパイラ３の処理フロー図である。

ステップ６１を参照するとコンパイラ３のメンバ入力手
段３１がライブラリ１内のメンバ１４を入力する。ステ
ップ６２を参照すると、リビジョン番号比較手段３２に
よりメンバ１４のソース更新リビジョン番号１１とコン
パイルリビジョン番号１２を比較し、等しければ前回翻
訳してからソースプログラム１３は修正されていないの
で翻訳されない、また、等しくないときは前回翻訳して
からソースプログラム１３が修正されているのでステッ
プ６３でメンバ１４の翻訳を行い新たな目的プログラム
４を生成する。なお、メンバ１４が新規に作成されなメ
ンバの場合にはコンパイルリビジョン番号１２は初期化
された状態なので、ソース更新リビジョン番号１１と等
しくなることはなく常にステップ６３で翻訳が行われる
。ステップ６４を参照すると、翻訳されたメンバ１４の
コンパイルリビジョン番号１２に、コンパイルリビジョ
ン番号セット手段３４がソース更新リビジョン番号１１
をセットする。ステップ６５を参照すると、コンパイラ
３のメンバ出力手段３５がライブラリ１に翻訳されたメ
ンバ１４を出力する。ステップ６６を参照すると、ライ
ブラリ１内にメンバ１４が残っているときはステップ６
１から繰り返し、残っていないときはコンパイラ３の処
理を終了させる。

以上のようにして、ライブラリ内の複数個のメンバのう
ち既に翻訳されていて、その後エディタで修正されてい
ないメンバはソース更新リビジョン番号とコンパイルリ
ビジョン番号が等しいので翻訳は行われない、エディタ
で修正または新規に作成されなメンバは、ソース更新リ
ビジョン番号とコンパイルリビジョン番号が等しくない
ので翻訳が行われる。

〔発明の効果〕

以上に示したように、本発明によれば、ライブラリ中の
修正のあったメンバのみ翻訳することができるので、プ
ログラムの修正が複数メンバにわたる場合、修正メンバ
の管理が容易になり無駄なコンパイル時間をなくすこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示す修正メンバ管理
システムの機能ブロック図であり、第２図は第１図中の
エディタ２の処理フロー図であり、第３図は第１図中の
コンパイラ３の処理フロー図である。 第１図中、１はライブラリ、１１はソース更新リビジョ
ン番号、１２はコンパイルリビジョン番号、１３はソー
スプログラム、１４はメンバ、２はエディタ、２１はメ
ンバ入力手段、２２はソースプログラム修正手段、２３
はソース更新リビジョン番号セット手段、２４はメンバ
出力手段、３はコンパイラ、３１はメンバ入力手段、３
２はリビジョン番号比較手段、３３は翻訳手段、３４は
コンパイルリビジョン番号セット手段、３５はメ第１　
図 箔乙図 消３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ライブラリ中のメンバを入力してソースプログラムを編
   集する編集プログラムとソースプログラムを翻訳して目
   的プログラムを生成するコンパイラからなる計算機シス
   テムにおける修正メンバ管理方式において、ライブラリ
   中のメンバ内に、ソース更新リビジョン番号とコンパイ
   ルリビジョン番号をもうけておき、ライブラリから既に
   存在する入力または新規にメンバを生成しソース更新リ
   ビジョン番号とコンパイルリビジョン番号を初期化する
   メンバ入力手段と、前記メンバ入力手段によって得られ
   たメンバ内のソースプログラムを編集するソースプログ
   ラム修正手段と、前記ソースプログラム修正手段によっ
   て修正したメンバのソース更新リビジョン番号をカウン
   トアップしてセットするソース更新リビジョン番号セッ
   ト手段と、修正されたメンバをライブラリに出力するメ
   ンバ出力手段をエディタに備え、また、ライブラリから
   メンバを入力するメンバ入力手段と、前記メンバ入力手
   段によって得られたメンバ内のソース更新リビジョン番
   号とコンパイルリビジョン番号を比較し、そのメンバを
   翻訳する必要があるかどうか判定するリビジョン番号比
   較手段と、前記リビジョン番号比較手段により翻訳する
   必要があると判定されたメンバ内のソースプログラムを
   翻訳し、新たな目的プログラムを生成する翻訳手段と、
   前記翻訳手段によって翻訳されたメンバのコンパイルリ
   ビジョン番号にソース更新リビジョン番号をセットする
   コンパイルリビジョン番号セット手段と、翻訳されたメ
   ンバをライブラリに出力し、更にライブラリ中に次のメ
   ンバが残っているかどうか判定し、残っている場合は前
   記メンバ入力手段に制御を渡すメンバ出力手段をコンパ
   イラに備えたことを特徴とする修正メンバ管理方式。