JPH023831A - 複数ソースプログラム言語処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数ソースプログラム言語処理方式に関し、特
に計算機のソフトウェアの言語処理系についての複数ソ
ースプログラム言語処理方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、ソースプログラム（言語処理系がコンパイラであ
る場合の高水準プログラミング言語により記述されたプ
ログラム、アセンブラである場合のアセンブラ言語によ
り記述されたプログラムおよびトランスレータである場
合の高水準プログラミング言語により記述されたプログ
ラム等）を入力としてとりそのソースプログラムを翻訳
してそのソースプログラムと等価な（意味構造が同一の
）中間情報を出力するパス１手段、パス１手段により出
力された中間情報を人力としてとりその中間情報を変換
してオブジェクトプログラム（言語処理系がコンパイラ
である場合の機械語やアセンブラ言語により記述された
プログラム、アセンブラである場合の機械語により記述
されたプログラムおよびトランスレータである場合のソ
ースプログラムを記述する高水準プログラミング言語以
外の高水準プログラミング言語により記述されたプログ
ラム等）を出力するパス２手段ならびにパス１手段のプ
ロセスおよびパス２手段のプロ、セスの実行を制御する
制御手段を含んで構成され複数のソースプログラムの言
語処理を行う複数ソースプログラム言語処理方式では、
以下に示すような処理が行われていた。

最初に、制御手段が起動されると、制御手段はパス１手
段に制御を移す。

パス１手段は、ソースプログラムを中間情報に翻訳する
。

中間情報が出力されてパス１手段の処理が終了すると、
パス１手段は制御手段に制御を戻す。

制御手段は、さらにパス２手段に制御を移し、上述のソ
ースプログラムに関するパス２手段の実行を開始させる
。

パス２手段は、パス１手段によって出力された中間情報
を人力し、その中間情報をオブジェクトプログラムに変
換し、そのオブジェクトプログラムを出力した後に制御
手段に制御を戻す。

制御手段は、次に処理すべきソースプログラムが存在す
るか否かを判断する。

この判断で次に処理すべきソースプログラムが存在する
場合には、そのソースプログラムに関して上述と同様な
処理が繰り返される（まず、制御手段が再びパス１手段
に制御を移す）。

上述の判断で次に処理すべきソースプログラムが存在し
なくなって複数のソースプログラムの言′語処理におい
て必要な全ての処理が完了した場合には、制御手段は自
分自身の実行（この複数ソースプログラム言語処理方式
の実行）を終了する。

第３図は、上述の従来の複数ソースプログラム言語処理
方式によりｎ（正整数）個のソースプログラム（プログ
ラムｌ’、２’、３’、・・・、　　（ｎ−１）’、ｎ
’）を処理する場合のプロセス（パス１手段のプロセス
であるプロセスＡｌ’、Ａ２　’、　　Ａ３　’、　−
、Ａ　（ｎ−１）　　’、　　Ａｎ　’およびパス２手
段のプロセスであるプロセスＢｌ’Ｂ２’　　　Ｂ３’
、−、Ｂ　　（ｎ−１）　　’、Ｂｎ’）の実行状態（
時系列ｔに基づく実行状態）の−例を示す図である。

このように、従来の複数ソースプログラム言語処理方式
は、制御手段、パス１手段およびパス２手段の３手段の
間の制御を順次遷移していくことにより（したがって、
パス１手段とパス２手段とが同時に動作することはない
）、複数のソースプログラムを複数のオブジェクトプロ
グラムに翻訳し変換していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の複数ソースプログラム言語処理方式では
、複数のソースプログラムの言語処理を行う際にパス１
手段とパス２手段とを同時に動作させることができない
ので、言語処理における処理時間に無駄が生じ、特に処
理対象のソースプログラムの数が増加すると処理時間が
長大になるという欠点がある。

例えば、第３図に示す処理においては、まず最初のソー
スプロゲラ４（プログラム１’）をパス１手段のプロセ
スＡｔ’により中間情報に翻訳して次にパス２手段のプ
ロセスＢｌ’により中間情報をオブジェクトプログラム
に変換しプログラム１′に関する全体の処理が完了する
。その後に、２番目のソースプログラム（プログラム２
′）のパス１手段のプロセスＡ２’による翻訳処理が行
われる（さらに、パス１手段のプロセスＡ２’による翻
訳処理およびパス２手段のプロセスＢ２’による変換処
理が行われた後に３番目のソースプログラム（プログラ
ム３′）のパス１手段のプロセスＡ３’による翻訳処理
が開始される）。

