JPS6318208A - 面形状測定装置 - Google Patents

面形状測定装置

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JPS6318208A
JPS6318208A JP16306786A JP16306786A JPS6318208A JP S6318208 A JPS6318208 A JP S6318208A JP 16306786 A JP16306786 A JP 16306786A JP 16306786 A JP16306786 A JP 16306786A JP S6318208 A JPS6318208 A JP S6318208A
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light
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specimen
shape
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JP16306786A
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English (en)
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Minoru Yoshii
実 吉井
Yukichi Niwa
丹羽 雄吉
Tetsushi Nose
哲志 野瀬
Masakazu Matsugi
優和 真継
Yoshimichi Okada
吉道 岡田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、被検面の面形状を測定する装置、特に面形状
が時々刻々変化する動的物体の面形状を高精度に測定出
来る面形状測定装置に関する。
〔従来技術〕
従来から物体の3次元形状や被検面の面形状を測定する
種々の装置があり、被検面又は被検物体の種類や求めら
れる精度に応じて夫々の装置が適用されできた。
この種の3次元形状測定装置の中で、とりわけ波長オー
ダの面形状変化を測定する為には干渉計を利用した装置
を用いるのが一般的であり、フィゾー型、マツハツエン
ダ−型、トワイマン型等種々の干渉計を利用した装置が
従来から良く知られている。
ここで、第1図〜第3図を用い従来の3次元形状測定装
置の一例として、トワイマン型干渉計による面形状の測
定例を述べる。
第1図はトワイマン型干渉計の概略図を示し、lはレー
ザ、2,3はレンズ群で、レーザlから出射するレーザ
光の光束径を拡大する為にビームエキスパンダー光学系
を構成している。4はハーフミラ−15はビームエキス
パンダー光学系2,3により平行光束となったレーザ光
を収斂光束に変換する光学系で、平面波が球面波へと波
面変換される。6は被検面、7は平面ミラー、8はハー
フミラ−4により分割され、被検面6及び平面ミラー7
で反射されて再度ハーフミラ−4を介して重ね合わされ
た2光束を後述のスクリーン9に結像する為の結像光学
系、9は前述の如くスクリーンを示し、干渉縞がこの面
に形成されて観察可能となる。
ここで、レーザ1から出射したレーザ光はビームエキス
パンダー光学系2,3を介して光束径が拡大されると共
に平行光束、即ち平面波となる。この平行光束はハーフ
ミラ−4によって2分割され、−方はハーフミラ−4を
通過し他方は反射して906光路が変わる。ハーフミラ
−4を通過した光束は光学系5によって6その波面を球
面波に変換され収斂光となって被検面6を照射する。被
検面6は頂点近傍の曲率半径と上述の球面波の曲率半径
が大略一致する点に設置されており、これにより所定の
曲率半径を有する球面波の波面と被検面の面形状との相
違がこの曲率半径を基準として最終的に求められること
になる。尚、この際の球面波を参照球面波R1所定の曲
率半径を参照曲率半径r1と以下は記載することにする
第2図は被検面6による反射波面の形状を示す図で、各
部材は第1図に示す部材と同部材である。図から解る様
に光学系5によって生ずる参照球面波Rと被検面6との
光路長差Δが反射波面の形状変化として表われ、この波
面形状は反射による往復性の変化が生じる為に2Δの光
路長差が波面に生ずる。
一方、ハーフミラ−4を反射した光束は平面ミラー7で
全反射されて再びハーフミラ−4に戻り、更に一部の光
束はハーフミラ−4を通過する。従って、前述の反射波
面の内ハーフミラ−4で反射された波面と上述の平面ミ
ラー7からの波面とが重ね合わされて干渉縞を形成する
第3図(A)〜(C)は第1図の干渉計で得られる干渉
