JPS63263404A - 微細深さ測定方法及びその装置 - Google Patents

微細深さ測定方法及びその装置

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JPS63263404A
JPS63263404A JP62098229A JP9822987A JPS63263404A JP S63263404 A JPS63263404 A JP S63263404A JP 62098229 A JP62098229 A JP 62098229A JP 9822987 A JP9822987 A JP 9822987A JP S63263404 A JPS63263404 A JP S63263404A
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monochromatic
interference light
wavelength
interference
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JP62098229A
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Muneki Hamashima
宗樹 浜島
Yutaka Ichihara
裕 市原
Hitoshi Matsuzawa
松沢 均
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、微細な溝や穴の深さを測定する深さ測定方法
、特に半導体IC回路基板等に形成された微細パターン
の局所的な段差や溝または穴等の深さを測定するのに好
適な深さ測定方法及びその深さ測定装置に関する。
(従来の技術) 半導体IC回路の高集積化に伴い、半導体デバイスは従
来の2次元的な平面構造から3次元的な立体構造へと転
換されつつある0例えばシリコン基板上にICの静電容
量部を形成するために、トレンチと呼ばれる開口1〜2
μm、深さ4〜5μ繭程度の溝あるいは穴をエツチング
等の加工手段によって形成する技術が進展しており、こ
れに伴ってエツチングされたこれらの溝や穴等の深さを
個々に測定する必要が生じている。その深さの測定方法
としては、回折光の分光強度分布から測定する方法(例
えば、特開昭60−136324号、特開昭61−10
7104号、特開昭61−235704号等)や複数の
穴に白色光を照射して、その回折光を干渉計に導き、そ
の回折光の白色干渉縞を利用して測定する方法等が公知
である。
また、特開昭61−235708号公報に開示されてい
るように、光干渉法による段差測定器に結像光学系と空
間フィルターとを付加して単一の穴を測定する方法など
も既に提案され、ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の回折光の分光強度分布から深さを
測定する方法や回折光の白色干渉縞を利用して測定する
方法においては、いずれも光を広い領域に照射して立体
的パターンの深さの平均値を測定する方法であり、特定
領域の単一の穴や溝の深さを測定することは不可能であ
る。これに対し、後者の特開昭61−235708号公
報において提案された深さ測定装置では、溝や穴の底面
からの反射光と上面からの弱い回折光とを利用するので
、実際には検出すべき干渉光の強度が十分に得られず、
精度良く測定することは困難である。
そこで、本発明は、上記従来の深さ測定方法の欠点を解
決し、基板上の微小領域における準−の穴や溝等の凹部
の段差や深さを高精度で測定できる測定方法及びその測
定装置を提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決する為の手段) 上記の問題を解決するために本発明においては、波長域
の広い光源からの多波長光と単一波長の光源からの単色
光とをそれぞれ2分し、分割されたそれぞれの多波長光
と単一波長光とを、微細凹部を有する試料面と参照面と
に投射し、投射された試料面と参照面とからの反射光を
試料面と参照面との光路差を変えつつ干渉させ、前記の
微細凹部の上面および底面からの反射光に基づく多波長
の干渉光とその微細凹部を除く試料面の一部からの反射
光に基づ(単色光の干渉光とをそれぞれ検出し、光路差
の変調量に応じて生じる多波長干渉光の強度分布の2つ
の極値の間隔を、単色干渉光の検出信号を基準として計
測することを問題解決の手段とするものである。