したがって、２番目以後のソースプログラムはパス１手
段およびパス２手段による直前のソースプログラムに関
する全体の処理が完了するまで自分自身についての処理
を待たなければならず、その間においては常にパス１手
段とパス２手段とのどちらか片方だけが動作中でありも
う一方は何もせずに処理を中断しているという状態が続
くことになり、言語処理の処理時間に大きな無駄が生じ
ることになる（ソースプログラムの数ｎが増加すると処
理時間が非常に長くなる）。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、複数のソースプログ
ラムに関する全体の言語処理の処理時間を短縮すること
ができる複数ソースプログラム言語処理方式を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の複数ソースプログラム言語処理方式は、ソース
プログラムを入力としてとり中間情報を出力するパス１
手段と、このパス１手段により出力された中間情報を入
力としてとりオブジェクトプログラムを出力するパス２
手段と、同一のソースプログラムに関する前記パス１手
段のプロセスと前記パス２手段のプロセスとの間の実行
順序の同期をとり異なるソースプログラムに関する前記
パス１手段のプロセスと前記パス２手段のプロセスとを
互いに独立に並列実行させる同期手段を含み前記パス１
手段のプロセスおよび前記パス２手段のプロセスの実行
を制御する制御手段とを存する。

〔作用〕

本発明の複数ソースプログラム言語処理方式では、パス
１手段がソースプログラムを入力としてとり中間情報を
出力し、パス２手段がパス１手段により出力された中間
情報を入力としてとりオブジェクトプログラムを出力し
、制御手段が同一のソースプログラムに関するパス１手
段のプロセスとパス２手段のプロセスとの間の実行順序
の同期をとり異なるソースプログラムに関するパス１手
段のプロセスとパス２手段のプロセスとを互いに独立に
並列実行させる同期手段を含みパス１手段のプロセスお
よびパス２手段のプロセスの実行を制御する。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の複数ソースプログラム言語処理方式
の一実施例の構成を示すブロック図である０本実施例の
複数ソースプログラム言語処理方式は、制御手段ｌと、
パス１手段２と、パス２手段３と、ソースプログラム４
と、中間情報５と、オブジェクトプログラム６とを含ん
で構成されている。

制御手段１は、同期手段１１を含んでおり、パス１手段
２のプロセスおよびパス２手段３のプロセスの実行を同
期手段１１により制御する。

同期手段１１は、処理すべきソースプログラム４をパス
１手段２に入力として与え、処理すべき中間情報５をパ
ス２手段３に入力として与え、同一のソースプログラム
４に関するパス１手段２のプロセスとパス２手段３のプ
ロセスとの間の実行順序の同期をとり異なるソースプロ
グラム４に関するパス１手段２のプロセスとパス２手段
３のプロセスとを互いに独立に並列実行させる。

パス１手段２は、ソースプログラム４を同期手段１１に
より入力として与えられると、翻訳を行いソースプログ
ラム４と等価な中間情報５を出力する。

パス２手段３は、パス１手段２が出力した中間情報５を
同期手段１１により入力として与えられると、変換を行
いオブジェクトプログラム６を出力する。

第２図は、本実施例の複数ソースプログラム言語処理方
式によりｎ個のソースプログラム（プログラム１，２，
３．・・・、（ｎ−１）、ｎ）を処理する場合のプロセ
ス（パス１手段のプロセスであるプロセスＡＩ、Ａ２．
Ａ３．　・・、Ａ　（ｎ−１）Ａｎおよびパス２手段の
プロセスであるプロセスＢｌ、　Ｂ２．　Ｂ３．−、　
Ｂ　（ｎ−１）　、　Ｂｎ）の実行状態（時系列ｔに基
づ（実行状態）の−例を示す図である。

次に、このように構成された本実施例の複数ソースプロ
グラム言語処理方式の動作について説明する。なお、こ
こでは第２図に示すプログラム１２．３．・・・、（ｎ
−１）、ｎの言語処理が行われる場合の動作について説
明する。

この場合には、まず制御手段ｌがプログラム１（最初の
ソースプログラム４）をパス１手段２に入力として与え
る。

この入力に基づくプロセスＡｔ（プログラム１に関して
パス１手段２が翻訳処理を行い中間情報５を出力するプ
ロセス）の実行が終了すると、制御手段１はプログラム
１の中間情報５をパス２手段３に入力として与えると同
時にプログラム２（２番目のソースプログラム４）をパ
ス１手段２に入力として与える。

制御手段１内の同期手段１１は、プログラムｌに関する
中間情報５の変換処理を行うパス２手段３のプロセスＢ
ｌおよびプログラム２の翻訳処理を行うパス１手段２の
プロセスＡ２を互いに独立に並列実行させる。

また、同期手段１１は、同一のソースプログラム４（例
えば、プログラム１）に関するパス１手段２のプロセス
（例えば、プロセスＡＩ）およびパス２手段３のプロセ
ス（例えば、プロセスＢｌ）の実行順序の同期をとる制
御（例えば、プロセスＡＩの実行の後にプロセスＢｌの
実行を行わせる制御）を行う。

第２図に示す例では、プログラム２に関するパス１手段
２のプロセスＡ２よりもプログラム１に関するパス２手
段３のプロセスＢｌの方が先に実行を終了する。

プロセスＢ１の実行が終了する時点ｔ１において、パス
２手段３が次に処理すべき中間情報５は存在しないので
、プロセスＡ２の実行が終了するまでパス２手段３は処
理を中断する（この中断は従来の複数ソースプログラム
言語処理方式における中断と比較すると短いものである
）。