縞を基に被検面6の面形状を求める方法を示す模式図で
ある。第3図(A)は干渉縞をCOD等の撮像素子上に
投影し検出した結果得られた光強度分布であり、第3図
(A)の光強度分布を用いて縞解析を行ない位相差Δφ
を求める。第3図(B)は第3図(A)の矢印で示すあ
る断面に於ける位相差Δφを示しており、第3図(B)
のグラフに於ける縦軸は位相差Δφ(即ち前述の光路長
差2Δ)、横軸は第2図に示す様に参照球面波Rの曲率
中心を中心として光軸からの回転角θを示している。従
って、被検面の面形状は第3図(C)に示す様に参照曲
率半径による円弧(図中破線で示す。)から差Δで表わ
される。尚、この際参照曲率半径rを求める為には、第
2図に示す様に光学系5の焦点位置に被検面6頂点を一
致させて、被検面6の移動量からこの点を原点として求
めることが出来る。
以上説明した干渉計を利用した従来の3次元形状測定装
置は、一般に固定された被検面の面形状のみでしか精度
の良い測定が出来ない。例えば、本件出願人による特開
昭60−84502号公報や特開昭60−111201
号公報等に開示される粘弾性体を用いた光学素子の如く
面形状が可変な素子の瞬間的な面形状を測定しようとし
ても、時々刻々と被検面の頂点位置が移動する為に参照
曲率半径rが定まらず、結局被検面の面形状を求めるこ
とが出来なかった。
〔発明の概要〕
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、動的な表面
形状の測定が可能な、即ち被検面のある瞬間に於ける面
形状を高精度に測定出来る面形状測定装置を提供するこ
とにある。
上記目的を達成する為に、本発明に係る面形状測定装置
は可干渉光束を得る為の光源手段と前記可干渉光束で所
定形状の波面を形成し被検面に指向する光学手段と前記
被検面を介して得られる被検波面の位相を光強度分布に
変換する為の干渉手段とを有し、所定時刻に前記被検波
面の位相を光強度分布に変換し、前記所定の時刻に於け
る前記被検面の面形状を測定することを特徴としている
尚、本発明の更なる特徴は以下に示す実施例に記載され
ている。
〔実施例〕
第4図は本発明に係る面形状測定装置の一実施例を示す
概略構成図で、10. 17はレーザ、11. 18は
レーザ10から出射するレーザ光の透過遮断のスイッチ
ングを行なう為に配されたA10光変調器、12.19
はA10光変調器11.18からの不要光をカットする
ピンホール、13.15はレンズ群で、レーザ光の光束
径を拡大し且つ平行光束、即ち平面域とするビームエキ
スパンダー光学系を構成する。14はハーフミラ−11
6は平面波を球面波に変換する光学系で、実質的に波面
収差が発生しないレンズから成る。21は光検出器、2
2は反射ミラー、20.23はピンホール19を介して
得られるAF(オートフォーカス)用レーザ光を受ける
レンズ群で、その光束径を拡大するビームエキスパンダ
ー光学系を成す。24はレンズ群23のマウントで、光
軸方向に移動出来る機構を備えている。25はハーフミ
ラ−でレーザ17から出射したレーザ光をハーフミラ−
14へと指向する。26は偏向ミラー、27は被検試料
34の被検面からの反射光を所定の径の平行光束に変換
するレンズ、28. 32はハーフミラ−129,31
は反射ミラー、30は平行平板で、光軸に対して傾けて
配されている。尚、本実施例に於いてはハーフミラ−2
8,32、反射ミラー29、31、及び平行平板30に
よりマツハツエンダ−型のシェアリング干渉計Pを構成
している。又、33はシェアリング干渉計Pで生じた干
渉縞を撮像する撮像装置で、受光面にはCCD等の撮像
素子が配されている。34は被検試料、35は被検試料
34を支持する支持部材、36は被検試料34の面形状
を変化せしめるアクチュエーターを示す。
本実施例で用いているシェアリング干渉技術は、被検波
面自体を空間的に横ずらしく5hear)させて干渉さ
せる方式であり、このシェアリング干渉方式の特徴は例
えば被検面からの反射波面の波面形状の変化が、位相差
(光路長差)にして数10μ、m以上の大きな場合でも
横ずらし量を適当に調節することで測定し易い干渉稿本
数へ干渉縞を変換出来ることにあり、本発明の如き動的
面形状の測定に際し極めて有効な干渉方式と言える。又
、実際の測定時には横ずらしの他に一方の被検波面に傾
き(ティルト)を与えることでキャリアーを発生させ、
干渉縞の光強度分布を容易に光電変換出来る様にする。
第5図及び第6図はシェアリング干渉方式の原理説明図
で、第5図は本実施例でも用いているマツハツエンダ−
型のシェアリング干渉計の拡大構成図を、第6図は被検