(作用) ハロゲンランプのような波長域の広い光源(1)からの
多波長光束とナトリウムランプのような単一波長の光源
(2)からの単色光とは、光線分割合成手段(7)にて
それぞれ2分され、分割された一方の多波長光束と単色
光束とは、光路差プリズムのような光路差変調手段(7
)を介して参照面(14)に向い、分割された他方の光
束は、微細穴(9b)のような微細凹部を有する試料面
9に向う、参照面(14)と試料面(9)からの反射光
は光線分割合成手段(7)で再び合成され干渉する。こ
の干渉光は干渉光分離手段(20,21A、21B)で
多波長干渉光と単色干渉光とに分離され、検出手段(2
3A、23B、123A、123B% 123C)にて
検出される。第1検出手段(23A、123A)は、試
料面(9)の微細凹部の上面と底面とから反射する反射
光に基づく多波長干渉光を干渉光分離手段(20,2I
A)を介して検出し、第2検出手段(23B。
123B、123C)は、微細凹部を除く試料面(9)
の他の一部からの単色干渉光を干渉光分離1     
     手段(20,21B)を介して検出する。そ
の際、検出される多波長干渉光と単色干渉光とは共に光
路差変調手段(11)によって変調される。第1検出手
段(23A、123A)によって検出された検出信号と
第2検出手段(238,123B、123C)によって
検出された検出信号は共に検出信号処理手段(30,1
30)に送られ、光路差変調に応じて生じる第1検出手
段(23°A、 123A)によって検出される多波長
干渉光の検出信号の2つの極値(Pt、Pg)の間隔(
d)を、第2検出手段(23B、123BS123C)
によって検出される単色干渉光の検出信号を基準として
計測され、その間隔(d)に対応する微細凹部の上面か
ら底面までの深さが測定される。
(実施例) 第1図は、干渉顕微鏡の原理を用いて構成された本発明
の第1の実施例を示す深さ測定装置の概略構成図である
。第1図において、ハロゲンランプの如き多波長光源1
からの白色光とナトリウムランプ(またはレーザ光源)
等の如き単色光源2からの単色光とのコヒーレント光束
は、それぞれレンズ3A、3Bにて集光され、両光束は
単投下プリズム4を介して合一し、絞り5を介してコリ
メーターレンズ6に入射する。コリメーターレンズ6に
入射した白色光と単色光の両光束は、共に平行光束とな
り、光線分割プリズム7に入射し、その一部はハーフミ
ラ−面7aにて反射された後、対物レンズ8を介して試
料光として、試料台10上に載置された半導体ウェハの
如き試料面9上の上面9aと穴9bとに、第2図に示す
ように局部的に集束投射される。また、残りの光束は、
ハーフミラ−面7aを透過した後、さらに光路差プリズ
ム11.濃度可変フィルター12を透過し、対物レンズ
13にて参照ミラー面14上に集束投射される。
試料面9と参照ミラー面14にて反射された、白色光と
単色光の両光束の反射光は、それぞれ対物レンズ8およ
び13を介して逆行し、光線分割プリズム7のハーフミ
ラ−面7aにて合致してそれぞれ干渉する。その干渉光
は、レンズ15を介して集光され、俯視プリズム16、
結像レンズ17を介して干渉縞として結像され撮像管1
8を介してCRTディスプレー19により観察される。
また、レンズ15を介して集光される干渉光は、ビーム
スプリッタ−20にて2分され、一方は単色光カットフ
ィルター21Aを介して白色干渉縞としてアパーチャ2
2B上に結像され、そのアパーチャ22Aを通過した多
波長干渉光は第1光電検出器23Aにて検出される。ビ
ームスプリッタ20で分割された他方の光束は、単色光
透過フィルター21Bを介して単色干渉縞としてアパー
チャ22B上に結像され、そのアパーチャ22Bを通過
して白色干渉光は、第2光電検出器23Bにて検出され
る。
双方の充電検出器23A、23Bにて検出された多波長
干渉縞と単色干渉縞に基づく検出信号は、それぞれ後述
の信号突出処理装置30に送られる。
この電気処理装置30から出力される制御信号によって
、駆動モータ25が駆動され、これにより駆動ユニット
26を介して光路差プリズム11が移動して試料面9と
参照ミラー面14との光路差が変わるように構成されて
いる。なお、光路差プリズム11と対物レンズ13との
間に設けられた濃度可変フィルター12は、参照ミラー
面14で反射される参照光と試料面9から反射する試料
光との光強度比を変えて干渉縞のビジビリティを良くす
るためのものである。
干渉縞を観察するためのCRTディスプレー19には、