プロセスＡ２の実行が終了すると、制御手段１（同期手
段１１の処理が中心となる）はプロセスＡ２によって生
成されたプログラム２に関する中間情報５をパス２手段
３に入力として与えてプロセスＢ２の実行を開始させる
。同時に、パス１手段２にプログラム３（３番目のソー
スプログラム４）に関するプロセスＡ３の実行を開始さ
せる。

プロセスＡ３とプロセスＢ２との実行については、パス
１手段２のプロセスＡ３の方がパス２手段３のプロセス
Ｂ２よりも先に実行を終了する。

したがって、プロセスＡ３の実行が終了する時点ｔ２に
おいてプロセスＡ３が生成したプログラム３についての
中間情報５に関するパス２手段３の処理は、プロセスＢ
２の実行が終了する時点ｔ３まで処理待ちの状態になる
。

プロセスＢ２の実行が終了する時点ｔ３において、パス
２手段３は制御手段１（同期手段１１）の制御に基づい
てただちにプログラム３に関する中間情報５の処理を行
うプロセスＢ３の実行を開始する。

以後は、パス１手段２およびパス２手段３による上述の
ような処理が繰り返され、プログラムｎ（ｎ番目（最後
）のソースプログラム４）の処理を行うパス１手段２の
プロセスＡｎの実行が終了する時点ｔ４において次に処
理すべきソースプログラム４がもはや存在しないので、
パス１手段２の処理は完了する。

さらに、プロセスＡｎにより生成されたプログラムｎに
関する中間情報５を処理するプロセスＢｎの実行が終了
すると、それまで次々に処理を行っていたパス２手段３
の処理は完了する。

パス２手段３のプロセスＢｎの実行が終了すると、制御
手段１は必要な後処理を実行した後に自分自身の実行（
本実施例の複数ソースプログラム言語処理方式の実行）
を終了する。

本実施例の複数ソースプログラム言語処理方式が適用さ
れる言語処理系としては、例えばコンパイラが存在する
。

適用される言語処理系がコンパイラの場合には、第１図
中の制御手段ｌはコンパイラ制御部となり、パス１手段
２は構文解析部となり、パス２手段３はコード生成部と
なり、ソースプログラム４は任意の高水準プログラミン
グ言語で記述されたプログラムとなり、オブジェクトプ
ログラム６は低水準プログラミング言語（例えば、アセ
ンブリ言語。

機械語等）で記述されたプログラムとなり、中間情報５
はソースプログラム４の記述言語や計算機の機種に依存
しない独立な中間言語コードによる情報となる。

本実施例の複数ソースプログラム言語処理方式が適用さ
れたコンパイラにより複数のソースプログラム４をコン
パイルする場合には、異なるソースプログラム４に関し
て構文解析部（パス１手段２）のプロセスとコード生成
部（パス２手段３）のプロセスとを互いに独立に並列実
行させること等により、全てのソースプログラム４のコ
ンパイル時間の総計を従来よりも短縮することが可能に
なる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、複数のソースプログラム
の言語処理を行うにあたり、制御手段の内部の同期手段
によってパス１手段およびパス２手段の入力を指定し、
同一のソースプログラムに関するパス１手段のプロセス
とパス２手段のプロセスとの間の実行順序の同期をとり
、異なるソースプログラムに関するパス１手段のプロセ
スとパス２手段のプロセスとを互いに独立に並列実行さ
せることにより、複数のソースプログラムに関する全体
の言語処理の処理時間を大幅に短縮することができると
いう効果がある（この効果は処理対象のソースプログラ
ムの数が増加するほど顕著になる）。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第２図は第１図中のパス１手段およびパス２手段のプロ
セスの実行状態の一例を示す図、第３図は従来の複数ソ
ースプログラム言語処理方式のパス１手段およびパス２
手段のプロセスの実行状態の一例を示す図である。 図において、 １・・・制御手段、 ２・・・パス１手段、 ３・・・パス２手段、 ４・・・ソースプログラム、 ５・・・中間情報、 ６・・・オブジェクトプログラム、 １１・・・同期手段である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ソースプログラムを入力としてとり中間情報を出力する
   パス１手段と、 このパス１手段により出力された中間情報を入力として
   とりオブジェクトプログラムを出力するパス２手段と、 同一のソースプログラムに関する前記パス１手段のプロ
   セスと前記パス２手段のプロセスとの間の実行順序の同
   期をとり異なるソースプログラムに関する前記パス１手
   段のプロセスと前記パス２手段のプロセスとを互いに独
   立に並列実行させる同期手段を含み前記パス１手段のプ
   ロセスおよび前記パス２手段のプロセスの実行を制御す
   る制御手段と を有することを特徴とする複数ソースプログラム言語処
   理方式。