波面を横ずらしして生成した干渉縞の状態を示す模式図
を示す。
図中、501はレーザ等の可干渉光源、502及び50
3はレンズで、光源501から出射した光束を拡大し且
つ平行光束とするビームエキスパンダー光学系を構成し
ている。504はビームエキスパンダー光学系502,
503を介して得られる光束を2分割するハーフミラ−
1505,506はハーフミラ−504で分割された2
光束を反射する反射ミラー、507は反射ミラーで反射
された夫々の光束を再度重ね合わせる為に配されたハー
フミラ−である。ここで、光源501から出射した光束
はビームエキスパンダー光学系502,503で光束径
を拡大され、ノへ−フミラー504によって透過光と反
射光とに分割される。そして、反射光は反射ミラー50
6によって全反射されてハーフミラ−507へ指向され
、透過光は反射ミラー505によって全反射されてノ\
−フミラー507へ指向され、双方の光束はハーフミラ
−507を介して再び重ね合わされることになる。但し
、反射ミラー505は測定時に図中の点線位置まで移動
せしめられ、ハーフミラ−504を透過した光束と反射
した光束とは相対的に横ずれして重なり合う。この様に
することでレンズ503を通過後の光束の波面形状が重
なり合った部分で生じる干渉縞の形態となって表われ、
この干渉縞を測定することで光束の波面形状を求めるこ
とが出来る。第6図はこうして得られる干渉縞を示して
おり、波面Aと波面BとがSだけ横ずらしくシェア)さ
れて重なり合い図示される如き干渉縞が形成されている
ここで、元の波面、即ちレンズ503を通過後の光束の
波面をW(r)(rは空間の任意の位置)とし、干渉縞
の位相をΔφ、横ずらし量をSとすれば、Wで表わすこ
とが出来る。
尚、横ずらしの方法は第5図の如くミラーを移動させた
り、第4図に示す如く平行平板を傾ける等各種方法を用
いることが可能である。又、このシェアリング干渉方式
を適用する干渉計としては、マツハツエンダ−型以外に
も第7図で示す様なトワイマン・グリーンの干渉計やフ
ィゾーの干渉計等各種干渉針を利用出来る。第7図に於
いて、702゜703はビームエキスパンダー光学系を
成すレンズ、704は集光レンズ、705.706は反
射ミラー、707はハーフミラ−を示している。ここで
集光レンズ704の焦点位置に反射ミラー706が配さ
れて、この反射ミラー706を傾けることにより波面の
横ずらしを行なえる。従来技術の項でも述べたが、この
トワイマン・グリーンの干渉計はレンズ703を通過し
た光束をハーフミラ−707で2分割し、透過光及び反
射光を夫々反射ミラー706,705で反射して元の光
路を逆行させ、再びハーフミラ−707で重ね合わせる
ことにより干渉縞を形成するものであり、可干渉距離の
短い光束を用いても容易に干渉縞を形成出来ることを特
徴としている。
第8図(A)〜(C)は第4図に示す本実施例に於ける
A10光変調器11. 18の模式的説明図である。A
/ O(Acoust  0ptic)光変調器は第8
図(A)に示す如(テルライトガラスやT e O2+
PbMoO4等の結晶から成る基板801に駆動手段8
02を用いて80 M Hz程度の超音波による進行波
803を発生させ、基板801に進行波による位相型の
回折格子を形成させるもので、例えば第8図(B)。
(C)に示す様にレーザ光等の光束を基板801に入射
させ、駆動ON時に進行波803による一次の回折光を
ピンホール12.19で選択的に取り出し、駆動OFF
時に基板801を透過する光は遮断する様構成する。従
って、駆動手段802による駆動の0N10FFで光シ
ヤツターとしての作用を与えることが出来、高速応答性
を有する光変調器である。
次に、第4図で、レーザ17、A10光変調器、ピンホ
ール19、レンズ20.23、光検出器21、反射ミラ
ー22により構成されるAF(オートフォーカス)光学
系に関して説明を行う。
第9図(A)〜(C)は本実施例に於けるAF光学系の
原理説明図で、第4図と同部材には同符番を符しである
。又、図中s、 s’ 、  s’ は光検出器21の
受光面上でAF用光束の集光位置、Q、 Q’ 。
Q′は被検面6の位置を示しており、特にQ点は合焦状
態に於ける被検面6の位置である。ここで、本実施例に
於るAF光学系で用いられる光検出器21の受光面は2
分割センサ、PINフォトダイオードアレイ、CCD等
の撮像素子で構成されている。
第9図で示される如きAF光学系で用いられている合焦
信号の検出方式は所謂0FF−AXISのAF方式と呼
ばれるもので、レンズ20.23. 15. 16の軸
外をAF用光束(第4図のレーザ17から出射した光束
)が通過し、被検面6へと指向される。この時、AF用