第3図に示す如く、十字に交差する縦横それぞれ2本の
カーソール線が設けられ、一方の交点Aは多波長干渉光
が入射するアパーチャ22Aに、また他方の交点Bは単
色干渉光が入射するアパーチャ22Bにそれぞれ位置的
に対応するように調整されている。また、試料台lOと
共に試料面9を移動し、試料面9上の穴9bにカーソー
ル点Aが一致したとき(すなわち、第1光電検出器23
Aがアパーチャ22Aを介して穴9bからの多波長干渉
縞を検出すとき)、他方のカーソール交点Bは、穴9b
が設けられていない上面9aの位置に置かれる(すなわ
ち、第2光電検出器23Bがアパーチャ22Bを介して
上面9aからの単色干渉縞を検出する)ように構成され
ている。
なお、A点およびB点がそれぞれアパーチャ22A、2
2Bに対応するように位置合わせするためには、双方の
光電検出器23A、23Bを取り外してその位置に照明
光源を設置し、アパーチャ22A、22Bの開口の像を
対物レンズ8を介して試料面9上に結像させ、アパーチ
ャ22A、22Bの開口に対応する試料面9上の光像を
CRTディスプレー19で観察し、カーソール交点A、
Bにそれぞれの光像が合致するように、アパーチャ22
A、22Bの位置を調整するか、あるいはアパーチャ2
2A、22Bに対応する光像と一致するようにカーソー
ル線の交点位置ASBをそれぞれ調整すればよい、第3
図には、試料面9上の穴9bの像Hとその穴9b上に投
影されたアパーチャ21Aの開口の像Gとが示されてい
る。
次に、上記第1実施例の作用について説明する。
先ず、対物レンズ8および13を光軸方向に移動し、試
料面9及び参照面14が、それぞれのほぼ焦点位置に置
かれ、観察系のCRTディスプレー19を観察しながら
干渉縞がほぼワンカラーになるように調整する0次に、
試料面9上の穴9bの像がカーソール交点Aと一致する
ように試料台10が移動される。
さて、この状態で駆動モータ25を起動させて駆動ユニ
ット26を始動し、光路差プリズム11を動かす、この
光路差プリズム11の移動に応じて光路差変調がかけら
れ、参照面14と試料面9の上面9aの位置との光路差
が厳密に一致した点で、上面9aからの反射光に基づく
多波長干渉縞が出現し、その多波長干渉縞は、単色光カ
ットフィルター21A、アパーチャ22Aを通して第1
光電検出器23Aにて検出される。さらに、光路差プリ
ズム11が移動して光路差変調がかけられ、参照面14
と試料面9の穴9bの底面までの光路差と同一距離だけ
ずれた位置で、穴9bの底面からの反射光に基づく多波
長干渉縞が現われ、その多波長干渉縞も、単色光カット
フィルター2IA、アパーチャ22Aを通して第1光電
検出器23Aにて検出される。従って、穴9bの周辺の
上面9aからの干渉と穴9bの底面からの干渉による双
方の干渉縞を第1光電検出器23Aは検出することにな
る為、第1光電検出器23Aから出゛力される多波長干
渉縞に基づく検出信号は、第4図(a)に示す光路差変
調量を横軸として、2つのピーク値P、、P、を示す、
一方、試料面の上面9bからの干渉光に基づ(単色干渉
縞は、単色光透過フィルター21B、アパーチャ22B
を通して第2光電検出器23Bにて常に検出され、この
第2光電検出器23Bからは第4図(b)に示すように
単色光の波長に応じた正弦波形の検出信号が出力される
第5図は、上記双方の光電検出器23A及び23Bの出
力信号を処理する信号処理系のブロック図である。光電
差プリズム変調量に応じて第1光電検出器23Aから出
力される第4図(a)に示すような多波長干渉縞の出力
信号S1は、検出信号処理装置30内の割算器回路31
にて、試料の検出信号に応じて強度が最適値に増幅調整
され、A/D変換器32でデジタル信号に変換されて、
コンピュータ33に取り込まれる。また一方、これと同
期てし第2光電検出器23Bから出力される第4図(b
)に示す単色干渉縞の出力信号S8も、A/D変換器3
4にてデジタル信号に変換されてコンピュータ33に取
り込まれる。こうして、コンピュータ33に取り込まれ
たデータは、コンピュータ33内のRAMに記憶され、
第4図(a)に示す信号波形から2つの多波長干渉縞の
ピーク位1tP、、PIを求め、同時に転送された第4
図(b)に示す単色干渉縞波形からPlとP8の間の距
#dが読み取られ、図示されない表示器に表示される。
また、コンピュータ33は、D/Aコンバータ35を介
して駆動モータ25を制御し、駆動ユニット26を介し
て駆動される光路差プリズム11によって、干渉縞が移
動する。
上記第1図の実施例において、単色光源2としてレーザ
(例えばHe−Neレーザ)を使用する場合には、試料
面9と参照明14にそのレーザ光束を一様に照射する必
要は無く、穴9b以外の上面9aにスポット光として集
束させればよい、こ□ の場合、第2光電検出器23Bの直前に設けられたアパ
ーチャ22Bが不要となるばかりで無く、光強度が増大
するので、検出精度を向上させることができる。更にこ
のレーザスポット光を利用して、本システムでの焦点制
御を行うこともできる。
すなわち、焦点位置がずれると、ビームが広がる為アパ
ーチャ22Bを設けている場合第2充電検出器23Bの
出力信号が最大となる点を合焦位置と判断すればよい。
第1図の実施例においては、ワンカラーの干渉縞を用い
て深さの測定を行ったが、その干渉縞を帯状膜様にする
と、干渉状態が視覚的に見やすくすることができる。
第6図は、参照ミラー面を傾けることによって得られる
等傾角干渉縞を用いて穴の深さを測定する本発明の第2
実施例を示す深さ測定装置の概略構成図で、第7図は第
6図中のCRTディスプレー画面を示す平面図、第8図
は第6図中の干渉縞検出部の拡大図である。なお、第1
図と同じ機能を有する部分については第1図と同一の符
号を付し、その構成および作用についての詳しい説明は
省略する。
第6図において、参照ミラー面114は、試料面9と共
役な面に対してわずかに傾斜して設けられ、これにより
、参照ミラー面114にて反射された反射参照光と試料
面9にて反射された反射試料光とは光線分割プリズム7
において互いに干渉し、その干渉縞は、俯視プリズム1
6を介して陽像管18にて受光され、CRTディスプレ
ー119の画面上に第7図に示す如(展示される。第7
図において、破線で示す楕円形枠の像Gは、第8図に示
すアパーチャ122Aの開口Cの試料面9上での投影形
状を示し、此の開口Cを通して第1′光電検出器123
Aは受光する。また干渉縞がX方向に傾きを持っている
ため、その間口Cの像Gはy方向(干渉縞の帯の方向)
に長い楕円形に形成されている。また、楕円形枠像G内
に実線にて示す円形部Hは、試料面9上の穴9bの像を
示す。
なお、第7図に示す黒色の帯状部分は単色干渉縞で、破
線で示す2つの円形部B、、B□は、第8図に示すアパ
ーチャ122Bに設けられた2個の開口D+、D*の試
料面9上での共役像を示す、その2個の開口り、、D!
は、それぞれの開口D1.D8に入射する単色干渉縞の
位相が90°ずれて検出されるようにX方向に適当な間
隔を持って配置されている。従って、単色光透過フィル
ター21Bを介してアパーチャ122Bの開口Dt、D
tに入射した干渉縞の検出信号は、901位相が互いに
ずれた正弦波信号として、第2充電検出器123B及び
第3光電検出器123Cから出力され(第1O図参照)
、それぞれの検出信号S!、S。
は、第1光電検出器123Aからの多波長干渉縞の検出
信号S1と共に検出信号処理装置130に送られる。
第9図は、第6図中の検出信号処理装置130の概略構
成を示すブロック図である。光路差プリズム11を移動
させるための駆動モータ25は、検出信号処理装置13
0内のコンピュータ131からの指令によりD/A変換
器132を介して制御される。光路差プリズム11の移
動により変調されて第1光電検出器123Aから出力さ
れる第4図(a)に示すような検出信号Slは、検出信
号処理袋[130内の割算器回路133に送られ、この
割算器回路133で最適な信号強度に増幅されて、サン
プルホールド回路134でその出力値が保持される。
一方、単色光通過フィルター21B及びアパーチャ12
2Bの開口D+、Dtを通過して互いに90°ずれた位
置で単色干渉縞を受光した第2光電検出器123Bと第
3光電検出器123Cとは、第10rj!J(a)に示
すように、0°と90@との2つの位相の90°ずれた
信号St、Ssを検出信号処理装置130に送る。その
出力信号St、S。
は、増幅器135A、135Bにてそれぞれ増幅された
後、電気的に位相分割されてアップダウンカウンタ13
6で干渉縞の移動方向別に第10図(b)に示すように
パルスが出力される。すなわち、光路差プリズム11の
移動方向に応じて干渉縞が第7図中で右側に移動すれば
アップパルスだけ、右側に移動すればダウンパルスだけ
が発生する。
ゲート137は、上記のパルスのスタート位置を決める
ために設けられ、コンピュータ131の指令によってそ
のゲートが開かれると、アップダウンパルスをサンプル
ホールド回路134に送る。