光束が系の光軸と交わる点Qと被検面6が位置すると、
被検面6で反射された光束は光軸に対して入射光束と対
称な光路を逆進し、レンズ15.16.23及び反射ミ
ラー22を介して光検出器21の受光面の中心Sに集光
する。一方、被検面6がQ′ へ移動する際は受光面上
ではS′ に集光し、被検面6がQ′へ移動する際は受
光面上ではS′に集光する。
第9図(B)は光検出器21で得られる出力を示す模式
図で、光検出器21の受光面が2分割センサであるとす
ると、合焦時の出力Sに対し被検面6がQ′やQ″に存
する非合焦時の出力はS′及びS′となる。ここで、図
示する様に2分割センサの一方のセンサからの出力をり
2、他方のセンサからの出力をD2とすれば、合焦信号
はD2−DIで求められることになり、合焦時の出力は
零となる。
従って、被検面6の光軸方向の位置をXとし、合焦信号
D2−D、との関係を図示すると、第9図(c)に示す
所謂8字カーブと呼ばれる曲線を描く。依って、この8
字カーブのゼロクロス点を検知することにより合焦検知
が出来ることになる。又、第9図(C)のグラフから解
る様にゼロクロス点を中心にある範囲内では位置Xと合
焦信号D2−D、とが線型関係を保有しており、AF光
学系による合焦時の光束の集光位置が既知であれば、こ
の範囲内に於いて合焦信号D2−D、から被検面6の大
略位置Xを求めることも可能である。
以上説明した各画素により本実施例に係る3次元形状測
定装置の根幹は構成されているが、実質的に各要素は他
の形式又は変形した態様の要素で構成しても問題はない
第10図は本実施例を用いたシステムの構成例を示して
おり、実際の使用時は以下述べる様なシステムとして使
用する可能性が多い。図中、第4図と同部材には同符番
が符されている。101は被検試料34の被検面形状を
変化せしめる被検物駆動コントローラで、アクチュエー
タ36に接続されている。
102はA10光変調器11. 18を駆動、即ちレー
ザ光のスイッチングを制御するA10駆動回路、103
゜104はステージコントローラで、被検試料34を支
持する支持部材35及びレンズ23のマウント24の移
動コントロールする。105は合焦検知系で、光検出器
21からの出力信号から例えば前述の如き方法により合
焦信号を得る。106はカメラコントローラで、撮像装
置33を駆動制御する。107は中央制御回路で本シス
テムの動作を実質的に全てコントロールする。108は
マイクロコンピュータで、中央制御回路108.フレー
ムメモリ109.入力手段であるキーボード111や出
力手段であるプリンタ110、CRT112等に連結さ
れ、夫々の要素と所定の信号の送受信を行う。
第10図に示す如き3次元形状測定システムに於いて、
オペレータは測定に関する種々の指令をキーボード11
1で入力する。キーボード入力された指令はマイクロコ
ンピュータ108を介して中央制御回路107へ伝達さ
れて後述の測定が開始される。
最終的にフレームメモリ109に取込まれた干渉縞に関
する画像データはマイクロコンピュータ108で処理さ
れ、プリンタ110やCRT112により出力されるこ
とになる。
第4図に戻り、本実施例に係る面形状測定装置の動作原
理を以下に詳述する。尚、説明が解り易い様に以下の説
明では第10図、第11図、第12図も参照する。ここ
で、第11図は測定手順を示すフローチャート図、第1
2図はその際のタイミングチャート図を示す。
最初に、A10光変調器11を制御してレーザlOから
のレーザ光をピンホールI2により遮断し、A10光変
調器18を制御してレーザ17からのレーザ光をピンホ
ール19を介して出射せしめておく。
又、オペレータは被検試料34をアクチュエータ36に
取付け、測定の際に用いるべき参照曲率半径rをキーボ
ード11゛から入力する。この時、キーボード111か
ら入力された信号を基にマイクロコンピュータ108は
中央制御回路107へ指令を送り、中央制御回路107
から出力された宿号によりステージコントローラ104
を介し、キーボード入力された参照曲率半径rとなる参
照波面位置にレーザ17からのAF用光束が集光する様
にレンズ23のマウント24を移動させる。尚、この動
作を行なわせる為に予めマウント24の位置と参照曲率
半径rの位置との対応関係は明らかにしておき、所定の
関係に従ってマウント24を駆動する。
次に、AF用光束の合焦位置(集光位置)に被検試料3
4の頂点が一致する様に、ステージコントローラ103
を介して支持部材35を移動させる。この際、前述の第
9図を用いて説明した合焦検知方法を使って、合焦検知
系105でゼロクロス点を検知するまで支持部材35の
移動をコントロールする。