そこで、サンプルホールド回路134に保持された割算
器回路133からの出力値は、アップダウンパルスが入
力されるたびに新に保持され、次段のA/D変換器13
Bでデジタル化されてコンピュータ131に入力される
さて、この一連の動作で、光路差プリズム11の移動に
伴ってパルスがアップダウンカウンタ136から出力さ
れ、ゲート137が開かれて測定が開始され、第4図(
a)に示す多波長干渉縞の信号が、そのパルスに同期し
てA/D変換された後、コンピュータ131内のRAM
に記憶される。
従って、その記憶されたデータは、光路差の量に比例し
て順番に取り入れられた信号となる。ここで、例えば1
個のパルスが単色干渉縞の8分割の信号とすれば、ナト
リウムランプ(λ−0,58μm)を用いた場合、アッ
プダウンカウンタ136から出力される1パルスは、λ
/2XL/8#0゜036Il−となり、また、He−
Neレーザ(λ−0.633#Il)を用いた場合には
1パルス−λ/16ζ0.04 u−となる、従って、
このサンプリング間隔で多波長干渉縞の信号をデジタル
化してRAMに記憶させたことになる。従って、コンピ
ュータ131に取り入れられた信号データから第4図(
a)に示す2つのピーク位M P l、 Pヨをプログ
ラムで位置を検出し、ピーク位置Pt、Ptの差を求め
、その値に前記のサンプリング間隔0゜036p−また
は0.04μmを乗算すれば、穴9bの深さを求めるこ
とができる。
上記第6図に示す、第2実施例において、A/D変換器
138でデジタル信号に変換してコンビエータ131に
取り込まれたデータは、アップダウンパルスのうちの一
方(例えばアップ側)のパルスだけを使うようにすれば
、その方向性から、2つの多波長干渉縞のピークP +
、 P *のうち、どちらが段差の低い方か、あるいは
穴9bからの信号かを知ることができる。
第1図及び第6図の実施例において、試料面9からの反
射光は参照面14.114からの反射光より一般に弱い
、従って、その差を濃度フィルター12によって補正し
、干渉光のビジビリティを良くすることができる。しか
し、この濃度フィルター12によっては、試料面9aか
らの反射光と穴9bからの反射光との差を補正すること
はできない、一般に、穴からの信号は強度が弱いため、
干渉縞のコントラストが小さい、この小さい信号を精度
よく検出するためには、次の如き方法をとればよい。
光路差プリズム11の駆動による光路差変調の速度を例
えば1100p/secとすると、ナトリウムランプ(
λ−0,58μlを用いてlパルス虐λ/ 16 = 
0.036 u−として、アップダウンパルスの周波数
は10010.036 ’q2.7)1.Izである。
また、多波長干渉縞の平均波長をX o ” 0゜55
μ−とすると、多波長干渉縞の信号周波数は100 X
X* / 2”−360H2であるから、第5図または
第9図の検出信号処理装置30または130中の割算器
回路31または133の前に、36GHzを中心周波数
とするバンドパスフィルターBfを設け、このバンドパ
スフィルターBfを通して検出信号S1割算器回路31
または133へ入力させる。こうして、不要成分をカッ
トして取り込んだA/D変換器34また13Bからのデ
ジタル信号の波形のうち、試料の上面9aの方の多波長
干渉縞信号の波形(例えば第4図(a)の後半のピーク
部)の特徴をとらえ、それと相似の波形を探す為、前記
干渉縞の山の部分を何点かとってテンプレートを作り、
そのテンプレートと穴9bの干渉縞付近の信号との相関
信号 ΣIf(xt )  g (X! )  1(ただし、
f、gの関数はそれぞれ干渉縞信号データ、gはテ“ン
プレート信号)の出力最大となる点を穴の干渉縞のピー
ク位置と決定すればよい。
なお、第1図および第6図に示す実施例においては、光
線分割プリズム7において干渉した白色干渉光と単色干
渉光とを分離するために、ビームスプリッタ20、単色
光カットフィルター21a及び単色光透過フィルター2
1Bを用いたがビームスプリンタ200代りに、単色光
源2からの光を反射し他の光は透過するグイクロイツト
ミラーを用いれば、前記の双方のフィルター21A、2
1Bは削除しても差支え無い。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、半導体ウェハのように試料
面に設けられた微細の穴の如き凹部の上面と下面から反
射する白色光に基づく多波長干渉光の光路差変調による
2つの極値の間隔を、その凹部を除く試料面の一部から
反射する単色光に基づく単色干渉光を基準として計測し