ここまでの準備が終了した時点で、被検試料駆動コント
ローラ101からの信号によりアクチュエータ36を駆
動せしめ、被検試料36の形状を変化させる。被検試料
36の頂点は形状変化に伴ってその位置を変化させ、合
焦点Qと被検試料36の頂点が一致する毎に合焦、即ち
ゼロクロス点が検知される。又、前述の如くこの系で得
られる信号と被検試料36の頂点位置とはある範囲内で
線型関係を有しているので、どの頂点位置に於ける被検
試料36の形状を測定するか、換言すればどの時点の信
号で測定を行うかを予めオペレーターがキーボード11
1で指示しておく。
合焦検知系105を介し予め指示しておいた目的とする
信号が検出される際、A10光変調器18を駆動して所
定時間だけ、例えば50m5ecの間AF用光束をピン
ホール19で遮断し、以下述べる干渉縞形成時にAF用
光束が干渉計に入り込みノイズとなるのを防ぐ。続いて
、A10光変調器11を駆動しレーザlOから出射した
光束を所定時間、例えば100μsecの間被検試料3
4に照射し、被検試料34で反射した光束をハーフミラ
−14,25、反射ミラー26、レンズ27を介して、
ハーフミラ−28゜32、反射ミラー29. 31、平
行平板30から成るシニアリング干渉計に導き、瞬間的
に干渉縞を撮像装置33のCCD上に結像させる。同時
に中央制御回路107からフレームメモリ109に対し
て画像取込みトリガーを与える。即ち、所定時間内で形
成された被検試料34の面形状に対応する波面がシェア
リング干渉計により干渉縞の光強度分布になり、更にC
CDを成す2次元エリア素子上に電荷分布として形成さ
れる。フレームメモリ109ではトリガー信号によりC
ODからの出力、即ち画像データをメモリ内に取り込み
記憶する。フレームメモリ109内に記憶された画像デ
ータはマイクロコンピュータ108に転送され、マイク
ロコンピュータ108内で以下に述べる方法により被検
試料34の面形状が算出される。
第13図(A)〜(H)はマイクロコンピュータ108
による、画像データを被検試料34の面形状に変換する
手順の一例を示している。
本発明に於いて、CCD上の結像される干渉縞は100
μsec程度の瞬間の画像として得られる為にフリンジ
スキャニング法等の時間的に干渉縞を解析する方法は適
しない。
従って、本実施例では本発明に好適な解析法の一例とし
てフーリエ変換法を用いている。フーリエ変換法とは測
定する干渉縞にキャリアとしての縞を発生させ、この縞
の光強度分布から得られる画像データをフーリエ変換し
、空間周波数座標軸上でDC成分や光量分布の不均一性
にもとづくノイズ成分を除去した後、実座標軸上に戻し
て位相を求めるものである。
第13図(A)はシェアリングによって生じた干渉縞に
更にティルトを与えてキャリアーを発生させた干渉縞で
ある。この干渉縞の面を(x、  y)座標“系にあて
はめると、干渉縞の光強度分布g(X。
y)は g  (x、y)  =a (x、y)  +b  (
x、y)COS  [2yr fox+ φ (x、い
コ  ・  (1)で表わす事が出来る。ここで、第1
3図(B)には干渉縞のある1ライン上の光強度分布、
即ち、例えばg (x、 h) (hは定数)を示して
いる。第(1)式で示す光強度分布は空間周波数f。の
キャリア信号である細かい縞線がφ(x、  y)によ
って空間的に位相変調された結果を示しており、(1)
式を変形すると g (x、y) =a (x、y) +c (x、y)
 I! Xp (2rr 1fox)十〇” (x、y
) eXp (−2x 1fox)         
 −(2)となる。ここで、 C(x、y) =y2b (x、y) eXp [iφ
(x、y)]        −(3)であり、c” 
(x、  y)は複素共役を示す。
上記(2)式をX方向のみ1次元フーリエ変換すると、 G (f、y) =A (f、y) +C(f−fo、
y) 十C” (f+fo、y)      −(4)
となる。ここで、大文字G、  A、  C,C“は空
間周波数スペクトラムを表わす。通常、a(x+  y
)。
b(x、y)、  φ(x、  y)の変化はキャリア
周波数roより小さい為に、第13図(C)に示す様に
高速フーリエ変換によりキャリアー成分とDC成分とを
分離する。ここで、第13図(D)の様にキャリアー成
分の−かたまり、例えばC(ffo、y)だけを取り出
し、foだけ周波数軸上を原点に向けてシフトすること
によりC(f、y)を得ることが出来る。
このC(f、y)を変数fに関してフーリエ変換を行な
うと、第13図(E)に示す様なC(x、y)の複素数
データが求まる。更に逆変換されたC (x。
y)の複素対数を計算すると、 l og [C(x、y)] = l og [34b
 (x、いコ+iφ(x、y)    ”45)となり
、位相は実数部と別個に切り離された虚数部のみから求
まる。第13図(E)で示される如(φ(x、 y)は
−π〜πまでの主値域内で2πの位相とびを有する形で
求まる為、これにオフセット位相φ0を加え、 φC(x+ y) =φd (x、い+φo (x、 
y)        −(6)とし、k番目のサンプル
点に於て Δφd (xk、y) =φd (xk、y)−φd 
(xk−1,y)    ・・・(7)を求め、絶対値
が2π以上の時は位相とびが生じたとして、それ以降の
位相分布に対し一様に2π又は−2πを加えることによ
り第13図(F)に示す連続的な位相分布、即ちシェア
リング波面φc (x。
y)を得る。
この位相分布を前記(1)式に従って積分することによ
り第13図(G)に示す波面形状が求まり、この波面形
状は参照球面波からの差Δの2倍である為、結局第13
図(H)に示す様に破線で示される参照球面波からの差
として被検試料の面形状が算出される。
以上説明した如き計算処理をマイクロコンピュータ10
8で行ない、その処理結果は数値又は画像としてCRT
112、プリンタ110によって出力される。
尚、本実施例では合焦検知系105から得られる信号に
基づき被検面の位置を検出して干渉縞の検出を行なって
いるが、被検面を変化させる為の駆動系(アクチュエー
タ36)からの信号に基づき干渉縞の検出を行なっても
良い。
又、可干渉光束を得る為の光源としては、ガスレーザ、
半導体レーザ、マキシマレーザ等各種レーザを使用する
ことが可能で、レーザ光のスイッチングを行なう際の機
構としては、前述のA10光変調器以外にも、E10光
変調器やメカニカルな光スィッチが使用出来、又、半導
体レーザ等の様に光源側で光束出射のON、OFFを制
御しても構わない。
第14図は本面形状測定装置の光学系の他の実施例を示
す。図中、第4図と同部材に同符番が符してあり、又、
基本構成は第4図に於ける光学系と同じである。本実施
例に於ける光学系の特徴は光源として半導体レーザ40
を適用していることにある。
衆知のように半導体レーザ40の発振波長域は近赤外領
域に存し、又、電流で駆動することが出来る為レーザの
発光時間を電気的に制御出来るという利点がある。従っ
て、第4図の実施例の如(A10光変調器等のシャッタ
ーを用いる必要がなく構成が簡便になると共に、半導体
レーザ40自体小型である為に装置のコンパクト化が図
れる。
一方、干渉縞を電気信号に変換する方法としては上述の
様に1次元や2次元のCCDが好適であるが、CODの
分光感度は一般的に近赤外にピークを有しており、光源
として半導体レーザ40を用いることは先負的にも、測
定感度の点から有利となる。
更に、受光素子としてSIT管(Silicon  I
ntensifierTarget  tube)を用
いれば、感度がCCDより2〜3桁近(高い為に更に有
利になる。
第15図は第4図で示した3次元形状測定装置の変形例
を示す図である。図中、第4図と同じ部材には同符番を
符す。又、41は偏光ビームスプリッタ−を示し、レン
ズ群15と光学系16の平行光束中に配されている。本
実施例に於いては、AF用光学系を偏光ビームスプリッ
タ−41を介して装置に組込んでおり、干渉縞形成に使
用されるレーザ10とAF用のレーザ17との偏光面が
互いに直交する様に構成されている。即ち、AF用のレ
ーザ17から出射するレーザ光はS(i光、レーザ10
から出射したレーザ光はP偏光として用いれば、レーザ
10からの光束は偏光ビームスプリッタ−41を通過し
、レーザ17からの光束は偏光ビームスプリッタ−41
で反射される。従って共通光路を有していても実質的に
2つの光束は分離されており、撮像装置33にAF用レ
ーザ光が入ることはなく、第4図に於けるA10光変調
器18やピンホール19は不要であり、AF用レーザ光
のスイッチングを行なう機構がなくなり、構成及び測定
時の制御が簡便となる。
第16図は本発明で用いる干渉計の他の実施例を示す図
である。前記実施例では干渉縞を得る手法としてシェア
リング干渉方式を適用する場合に関して述べているが、
ここでは更に簡便な方式を示す。図中、170はレーザ
光を拡大し平行光束にするレンズ、171は反射ミラー
で、参照波面を形成する。172は被検面6に所定形状
の波面を指向するレンズ、173はハーフミラ−117
4は集光レンズ、175は受光面を示す。
本実施例に係る干渉計は所謂トワイマン型の干渉計であ
るが、ここでは被検面6で反射された光束に対してシェ