てその凹部の深さを測定するように構成したから、0次
の反射光による干渉光を測光するため、正確に測定でき
、しかも単色光の波長を基準として凹部の深さが測定さ
れるので、個々の微細凹部を極めて高精度に測定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す深さ測定装置の光
学系概略構成図、第2図は第1図の実施例に用いられる
試料面の拡大断面図、第3図は第1図の実施例中のCR
Tディスプレーの正面図、第4図は第1図中の光電検出
器によって検出される検出信号の強度分布図、第5図は
第1図中の検出信号処理装置の構成を示すブロック図、
第6図は本発明の第2の実施例を示す深さ測定装置の光
学系概略構成図、第7図は16図の実施例に用いられる
CRTディスプレーの正面図、第8図は第6図中の干渉
縞検出部の拡大説明図、第9図は第6図中の検出信号処
理装置の構成を示すブロック図、第10図は、第6図中
の第2検出器と第3検出器の出力信号と検出信号処理装
置中のアップダウンカウンタから出力されるパルス信号
を示す説明図である。 (主要部分の符号の説明) 7・・・光線分割プリズム(光線分割合成手段)9・・
・試料面 9b・・・穴(微細凹部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、波長域の広い光源からの多波長光と単一波長の
    光源からの単色光とをそれぞれ2分し、分割されたそれ
    ぞれの多波長光と単色光とを参照面と微細凹部を有する
    試料面とに投射し、前記参照面と試料面との光路差を変
    えつつ前記参照面と試料面からの反射光を干渉させ、前
    記微細凹部の上面及び底面からの反射光に基づく多波長
    干渉光と前記微細凹部を除く前記試料面の一部からの反
    射光に基づく単色干渉光とをそれぞれ検出し、前記光路
    差の変調量に応じて生じる前記多波長干渉光の強度分布
    の2つの極値の間隔を前記単色干渉光の強度信号を基準
    として計測し、前記微細凹部の上面から底面までの深さ
    を測定することを特徴とする微細深さ測定方法。
  2. (2)、波長域の広い多波長光を発する多波長光源と単
    一波長の単色光を発する単色光源とを含む照明光源手段
    と;該照明光源手段からの前記多波長光と単色光とをそ
    れぞれ2分して微細凹部を有する試料面と参照面とに導
    き且つ前記試料面と参照面からの反射光を合成して干渉
    させる光線分割合成手段と;該光線分割合成手段によっ
    て干渉された多波長干渉光と単色干渉光とを分離する干
    渉光分離手段と;前記参照面と試料面との光路差を連続
    的に変えて前記多波長干渉光と前記単色干渉光とを変調
    させる光路差変調手段と;前記干渉光分離手段によって
    分離された前記微細凹部の上面と底面とからの反射光に
    基づく前記多波長干渉光を検出する第1検出手段と;前
    記微細凹部を除く前記試料面の一部からの反射光に基づ
    く前記単色干渉光を検出する第2検出手段と;前記第1
    検出手段から出力する検出信号の強度分布の前記光路差
    変調に基づく2つの極値の間隔を前記第2検出手段の検
    出信号を基準として計測する検出信号処理手段とを含む
    ことを特徴とする微細深さ測定装置。
  3. (3)、前記干渉光分離手段は、前記光線分割合成手段
    (7)からの干渉光を2分するビームスプリッタ(20
    )と、分割された一方の干渉光のうち前記単色光のみを
    遮断する単色光遮断フィルター(21A)と、他方の干
    渉光のうち前記単色光のみを透過する単色光透過フィル
    ター(21B)とを含み、前記第1検出手段は、前記試
    料面と共役な位置において前記ビームスプリッタ(20
    )を介して前記試料面9の前記微細凹部を含む表面を区
    画する第1アパーチャ(22A、122A)を含み、前
    記第2検出手段は前記試料面と共役な位置において前記
    ビームスプリッタ(20)を介して前記微細凹部を除く
    前記試料面9の一部を区画する第2アパーチャ(22B
    、122B)を含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の微細深さ測定装置。
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