アを与えず、即ち被検面から得られる光束自体を横ずら
しすることなく、反射ミラー171で反射された参照平
面波とハーフミラ−173を介して重ね合わされる。こ
の際、反射ミラー171を傾けて参照平面波にティルト
を与え、キャリアーが付与された干渉縞を受光面175
上に得ることが出来る。この干渉方式は、特に被検面6
の形状が参照球面波からあまりずれず、波面形状の変化
が例えば20λ(λは波長)以下程度の場合に有効で、
微小な波面形状変化を検出することが可能である。
第17図は本発明に係る面形状測定装置の他の実施例を
示す図で、シェアリング干渉計をトワイマン・グリーン
のタイプで構成した装置を示す。図中、第4図及び第1
0図と同様の部材には同符番を符す。又、180,18
1,182は反射ミラー、183゜184はレンズ、1
85. 186は夫々支持部材35及びマウント24の
移動量を測長する測長器、187はハーフミラ−118
8は撮像装置33からの干渉縞のモニターを示す。
本実施例の装置に於いても、被検試料34の被検面の位
置情報と干渉計を用いて瞬間的な干渉縞を得、この干渉
縞の光強度分布からある時点での被検面形状を測定する
原理は前記実施例と同様である。従って、ここでは測定
法の詳細は省略する。本実施例に於いて、被検試料34
からの光束をシェア及びティルトさせる為には反射ミラ
ー181又は182を所定量だけ傾ければ良い。又、反
射ミラー180の反射率は被検試料340反射率と大略
等しくしておき、ハーフミラ−14を介して重ね合わさ
れる2光束の強度を等しくするのが干渉縞のコントラス
ト比を上げる為には好ましい。
ここで、反射ミラー180で反射された光束と被検試料
34で反射された光束はハーフミラ−14゜25、 1
87及び反射ミラー181もしくは182、レンズ18
3,184を介して撮像装置33の受光面で受光される
。この際、反射ミラー181又は182からの反射光の
一方が撮像装置33に入射しない様に光路上にマスク等
を置いて遮蔽し、上述の2光束による干渉縞を受光面に
形成してモニター188で観察することにより、予め被
検試料34の表面形状の概略を確認できる。当然の事で
はあるがこの場合シェア及びティルトによる干渉縞を発
生させる必要はない。
更に、ハーフミラ−14と光学系16との間にマスク等
の遮蔽部材を挿入し、被検試料からの反射光を遮蔽する
ことにより、反射ミラー180からの平面波によるシェ
アリング干渉縞が撮像装置33の受光面に形成される。
この干渉縞を等ピッチのストライブ状の干渉縞であり該
干渉縞の本数を光強度分布から精確に求めてお(ことに
より、後に被検試料34からの反射光によるシェアリン
グ干渉縞を用いて被検試料34の面形状を測定する際、
干渉縞の光強度分布をもとにマイクロコンピュータ10
8によりフーリエ変換を行なって位相情報として得る計
算プロセスでのパラメータとして用いる。
尚、上述のシェアリング干渉縞の本数を精確・に求める
方法としては以下の如き方法を用いても構わない。
即ち、シェアリング干渉計Pを構成する反射ミラー18
1,182の内、シェアリングの際に傾ける一方の反射
ミラーのあおり角度(傾き角)を正確に測定し、且つこ
の反射ミラーからの反射光がたどる系に於ける光学素子
間、例えば反射ミラー182とレンズ183、レンズ1
83とレンズ184、レンズ184と撮像装置33の受
光面等の寸法をもとにシェア量を算出し、このシェア量
から干渉縞の本数を知ることが出来る。とりわけ、シェ
アリング干渉縞のシェア量を如何に精確に求めるかによ
り、干渉縞の光強度分布から波面の位相を算出する時の
精度が決まる。
本発明によれば、凸面や凹面等被検面形状が如何なる形
状でも、その面のある瞬間に於ける面形状を測定出来る
。この際被検面の面形状に従い、第4図に於ける光学系
16により所定形状の波面を形成する必要があることは
言うまでもない。
又、前記実施例に於けるAF光学系は所謂0FF−AX
IS方式の光学系を用いているが、非点収差方式や臨界
角方式等の各種AF光学系を適用することが出来る。更
に前述の如(干渉縞パターンを得る為の干渉手段も各種
方式を採ることが可能で、光源にゼマンレーザ等を用い
た光へテロダイン方式でも可能であり、高精度の測定が
可能となる。
以下、第4図に示す面形状測定装置を用いて動的面形状
を測定した具体例を示す。
有効径20φで1秒間に50 m mから30mmの間
で曲率半径が変化する被検試料34を用い、可動ステー
ジ35に取付けた後、前述の手順で測定を行なった。こ
こで、曲率半径が50mm〜30mmの間で変化したと
しても、第4図に於ける光学系16と被検面との距離が
常時一定に保たれたまま測定が行なわれる為、シェアリ
ング干渉縞から得られる被検波面の変動成分は、球面(
光学系16で形成される波面)からのずれ(Devia
tion) fiの変動成分のみであり、本具体例では
毎秒数10μm変動する被検波面の読み取りを高精度に
行なった。
ここで、可干渉光源10として500 m ’vVのパ
ワーのArレーザ(波長4880人)を用い、A / 
O光変調器11のオーブン時間を1m5ecとして干渉
縞パターンを撮像装置33にとり込み測定した結果、毎
秒平均曲率半径が50mm〜30mmに変化する被検面
形状を約0.1μmの精度で得ることが出来た。
〔発明の効果〕
以上、本発明に係る面形状測定装置は、時々刻々と変化
する動的面形状のある瞬間、即ち、被検面の所定位置も
しくは所定時間に於る面形状を高精度且つ高速に測定す
ることが可能な面形状測定装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の面形状測定装置の一例であるトワイマン
型干渉計の概略図。 第2図は被検面による反射波面の形状を示す図。 第3図(A)〜(C)は第1図の干渉計で得られる干渉
縞から被検面の面形状を求める方法を示す模式図。 第4図は本発明に係る面形状測定装置の一実施例を示す
概略構成図。 第5図及び第6図はシェアリング干渉方式の原理説明図
。 第7図はトワイマン・グリーンの干渉計を示す図。 第8図(A)〜(C)は第4図の面形状測定装置に於け
るA10光変調器の模式的説明図。 第9図(A)〜(C)は第4図の面形状測定装置に於け
るAF光学計の原理説明図。 第10図は第4図の面形状測定装置を用いたシステムの
構成例を示す図。 第11図は第4図の面形状測定装置を用いて測定を行な
う際の測定手順を示すフローチャート図。 第12図は第11図に示す測定手順で測定が行なわれる
際のタイミングチャート図。 第13図(A)〜(H)は画像データを被検試料の面形
状に変換する為の手順の一例を示す図。 第14図は本発明に係る面形状測定装置の光学系の他の
実施例を示す図。 第15図は第4図の面形状測定装置の変形例を示す図。 第16図は本発明に適用される干渉計の他の実施例を示
す図。 第17図は本発明に係る面形状測定装置の他の実施例を
示す図。 10.17・・・レーザ 11、 18・・・A10光変調器 12、 19・・・ピンホール 13、 15. 20. 23・・・ビームエキスパン
ダー光学系14、 25. 28. 32・・・ハーフ
ミラ−16・・・波面変換用の光学系 21・・・光検出器 22、 29. 31・・・反射ミラー24・・・マウ
ント 26・・・偏向ミラー 27・・・レンズ 30・・・平行平板 33・・・撮像装置 34・・・被検試料 35・・・支持部材 36・・・アクチュエータ 101・・・被検物駆動コントローラ 102・・・A10駆動回路 103、 104・・・ステージコントローラ105・
・・合焦検知系 106・・・カメラコントローラ 107・・・中央制御回路 108・・・マイクロコンピュータ 109・・・フレームメモリ 110・・・プリンタ 111・・・キーボード +12・・CRT 第8図 第9図 (A) (C)D′l)z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 可干渉光束を得る為の光源手段と前記可干渉光束で所定
    形状の波面を形成し変化する被検面に指向する光学手段
    と前記被検面を介して得られる被検波面の位相を光強度
    分布に変換する為の干渉手段とを有し、所定時刻に前記
    被検波面の位相を光強度分布に変換し、前記所定の時刻
    に於ける前記被検面の面形状を測定する面形状測定装置
JP16306786A 1986-07-11 1986-07-11 面形状測定装置 Pending JPS6318208A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349534A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Fujinon Corp 動体測定用干渉計装置および動体測定用光干渉計測方法
JP2008020290A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Fuji Xerox Co Ltd ビーム径測定装置および焦点調整装置
JP2012013686A (ja) * 2010-06-02 2012-01-19 Tochigi Nikon Corp 干渉計

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